猫ちゃん好きな方必見!一度は行っておくべき世界の猫スポット「バリ島編」

2016.01.06

猫ちゃん好きな方必見!一度は行っておくべき世界の猫スポット「バリ島編」

バリ島を1度でも訪れた方はご存知かと思いますが、バリは「神々の島」と呼ばれています。バリ・ヒンドゥー教が深く根付くこの島では、毎日のお祈りは当たり前。チャナンと呼ばれる手作りのお供えものを玄関に備え、お香を焚き、満月の日には白い民族衣装に身を包んで祈りを捧げる…。そんな神秘的な島に住む猫は、なんとバリ土産の代表格「バリ猫」という彫り物にもなっているんです。そんな不思議な島バリ島に住む猫達の魅力に、迫ります。

バリ島の猫は、神様の化身なのか、それともカマキリなのか!?

バリ島には犬も多いですが、もちろん猫もいます。飼われているコは少なく、殆どがノラ状態。犬が自由きままに闊歩しているからか、猫を街中で見かける事は少ないんです。が、元来猫好きな私は、レストランや寺院で見かける猫ちゃんに近づいては逃げられ…。あまりに悲しいので、レストランで出会ったノラ猫ちゃんを拾い、一緒に住み始め、今でははや7年。すっかりバリ猫との生活に慣れています。

バリでは、猫はサラスワティーの化身と言われているそうです。サラスワティー…耳慣れない言葉ですが、バリ・ヒンドゥー教三大神の1神”ブラフマ”の奥様にあたる人で、芸術や知識の神様なんです。(日本でいう七福神の弁天様にあたるんですよ。)
ちなみにバリでは「牛」もよく見かけるんですが、牛は神様の乗り物です。なのでもちろん、食べる事は厳禁!バリ・ヒンドゥーの人は、畑や田んぼを牛を使って耕す事はしても、牛肉を食卓に並べる事はしないのです。実は犬も「食用」として扱われているのですが、「猫肉」は聞いた事がありません。これも、やはり神様の化身…だからでしょうか。バリの人の信仰心の深さが表れていますね。
ちなみに寺院の中でノラ猫に会う確率が高いのは、バリで1番綺麗な寺院といわれ、今や世界遺産にもなった「タマン・アユン寺院」です。ここの猫達はサンガという、日本でいう神棚のような場所で、よく日向ぼっこをしています。あたりに響き渡るガムランの音をBGMにお昼寝…なんて優雅な生活なんでしょう。羨ましい…。
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また、代表的なバリのお土産に「バリ猫」という木彫りの置物があります。お土産屋さんに行くと、必ず置いてあるこの「バリ猫」。日本から来られる観光客の方は、どこに行っても置いてあるバリ猫の置物を差しては「かわいぃ~♡」と盛り上がった後、「どうして”猫”が置物になるんですか?」と聞かれます。それは、神様の化身だからなんですね。なんせ、「神々の島バリ島」ですから。
余談ですが、私はバリ島でウエディングのお仕事をしており、日本からのお客様がゲストをお迎えするウェルカムグッズとして、この「バリ猫」の置物をご用意されているシーンに何度も出会います。やはりバリらしいおもてなし=バリ猫、という図式ができているのですね。1つ1つが手作りなので、それぞれ微妙に表情が違っていて、ぬくもりを感じられて、見ているだけで癒される…そんな不思議な魅力がある「バリ猫」です。


そしてもう1つ、バリの猫にはある特徴があります。日本でも猫と暮らしていましたが、バリの猫達とは何かが違う…とずっと思い続けていた私。ある日、気が付きました。
顔が、逆三角形。

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そう、バリ猫達って、「カマキリ」にソックリなんですっ!ね、似てません??

日本の猫ちゃんって、もっと丸い顔をしていますよね?なんでこんなに違うんでしょう?私の中で、未だこの謎は解明されていません。
ちなみにネットで調べてみると、猫の顔で性格がわかるらしく…三角形のコは「好奇心旺盛」なんですって。ですが、うちの猫も人見知り激しいですし、寺院にいるノラ猫ちゃん達、好奇心旺盛に近づいてくるコの方が少ないです(笑)レストランにいるコ達は、さすがにエサ欲しさに近づいてきますが…これは違う理由ですよね。うーん、やっぱり謎。

神様の化身であり、バリ土産でもあり、そしてカマキリにも似ている「バリの猫」。猫好きの方なら必見!ですよ。

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なかちえ

なかちえ

バリ島で、愛猫「みのる♂」と暮らしています。小さな頃から猫が大好き。飼えない頃は憧れの存在だった猫との、異国での暮らしを満喫中です。


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