『ヘルタースケルター』(2012)以来6年ぶりとなる沢尻エリカの主演、若手演技派俳優の吉沢亮出演、犬童一心監督がメガホンをとる『猫は抱くもの』が6月23日(土)に新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町他にて全国公開。
特別映像が解禁!
冒頭を飾るのは、沢尻エリカ扮する沙織が、アイドルスマイルで歌って踊る姿。主人公・沙織はアイドルグループ「サニーズ」に所属していた過去があるという設定で、特報の冒頭で流れる懐かしい雰囲気の楽曲は、「サニーズ」の唯一ヒット曲「ロマンス交差点」。今はアイドルの夢を断たれ、ペットショップで売れ残っていた猫・良男と平凡な日々を送る沙織だったが、峯田演じるゴッホが現れてから日常が一変。
ふとした出来事で心から笑うようになったり、「頑張れば何とかなると思ったが、実は毎日折り合いばかりつけてきた…」と自分を見つめるようになる。特にゴッホから言われた一言で、沙織の瞳から涙が溢れ出るシーンは本作の見所であり、沢尻エリカの演技に見入ってしまう。
様々な表情をみせる沙織を傍でずっと見守り、どんな沙織でも受け入れようとする猫の良男(吉沢亮)。良男の日常にも変化が訪れ、家の外で迷子になってしまった良男は、「ねこすて橋」という猫の溜まり場で、捨て猫のキイロ(コムアイ)に出逢う…。こじらせた1人と1匹は新たな出逢いを通して、自分らしい生き方をみつける事が出来るのか―。それぞれの想いは叶うのか―。初めて劇伴を担当した「水曜日のカンパネラ」の劇中歌「マヨイガのうた」が、特報の後半を優しく包み込んでいる。
メガホンをとったのは『ジョゼと虎と魚たち』(2003)、『メゾン・ド・ヒミコ』(2005)など幅広いジャンルの作品を手掛け、大島弓子の名作『グーグーだって猫である』を映画版(2008)とドラマ版(2014、16)を撮り、「猫を撮らせたら日本映画界随一」と言っても過言ではない犬童一心監督。本作は“猫映画”の決定版にして、犬童ワールドの集大成となった。
【STORY】
こじらせた1人と1匹の妄想が、自分らしい幸せに気付かせてくれる―
思った通りの自分になれなくて、いつしか投げやりな生き方に慣れてしまった沙織(沢尻エリカ)。元アイドルのアラサーで、今はスーパーで働く彼女が心を開くのは、こっそり飼っている、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ。今日いちにちの出来事を、妄想を交えつつ良男に話して聞かせる沙織。沙織の心に寄り添ううち、良男は自分が沙織の人間の恋人で、彼女を守れるのは自分だけだと思い込んでしまう。そんなある日、沙織の前に“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れ、良男は沙織の変化を目の当たりにする。ある晩、良男は月に誘われるように外の世界に飛び出し、迷子になってしまい…。ゴッホや、ゴッホを慕う猫・キイロ(コムアイ)、個性豊かな猫たちとの出逢いを通じて、1人と1匹は、自分らしく生きるすべを見つけていく。
うまくいかないことの輝き。置いてけぼりをくらっている時間の豊かさ・・・。灰色の日常がカラフルに輝きはじめる、心温まる物語。
今回は沢尻エリカが猫を抱きかかえ、吉沢亮が見つめてくる姿を捉えた、”猫づくし”で“猫まみれ”のティザーポスターが解禁となりました!
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