オッドアイでいじめられていた少年のかけがえのない存在となった猫。その理由に感動

2018.04.23

オッドアイでいじめられていた少年のかけがえのない存在となった猫。その理由に感動

運命のように出会った一人の少年と一匹の猫。遠く離れて暮らしていた彼らには、驚くべき共通点がありました。それはどちらも「オッドアイ」と「口唇口蓋裂」を持っているということ。二人が持つこれらの症状はお互いを引き寄せ、共に暮らすようになります。「周囲と違うことは悪いことじゃない」そう呼びかけるかのような二人の姿は、まるで強い絆で結ばれた親友のよう。降りかかる困難を乗り越える彼らの強さに感動するストーリーです。

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オクラホマ州に住む「オッドアイ」の少年

オッドアイの少年

オッドアイを持つ、7歳の少年マッデン
オッドアイは「虹彩異色症」とも呼ばれ、左右の眼で虹彩の色が異なる、もしくは一方の瞳の虹彩の一部が変色する形質のことを指します。

マッデンが持っていたのは、左右の虹彩の色が全く異なるオッドアイで、1%の人しか持っていないという珍しいもの。さらに彼は「口唇口蓋裂」をも持っていました。

その姿から、スクールバスの中で酷い言葉を浴びせられたというマッデン君。
他とは違った外見を持つというだけでいじめを受けてしまった彼の心は、ひどく傷つきました。


マッデンと同じ姿を持った保護猫の運命の出会い

オッドアイの少年

そんなある日、マッデンの母親の目に止まったのは、ある一匹の猫の写真
ミネソタ州にある動物保護施設にて保護された猫が彼女を感動させた理由とは、その猫がマッデンと全く同じ症状を持っていたということです。

オッドアイと口唇口蓋裂の2つの症状を真似たかのように持つその保護猫。
彼女は直ぐさまその動物保護施設に連絡を入れ、猫ちゃんを引き取りたいと伝えました。

オッドアイの少年

「その猫の姿を見た時は感動しました。まさか息子と全く同じ症状を持つ猫がいるなんて…。マッデンとこの猫は出会う運命に違いないと思ったんです。」

友人達からの助けで、オクラホマ州からミネソタ州までの長旅の資金を集めることができた彼らは、その猫を無事引き取り家に連れてくることに成功。そしてその猫はムーンと名付けられました。

オッドアイの少年

普段はそこまでパッとすぐに行動するタイプの人間では無いというマッデンのお母さん。
そんな彼女を動かした本当の理由、それはその猫ちゃんがマッデンの心のサポートになって欲しいという願いからでした。

「マッデンはそのオッドアイと口唇口蓋裂が理由で、いじめを受けていました。この猫ちゃんが、他人と違うということは素晴らしい事なんだと気づかせてくれるのでは無いかと願っています。」

オッドアイの少年

「マッデンは恐らくこれからの人生の中でもっと辛い事を経験するかもしれません。他人を傷づける言葉を放つ人はどこにでも居ますから…。それを私は止めることはできない。でも、マッデンの考え方を変えることはできます。彼の感情を養い、捉え方を変えてあげることで、これから彼が受けるであろう心の痛みを少しでも和らげてあげることができると信じています。」

その過程に大きな役割を果たしているのがムーンだそう。
そして、ムーンに勇気をもらったマッデン君がいじめに対して訴える感動的なビデオは、世界中で大きな反響を得ました。

彼はこれからも強くしなやかな心を持つ人間へと育っていってくれることでしょう。

<参考サイト>
lovewhatmatters.com



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yukoyosshi

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昔から動物が大好きで、野生動物や自然が多いオーストラリアに留学。現在もオーストラリアにて生活を送っています。家では犬や猫やその他の動物も飼っていて、中でも12年も生きた柴犬のミミとはバディな関係でした。


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