オクラホマ州に住む「オッドアイ」の少年
オッドアイを持つ、7歳の少年マッデン。
オッドアイは「虹彩異色症」とも呼ばれ、左右の眼で虹彩の色が異なる、もしくは一方の瞳の虹彩の一部が変色する形質のことを指します。
マッデンが持っていたのは、左右の虹彩の色が全く異なるオッドアイで、1%の人しか持っていないという珍しいもの。さらに彼は「口唇口蓋裂」をも持っていました。
その姿から、スクールバスの中で酷い言葉を浴びせられたというマッデン君。
他とは違った外見を持つというだけでいじめを受けてしまった彼の心は、ひどく傷つきました。
マッデンと同じ姿を持った保護猫の運命の出会い
そんなある日、マッデンの母親の目に止まったのは、ある一匹の猫の写真。
ミネソタ州にある動物保護施設にて保護された猫が彼女を感動させた理由とは、その猫がマッデンと全く同じ症状を持っていたということです。
オッドアイと口唇口蓋裂の2つの症状を真似たかのように持つその保護猫。
彼女は直ぐさまその動物保護施設に連絡を入れ、猫ちゃんを引き取りたいと伝えました。
「その猫の姿を見た時は感動しました。まさか息子と全く同じ症状を持つ猫がいるなんて…。マッデンとこの猫は出会う運命に違いないと思ったんです。」
友人達からの助けで、オクラホマ州からミネソタ州までの長旅の資金を集めることができた彼らは、その猫を無事引き取り家に連れてくることに成功。そしてその猫はムーンと名付けられました。
普段はそこまでパッとすぐに行動するタイプの人間では無いというマッデンのお母さん。
そんな彼女を動かした本当の理由、それはその猫ちゃんがマッデンの心のサポートになって欲しいという願いからでした。
「マッデンはそのオッドアイと口唇口蓋裂が理由で、いじめを受けていました。この猫ちゃんが、他人と違うということは素晴らしい事なんだと気づかせてくれるのでは無いかと願っています。」
「マッデンは恐らくこれからの人生の中でもっと辛い事を経験するかもしれません。他人を傷づける言葉を放つ人はどこにでも居ますから…。それを私は止めることはできない。でも、マッデンの考え方を変えることはできます。彼の感情を養い、捉え方を変えてあげることで、これから彼が受けるであろう心の痛みを少しでも和らげてあげることができると信じています。」
その過程に大きな役割を果たしているのがムーンだそう。
そして、ムーンに勇気をもらったマッデン君がいじめに対して訴える感動的なビデオは、世界中で大きな反響を得ました。
彼はこれからも強くしなやかな心を持つ人間へと育っていってくれることでしょう。
<参考サイト>
lovewhatmatters.com
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