1.猫にささみをあげても大丈夫?
1-1.ささみの栄養価
1-2.ささみはどれくらい与えていい?
2.猫にささみを与える時の注意点
3.猫に与えるささみの調理方法
4.ささみの猫おやつおすすめ
5.ささみは栄養豊富!あげすぎに注意して与えよう
猫にささみをあげても大丈夫?
結論からいいますと、アレルギーでない限り猫にささみをあげても大丈夫です。
猫はタンパク質を主に摂取する肉食動物で、猫の食事にはタンパク質が必要不可欠な栄養素となっています。
タンパク質は、組織の成長と修復、代謝や病気を防ぐ体内メカニズムに必要なものです。
◆ささみの栄養価
ささみは鶏むね肉の一部で脂肪分が少なく、タンパク質が含まれています。
また、低カロリーでささみ1本(43g)のカロリーが約45kcalです。
猫が1日に必要なたんぱく質は犬より多く、ささみはタンパク質を摂取するにはぴったりな食材ですね。
ささみ1本(約43g)には以下のような成分が含まれています。
栄養価 | 効果 | タンパク質 (9.89g) |
三大栄養素で筋肉や臓器、皮膚や被毛など体を作る要素として非常に重要。 1日に必要なタンパク質は体重1kgに対し1~5gと犬に比べて必要摂取量が多いので、タンパク質不足に注意 |
脂質 (0.34g) |
脂質は重要なエネルギー源だけではなく、ホルモンなどを構成や臓器の保護、皮下脂肪として体を寒冷から守る働きがある。 | カリウム (180.6mg) |
細胞が正常に機能するために必要なミネラルとなり、腎臓や心臓のサポートをする役割がある | カルシウム (1.29mg) |
骨の成長や発育に必要な栄養素で、欠乏も過剰摂取も病気の原因となる | リン (94.6mg) |
過剰摂取をすると腎臓に負担がかかり注意が必要となるため、カルシウムとバランスよく摂取が必要 | ナイアシン (5.07mg) |
猫は体内で合成できる量が少ないので食物から摂取が必要。皮膚を乾燥から守る働きがあり、不足すると皮膚炎の原因になる | ビタミンB6 (0.26mg) |
赤血球を作りだし、貧血予防効果や免疫機能を正常に保ち皮膚炎の予防効果がある。不足すると皮膚炎や血液の異常を起こす |
◆ささみはどれくらい与えていい?
ささみだけでは必要な栄養が足りないので、総合栄養食を中心にささみはおやつ程度で考えたほうがよいでしょう。
飼い猫の体重や体質によって食べられる量も変わりますので、少量のみ与えることを心掛けてください。
また、食欲のない猫に与えてみるのも良いでしょう。腹持ちもよく、消化もしやすい食材なので与えやすいです。
茹でたささみなら水分補給の役割も果たすので効果的です。
ただし、病気の場合はかかりつけの獣医さんにささみを与えても大丈夫か事前に確認しましょう。
猫にささみを与える時の注意点
猫にささみを与える前に確認しておきたい注意点は以下の3つです。
②おやつとして与える
③あげすぎない
生のささみは最近がいる可能性があります。
感染症にかかる恐れがあるので、ささみは生ではなくきちんと茹でたものを与えるようにしましょう。
また、必ず何も味付けのされていないささみを購入するようにして下さい。
ささみだけでは必要な栄養を摂取出来ないので、普通のご飯と一緒におやつ程度に与える時や、手作りご飯を与える時に混ぜても問題ありません。
ほぐしてあげると、詰まらせる事なく食べやすく消化もしやすくなります。ジャーキーのようにして与えるのもよいでしょう。
与えすぎてしまい栄養が偏ってしまうのを避けるため、毎日ささみばかり与えるのはやめましょう。
ささみはリンが多く含まれているため、リンの過剰摂取は腎不全を患うリスクが高くなります。
腎臓の役割である、血中の老廃物をろ過したり、体に必要な水分の調節をする機能を衰えさせ、尿毒症や脱水症状を引き起こしてしまうので、少しずつ与えましょう。
猫に与えるささみの調理方法
スーパーなどで購入してきたささみを調理して与える事が出来ます。ささみの簡単な調理法は2つあります。
②電子レンジ調理
②ささみを入れて再度沸騰させる。(中弱火)
③沸騰した後火を止めた後、蓋をして10分程度放置。
④中にきちんと火が通ってるか確認し、火が通ってなければ様子を見ながら再度加熱してください。
⑤火が通っていたら冷ましてほぐして与えましょう。
これで、ふっくらとしたささみが簡単に出来ます。
もしも鍋でゆでるのが手間な場合は電子レンジでも簡単に調理が出来ます。
②ひっくり返してさらに約1分(500W)加熱します。
③もし火が通ってない場合は様子を見ながら10秒程度ずつ加熱してください。
④中にきちんと火が通ってれば冷ました後ほぐして与えましょう。
猫に与えるものなので、絶対に塩などの調味料は入れないよう注意して下さいね。
猫にとって塩分は必要ですが、過剰摂取すると死に至るケースもあります。そのため、味付けはせずにそのままゆでて与えてください。
ささみの猫おやつおすすめ
ペットフードメーカーでは、ささみを使った猫用のおやつも販売されています。
生のささみを調理することに手間を感じる場合は、既製品のおやつを与えるのもよいでしょう。
ちゅ~るから主食になる商品が登場!1日に必要な栄養バランスが調整されています。
毛玉配慮関節・お腹・皮膚の健康にも配慮した健康素材を加えて作られている総合栄養食。
メーカー | いなばペットフード | 原産国 | 中国 | 保証分析値 | 鶏肉(ささみ)、チキンエキス、ビタミンE、緑茶エキス |
日本産鶏ささみを粉末にしたフリーズドライのささみふりかけです。
普段のフードにトッピングするのもおすすめです。
メーカー | コジマ | 原産国 | 日本 | 原材料 | 鶏ささみ | 代謝エネルギー | 316kcal/100g |
ささみは栄養豊富!あげすぎに注意して与えよう
アレルギーや生で与えないこと、適量をあげる事に注意すれば、猫にささみをあげても大丈夫です。
猫にとってタンパク質など必要な栄養素が非常に多く豊富に含まれていますし、ささみが大好きな猫も多いので、手作りで与えたり、市販のおやつをあげたりしましょう。
手軽に与えられて猫のおやつにぴったりなだけではなく、食欲のなくなった猫にもささみは良い食材となります。
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