1.猫にささみをあげても大丈夫?
2.ささみの栄養価について
2-1.タンパク質
2-2.脂質
2-3.カリウム
2-4.カルシウム
2-5.リン
2-6.ナイアシン(ビタミンB3)
2-7.ビタミンB6
3.猫にささみを与える時のポイント
3-1.必ずゆでてから与える
3-2.おやつとして与える
3-3.与えすぎない
4.猫に与えるささみの調理方法
4-1.ささみの調理方法① 鍋でゆでる
4-2.ささみの調理方法② 電子レンジ
5.ささみを使った猫用おやつおすすめ5選
5-1.ペットキッス オーラルケア 猫用ササミプチロール
5-2.チャオ ちゅ~る とりささみ・チキンミックスバラエティ
5-3.シーバ とろ~り メルティ 4つの味 とりささみ味の誘惑
5-4.フリーズドライのササミ 猫用
5-5.キャットSNACK 花ささみ 35g
5-6.チャオ パウチ 植物由来たんぱく質 ささみ入り
6.ささみは栄養豊富!あげすぎに注意して与えよう
猫にささみをあげても大丈夫?

結論からいいますと、アレルギーでない限り猫にささみをあげても大丈夫です。
猫はたんぱく質を主に摂取する肉食動物で、猫の食事にはタンパク質が必要不可欠な栄養素となっています。
タンパク質は、組織の成長と修復、代謝や病気を防ぐ体内メカニズムに必要なものです。
ささみはタンパク質を豊富に含むだけでなく、鉄分やビタミンまで摂取できる正に優れた食材です。
安価で購入出来るので値段も気にせずにあげる事が出来ますね。
また、食欲のない猫に与えてみるのも良いでしょう。腹持ちもよく、消化もしやすい食材なので与えやすいです。
茹でたささみなら水分補給の役割も果たすので効果的です。
ただし、病気の場合はかかりつけの獣医さんにささみを与えてもいいかきちんと相談してください。
ささみの栄養価について

ささみは鶏むね肉の一部で脂肪分が少なく、タンパク質が含まれています。
また、低カロリーでささみ1本(43g)のカロリーが約45kcalです。100gあたりだと105kcalになります。
猫が1日に必要なたんぱく質は犬より多く、ささみはタンパク質を摂取するにはぴったりな食材ですね。
ささみには以下のような成分が含まれています。
タンパク質 9.89g
脂質 0.34g
カリウム 180.6mg
カルシウム 1.29mg
リン 94.6mg
ナイアシン 5.07mg
ビタミンB6 0.26mg
参照:カロリーSlism
◆タンパク質
タンパク質は、三大栄養素で筋肉や臓器、皮膚や被毛など体を作る要素として非常に重要なものです。
猫は毎日タンパク質を消費し、一部は必須アミノ酸と呼ばれ、体内では合成されません。
また、肉食である猫の臓器の作りから植物性のタンパク質よりも動物性のたんぱく質の方が消化しやすくなっています。
特に猫の場合は、1日に必要なタンパク質は体重1kgに対し1~5gと犬に比べて必要摂取量が多いので、タンパク質不足にならないように注意しなければなりません。
◆脂質
摂取過多では肥満の元にはなりますが、ダイエット中の猫でも脂質は必要となります。
脂質は重要なエネルギー源だけではなく、ホルモンなどを構成や臓器の保護、皮下脂肪として体を寒冷から守る働きがあります。脂質が不足すると皮膚のトラブルやストレスになります。
◆カリウム
細胞が正常に機能するために必要なミネラルとなり、腎臓や心臓のサポートをする役割があります。
◆カルシウム
骨の成長や発育に必要な栄養素で、欠乏しても過剰摂取しても骨格異常や尿路結石症になりやすくなってしまいます。
◆リン
カルシウムと共に骨の成長に係わる重要な栄養素となります。
過剰摂取をすると腎臓に負担がかかり注意が必要となるため、カルシウムとバランスよく摂取しなければなません。
◆ナイアシン(ビタミンB3)
三大栄養素であるタンパク質、脂質、炭水化物の代謝に必要な栄養素で、猫は体内で合成できる量が少ないので食物から摂取しなければなりません。
皮膚を乾燥から守る働きがあり、不足すると皮膚炎を起こしてしまいます。
◆ビタミンB6
水溶性のビタミンの一つで、赤血球を作りだし、貧血予防効果や免疫機能を正常に保ち皮膚炎の予防効果があります。不足してしまうと皮膚炎や血液の異常を起こしてしまいます。
ささみには、ここに記載した栄養素以外も沢山含まれていますし、これだけでも猫にとって必要な栄養素が含まれている事がわかりますね。
猫にささみを与える時のポイント

◆必ずゆでてから与える
生のささみだと細菌がいる可能性があります。
感染症にかかる恐れがあるので、ささみは生ではなくきちんと茹でたものを与えるようにしましょう。
また、必ず何も味付けのされていないささみを購入するようにして下さい。
◆おやつとして与える
ささみだけでは必要な栄養を摂取出来ないので、普通のご飯と一緒におやつ程度に与える時や、手作りご飯を与える時に混ぜても問題ありません。
そのまま丸々1本与えるよりもほぐしてあげると、詰まらせる事なく食べやすく、消化もしやすくなります。
ジャーキーのようにして与えるのもよいでしょう。
◆与えすぎない
与えすぎてしまい栄養が偏ってしまうのを避けるため、毎日ささみばかり与えるのはやめましょう。
ささみはリンが多く含まれているため、リンの過剰摂取は腎不全を患うリスクが高くなります。
腎臓の役割である、血中の老廃物をろ過したり、体に必要な水分の調節をする機能を衰えさせ、尿毒症や脱水症状を引き起こしてしまうので、沢山与えすぎずに少しずつ与えましょう。
猫に与えるささみの調理方法
スーパーなどで購入してきたささみを調理して与える事が出来ます。ささみの簡単な調理法を紹介しますね。
◆ささみの調理方法① 鍋でゆでる
ささみを購入したら、以下の手順でゆでて与えましょう。
②ささみを入れて再度沸騰させる。(中弱火)
③沸騰した後火を止めた後、蓋をして10分程度放置。
④中にきちんと火が通ってるか確認し、火が通ってなければ様子を見ながら再度加熱してください。
⑤火が通っていたら冷ましてほぐして与えましょう。
これで、ふっくらとしたささみが簡単に出来ます。
◆ささみの調理方法② 電子レンジ
もしも鍋でゆでるのが手間な場合は電子レンジでも簡単に調理が出来ます。
②ひっくり返してさらに約1分(500W)加熱します。
③もし火が通ってない場合は様子を見ながら10秒程度ずつ加熱してください。
④中にきちんと火が通ってれば冷ました後ほぐして与えましょう。
猫に与えるものなので、絶対に塩などの調味料は入れないよう注意して下さいね。
猫にとって塩分は必要ですが、過剰摂取すると死に至るケースもあります。そのため、味付けはせずにそのままゆでて与えてください。
ささみを使った猫用おやつおすすめ5選
最近ではささみを使った猫用のおやつも沢山販売されています。手軽におやつとして与えるのに便利なおやつを幾つか紹介します。
◆ペットキッス オーラルケア 猫用ササミプチロール

噛む事でブラッシング効果も期待できる便利なおやつになります。
美味しいおやつを食べながらブラッシングも出来るなんて一石二鳥ですよね!歯磨きを嫌がる猫も多いのでそういった猫にもピッタリではないでしょうか?
◆チャオ ちゅ~る とりささみ・チキンミックスバラエティ

ネコちゃんに大人気のちゅ~るの中でも、とりささみやチキン味を集めた大袋商品です。
とりささみ味・チキンスープ味・とりささみ&黒毛和牛・とりささみ&鶏なんこつの4種類を選べて鶏好きのネコちゃんにおすすめ。
◆シーバ とろ~り メルティ 4つの味 とりささみ味の誘惑

猫ちゃんが手からでも舐めやすい、贅沢なおいしさのとろ~りおやつです。
1袋で人気のとりささみ味を中心とした4種類を楽しみながら試せるセレクションタイプ。愛猫のお気に入りを見つけて!
◆フリーズドライのササミ 猫用

厳しい審査を通った安全な但馬高原どりだけを使い、フリーズドライ製法でおいしさをそのまま閉じ込めて乾燥した商品です。そのまま与えるのはもちろんですが、お湯や水で戻して与える事も出来ます。
保存料・着色料などの添加物は一切使用していないので安心して与える事が出来ますね。
◆キャットSNACK 花ささみ 35g

低脂肪・良質たん白質豊富な鶏ささみを使ったふわふわスナック!そのままでもトッピングとしても美味しい。保存料・着色料不使用。
◆チャオ パウチ 植物由来たんぱく質 ささみ入り

ささみとエンドウ豆由来のたんぱく質のペーストに猫ちゃんの喜ぶ素材をトッピング。動物性たんぱく質を30%削減しました。
もちろん紹介した商品以外にも様々なささみのおやつが販売されているので、あなたの愛猫にぴったりなおやつを見つけて下さいね。
ささみは栄養豊富!あげすぎに注意して与えよう

アレルギーや生で与えないこと、適量をあげる事に注意すれば、猫にささみをあげても大丈夫です。
猫にとってタンパク質など必要な栄養素が非常に多く豊富に含まれていますし、ささみが大好きな猫も多いので、手作りで与えたり、市販のおやつをあげたりしましょう。
手軽に与えられて猫のおやつにぴったりなだけではなく、食欲のなくなった猫にもささみは良い食材となります。
– おすすめ記事 –
・種類別・人気の猫おやつ11選!おやつを与えるタイミングや注意点は? |
・猫が好きな食べ物・危険な食べ物まとめ!人間の食べ物を安全に与える方法は? |
・猫にさつまいもをあげても平気?効果や与える際の注意点とは? |
・猫にバナナを与える4つの効果と与え方、注意点 |