- 1.ノルウェージャンフォレストキャットの性格
- 2.ノルウェージャンフォレストキャットと一緒に暮らすなら…?知っておきたい飼育ポイント
- 3.まとめ
1-1.性格①~ホットな心の持ち主!穏やか系の猫ちゃん
1-2.性格②~物覚えが良い頭脳派猫ちゃん!
1-3.性格③~仲間と上手くやっていける社交的な性格<
1-4.性格④~家族に愛情をささげてくれる甘えん坊
1-5.性格⑤~辛抱強く余裕がある
1-6.性格⑥~運動神経がよくアクティブ系
1-7.性格⑦:小さな鳴き声で飼いやすい
2-1.ポイント①:大きいスペースで飼おう
2-2.ポイント②:寂しい思いをさせないようにしよう
2-3.ポイント③:費用のことを考えておこう
2-4.ポイント④:美しい被毛を守るためブラッシングを日課にしよう
2-5.ポイント⑤:ケガを防ごう
2-6.ポイント⑥:太らないように気をつけよう
ノルウェージャンフォレストキャットの性格
ノルウェージャンフォレストキャットは、メスで3~6キロ前後、オスで4.5~8キロ前後とだいぶ大きく育ち、猫のなかでもかなり“巨大”な方です。一般的な猫の体重が5キロ未満程度なので、ノルウェージャンフォレストキャットが「大きな猫」というのが分かりますよね。
体格が大きいため、「野生的」「威圧感がある」と強そうなイメージを持つかもしれません。しかし、実際にはそんなイメージをとは正反対とも言える性格を持ち、優しくお茶目な猫ちゃんです。
それでは、ノルウェージャンフォレストキャットの代表的な性格について見ていきましょう。
◆性格①~ホットな心の持ち主!穏やか系の猫ちゃん
見た目が大柄で、ワイルドで近寄りがたい印象はありますが、巨大な体に反して心はとても温かで優しいです。理由なく荒々しい態度を見せることはなく、落ち着いて穏やかな日常を過ごしてくれるでしょう。
基本的に穏やか系なので、飼い主さんの悩みになるような問題行動はあまり見られません。
◆性格②~物覚えが良い頭脳派猫ちゃん!
動物の脳の重さから算出された脳化指数は、“賢さ”の目安とされることが多いですが、猫の脳化指数は犬よりも数値的には少し下です。
犬は人間からの指示により学習する傾向にあり、芸を覚えたりもします。盲導犬や警察犬など、人間のサポートをお仕事にしている犬も多いので、犬の方が賢いようなイメージを持つかもしれません。
しかし、猫も負けてはいません。使役犬のような存在はいませんが、記憶力に富んだ動物なのです。
猫は「単独で生きなければならない」という状況下にあったことから、自分のために生きる術を身につけなければなりませんでした。そんな背景から、独自で学習する意欲を持った記憶力に満ちた猫ちゃんもたくさんいます。
ノルウェージャンフォレストキャットは結構頭脳派の猫です。落ち着いた性格なので、周囲を観察できる洞察力もあります。飼い主さんの行動をチェックしながら、自分でたくさんのことを学んでくれるでしょう。
◆性格③~仲間と上手くやっていける社交的な性格
体は大きいですが、それをひけらかさない謙虚なノルウェージャンフォレストキャット。「自分は強いんだぞ!」などとほかの動物を威嚇することもありません。
どちらかと言うと「自分は攻撃的な態度は取らないからね」という雰囲気で周囲に接することが多いです。ほかの動物に、自分からケンカを仕掛けることもほぼないでしょう。
多頭飼いをしたとしても、ノルウェージャンフォレストキャットは飼い主さんを困らせることは少なそうです。
◆性格④~家族に愛情をささげてくれる甘えん坊
一般的に、猫は単独行動をする動物です。子猫の頃は、お母さんや兄弟と生活を共にしていても、いずれ巣立っていかなければならない環境で生きています。
そんな性質があるので、人間と一緒に暮らしたとしても「動きたいときに動く」「寝たいから寝る」「甘えたいから甘える」と自由奔放なところがあるでしょう。
でも、その“自由気まま”な性格が猫の代名詞とも考えられ、猫の魅力と考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ノルウェージャンフォレストキャットは、どちらかと言うと犬っぽいところがあり、甘えん坊度が強い猫ちゃんのようです。飼い主さんと一緒の部屋にいると「遊んで欲しいな~」「撫でて欲しいな~」と自分からピタッと寄り添ってくることも珍しくありません。
いつも一緒の飼い主さんの姿が見えないと不安なのか、「どこに行くの~!?」と後ろから追いかけてくる様子も見られるでしょう。
一般の猫を飼った場合、適度な距離感が保てますが、ノルウェージャンフォレストキャットとの暮らしは、良い意味で愛情に包まれたほのぼのした生活が期待できます。
愛猫との距離をグッと近づけたい人にマッチしている猫種なのかもしれませんね。
◆性格⑤~辛抱強く余裕がある
名前から分かるように、ノルウェージャンフォレストキャットは、ノルウェーの森林が生息場所でした。
ノルウェーの森は、冬になると雪が降り積もり、強い風が吹きます。そんな過酷の環境下で生きるのが当然だったため、ノルウェージャンフォレストキャットの体はたくましく進化していきました。
雨風や吹雪から守る役割の被毛は、二重構造で寒さを伝えない構造です。
そして、獲物を捕獲して生き抜く必要性があったので、運動神経は抜群。そんな環境にいたからこそ、現在のノルウェージャンフォレストキャットも辛抱強く強靭な心と体を持っています。
小さいことにはあまり動じない、どこか余裕のようなものを感じさせてくれます。
◆性格⑥~運動神経がよくアクティブ系
雪のなかでも軽い身のこなしができるノルウェージャンフォレストキャット。そんな野生時代の名残から運動神経がとても良いです。体が大きいので「体重が重そう…」と思うかもしれませんが、結構アクティブに動けるでしょう。
特に、子猫時代にはその傾向が強め。タンスや本棚など、背の高い家具を木々に見立てて昇り降りする様子も見られるかと思います。
また、飼い主さんの気を引こうとちょっとイタズラするお茶目な部分もあります。凶暴で動いているのではなく、好奇心旺盛な性質から家のなかを動き回るのかもしれませんね。
◆性格⑦:小さな鳴き声で飼いやすい
猫にしては大きなノルウェージャンフォレストキャット。その大型さから、鳴き声も大きくイメージする人も多いかもしれませんね。
しかし、そもそもフレンドリーで我慢強いので、「鳴いてアピール」することも少ないでしょう。鳴き声はか細いので、鳴き声が原因で近所迷惑になるケースもあまりありません。
ノルウェージャンフォレストキャットと一緒に暮らすなら…?知っておきたい飼育ポイント
ノルウェージャンフォレストキャットの特徴と性格を知ると、神秘的に見えた猫ちゃんがなんだか身近に感じてきますよね。
特徴や性格に合わせた飼い方のポイントをご紹介していきます。
◆ポイント①:大きいスペースで飼おう
基本的に穏やかで犬のように飼い主さんに懐く性格なので、一人暮らしでも飼いやすいと言われています。
ただ、一緒に暮らすには広めの飼育環境が欠かせません。体が大きいことから、動けるスペースが狭いと運動不足気味になります。
上下運動ができるようにキャットタワーを置ける広さがあるのが理想的です。ジャンプや着地のとき、周りにケガの原因となるものがあると危険。
6帖程度の一部屋しかないようなアパートでは、ノルウェージャンフォレストキャットの飼育は難しいかもしれませんね。
◆ポイント②:寂しい思いをさせないようにしよう
子猫時代にはヤンチャでワンパクな部分も見られますが、成長とともに穏やかに落ち着きを見せます。頭が良いので「聞き分けがよく手がかからない」と放置気味にするのは止めましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットは甘えん坊で人間のことが大好きです。「構ってよ」とアピールしたときに、その思いに応えてもらえないと寂しい気持ちでいっぱいになり、ストレスが溜まるでしょう。どうにか構ってほしくてイタズラ心に火がつき、問題行動となって飼い主さんを困らせるかもしれません。
頭が良いのでお留守番もこなしてくれますが、孤独な時間が長いほどジワジワとストレスが溜まってしまうようです。穏やかなので一人暮らしでも飼いやすいかもしれませんが、帰宅後には触れ合いで心を満たしてあげましょう。
また、一人暮らしの場合は「長い旅行」や出張で不在にするときのノルウェージャンフォレストキャットの行先についてもしっかり考えておくべきです。旅行や出張で不在のときには、ペットホテルを利用したり、友達に家に来てもらってお世話をしてもらうなどがいいでしょう。
◆ポイント③:費用のことを考えておこう
ノルウェージャンフォレストキャットは、大きな体に合った食事が必要です。当然ですが、キャットフードは、小型の猫と比べるとかなりの量が必要になり、食事代がかかります。
また、体が大きいので病院での治療をするときにも費用が少し高めになります。猫の平均的な寿命は15歳程度ですが、ノルウェージャンフォレストキャットもそのくらい生きる傾向にあります。
十数年もの間、費用をかけることになるので「捻出できるかどうか」はしっかりと考えておいた方がよさそうです。
◆ポイント④:美しい被毛を守るためブラッシングを日課にしよう
フワフワした被毛は、ノルウェージャンフォレストキャットの魅力のひとつです。寒さから身を守るため毛量はかなり多め。それに、体も大きいので、「抜け毛」はかなり出てくることを覚悟しておきましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットのような長毛種は、ブラッシング不足が原因で“毛玉”になりやすいです。被毛にできた毛玉の絡まりをほぐそうと、無理にブラッシングすると猫は痛がります。それに、その部分が蒸れて皮膚の炎症を引き起こすこともあるでしょう。
普段からブラッシングをし、ノルウェージャンフォレストキャットの美しい被毛を保ってあげましょうね。
◆ポイント⑤:ケガを防ごう
広めのスペースに、ノルウェージャンフォレストキャットが動きやすく、ケガを防げるような家具の配置をしましょう。キャットタワーを買うのであれば、大きなノルウェージャンフォレストキャットが乗ったときに安定できるタイプを選ぶべきです。
タンスや本棚を利用してキャットタワー代わりにする方法もありますが、グラグラとして落下すればケガをするかもしれないので気をつけましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットは運動神経がよい猫ちゃんです。ただ、自分の動きに夢中になっていると周りが見えなく思わぬ事故につながることも考えられます。
広いスペースは大事ですが、部屋の整理整頓をして部屋内をスッキリさせることも大事。「ごちゃごちゃした部屋で飼わない」を心がけるといいでしょう。
◆ポイント⑥:太らないように気をつけよう
大きな体に比例して、食欲があります。運動神経がよい猫なので、キャットタワーがあれば自分で運動をしてくれるかと思います。「食事量」と「運動量」のバランスが整えば、理想体重をキープできますが、「食べるけれど動きたくない」と運動不足になるとどんどん太ります。
個性があるので、なかには「運動が苦手」というコもいるかと思います。それに、太り過ぎてしまって「動くのがイヤ」というケースもあるでしょう。
猫にとって日々の運動は、健康管理の意味でも重要な役割があります。
ノルウェージャンフォレストキャットが日常的に動けるようにキャットタワーやオモチャを用意しておきましょう。食事量も体重や年齢に合わせて適量を与えてくださいね。
まとめ
凛々しくカッコいい外見と温かくお茶目な内面を持つノルウェージャンフォレストキャット。一緒に暮らすと、いろんな表情が見えてくるでしょう。
飼いやすい性格と言われていますが、被毛のお手入れや食事量の調整などは、飼い主さんの務めです。ノルウェージャンフォレストキャットの特徴や性格に合わせて、暮らしやすい環境を整えて幸せにしてあげましょう。
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