- 1.ノルウェージャンフォレストキャットとは?
- 2.ノルウェージャンフォレストキャットの体重推移
- 3.ノルウェージャンフォレストキャットは最初の一年が重要
- 4.ノルウェージャンフォレストキャットのえさの選び方
- 5.ノルウェージャンフォレストキャットの肥満をチェック!
- 6.ノルウェージャンフォレストキャットのダイエット法
- 7.ノルウェージャンフォレストキャットにおすすめのキャットタワー
- 8.ノルウェージャンフォレストキャットと健康に暮らすために
1-1.ノルウェージャンフォレストキャットの特徴
1-2.ノルウェージャンフォレストキャットの性格
4-1.子猫専用フードが安心
4-2.穀物不使用のキャットフードもおすすめ
4-3.オメガ3・オメガ6脂肪酸
5-1.痩せ気味の場合
5-2.理想体型の場合
5-3.太り気味の場合
6-1.食事の内容を変える
6-2.食事の回数を増やす
6-3.運動量を増やす
ノルウェージャンフォレストキャットとは?
◆ノルウェージャンフォレストキャットの特徴
ノルウェージャンフォレストキャットは名前の通りノルウェーが原産国で、もともと過酷な自然環境下で狩りをして暮らしていました。
被毛はダブルコートと言われる二層構造になっていて、水や脂をはじく外側の毛と密度が高い内側の毛で、厳しい寒さも乗り越えられるのです。
人間と暮らすようになってからは室内で飼われることが多く、運動量が減ってしまうので、個体差はありますが太りやすい傾向にあります。体重増加はさらに関節への負担を高めてしまう可能性があるので、きちんと管理してあげたいところです。
◆ノルウェージャンフォレストキャットの性格
ノルウェージャンフォレストキャットは大人しく賢い性格なので、人と暮らすことに向いています。SNSでも話題になっていますが、一緒に暮らすワンちゃんや他の猫ちゃんとも仲良くできるのでとても飼いやすいと人気です。
ただ、少し神経質な面があるので徐々に慣れさせていくことが重要です。
ノルウェージャンフォレストキャットの体重推移
もちろん個体差はありますが、生まれてすぐの子猫の体重は大体140~210gです。これに比べて他の猫種の子猫は100~120gほどなので、生まれたばかりの時点でノルウェージャンフォレストキャットは大きめであることがわかります。
大体の成長推移としては、
生後1か月 500g
生後3か月 1,700g
生後6か月 3,000~5,500g
通常、一般的な他子猫の体重は生後3か月で1kgほど、生後6か月で2.5kgほどです。
ノルウェージャンフォレストキャットは生後6か月で5kgを超えるので、他の子猫よりも2倍ほど大きいのです。
ノルウェージャンフォレストキャットは最初の一年が重要
ノルウェージャンフォレストキャットは約3~4年と成長期が長く、ゆっくり長く大きくなります。とはいえど、生まれて最初の1年は体が急激に成長します。
成猫になっても健康でいるためには、きちんと体のベースをつくらなくてはいけないので、この1年間が重要な時期になります。
生まれてから1年間は、良質で高カロリーな食事を心がけて与えてみましょう。この時期に栄養価の高い食事を摂ることで、健康で丈夫な骨格や筋肉、免疫力をつくります。
ただし、食事をあげる際にはいくつかポイントをおさえておきましょう。
・1日3~5回に分けて少量ずつ与える
→生後半年くらいまではまだ体の機能ができあがっていないので、一度にたくさん与えると消化しきれず負担がかかってしまいます。
・1日の摂取カロリー目安:体重×100~200kcal(生後1年まで)
→例えば5㎏の子なら【5(kg)×100~200(kcal)=500~1,000(kcal)】が目安
・子猫用フードから成猫用フードに切り替える(生後1年が目安)
→1日の摂取カロリーの目安は体重×70~80kcal
例えば5㎏の子なら【5(kg)×70~80(kcal)=350~400(kcal)】が目安
一般的には、生後2~4カ月の時期は「体重1kgあたり200kcal」の食事を与え、月齢がすすむごとにカロリーを少しずつ減らしていきます。
また、栄養豊富な食事は、ノルウェージャンフォレストキャットの魅力であるふわふわでゴージャスな毛並みをつくってくれます。
ノルウェージャンフォレストキャットのえさの選び方
カロリー計算はできるものの、どんなえさを与えればよいのでしょうか?
◆子猫専用フードが安心
初めてノルウェージャンフォレストキャットを飼う方やカロリーやメニューを自分で調整するのは難しい!と感じている方には、子猫専用の総合栄養食のキャットフードがおすすめです。
あらかじめ成長期の子猫に最適なバランスを目指してつくられていて、目安の分量も教えてくれるのでそちらを参考にするとよいでしょう。
ノルウェージャンフォレストキャットの引き締まった筋肉や、ゴージャスでふわふわな長毛を維持するためには、体重をオーバーしすぎないほどの良質なタンパク質や脂質を子猫のうちから摂取しておくことが必要です。
◆穀物不使用のキャットフードもおすすめ
ノルウェージャンフォレストキャットには、穀物不使用のキャットフードがおすすめです。小麦・トウモロコシ・大豆などの穀物は消化に悪く、アレルギーを起こしてしまう可能性があります。
特に、生後1年に満たない子猫はまだ消化機能が不十分な場合があるので注意しましょう。
実は、ノルウェージャンフォレストキャットは他の純血種の猫と比べて約3倍も糖尿病にかかり易いそうなので、糖質多い白米などもあまりおすすめはできません。
◆オメガ3・オメガ6脂肪酸
ノルウェージャンフォレストキャットの美しい被毛を維持するためには、オメガ3・オメガ6脂肪酸という成分が効果的です。
オメガ6脂肪酸は被毛の乾燥を防ぎ、オメガ3脂肪酸は毛につやを与えてくれるので、モフモフ・ふわふわの美しい毛を育てることができます。
ノルウェージャンフォレストキャットの肥満をチェック!
ノルウェージャンフォレストキャットは元々活発な性格で、過酷な環境下で狩りなどをして動き回っていたため、室内で人間に飼われて動く範囲が限られるようになってからは、個体差はあるものの少しずつ太りやすくなっていきました。
ノルウェージャンフォレストキャットは大型種なので、人間と同様、太り過ぎてしまうと普段の生活に支障をきたすのできちんと管理してあげましょう。日々過ごす中でこまめに体型などチェックすることが大切です。
ではノルウェージャンフォレストキャットの肥満はどのようにチェックしたらいいのでしょうか?
こまめに体重を量る以外にも、見た目や体を触った時の感覚などで、ノルウェージャンフォレストキャットの体型をチェックすることができます。痩せ気味の体型、理想体型、太り気味の体型、それぞれの特徴やどのようなことに気を付けたらいいかみてみましょう。
体型チェックをするときは、胴体を両手で包むようにやさしく触ってあげてください。
◆痩せ気味の場合
・ウエストが極端にくびれている
・肋骨がごつごつと触れる
ぱっと見ただけで骨が浮き上がっていたり、触ってみて骨が浮き出ている場合は、痩せすぎています。また上から見てみたり、腰のあたりを触った時、くびれすぎている場合も痩せ気味といえるでしょう。
ノルウェージャンフォレストキャットの平均体重はオスが4.5~7.0kg程度、メスは3.5~5.5kg程度なので、これを下回りすぎている場合は食事の量や内容について、見直す必要があるかもしれません。
もし、普段の食事を見直しても体型や体重が改善できない場合は、体に不調が生じている可能性があるので、なるべく早めに動物病院を受診することをおすすめします。
◆理想体型の場合
・ウエストに適度なくびれがある
・脂肪の下の肋骨を手のひらで感じることができる
歩いている時に肩甲骨が見えて、お腹がややへこんでいる、体全体が薄い脂肪でおおわれているのが、ノルウェージャンフォレストキャットの理想的な体型といえます。
ノルウェージャンフォレストキャットのように骨太な猫や長毛種の猫の場合は、見た目だけではわかりづらいので、手で優しく触ったり、体重を量って見てみましょう。
◆太り気味の場合
・触っても肋骨を感じない
・ウエストのくびれがわかりづらい、もしくはない
上記に当てはまる場合は、太り気味であると判断してよいでしょう。また、一般的に猫の体重が理想体重の【107%】を超えると、ダイエットが必要な状態といえます。
目安としては、お腹が脂肪で大きく垂れ下がっている時は平均体重の23%超え、ウエストのくびれがわかりづらい時は7〜22%超えの肥満といわれています。
普段の食事量の見直しや、運動を増やすなどのダイエットをさせることが必要です。
ノルウェージャンフォレストキャットのダイエット法
肥満は病気や寿命を縮めてしまう原因となります。せっかく出会えた家族と長く健康に暮らすため、適正体重や理想の体型を維持できるように頑張りましょう。
基本的には以下の3点が、ダイエットの方法として代表的なものです。
・食事の回数を増やす
・運動量を増やす
やるべきことは人間のダイエットとほとんど変わりありません。
◆食事の内容を変える
一つ目の「食事内容を変える」というのは、急にフードの量を減らすのではなく、低カロリーのフードを取り入れるなどでカロリー調整をする、おやつを減らすなどの方法がおすすめです。
急激な食事制限はかなりのストレスになってしまうことがあります。ストレスが溜まりすぎると別の病気のもとになってしまったりすることがあるのでなるべくストレスを感じさせないようにしてあげることが大切です。
◆食事の回数を増やす
二つ目の「食事の回数を増やす」というのは、与えるフードの量はそのままで、小分けにしてあげます。
猫は本来ちょこちょこと小腹を満たす生き物で、1日2回の食事では、空腹を感じて食べすぎてしまう傾向があるので、回数を増やして気を紛らわしてあげると効果的です。
◆運動量を増やす
最後の「運動量を増やす」は、人間と違って猫を運動だけで短期的なダイエットをさせるのはなかなか難しいので、普段から体を動かしてもらう必要があります。
猫の運動としてはキャットタワーがおすすめです。食事をキャットタワーの一番上に置くなどして、なるべく多く上り下りする機会を作ってあげましょう。
一般的に、猫は1歳を過ぎると、大きな体重の変動はないといわれています。
もし、1歳を過ぎても体重が減りすぎていたり、逆に増えすぎたりしている場合は、今後の健康に影響したり病気の可能性も考えられます。食事の管理を見直したり、動物病院で診てもらうなどしましょう。
長く健康に暮らしてもらうためにも、子猫のうちから日頃の健康チェックを怠らないことが重要です。
ノルウェージャンフォレストキャットにおすすめのキャットタワー
ノルウェージャンフォレストキャットはの体重はオスが4.5~7.0kg程度、メスは3.5~5.5kgほどあるやや大型の猫種です。長毛種の中では割と活発な一面があり、木登りやキャットタワーで遊ぶことが大好きです。
おすすめのキャットタワーの2タイプをご紹介します。
◆突っ張りタイプ
ノルウェージャンフォレストキャット高いところが大好きなので、天井と床で突っ張るタイプのキャットタワーがおすすめです。がっちりと固定できるので安定感があり、体格の大きいノルウェージャンフォレストキャットでも安心して遊ぶことができます。
しかしこのタイプの場合、天井に傷がついてしまう可能性があるので、マンションやアパートなどの賃貸で傷を付けたくない場合は、据え置きタイプの方がおすすめです。
◆据え置きタイプ
据え置きタイプのキャットタワーを選ぶなら、台座が重いものや、ポールが太いものにして安定感を重視しましょう。
安定感があまりないものだと、ノルウェージャンフォレストキャットが乗ったときに倒れてしまう危険性があるので、チェックしてみてください。
なるべく高さが確保できるキャットタワーだと、より喜んでくれます。
また、キャットタワー以外にも背の高い家具は遊び道具にしたがることがあります。飛び乗っても倒れたりしないようにしっかりと固定しておくことが大切です。
ノルウェージャンフォレストキャットと健康に暮らすために
ノルウェージャンフォレストキャットは、狩りをしていた時は自分で食事を調達していた上に、運動も十分にしていたため、肥満の可能性はあまり考えられませんでした。
しかし今は人間が食事を与えている以上、愛猫の体調や健康状態の変化に飼い主が気付いてあげなくてはなりません。適正体重や理想体型を維持することで長生きにもつながるので、日々チェックしてあげましょう。
また、えさを選ぶ時はネットの情報や評判だけではなく、愛猫が美味しく食べてくれるか、体型を維持できているかなど、愛猫の状態も併せて選ぶようにしてみましょう。最近ではアレルギー体質や肥満体質に合わせたフードもたくさん出ています。
子猫から成猫に成長するにつれて、体質や健康状態が変わることも考えられます。変化を見落とさないように、なるべくこまめに健康状態のチェックをしてあげましょう。
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