1.猫の留守番で気をつけることは?
1-1.室温
1-2.誤飲
2.猫を留守番させる時の部屋の環境
2-1.冷暖房をつける
2-2.部屋を片付ける
2-3.飲水やトイレの設置
2-4.行ってはいけない部屋を閉める
2-5.場合によってはケージを用意する
2-6.見守りカメラの設置
2-7.電気をつけておく
3.猫の留守番は何日くらい大丈夫?
4.まとめ
猫の留守番で気をつけることは?
猫はもともと単独行動を好み、一日の大半を眠って過ごすことからも、留守番が得意な動物として認識されていることが多いですよね。
確かにそのような意見を耳にすることはありますが、これはあくまでも人間から猫に対しての主観でしかないので、猫が留守番を得意かどうかは微妙なラインであると言えるでしょう。
ですが、猫と一緒に生活していく中で、片時も離れることなく一緒に居続けるのはとても難しいので、猫自身にお留守番してもらうことを、ある程度妥協してもらわなくてはいけませんよね。
しかし、猫は飼い主さんが家を空ける意味を理解はしていませんので、快適に過ごせるような配慮をしてあげなくてはいけないのです。
とくに猫がひとりで留守番をする際には、事故などが起きないように、以下のことに気を付けてお留守番をしてもらうようにしましょう。
◆室温
猫が家の中で快適に過ごすためには、留守番をしていなかったとしても、室温がとても重要になってきます。
猫は全身に毛皮を身にまとっていて、年に2回ほど換毛期があるので、体温の調整がうまくできているように思われることがありますが、実際はとても温度に敏感です。
猫が快適に過ごせる温度は、一年を通して28℃前後が理想的と言われているので、猫が家の中でひとりお留守番をしている際には、その温度を意識してあげなくてはいけませんよね。
夏の暑い日に窓を閉め切ったまま留守番をさせてしまえば、熱中症にかかる危険性もありますし、冬の寒い日は窓を閉め切っていたとしても、室内の温度は下がります。
これらのことを踏まえた上で、快適に過ごせるように温度を調整して、家を空けるようにしましょう。
◆誤飲
猫が留守番をする際には、家の中にある物を誤飲してしまう危険性もありますよね。
留守番中にお腹が空いて、食べる物がなければ、食べられそうな物を口にしてしまうこともありますし、それが大きい物であれば、喉に詰まらせてしまう可能性も否めません。
猫は食べ物を細かく噛み砕くことができず、ほぼ飲み込むようにして食べてしまいますので、留守番中に大きい物を食べてしまったとしても、気付いてあげることができないのです。
ほかにも普段遊んでいる噛むタイプのおもちゃなども、留守番中に猫が破壊して、飲み込んでしまう可能性も高いです。
普段一緒に過ごしている中で起こらないような出来事も、留守番中には絶対に起こらないといった確証もありませんので、最善の注意を払って外出しなくてはいけません。
猫を留守番させる時の部屋の環境
猫の留守番で気をつけるべきことを理解できたのなら、今度は部屋の環境を見直すようにしましょう。
部屋が留守番しやすい環境に整えられていれば、猫は有意義にひとりでの留守番を満喫してくれるはずです。
どんな環境に部屋を整えれば、飼い主さんは安心でき、猫は安全に留守番をすることができるのでしょうか?
◆冷暖房をつける
部屋の室温を適温に保つためにも、猫にひとりで留守番をさせる際にも、冷暖房を活用するようにしましょう。
夏場は冷房をしていても、陽の光が入るだけで温度がどんどん上昇しますので、合わせてカーテンを閉めるなどの対策をしておくと安心です。
猫が誤って操作しないように、リモコンも猫の手が届かない場所に置いておくようにしましょう。
◆部屋を片付ける
愛猫の誤飲を防ぐためにも、普段から部屋を片付けておくことも大切ですよね。
とくに留守番をする猫ちゃんが、遊び盛りの若い猫であれば、どんな物でもおもちゃにして遊び、壊してしまう、誤飲してしまうなどの被害が出てしまうかもしれません。
飼い主さんが壊されたくない大切な物があるなら、猫の届かない場所に置き、猫が誤飲してしまいそうな物は、留守番の際にはしっかりと片付けて外出するようにしましょう。
◆飲水やトイレの設置
留守番の際には、清潔な飲水とトイレの設置も忘れてはいけません。
飼い主さんが出掛ける前にしっかりとキャットフードを与え、新鮮な飲水を用意してあるのなら、半日ぐらいは問題なく猫はお留守番をしてくれます。
飲水を溢されてしまう心配があるようでしたら、数か所に分けて設置しておくのもおすすめです。
そしてトイレも必ず清潔に掃除し、お留守番中にストレスを溜めないような配慮も必ずするようにしてくださいね。
◆行ってはいけない部屋を閉める
猫だけを家に残してお留守番をさせるときには、飼い主さんが普段入れてくれない部屋などに入るチャンスでもあります。
ついつい好奇心が勝って、色々な場所を探索してしまう猫ちゃんも居るはずです。
ですので、飼い主さんは家を空ける前に、猫に入られたら困る場所はしっかりとドアを閉めて出掛けるようにしてください。
とくにお風呂場やトイレなどは、水があって危険ですので、必ずドアが閉まっているかの確認をしてから、出掛けるようにしましょう。
◆場合によってはケージを用意する
留守番をさせるのが不安な子猫などの場合には、ケージを利用するのがおすすめです。
ケージの中であれば、部屋の中を動き回って危険な目に遭うこともないので、留守番をさせている飼い主さんの不安も軽減できますよね。
ケージの中に飲水やトイレ、落ち着いて眠れる場所を設置して、子猫に危険が及ばないように心掛けてあげることも大切です。
また、子猫だけでなく老猫や病気の猫を留守番させる際にも、ケージは何かと役に立ちますので、準備しておくととても便利なアイテムと言えるでしょう。
◆見守りカメラの設置
猫に留守番をさせている時間は、外出先でも愛猫の心配ばかりしてしまう飼い主さんも多いことかと思います。
少しでも不安を解消するためにも、見守りカメラを設置してみるのもおすすめです。
最近では自動給餌器にカメラ機能が搭載されている商品も多いので、愛猫に留守番させることが多いようであれば、このようなアイテムを用意しておくのも良いですよね。
自動給餌器はドライのキャットフードを、指定した時間に出してくれる商品なので、
1泊2日のお留守番でも活躍してくれますし、需要が高く愛用している飼い主さんも多くいらっしゃるようです。
◆電気をつけておく
猫を留守番させる際に、電気をつけるかつけないかを悩まれる飼い主さんも多いと思いますが、猫は夜行性で夜でも目が見えるので、基本的には電気をつけなくても平気です。
ですが、飼い主さんの帰りが夜遅い場合や、いつもと部屋の明るさが異なる場合、猫は不安な気持ちになってしまうことでしょう。
飼い主さんが帰ってくるのを必ず玄関で待っているような猫ちゃんであれば、寝床がある部屋の電気はつけずに、玄関だけ電気をつけておくなどの工夫をしてあげましょう。
電気がついていることによって、「必ず飼い主さんは帰ってくる」といった、寂しい気持ちであっても、きっと希望を持ってくれるはずです。
猫の留守番は何日くらい大丈夫?
部屋の環境を整えておけば、案外飼い主の心配はよそに、のんびりと留守番をしてくれるのが猫という生き物です。
猫が留守番できる日数は2日(1泊2日)であれば、問題なくひとりで居ることができるとも言われています。
これぐらいの日数であれば、ペットホテルなどに預けるよりは、自動給餌器などを設置して、慣れた家で過ごしてもらった方が、猫にストレスを与えなくて済むでしょう。
しかし、何日もどうしても家を空けなくてはいけない事情があるときは、ペットホテルに預ける、知人に食事とトイレの世話をしてもらう、ペットシッターに依頼するなどを検討しなくてはいけません。
そして、子猫を留守番させる場合には、自立ができている生後6ヶ月以上ぐらいからが安心です。
愛猫が子猫や老猫、病気を患っているなどの不安要素があるのなら、なるべく留守番をさせないような工夫も必要となってきますので、この機会に留守番について改めて考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
猫は住み慣れた家をとても好む動物ですので、ひとりでのお留守番にはあまり抵抗がない動物としても知られています。
なのでほかのペットよりも、留守番に対しての心配はそこまで要りませんが、猫によってはやんちゃな性格の子や、寂しい気持ちからストレスを溜め込んでしまう子も居ることでしょう。
そのような猫ちゃんたちには、その子に合った留守番対策をしてあげることが重要となってきます。
そして猫がお留守番の時間を苦痛に感じないためにも、飼い主さんの用事が済んだら速やかに帰宅をし、一緒に居られなかった分、たくさん構ってあげるようにしてください。
そうすることによって猫ちゃんの心のバランスは保たれますので、心身共に健康に過ごすことができまることでしょう。
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