1.そもそも“都市伝説”って?
2.「秘密結社NNN」という組織とは?
2-1.「ねこねこネットワーク」の略語
2-2.秘密結社NNNのメンバーは全国の猫たち
3.「秘密結社NNN」の活動内容は猫と人間のマッチング
3-1.野良猫たちが幸せに暮らすための活動
3-2.ポツリと漏らした一言も聞かれている可能性大
3-3.行方不明になった猫たちを家に戻すための捜索活動もしている
3-4.街を歩けば猫たちに監視されている可能性も…
3-5.メンバーの調査能力はすごい
3-6.猫たちが集う“集会”は実は秘密結社NNNの会議かも…
3-7.人間への“派遣”は鍛え抜かれたメンバーによるもの
5.秘密結社NNNの体験談を紹介
5-1.ケース1:猫好きな小学生のつぶやきを聞いていた秘密結社NNNのメンバー
5-2.ケース2:飼い猫が亡くなった悲しみのなか出会った野生の猫ちゃん
5-3.ケース3:母猫に導かれて向かった先には…
そもそも“都市伝説”って?
一般的に「都市伝説」という言葉は、巷に溢れている「それ…ホントにホント!?」と疑いたくなるような噂話のことを指すことが多いですよね。
また、都市伝説と聞くと、「何だか怖そう」と感じる方もいるのではないでしょうか。
確かに、都市伝説のなかには、ちょっと気味の悪い話もありますが、そればかりではありません。
ホッと心が和む不思議な話や、奇跡のような話、クスっと笑えるような話までさまざまです。
都市伝説は、人から人へと伝わる噂話で「本当かどうか」は明らかではありません。
しかし、「信じるか・信じないか」は聞いた人次第。
話を聞いて自分の心にすんなりと入ってくるなら、それはその人にとっては信じるに値すべき伝説と言えるのではないでしょうか。
「秘密結社NNN」という組織とは?
秘密結社NNNは、猫にまつわる組織と言われています。
都市伝説として、多くの人が噂している話です。
いったい、どんな組織なのでしょうか。
◆「ねこねこネットワーク」の略語
秘密結社NNNの「NNN」は、“猫”による“猫”のための“ネットワーク”、つまり「ねこねこネットワーク」を略した言葉です。
「にゃんにゃんネットワーク」とも言われています。
◆秘密結社NNNのメンバーは全国の猫たち
秘密結社NNNの組織に属しているメンバーは、人間ではなく、なんと猫たちです…!
しかも、そのメンバーは全国規模なのだそうです。
北から南まで、あらゆる地域に住む猫たちが属している大規模な組織だというから驚きですよね。
道端で見かける可愛らしい猫も、実は秘密結社NNNの活動のために日夜活動を続けているのかもしれません。
「秘密結社NNN」の活動内容は猫と人間のマッチング
大規模な組織となる「秘密結社NNN」。
組織を構成して運営しているのが猫と聞くと、何だかにわかには信じられないような不思議な感覚になりますよね。
いったい組織の活動は、どんなものなのでしょうか。
◆野良猫たちが幸せに暮らすための活動
秘密結社NNNの活動内容は、主に猫と人間とのマッチングです。
野良猫として生活する成猫や、その猫たちが生んだ子猫たちのために、飼い主となる「猫を保護してくれる人間」を探します。
そして、出会わせることを目的に秘密結社NNNのメンバーは活動をしています。
でも、「保護してくれるなら誰でもOK」というわけではありません。
最後まで守ってくれる人でなければ、不幸な猫が増えるばかりですよね。
猫を愛してやまない心優しい人を捜し求めているのです。
彼らの“人を見抜く眼力”は優れたもので、ちゃんと「猫が好き」「猫のために何かをしたい」と思っている人のところに、出会わせるような取り計らいをしています。
◆ポツリと漏らした一言も聞かれている可能性大
秘密結社NNNに属する猫たちは、猫への愛情深い人を探すのが得意です。
猫が好きだけれどどうしても飼えない事情がる方も多いですよね。
でも、ふと「猫と暮らしたいな~」などの一言を漏らしてしまうと、野良猫と遭遇することもあると言います。
「どうしても飼えない・でも、この猫を放っておけない…」
猫好きな人なら、目の前に現われた野良猫を放っておけないですよね。
でも、無理に保護しても、最終的に悲しい思いをさせてしまうかもしれず、複雑な気持ちになってしまうでしょう。
◆行方不明になった猫たちを家に戻すための捜索活動もしている
秘密結社NNNのメンバーたちは、行方不明猫の捜索活動にも力を入れていると言われています。
「飼い猫が逃げてしまった…!」と近所をウロウロと探し回っている人間を見ると、その情報を仲間たちで共有するそうです。
「もし見かけたら飼い主さんのところに帰るように伝えて」と、猫から猫へと伝言…。
彼らのネットワークのおかげで、行方不明になった猫が無事に自宅に戻れたという噂話もちらほらと聞かれます。
◆街を歩けば猫たちに監視されている可能性も…
あなたの猫好きは、街中に溢れている秘密結社NNNのメンバーたちに監視されているかもしれません。
たとえば、1匹の野良猫に話しかけて微笑んだところを、遠くから別の猫が見かけていることもあるでしょう。
「あの人はきっと猫好き」とマークされ、ほかの猫達へも拡散されます。
複数の猫同士が井戸端会議をしているように集まっているのも、もしかしたら情報拡散中かもしれませんね。
◆メンバーの調査能力はすごい
みなさんは、これまでに野良猫に何度出会っているでしょうか?
「何度も野良猫を保護した」という方もいれば、「見かけたことはあるけれど保護をしたことはない」という方、なかには「野良猫を見かけたことがない」という方もいるかもしれません。
秘密結社NNNのメンバーの調査能力は素晴らしく、この「何度も野良猫を保護した経験がある」という人間に目をつけます。
「保護猫をたくさん飼っている」という人は、人間視点で見ても心優しき人というのが分かりますよね。
秘密結社NNNのメンバーたちは、全国ネットワークの調査能力でこういった人間たちに目星を付けています。
「何度も野良猫を拾っているよ」という人は、もしかしたら秘密結社NNNの猫たちにマークされているのかもしれませんね。
◆猫たちが集う“集会”は実は秘密結社NNNの会議かも…
ふだんは、おひとりさま行動が多い野生の猫たち。
でも、ときどき複数で集まっているのを見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。
ケンカしているわけでもなく、どこかゴロゴロとリラックスしているように見えますが、実は「秘密結社NNN」の定例会議なのかもしれません…!
1匹1匹が持ち寄った情報を伝えって共有している可能性も。
また、新たに秘密結社NNNのメンバーとなった猫を紹介している場面かもしれませんよね。
そんな視点で見ると、これまで微笑ましく可愛かった野生の猫たちの集いも、どこか凛々しくたくましく見えますね。
◆人間への“派遣”は鍛え抜かれたメンバーによるもの
秘密結社NNNのメンバーのなかには、「まだメンバーになったばかり」という新人もいれば、「活動を長く続けている」という経験豊かな人材ならぬ“猫材”もいます。
新入りの猫は主に情報収集につとめ、それを伝えられた上司は派遣先の割り振りをするのだとか。
まだ、子猫の場合、マッチングした人間に上手く接触することができないかもしれません。
経験豊かな秘密結社NNNのメンバーは、子猫を人間に誘導し、出会いを演出しているのかもしれませんね。
日々の散歩や街中でのゴロゴロにより、メンバー達は人間をウォッチング。
優しい人間を見抜く力や、保護してもらえるように導く力が鍛えられているのでしょう。
秘密結社NNNは本当に存在しているの?
メンバーが猫、活動内容は情報収集などと聞くと、「やっぱり都市伝説だ」と感じる人もいるかもしれません。
でも、「猫が猫のために活動する」というのは、一般的な都市伝説よりもハートフルな内容ですよね。
人間と猫たちの結びつきのためにたくさん活動しているのは、にわかには信じられないかもしれませんが、あまりにも可愛い都市伝説ですから「そんな話があってもいい」とどこか肯定的にとらえる方も多いでしょう。
また、実際に奇跡のような不思議な出会い方をして、秘密結社NNNによる活動と信じている方もたくさんいます。
秘密結社NNNの体験談を紹介
秘密結社NNNという組織、都市伝説ですから「本当にあるの…?」という半信半疑な人も多いかと思います。
でも、「きっと秘密結社NNNが陰で動いているに違いない!」と信じている人のエピソードもたくさんあります。
それでは、具体的に秘密結社NNNの体験談をいくつか見てみましょう。
◆ケース1:猫好きな小学生のつぶやきを聞いていた秘密結社NNNのメンバー
ある心優しい小学生とそのご家族のお話です。
学校の帰り道に、小学生の男の子が仲の良いお友達と猫の話をたくさんしていたのだそうです。
「一緒に暮らしたら楽しいだろうな」とそんなつぶやきをしたところ、なんと数日後に近くで野良猫と思わしき子猫を発見。
あまりにも可愛らしい子猫の様子と、数日前に「飼いたい」と話していたタイミングの良さに奇跡を感じた彼は、自宅に戻ってお母さんに相談してみました。
もともと家族揃って猫好きだったこともあり、お父さんにも電話で了解を得て保護することを即決。
すぐに動物病院に連れていき検査を済ませ、それから家族みんなで暮らしているそうです。
奇跡のようなタイミングの出会いは、実は秘密結社NNNの計らいかもしれませんね。
◆ケース2:飼い猫が亡くなった悲しみのなか出会った野生の猫ちゃん
ひとりの女性のお話です。
15歳になる愛猫が突然亡くなったことで、彼女は毎日のように悲しみに暮れていました。
ひとり暮らしで猫を飼っていた彼女にとって、愛猫の存在は家族のようにかけがえのないもので、ごはんも喉を通らないような日々が続いていました。
そんなある日、彼女は叔父の家に用事があって訪問。
用事が住んで、叔父の家の玄関を出ようとしたところ、どこからともなく「ミャーミャー」という鳴き声が…。
なんと、叔父宅の敷地内にある物置の下に、生まれたばかりのような子猫が鳴いていたのです。
守ってあげたくなるような愛らしい姿に、彼女の顔に自然と笑みがこぼれました。
きっと、亡くなった猫が「もう泣かないで…」と新しい猫ちゃんとの出会いを秘密結社NNNのメンバーにお願いしていたのかもしれませんね。
それから、彼女はその子猫を保護し、幸せな毎日を過ごしています。
亡くなった猫のことは忘れられない彼女ですが、天国から見守ってもらっていると前向きに考えられるようになったようです。
◆ケース3:母猫に導かれて向かった先には…
これは私の友人のお話です。
大の猫好きの彼女ですが、子育てや仕事で余裕がない背景が重なり、これまでに実際に猫を飼ったことはありませんでした。
でも、ペットショップなどで可愛い猫を見かけては笑顔で話しかける優しい人です。
子どもが無事に成人を過ぎて手がかからなくなった頃、彼女はいつものように「そろそろ猫を飼いたいな」と話していました。
お互いに忙しい毎日で彼女とは何か月も会わずにいましたが、つい先日久しぶりに会ったとき「実は猫を飼い始めたの…!」と聞きました。
しかも野良猫を保護したとのことでした。
彼女の職場の近くでときどき見かける野良猫がいて、猫を見かけたときには優しく話しかけて“顔見知り”となっていたのだそう。
あるとき、その猫が「こっちに来てほしい」と彼女を呼ぶような仕草をするので後をついていったところ、なんと赤ちゃん猫が…。
出産をして子育て中の母猫が、“顔見知り”の彼女の「優しい・猫好き」という性格を知ってなのか、子猫のところに連れていったのかもしれません。
彼女の職場の同僚にも同じく猫好きさんが何人かいたので、ほかの赤ちゃん猫と母猫を保護したとのことでした。
子育てがやっと終わった彼女でしたが、子猫を育てることになり、「第二の子育てをしている感じ」と明るい笑顔で嬉しそうに私に話してくれました。
きっと秘密結社NNNがふだんから彼女の猫好きで優しい性格を見抜き、野良猫たちの“今後”を託してくれたのかもしれませんね。
まとめ
「秘密結社NNN」は、猫好きさんたちの間で都市伝説として語りつがれています。
「メンバーは猫・猫のための猫による活動」と聞くと、どこかおとぎ話のような不思議な感覚になりますよね。
訓練や会議を重ねて、猫と人間との縁を取り持つ…。
そんなことが現実にあったら信じがたい…という反面、素敵な話に胸が熱くなりますね。
現在、飼っている猫が保護猫、その出会いが“運命的”や“奇跡的”と呼ぶにふさわしいドラマチックなものであれば、それはもしかしたら秘密結社NNNのメンバーによって仕組まれたものかもしれません。
ぜひ、そのご縁を大切に、猫との幸せな毎日をお過ごしくださいね。
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