猫と病院。連れていく前に確認すること、持ち物、動物病院の選び方

2022.01.29

猫と病院。連れていく前に確認すること、持ち物、動物病院の選び方

愛猫の具合が悪くなったときには、なるべく早く動物病院に連れていってあげたいですね。しかし、猫は犬よりも、病院を怖がって暴れたり、ストレスからかえって具合が悪くなったりすることも多く、連れて行くのが難しい面があります。キャリーに入れるために捕まえるだけで大変ということも、少なくありません。今回は、猫を動物病院に連れていく際に確認しておきたいことや注意点、持ち物、動物病院の選び方などをまとめました。

【目次】
1.猫を病院に連れていく前に
 1-1.行先の動物病院を確認する
 1-2.猫を病院に連れていく前に
 1-3.猫を病院に連れていく前に
2.猫を病院に連れていくときの持ち物
 2-1.キャリーバッグ
 2-2.現金やクレジットカード
 2-3.診察券
 2-4.保険証
 2-5.洗濯ネット
 2-6.温度調節ができるもの
 2-7.ペットシーツ
3.動物病院の選び方
 3-1.家からのアクセス
 3-2.ライフスタイルに合った診察時間
 3-3.ペットホテルの有無
 3-4.設備や専門医
4.病院嫌いな猫ちゃんには
 4-1.キャリーに毛布を掛けて目隠しをする
 4-2.外や車中で待つ
 4-3.予約診療を活用する
 4-4.日頃から病院に慣れておく
 4-5.猫専門の病院もある
5.まとめ

猫を病院に連れていく前に

猫のキャリーバッグ

はじめに、猫を動物病院に連れていく前に必要なことをご紹介します。

◆行先の動物病院を確認する

診察時間や休診日、夜間診療の有無などのほか、予約制かどうかなどを確認してから病院に行きましょう。
動物病院を検索できるサービスを利用すると、自宅近くの病院を検索することができます。最近ではホームページを持っている動物病院も増えています。ホームページがある場合には、検索結果からリンクされているので、詳細な情報を得るためにもホームページを確認するとよいでしょう。
最近は、動物病院の口コミサイトなどもあり、自宅近くの動物病院を口コミとともに調べることができます。口コミは、まだ件数が少なく、参考程度にしかなりませんが、近くの動物病院を探す手段の一つとして活用してみてください。

◆交通手段

病院に行くための交通手段を、あらかじめ考えておきましょう。
距離や移動時間、電車などの公共交通機関で行けるか、駐車場が十分にあり車で行くことができるかなどを調べておきます。

◆事前に連絡をするのがベター

愛猫の具合が悪くなると、すぐにも病院に連れて行ってあげたくなりますが、まず事前に動物病院に電話をして、簡潔かつ具体的に症状を伝える方がよいでしょう。病院に行くまでにするべき処置や、行くときの注意点などの指示を受ける場合もあります。
また、あらかじめ状態を伝えておくことで、診療がスムーズに進むことも多いです。緊急の場合に、到着を待って優先的に治療してもらえる場合もあります。


猫を病院に連れていくときの持ち物

動物病院に連れて行くときに必要な持ち物について、まとめました。

◆キャリーバッグ

キャンピングキャリー ファイン
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OSOTOキャリー トラベラーWide グレー
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動物病院に行くと、猫ちゃんをそのまま抱っこしてきたり、段ボール箱やカゴに入れて連れてきたりしている飼い主さんも見かけますね。
しかし、慣れない場所(病院)に来て、慣れない人(獣医師さんなどのスタッフや他の飼い主さん)がいると、猫ちゃんはパニックを起こして暴れたり、飛び出したりする可能性があります。そのまま、病院の外に出てしまうこともあり、その場合見つけることは非常に困難です。
病院に連れて行くときには、必ずキャリーに入れていってください。

【おすすめのキャリー】

上からも開けることができるキャリーが、おすすめです。横のドアだけだと、おびえた猫ちゃんが奥の方に縮こまってしまって出てこない、手を入れて出そうとすると引っかかれた、など診察することが難しくなる場合もあります。
上からも開けられるキャリーであれば、猫ちゃんを診察台の上に出しやすく、また、場合によってはキャリーに入れたまま診察を受けることも可能です。
獣医師さんがおすすめするキャリーは、上半分が外れるプラスチック製のものです。布製のものは、猫を入れるときに形が崩れやすく、上手く入れられないことがあります。粗相をした場合に掃除がしやすい点でも、プラスチック製のものが便利です。
また重要なのは、きちんとロックできることです。布製の場合はファスナーで開閉するものが多く、少しでも隙間があると、猫ちゃんが手を出して開けてしまうことがあります。ファスナー式のものは、外側にカギをつけて中から開けられないようにするなど、工夫が必要です。

◆現金やクレジットカード

動物病院でかかる費用は、治療や検査の内容によっては、思いがけず高額になることがあります。また、診療費はそれぞれの病院で決めており、病院によって差があります。獣医師法で、診療費をホームページなどに公開することが禁じられているため、あらかじめ知ることは難しいです。
十分な現金とともに、クレジットカードも持っていくと安心です。事前にクレジットカードに対応しているかを確認しておきましょう。

◆診察券

一度かかったことのある病院に行く場合は、診察券を忘れずに持っていきます。

◆保険証

窓口精算に対応しているペット保険を利用する場合には、猫ちゃんの保険証を持っていくことを忘れないようにしましょう。保険証がないと、窓口精算ができません。
急な病気やケガに備えて、決まった場所に保管しておいたり、クレジットカードなどと常に一緒にしておいたり、忘れないような工夫をしておくことをおすすめします。
最近は、ペットの保険証や診察券などをまとめて保管できるカード入れやポーチもあるので、利用してみてもいいですね。

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◆洗濯ネット

猫ちゃん用 楽らくネット
 >>猫ちゃん用 楽らくネット<<

キャリーに入れていても開けた途端に飛び出してしまうこともありますし、暴れて診察ができない子もいます。
洗濯ネットに入れてからキャリーに入れると、飛び出しを防ぎ、診察や爪切りがしやすくなります。また、万一、キャリーが壊れた場合にも、逸走のリスクを減らすことができるので、ぜひ利用してみてください。
洗濯ネットの他にも、専用の保定袋なども販売されています。猫ちゃんを入れやすい作りになっているので、利用してみてもいいでしょう。

◆温度調節ができるもの

体調の悪い猫ちゃんには、夏の暑さや冬の寒さはより厳しいものとなります。冬であればブランケットやカイロ、夏であれば保冷剤など、温度調節ができるものをキャリーに入れてあげましょう。
噛み癖のある猫ちゃんの場合には、保冷剤やカイロをタオルなどで包んで、齧ることができないようにしておきます。

◆ペットシーツ

車酔いや緊張などにより、排せつをしてしまうことも少なくありません。
キャリーの中にペットシーツを敷いておくとよいでしょう。また、汚れたキャリーを清掃するためのウェットティッシュなども用意しておくと便利です。


動物病院の選び方

ここでは、飼い主さんと猫ちゃんに合う動物病院を選ぶポイントについてご紹介します。
可能であれば、いくつかの動物病院を比較して、かかりつけの病院を決めておくことをおすすめします。

◆家からのアクセス

一つ目のポイントは、自宅からのアクセスの良さです。
動物病院は、猫ちゃんの具合が悪くなったときに連れていく場所です。もし、自宅から遠かったり、駅から遠くてアクセスが悪かったりすると、具合の悪い猫ちゃんの負担になりますし、運んでいく飼い主さんの負担も大きくなります。
また、自宅からのアクセスが良くないと、急を要する場合に対応が遅れることにもなりかねません。

◆ライフスタイルに合った診察時間

お勤めをしている場合、小さなお子さんがいる場合など、飼い主さんによって受診できる時間帯は異なりますね。
診察時間や休診日は病院によって異なるため、飼い主さんのライフスタイルに合った診察時間の病院を選びましょう。併せて、祝日やお盆、年末年始の対応についても調べておきます。
また、休診日の異なる病院をいくつか調べておくと、猫ちゃんが急に体調を崩したときにかかりつけ医が休診でも、診察をしている病院で診てもらうことができます。

◆ペットホテルの有無

大きな動物病院では、ペットホテルやトリミングサロンが併設されていることもあります。
ペットホテルがあれば、長いお留守番の時などに安心して預けることができます。何か異常があった場合に、かかりつけの獣医師さんに、それまでの健康状態や治療経過などを踏まえた診療をしてもらうことが可能です。

◆設備や専門医

CTやMRI、その他各種の最新設備がある、内視鏡手術が可能であるなど、設備が整っている動物病院であれば、そのまま高度な医療を受けることが可能です。
また、動物病院は一般にすべての科を診る「総合病院」ですが、その中でも獣医師さんによって、得意な科は異なります。さらに、大きな動物病院では、「眼科専門医」や「整形外科専門医」など、特定の部位や疾患に対応した獣医師さんがいる場合もあり、専門的な診断・治療を受けることが可能です。
慢性の持病を持っている場合などには、専門医のいる病院を探すことも視野に入れましょう。


病院嫌いな猫ちゃんには

病院を嫌がる猫ちゃんのストレスを、少しでも軽減するための方法をご紹介します。

◆キャリーに毛布を掛けて目隠しをする

移動中の見慣れない光景や、待合室での他のペットの気配にストレスを感じることも少なくありません。そのような場合には、キャリーに毛布やバスタオルを掛けて目隠しをしましょう。外が見えないことで落ち着く場合が多いです。

◆外や車中で待つ

順番が来るまで、病院の外や車の中で待つことができる病院もあります。看護師さんなどスタッフに申し出てみましょう。

◆予約診療を活用する

予約制を取っていれば、予約してから行くことで待ち時間を短縮することができ、待合室でのストレスを軽減することができます。
当日の連絡で予約できる場合もあるので、事前にシステムを調べておくとよいでしょう。

◆日頃から病院に慣れておく

猫の場合、特に悪いところがなければ、予防接種のために年に一度行くくらいかもしれません。それでは、猫ちゃんにとって、病院はいつまでも「痛いことをされる嫌なところ」のままです。
健康診断や爪切り、あるいは食餌相談や体重チェックなどで病院に行く機会を増やし、日頃から慣らしておきましょう。
終わった後にはご褒美のおやつをあげたり、獣医師さんやスタッフさんからおやつをあげてもらったりすることなども、慣らすためにおすすめの方法です。

◆猫専門の病院もある

猫以外の動物がいることがストレスになっている場合には、猫専門の病院や猫専用の待合室がある病院がおすすめです。


まとめ

猫は、犬よりも病院が苦手な傾向があります。完全室内飼いの猫ちゃんであれば、外に出るだけでも大きなストレスになるからです。
まずは、連れていくためのキャリーに慣れさせることから始めるといいでしょう。
キャリーは、上からも開けることができ、上下を分離できるプラスチック製のものがおすすめです。猫を診察台の上に出しやすく、場合によってはそのまま診察を受けることもできます。
待合室では目隠しになる毛布などを掛けてあげる、車中で待つ、予約診療を活用するなど、できるだけ猫ちゃんの負担を軽くしてあげる工夫も大切です。
かかりつけの病院を持ち、健康診断や食餌相談など病院に行く機会を増やして、日頃から慣らしておきましょう。
かかりつけを決める際には、自宅からの交通手段や診察時間など、飼い主さんのライフスタイルに合った病院を探すとともに、いくつか受診して、比較し、獣医師さんの専門性や相性などをチェックすることをおすすめします。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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