猫が餌をこぼすのには理由があった!原因と対策からおすすめ食器まで

2020.03.22

猫が餌をこぼすのには理由があった!原因と対策からおすすめ食器まで

愛猫が餌を食器の周りにこぼして、困っている飼い主さんも少なくありません。ドライフードはバラバラと散らばって集めるのが大変ですし、ウェットフードは周りを汚してしまって後片づけが大変です。忙しい飼い主さんには、悩みの種となり、うんざりすることもあるかもしれません。しかし、猫が餌をこぼすのには理由があります。健康にかかわる場合もありますので、原因と対策を解説するとともに、おすすめの食器をご紹介します。

猫が餌をこぼす原因は?

餌皿から餌を食べる猫

餌を食べる時に食器の外にこぼす猫は、珍しくありません。微笑ましく見守れる場合もありますが、忙しい飼い主さんにとっては片づけに時間を取られてうんざりする原因になることもあります。

一緒に暮らしていて、可愛い愛猫にいらいらしたくはありませんから、まずは原因について把握しておきましょう。

◆病気やケガが隠れている場合

これまで普通に食べていた猫が、急に餌をこぼすようになった場合には、まず口の中の病気やケガを疑いましょう。餌や食器を変えていない場合には、特に要注意です。

口内炎などの病気や、歯が欠けたりするなどのトラブルがあると、上手に食べることができなくなることがあります。

餌をこぼす以外に、(1)あまり餌を食べない、(2)元気がない、(3)餌を食べづらそうにしているなどの症状が見られる場合、重症化していることもあるので、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

考えられる病気やトラブルについてまとめますので、参考にしてみてください。

・口内炎
口の中に炎症ができています。原因としては、外傷、不衛生な状態、免疫力の低下、病気が考えられます。

口内炎ができると、出血したり、餌を噛んだ時に痛みや違和感があったりして、エサを上手に食べられなくなります。

一般的に、炎症を抑える薬を投与して治療します。

・歯周病
猫は、口腔内のpHが7.5~8.5とややアルカリ性のため、通常、虫歯になることはないと言われています。

一方で、数日で歯垢が歯石になるため、歯周病にはなりやすいです。歯肉炎が悪化して、歯周病になることもあります。

食べこぼすほかに、口臭がきつい、口周りがよだれで汚れているなどの症状が見られたら、歯周病の可能性があります。

全身麻酔をして、歯石を取り除くほか、場合によっては歯を抜くこともあります。

・歯が欠けている
遊んでいてぶつかったりするなどして、歯が欠けていることが原因で餌をこぼすこともあります。

◆歯の隙間からエサがこぼれる

猫は、もともと狩りをして生肉を食べる肉食の動物です。鋭い牙がある一方で、すり潰すための歯はありません。そのため、猫は基本的に餌を丸呑みしています。

ドライフードは、粒の形も大きさも様々で、粒の小さなものや形状が丸いものは歯に引っかかりにくく、歯の隙間からこぼれてしまうようです。

◆顔を左右に振っている

猫は、捕まえた獲物を前足で押さえて、顔を左右に振って肉を引きちぎりながら食べていました。

その習性の名残か、フードを口にくわえて顔を振る猫がいます。顔を振ることで、口からフードがこぼれてしまうのです。

◆周囲を気にしている

特にノラ経験のある猫に多いですが、わざと食器の外に餌を出して食べる子がいます。

食器に顔をうずめてしまうと、周囲の様子を見ることができません。せっかくありつけたエサを他の猫や動物に横取りされないよう、周囲に気を配りながら食べていた名残かもしれません。

◆食器が合っていない

猫は、非常に神経質なところがあります。食器の材質や形状の好みもそれぞれですし、敏感なヒゲが食器に当たるのを嫌う子もいます。

また、食器が深いと食べにくいですが、反対に浅すぎると餌がこぼれやすくなります。

◆フードが合っていない

猫は、フードの選り好みもします。ドライフードにいろいろな形の粒が混ざっている場合、食べにくい形のものをわざとこぼしてしまうことがあります。

形状や味が好みに合わないフードをわざとこぼして、「違うのを入れて」と主張している場合もあるようです。

◆高齢になったから

高齢になると噛む力も衰えてしまい、噛むのに力が必要なドライフードをこぼしやすくなります。また、子猫のうちは、食べるのが下手で餌をこぼしがちです。

◆猫自身が不器用

猫の個性はそれぞれです。中には、食べるのが下手な不器用な子もいます。


猫が餌をこぼす時の対策は?

キャットフードと餌皿

猫が餌をこぼす原因ごとに、対策を見ていきましょう。ここでは、病気やケガではない場合の対策をご紹介します。

◆フードを変えてみる

ドライフードの粒の大きさや形状が原因で歯の隙間からこぼれている場合や、フードが愛猫の好みに合っていない場合は、一度フードを変えてみましょう。

好みや食べやすさは猫によって異なるので、いくつかフードを試してみて、こぼさずに食べられるものを選びます。

◆食器を変えてみる

食器の好みも、猫それぞれです。様々な形状や素材の食器が販売されているので、いろいろな商品を試してみましょう。

食器選びのポイントについてもご紹介しておきます。

・深めのもの
愛猫の顔の形に合った深さのものを、選んであげましょう。浅いとこぼれやすくなりますが、短頭種の猫の場合、深すぎると食べづらくなるので注意が必要です。

・ヒゲが当たらない形状のもの
口の広い食器や楕円形のものなどがおすすめです。

・高さのあるもの
お皿タイプの食器ではなく、脚つきで高さのある食器もおすすめです。

猫の食道は人間に比べてまっすぐになっているので、かがんで頭を下げた姿勢では食べづらいです。高さがあると、喉に詰まったり、吐き戻したりすることも防ぐことができます。

・重いもの
軽い食器やぐらつきやすいものは、食べている時に動きやすく、食べこぼしの原因になります。ある程度の重さがあるものや、底に滑り止めのついたものがおすすめです。

・餌台を使うのも◎
高さのない食器を使う場合に、餌台を使うのもおすすめです。高さを調節できる商品もあるので、猫の成長や体格に合わせて調節しましょう。

購入前に、家にあるものや安い木材などで、愛猫に合った高さを確かめておくことをおすすめします。

◆こぼしてもいい環境にする

顔を振りながら食べる癖があったり、不器用だったりする猫の場合には、こぼすことを前提にした環境を作りましょう。

食器の下にランチョンマットやトレーを置くと、こぼしたフードを片付ける手間を少なくすることができます。トレーにはいろいろな材質のものがあるので、猫が舐めても安全な素材でできているもの、簡単に洗えるものを選びましょう。

ウェットフードの場合、ペットシーツを敷くのもおすすめです。こぼしたフードごと捨てることができ、後片付けが簡単です。


餌をこぼす猫におすすめの食器

餌をこぼす猫にお悩みの飼い主さんに、おすすめの食器をご紹介します。

◆ネコにやさしい食器

ネコにやさしい食器
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横幅が広い楕円形になっていて、ヒゲが当たりにくい食器です。やや軽いですが、裏面にゴム製の滑り止めがついていて、動きにくくなっています。

プラスチックの中では傷のつきにくいメラミン樹脂製なので、傷に汚れが残ったり雑菌が発生したりするリスクが低いです。

底面には突起があり、ウェットフードがすくいやすくなっていますが、汚れが落としにくいというレビューもあります。

SSサイズは、成猫にはやや小さく、子猫や頭の小さな子にちょうど良いでしょう。

シンプルなデザイン、軽さ、丈夫さと手ごろな値段が、飼い主さんにもやさしい商品です。

◆ハッピーダイニング 脚付フードボウル

ハッピーダイニング 脚付フードボウル
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猫に配慮して設計された商品で人気のブランド・猫壱のハッピーダイニングシリーズの食器です。

アマゾンや楽天などの売れ筋ランキングでも、常に上位に入っている人気商品です。脚付きで高さがあり、猫が食べやすい姿勢でフードを食べることができます。

シリーズには、広口で浅い商品もあり、ヒゲが当たるのが気になる子や短頭種の猫におすすめです。

もともと重さがあるので動きにくいですが、さらにリニューアルしてシリコン製の滑り止めが付属するようになりました。ドライフードが中央に戻ってきやすい形状や、ウェットフードがこぼれにくい縁のかえしで、食べこぼし対策におすすめです。

また、電子レンジや食器洗浄機に対応しているので、フードを温めたり洗ったりするのに使い勝手がよくなっています。磁器製なので割れる可能性があり、洗うときなど取り扱いに注意が必要です。

洗った後は、脚の部分に水が残ることがあるので、乾かす前によく水を切りましょう。

◆食べやすいキャットディッシュ

食べやすいキャットディッシュ
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メラミン樹脂製ですが、十分な重さがあり、ひっくり返りにくくなっています。底にシリコン製の脚がついていて、ずれにくくフローリングも傷つけることがありません。

縁が二段形状になっているので、フードがこぼれにくくなっています。耐熱温度が120℃で、食器洗い乾燥機に対応しており、煮沸消毒もできて衛生的に使えるのもおすすめポイントです。

また、底に手をかけやすい持ち手部分がある点も、レビューで高評価を得ています。

SSサイズは子猫用、Sサイズは成猫用となっていますが、食の細い子やおやつ用にはSSサイズがおすすめです。

高さはないので、餌台と組み合わせて使うとより食べやすくなるでしょう。


まとめ

猫が餌をこぼすのは、フードや食器が合っていない場合や猫自身の習性・癖などが原因です。原因は猫それぞれなので、原因を見極めて対策をしてあげましょう。

ただし、急にこぼすようになった場合には、病気やケガが原因の場合があります。食欲がなくなったり、よだれが多くなったりするなどの症状が見られるときは、動物病院で診てもらいましょう。

猫が餌をこぼすことが飼い主さんのストレスになることもあるかもしれませんが、怒るのはNGです。ランチョンマットやトレーを利用して、こぼしても大丈夫な環境を整えてあげましょう。

餌がこぼれにくい食器も様々な種類が販売されているので、飼い主さんにとっても猫にとっても、ご飯タイムが楽しくなるように工夫をしてあげてください。



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SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


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