愛犬も花粉症!?この対策でつらい季節を一緒にのりきろう!

2016.03.26

愛犬も花粉症!?この対策でつらい季節を一緒にのりきろう!

私は花粉症です。物心ついたときから、止まらぬ鼻水と目のかゆみに夜も眠れず、病院では「鼻炎」と言われて、あまり効かない薬を飲んでしのいできました。当時、花粉症はスタンダードな病気ではなく、有効な対策もしないまま孤独に苦しんでいました。今では多くの花粉症仲間ができ、ついに犬まで花粉症になる時代。対策法もいろいろ確立されてきました。花粉症の対策を長年試してきた経験から、犬の花粉症対策をご紹介します。

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犬のこんな症状は花粉症かも!?

犬に現れる現象

人の花粉症の症状で一番分かりやすいのは、くしゃみ・鼻水、次いで目のかゆみ、最後に皮膚のかぶれだと思います。犬にもこれらの症状が出ますが、一番顕著なのは、皮膚の異常です。乾燥やかゆみから、目や耳をこすったり、足を噛んだりするしぐさに始まり、皮膚が赤くなり、毛が抜け、ただれていきます。慌てて病院に行き、「アトピー性皮膚炎」と診断され、初めて花粉症に気づくケースも多いと思います。


花粉症になりやすい時期

花粉症は、アレルゲン(=アレルギーの原因)になる花粉が、口・鼻・皮膚から体内に入ることで起こります。ですから、花が咲く時期が花粉症の起こりやすい時期になります。花粉症のアレルゲンとなる主な植物と、花粉の飛ぶ時期は以下の通り。

スギ 2月~4月
ヒノキ 4月~5月
カモガヤ・ハルガヤ 4月~7月
ブタクサ・ヨモギ 6月~10月

冬以外は何かの花粉が飛んでいますが、毎年秋にアトピー性皮膚炎がひどくなるのなら、その犬のアレルゲンは、ブタクサやヨモギかもしれません。


花粉症になりやすい犬

何と、花粉症になりやすい犬種があります。そのかわいそうな犬種の一部をご紹介します。

柴犬
シー・ズー
ボストン・テリア
パグ
ゴールデンレトリバー

同じ犬種でも個体差が大きく、花粉症になりやすい体質の犬がいます。花粉症になりやすい体質の主なものは、次の通り。

皮膚が弱い
食物アレルギーがある

生まれつき皮膚が弱い柴犬に食物アレルギーが見つかったら、花粉症を発症する確率がとても高いということになります。


花粉症の検査

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うちの犬花粉症かも、と思ったら、動物病院の診察を受けることをおすすめします。病院で花粉症の検査をしてもらえば、どの植物にどのくらいの強さのアレルギー反応があるのか、わかります。血液検査でIgE抗体を調べてもらうのが、犬の負担が少ないと思います。費用は2万円前後かかりますが、保険がきかないことを考えると人と同じくらいの金額です。花粉症は一生付き合っていく病気なので、アレルゲンをある程度特定しておいても無駄にならないと思います。


花粉症の対策

花粉を体内に入れないことと、体内に入ってもアレルギー症状を起こさない体質にしていくことが、人も犬も花粉症の対策になります。動物病院では、抗ヒスタミン薬やステロイドが主な治療になり、劇的に症状を抑えてくれますが、薬を中止すると再発するのは、人と同じ。なので、ここからは家庭でできる花粉症対策をご紹介します。

– 【花粉の少なそうなところを選んで散歩する】  –

散歩中花粉を吸い込まないために、マスクが圧倒的に効果があって簡単なのですが、残念ながら犬用のマスクはありません。散歩中は、口や鼻から花粉を吸い続けています。せめて散歩の道程を見直して、アレルゲンになる花が咲いている場所は避けるようにします。季節によって咲く花は変わるので、どの植物がどこに生えているか分かったら、風下を長時間歩かないようにしてください。

– 【服を着せる】  –

散歩中に毛に付く花粉は、花粉症の大敵。散歩中は服を着せ、家に帰ったら即脱がせ、毛につく花粉を減らしましょう。脱がせた服は、よくはたき、布団用の掃除機などで丁寧に吸い取るか、洗濯します。

– 【体に付いた花粉を落とす】  –

服を着て外出しても、顔や体に花粉が付いています。花粉を落とすためシャワーで洗い流したいところですが、毎日のシャンプーは皮膚を傷めます。毎回洗うのは足だけにして、しっぽや顔の周りは乾いた布などでふき取ります。このときフローリング用のドライシートが便利です。柔らかいタイプのものは、ふき取りやすく、花粉をよく吸着します。

– 【空気清浄機を運転する】  –

窓を閉め切っていても室内には花粉が浮遊しています。花粉を除去するタイプの空気清浄機を使うと、その部屋の花粉はほぼなくなります。散歩帰りの犬のお手入れも、空気清浄機の前ですると、外から持ち込んだ花粉を吸ってくれるようで安心です。

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– 【床の花粉を取り除く】 –

床に落ちた花粉は、犬の足の裏に付きます。指の間は皮膚炎になりやすいところなので、アトピー性皮膚炎の犬は、足の裏をとくに念入りになめます。こうやって口から体内に花粉が入ってしまうので、床の花粉は掃除しておきましょう。

–【保湿する】  –

皮膚の傷や肌表面のセラミドがはがれているところは、花粉の侵入口になります。乾燥するとますますセラミドが失われるので、できれば保湿してあげましょう。ワセリンを塗ると、なめ取ってしまうので逆効果。シャンプーを保湿効果のあるものに変え、動物病院で保湿剤をもらうと良いようです。

– 【ドッグフードを見直す】 –

ドッグフードには、低アレルゲンのものもあります。添加物なとも花粉症を悪化させることがあるので、良質のフードに変えてみるのも一つの手。また、リンゴやバナナなど、アレルギーと関連があるとされるおや

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坂田 ひかり

坂田 ひかり

子どもの頃から犬を飼い続け、犬と一緒に成長してきました。意外と知らない衝撃の真実や、知って得する豆知識を紹介していきたいと思います。犬好きさんがもっと犬を好きになって、犬と一緒に幸せになってもらえたら嬉しいです。


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