猫の食器の洗い方。人用洗剤を使って大丈夫?

2020.04.30

猫の食器の洗い方。人用洗剤を使って大丈夫?

キャットフードを入れた食器を準備すると嬉しそうにしっぽをピーンとあげている愛猫・・・!そんな姿を見るのは、飼い主としても幸せな瞬間ですよね。食器に頭を傾けて一生懸命キャットフードをたべている可愛らしい姿に癒されることでしょう。毎日の食事の時に欠かせない食器は、愛猫が直接口をつけて食べるので清潔に保ちたいですよね。ただ、人用の食器用洗剤を使っていいのか・・・という点についても、多くの飼い主さんが疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

ヌメヌメの原因はキャットフードではない?!

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愛猫が食事で使った食器は、清潔にするためにしっかりと洗うことが大切です。
ただ、洗っている時に「何だかヌメヌメしている・・・」と感じている飼い主さんが多いのではないでしょうか。

キャットフードに油が含まれているからヌメヌメしているのだろうと考える人もいるかもしれません。
しかし、実は「ヌメヌメ」の原因は猫の口の中に住みつく菌だというのです。

猫と人間では口の中の環境が違います。猫は、口内が「アルカリ性」です。アルカリ性なので、虫歯になりにくい口内環境になっています。
虫歯にならないのはいいことのような気がしますが、一方で細菌が繁殖して歯周病になりやすいと言われています。
そして、基本的に猫の口の中は人間よりも細菌が多いです。

猫が食器の中のキャットフードを食べる時には食器もぺろぺろと舐めますが、同時に食器にアルカリ性の唾液が付着します。すると、食器に付いているキャットフードの食べカスをエサにどんどん細菌を増やしていくのです。そして、増えた細菌の表面に「バイオフィルム」という膜を作ります。これが「ヌルヌル」の原因だったのです。

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人用の洗剤で洗っても大丈夫なの?

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愛猫が舐める食器なので、人用の洗剤が不安という飼い主さんも多いはず。そんな気になる洗剤の使用ですが、基本的には人用洗剤でも使用はOKです。
ただ、注意したい点もいくつかあります。

◆なるべくすぐに食器を洗う

ヌメリのある食器をいつまでも放置しておくと、細菌がさらに増殖してしまいます。見た目には分からない菌の繁殖ですから、食器を使った後にすぐに洗うことをオススメします。

◆十分にすすぐこと

不十分なすすぎのため、ヌメリの膜に合成洗剤が付着したままのことがあります。これでは、猫ちゃんの体内に洗剤の化学的なものが溜まってしまいそうです。
しっかりと十分にすすいで表面をクリアにしたいものですね。

◆事前にヌメリをタオルなどで取り除く

ヌメリをタオル等で取り除いてから洗剤で洗えば、比較的ヌメリが取れやすいです。

◆ペットの食器用スポンジを使ってみる

現在は、洗剤を使用しないでもヌルヌル汚れが落ちるスポンジなども販売されています。
こういったものを用意しておいて、猫の食事の後にささっと洗ってしまうのもよいかもしれませんね。

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ヌルヌル汚れも洗剤なしでキレイに落とす食器用スポンジ

特許素材のミクロ繊維とアクリル繊維の効果で水だけでヌルヌル汚れも洗剤なしでキレイに落とす食器用スポンジです。
約5万本の特許素材ミクロ繊維が、食器表面の目に見えない凹凸やキズに入り込んだ汚れまでスッキリ落とします。
アクリル繊維が油汚れ、水垢に密着しスッキリ落とします。
柔らかくコシのある繊維なので、大切な食器を傷つけにくく、安心して使えます。
手にフィットする楕円形なので洗いやすい。

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メッシュ生地で食器のヌメリを水だけで落とすことができる、乾きが早いクリーナーです。
クリーナー繊維は、特殊繊維を使用しており、水だけで汚れをかき落とすことができるので、洗剤を使わなくても洗うことができます。
厚みがあるスポンジと違い、ソフト感があり、ふきん感覚で使用することができます。
薄いクリーナーですので、蛇口などに掛けて乾かす、保管することもできます。
洗剤を使用される際でも、少量の洗剤で十分汚れを落とすことができます。
手にフィットする楕円形なので洗いやすい。

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食器の種類も変えてみては?

猫用の食器には、プラスチック・ステンレス・陶器・ガラスなどがあります。
それぞれ、メリットやデメリットがあって当然ですが、猫のお口の環境に配慮するならプラスチックを避けるべきかもしれません。

割れる心配がないので安全というメリットも魅力的ですが、実は洗っているうちに細かな傷がついているのです。毎回、スポンジでプラスチック製の食器を洗うことで、人の目に見えないような小さな傷が増え、細菌が入り込みやすくなります。綺麗に洗っているつもりでも、菌が残ってしまいます。また、菌が残っている食器で食事をすれば、猫のお口の環境が悪くなり一層細菌が増殖します。

そして、食器を使用するたびにヌメリが・・・。こんな悪循環に陥ってしまうのです。

人用洗剤でしっかり洗って衛生面を保ちたいですが、食器の種類を変えてみるのも、お口の環境には一役かいそうです。

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根本的な問題も解決したい

食器がヌルヌルするのは、猫の口の中に菌が多いから仕方がないと考えてしまいそうですが、実はすべての猫の使った食器がヌメヌメな訳ではありません。
お口の中の細菌が増えれば増えるほどヌメリが強まります。そのため、そもそもの口内環境を整えてあげることも大切です。

口臭が強まってきた、愛猫に舐められたところがヌメヌメしている感じがする、食器がヌルヌルしているなど「細菌が増えている」感じがしてきたら、歯磨きをするなどしてお口の環境を少しでも良くし細菌の繁殖を防ぎたいものです。

また、愛猫が生きていくための食事と切り離すことができない「食器」。ヌメヌメしたまま使用させるのは、愛猫のお口の中の細菌をさらに増やしてしまうことにも繋がります。

愛猫が直接舐めるものですから、人間の食器と同じようにしっかりと丁寧に洗いましょう。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。


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