猫用ハーネスは必要か?
ハーネスといえば犬のもの、と考えられがちでしたが、最近は猫を散歩させている方も増えているようで、猫用のハーネスも豊富になってきましたね。少し前までは小型犬兼用ばかりでしたが、猫の体に合わせた猫専用の製品が多くなってきたことは嬉しいことです。
猫を散歩させることに使用されることが多いハーネス。そもそも猫に散歩は必要?と思われる方もいらっしゃることでしょう。脱走やノミ、ダニの付着、他の猫や犬とのトラブル、病気の感染など、不安な要素も多い猫の散歩。けれど肥満気味の猫の運動不足の解消には散歩は効果的です。猫種によっては散歩が必要な猫もいます。病院に連れていく時の脱走予防にもハーネスがあれば安心です。
また、災害時に猫を連れて避難する際にもハーネスは重要なアイテムです。避難先で猫のケージが足りない場合にも必要になります。
しかし、いざハーネスが必要!となった時にいきなり猫に装着しても、ハーネスに慣れていない猫はパニッックになったり、嫌がってハーネスをすり抜けて脱走してしまうかもしれません。外で安全にハーネスを使うには、普段、家の中でハーネスのつけ方を練習し、猫にもハーネスに慣れてもらうことが重要です。
上手なハーネスのつけ方・つける時のポイント
◆上手なハーネスのつけ方①猫に合ったハーネスを選ぶ
猫のハーネスには、洋服タイプと紐タイプの2つのタイプがあります。
洋服タイプ
紐タイプ
紐タイプはかさばらず、携帯に便利ですが、つけてみると猫が違和感を覚えるらしく、嫌がってすり抜けようとして紐が絡まったり、微動だに動こうとしなかったり、という話をよく聞きます。
実際、我が家で購入したのは紐タイプでしたが、そらさんは嫌がる、噛み付く、絡まる、巻きつく、でくちゃくちゃの状態でした。りんちゃんとすずちゃんは装着した途端、置物のように・・・。全く動こうとしません。
猫にとっては体をすっぽり包み込む洋服型や、前当てのついたタイプの方が体への負担も少なく、つけ心地も良いのかもしれません。猫の好みに合わせて使い分けましょう。
紐タイプをつけてみた。小型犬・猫兼用でパツパツ。
漬物石のように動かない。重い。重すぎる。
◆上手なハーネスのつけ方②ハーネスをつけてみよう
洋服型のハーネスの付け方を説明した動画です。「紐型も穴に足を通して背中で止める」ことは同じです。
ハーネスのつけ方を説明した動画がこちら↓
ハーネスのつけ方①2つの穴に前足を通す
ハーネスのつけ方②マジックテープで止める
ハーネスのつけ方③バックルを止める
ハーネスのつけ方④リードにつなぐ
つけ方は簡単ですが、猫が大人しくつけさせてくれるかが問題ですね・・・。
◆上手なハーネスのつけ方③家の中でハーネスに慣れさせる
まずは脱走の心配のない屋内で、猫にハーネスに慣れてもらいます。家の中で、ハーネスをつけたまま自由に行動させます。嫌がる様子を見せたならすぐに外してあげましょう。繰り返し、何日かけても無理をせずに続けます。
◆上手なハーネスのつけ方④どんな状態の時にハーネスが取れてしまうかチェック
猫の体は柔軟で、少しの緩みや隙間でハーネスから抜け出してしまいます。抜け出した時のハーネスの状態や、緩みを確認して猫の体にしっかりフィットした状態を確認していきましょう。
すずちゃんと同じサイズのまま、りんちゃんに装着。体格の差で紐に緩みがあります。この緩みが脱走の元?
お腹の部分は紐一本なので、引っ張ると苦しくなるかな?この後、漬物石化。
まとめ
いかがでしたか?
猫を散歩させる習慣がなくとも、災害などの緊急時には必要となる猫のハーネス。ベランダでの日向ぼっこにも使えそうですね。この機会に私ももう一度ハーネスの付け方を練習をしてみようかと思います。
ハーネスは洋服部分を手作りできるので、自分好み可愛いハーネスを作ってみるのも良いですね!
最後まで読んで下さってありがとうございました。
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