三毛猫は日本でおなじみの猫!
3色の毛色を持つ三毛猫は、日本では招き猫のモデルとしても知られていて、日本人はよく見る、なじみのある猫なのではないでしょうか。3色の毛があり、縞やキジの柄があれば、それぞれ縞三毛、キジ三毛と呼ばれています。
三毛猫の原産国は、主に日本とされています。三毛猫は日本の気候に適応した猫と言われていて、体も丈夫なほうで、他の猫よりも平均寿命も長めです。
三毛猫のオスは貴重!
三毛猫は、基本的にはほとんどがメスということになっています。
三毛猫のオスが少ない理由は、毛色の遺伝子がメスの性別を決めるX染色体の上にしかのらないから、ということが理由です。
遺伝子は、細胞の中にある染色体の上にのっています。性別を決めるのは、「性染色体」と呼ばれる2本で、オスはX染色体とY染色体が1本ずつある「XY」になり、メスの染色体はX染色体が2本ある「XX」となります。
三毛猫になるための色は、白・黒・茶の三色が必要ですが、その中の茶色の発現に関わる遺伝子はX染色体にしかないのです。
ただし、「クラインフェルター症候群」と呼ばれる染色体の異常で、「XXY」という染色体を持ったオスが生まれることがあります。この確率は、諸説ありますが、3万匹に1匹という話もあり、三毛猫のオスはとても貴重だとされる理由です。
三毛猫はどんな性格?
– わがままだけど自立心が高い –
基本的には、猫の性格として「わがまま」だと言えますが、「自立心が高い」ので、猫と初めて暮らす方にとっても、飼いやすい猫だと言えるでしょう。
– プライドが高い –
プライドも高い傾向にあるので、しつけをする時には、じっくりと教える必要があるかもしれません。トイレ、爪とぎ、登ってはいけない場所を教えるなど、色々な場面で、最初はなかなか言うことをきかなくても、根気よく接してあげましょう。
– 猫の中でも賢い –
猫らしく気分屋な面も目立ちますが、「賢い」ので、しつけされたことを一度覚えれば、あとはちゃんと行動してくれることでしょう。
– 人見知りも激しいが、慣れるととっても甘える –
好き嫌いが激しく、「人見知り」をする傾向があります。飼い主さんとの関係では、何か気に入らないことがあると、怒ったり、ふてくされたりして反発するような行動をする猫も多いようです。しかし、相手を気に入れば、とても懐いて、愛情を注ぐようになります。
– 母性本能が強い –
メスがほとんど、という理由もありますが、三毛猫は猫の中でも特に母性本能が強いと言われています。普段は穏やかですが、子供に危険が迫るとしっかりと子を守れる強さを持っていて、子育ても上手、よい母猫となるようです。
– 三毛猫のオスとメスとでは性格が違う? –
三毛猫は必然的にメスが多いことになりますが、オスの方は自立心が低めで、甘えん坊、世話をやく必要がメスよりもあるようです。とはいえ、なかなかオスの三毛猫には出会えない可能性が高いですが・・・。
さらに模様によっても、それぞれに傾向があるようです。3色バランスの取れた猫がいちばん、プライドが高いと言われます。縞三毛や、キジ三毛は、少し大人しめで、人見知りも強いことが多いようです。
三毛猫は猫の中の猫!
このようなことから、基本的に三毛猫の性格は「わがまま」で「賢い」、「人見知り」だけど「甘えん坊」な「プライドの高い」お嬢様だと思って、接すると良さそうです。三毛猫は、猫のイメージにぴったりな性格を持った猫なのだと言えるでしょう。
飼い主は、三毛猫は猫の代表的な性格を持っているのだと理解してください。その上で賢い三毛猫をうまく懐かせ、遊ばせて、三毛猫との暮らしを楽しみましょう。
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