- 1.実は愛情表現豊かな猫!?
- 2.猫の愛情表現ケース1:お腹を見せてくる
- 3.猫の愛情表現ケース2:見つめた後にゆっくりとまばたきをしてくる
- 4.猫の愛情表現ケース3:体を近づけてくる
- 5.猫の愛情表現ケース4:手や顔を舐めてくれる
- 6.猫の愛情表現ケース5:「おかえりなさい!」と出迎えてくれる
- 7.猫の愛情表現ケース6:ちょっとビックリ!?「プレゼント」を持ってくる
- 8.猫の愛情表現ケース7:カプッと突然甘噛みしてくる
- 9.猫の愛情表現ケース8:しっぽを真っ直ぐにピンッと立てる
- 10.猫の愛情表現ケース9:飼い主さんをモミモミマッサージしてくる
- 11.猫の愛情表現ケース10:飼い主の布団で一緒に寝ようとする
- 12.猫のボディランゲージから愛情表現を読み取ろう
実は愛情表現豊かな猫!?
猫はマイペースでツンデレという言葉がぴったりな動物。ツンっと素っ気ないそぶりを見せたかと思うと、何だか甘えたそうに近寄ってくる…この気まぐれな二面性がたまらなく可愛らしいものですよね。
ただ、そっけない態度をされたときには「私って愛されているのかな?」と心配になってしまう飼い主さんが多いのではないでしょうか。
猫は人間と違って言葉でストレートに言い表すことができないので、飼い主さんだけでなく猫の方ももどかしさを感じているのかもしれませんよね。猫の気持ちが読み取れるようになると、お互いに幸せに暮らしていけそうです。
実は、猫が飼い主さんに見せる「愛情表現」と呼ばれるものは結構多いんです。特に信頼している飼い主さんにしか見せない行動もたくさんあります。愛猫が自分だけに見せる「愛情」を知ると、心が温かくなりそうです。
それではさっそく、猫が愛情表現で見せる行動について見てみましょう。
猫の愛情表現ケース1:お腹を見せてくる
「お腹」は、動物にとってはかなり大事な場所です。内臓があるので敵に狙われる訳にはいきませんし、人には見せまいという本能が働いているはずです。
そこで、猫は基本的に眠る時にはお腹を下側にしています。仰向けに眠ることは、敵に狙われた時のリスクが大きいものなので、猫達はリスクをおかしません。
また、お腹を下側に向けて休んでいるのは、急に敵に狙われた時にファイティングポーズをすぐに取れるというメリットがあります。
そんな猫達が「お腹を見せる」という行動は、相手を信頼している証拠です。自分が狙われることがない相手…と安心している状態だからこそ、お腹という大切な部分を無防備にしているのです。
ただ、注意したい点がひとつ。猫の愛情表現だからといって、「スヤスヤとお腹を出している猫」のお腹をいきなり触るのは止めましょう。ビックリしてしまいます。
また、飼い主さんと遊んでいる延長でお腹を見せることもあります。この時の心境は「もっと遊んでよ~」「構ってよ~」といった感じ。一緒にたくさん遊んであげましょうね。
猫の愛情表現ケース2:見つめた後にゆっくりとまばたきをしてくる
猫が見つめてくることが愛情表現となっていることがあります。
そもそも猫は敵であることを知るために、相手と見つめ合います。しかし、「見つめ合ったまま…」ということは、ケンカ勃発の合図なのです。つまり、相手に敵意がないということを伝えるには、見つめた後に、ゆっくりと目を逸らす行動をとります。
そんな猫が大好きな飼い主さんに見せる愛情表現は、見つめた目をゆっくりと「まばたき」してくること。猫は飼い主さんに対して安心している状態で、「愛」を示してくれているのです。
猫はゆっくりとまばたきしてくるので、そんな時は飼い主さんも同じようにまばたきしてあげると猫に自分の気持ちが伝わります。「まばたき」でお互いの気持ちを伝えられるなんて、魅力的な愛情表現ですね。
ただ、あまりにも見つめすぎには要注意。猫は「もしかしたら敵なのでは?」と勘違いしてしまいます。可愛すぎるあまり見つめたい気持ちは猫好きとしては分かりますが、あまりにも凝視するのは「ケンカOK」のサインと猫に思わせてしまうので気をつけましょう。
猫の愛情表現ケース3:体を近づけてくる
猫は警戒心の強い動物ですので、基本的に「嫌いな相手」「敵とみなした相手」「見知らぬ相手」には近づこうとしません。そんな猫が近くに寄ってくるとうことは、「愛」があるからこそ。自分が愛されていることが実感できる瞬間です。
また、体を近づけるだけでなく「スリスリ」と自分の体を押しつけてくれば、さらに強い愛情表現となります。これは、猫にとってのマーキング的な行動です。
猫は、スリスリと飼い主さんに自分の体を押し付けることで、自分のニオイをつけています。自分のニオイを飼い主さんにつけることは、他の猫に取られたくないという気持ちが強いからです。「飼い主さんは自分のものだから、他の猫は取らないでね!」という独占欲の表れなのです。
このマーキング的な行動は、信用していない相手には絶対やることがありません。飼い主としては覚えておきたい猫の愛情表現ですね。
猫の愛情表現ケース4:手や顔を舐めてくれる
自分よりも体の小さい愛猫が「ぺろぺろ」と舐めてくる行動、とても可愛らしいですよね。飼い主さんの「手」や「顔」を一生懸命舐めてくるのは、猫と一緒に暮らしているとよくある行動です。寝ている時に顔を舐められるとビックリすることもあります。
この「舐める」という行動は、猫の大きな愛情表現だといいます。
猫は親や兄弟同士で舐めあうことにより、毛づくろいをします。見知らぬ相手にはやらない行動です。また、毛づくろいには、体の汚れを取り除く意味の他、精神を落ち着かせる意味がまじっています。
つまり、猫にとって飼い主を舐める時の気持ちは、毛づくろいのように「相手を認めている」という証。自分の気持ちをさらけ出せる相手にしか取らない行動です。愛猫が見せる愛情表現と考えてもいいでしょう。
猫の愛情表現ケース5:「おかえりなさい!」と出迎えてくれる
愛猫に留守番をさせて外出することは、後ろ髪をひかれる思いですよね。「ちゃんと食事をしているかな?」「寂しくないかな?」「寒くないかな」「暑くないかな」なんて気になってしまいます。そして帰宅後に猫が喜んでくれると、とても嬉しいものです。
猫は家族として暮らしている飼い主が帰宅すると、高確率で喜びます。喜び方もとても分かりやすく、飼い主が帰宅したと思ったらテンションが高くなったりします。「おかえり~!待ってたよ~!」という気持ちの表れでしょう。一人で寂しい気持ちで留守番していたなら、なおさらその気持ちが強くなっているのかもしれませんよね。
また、玄関でスタンバイして待っている猫もいます。玄関扉を開けた瞬間に愛猫の姿を見ると、仕事の疲れも飛んでいきそうです。感動ものの愛情表現かもしれませんね。
飼い主を待ちわびていた猫は、飼い主からの愛情表現も期待して甘えてくることでしょう。たくさん遊んであげて、猫が欲するままスキンシップを楽しみましょうね。
猫の愛情表現ケース6:ちょっとビックリ!?「プレゼント」を持ってくる
飼っている猫が自分にプレゼントを持ってきてくれる…言葉だけ聞くと可愛らしいものですが、その内容とは虫や小動物など猫がゲットした獲物。飼い主さんの前に、ポンッと得意げに置いてくれます。でも、虫や小動物の死骸という特殊なプレゼントですから、もらった飼い主さんはとてもビックリするかもしれません。
しかし、この行動には愛猫の「愛」がぎっしりとつまっているのです。
野生で暮らしてきた猫は、可愛い我が子に食べ物を与えるためにハンターとして生活しています。つまり、飼い主さんに「自分があなたのために食べ物を取ってくるからね」という気持ちを持っているということ。もしかして飼い主さんのことを我が子や兄弟のように認めているのかもしれませんね。
ちょっとビックリしますが、最高の愛情表現なので喜んでプレゼントを受け取ってあげたいものですね。
猫の愛情表現ケース7:カプッと突然甘噛みしてくる
猫がかまって欲しそうなので優しく撫でていると、ガブッと急に甘噛みをしてくることがあります。「あれ?構ってほしかったんじゃないの?」と、飼い主さんとしては複雑な気持ちになることでしょう。実は、この行動も猫の愛情表現と言われています。
そもそも、猫は子猫時代に母猫や兄弟猫との間で「甘噛み」によるスキンシップをしています。そのため、体に本能的に刷り込まれているもの。飼い主さんに甘噛みをしたからといっても、「嫌い!」という意味ではありません。遊んでじゃれているうちに、愛情をストレートに伝えたくての「ガブッ」なのです。
ただし、「甘噛み」と「本気噛み」の力の強さは違います。あまりにも強く噛む場合は、怒っていることも考えられます。
甘噛みをしながら飼い主さんに甘えてくる様子だと、愛情表現のひとつ。もし、噛み方が本気モードで飼い主さんが「痛い」と感じているなら、何かに怒っているのかも…。
「噛む」ということだけでなく、他の行動と一緒に総合的に考えましょう。
猫の愛情表現ケース8:しっぽを真っ直ぐにピンッと立てる
「犬」は飼い主さんに愛情表現をする時に、しっぽを大きく振って伝えるといいます。とても分かりやすいほど大きく振るので、愛情を伝えられた飼い主さんもとても喜びます。
一方、猫の場合の愛情表現のしっぽの形は少し違い、嬉しい時や愛情を伝える時には、しっぽを真っ直ぐにピンッと立てます。猫は、嬉しいほどにしっぽを真っ直ぐに立てるので、そんな姿を見たら「愛情表現だ」と思って間違いなさそうですね。おそらく外出した飼い主さんが帰宅した時もしっぽが真っ直ぐになっているでしょう。
ちなみに犬だと左右に振るのが喜びの表現ですが、猫の場合はちょっとマイナスの意味合いだとか…。左右に振っている時には、少しナーバスな気持ちなので「愛情表現」とは違うようです。
猫の愛情表現ケース9:飼い主さんをモミモミマッサージしてくる
猫は好きな相手の体をモミモミしてくることがあります。特に飼い主さんのお腹や足などの柔らかい部分だとか。「モミモミしてくれる猫」と聞くと、猫がマッサージしている姿をイメージしてしまいそうですね。
猫が両方の前足を使って、まるでマッサージ師のようにモミモミする姿は、とても可愛らしいものです。でも、本人はいたって真剣。実はこの行動は、愛情表現の一種なんです。
子猫時代、猫は母猫の母乳を飲むためにモミモミをしていました。乳房を刺激すれば、たくさん母乳が出て、たくさん飲めるからなのでしょう。基本的に母乳を飲んでいる時には、母猫に寄り添って母猫の温もりを感じている時間です。
そんな猫はモミモミ行動は、誰かに甘えたい時、温もりを感じたい時に自然に出てくる本能的な愛情表現なのです。
モミモミをしている時には、猫は母猫の愛情を思い出しながらリラックスしている状態です。優しい表情で飼い主さんにモミモミをしてくるはず。飼い主さんに母親のような愛情を求めているはずなので、気の済むまでやらせてあげたいものですよね。
猫の愛情表現ケース10:飼い主の布団で一緒に寝ようとする
猫と一緒に暮らしているとよくある行動が、飼い主の布団にもぐってくること。気が付いたら猫が隣で寄り添っていた…なんて、嬉しいシチュエーションですよね。
実は、この添い寝も猫の愛情表現です。猫は母猫や兄弟猫としか一緒に寝ません。温もりを感じながら安心して眠れる相手が「家族だけ」だからです。
猫が一緒に寝てくれる行動をするようになったら、かなり信頼されている証拠。飼い主さんを「家族」として認めているのです。愛猫の温もりと重みを感じながら、一緒に仲良く寝たいものですね。
猫のボディランゲージから愛情表現を読み取ろう
言葉を話せない猫だからこそ、「愛情表現だ」と分かった時には嬉しさが倍増です。それにはまず「愛情表現」と言われる猫の行動がどんなものかを知ることからスタートです。知らないままでいると、猫が構って欲しくない時に構ってしまったり、猫が嫌う原因となる行動を人間側が取ってしまうことになってしまいます。
一緒に長く幸せに暮らすためには、猫が発するボディランゲージを読み取り、たくさんの愛情表現を注いでもらえるようになりたいものですね。
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