子猫のウンチが柔らかい!?
子猫の下痢の原因として考えられるのは、与えているミルクに問題がある場合もありますし、子猫にストレスがかかっていることが原因の場合もあります。そして、寄生虫がお腹の中にいたり、腸内細菌のバランスの乱れやウイルスに感染している場合、食べてはいけないものを食べてしまったなど様々な原因があります。
特に吐き気を伴っていたり、下痢に血液が混ざっていたり、粘膜が混ざっていたりする場合は危険ということですので、早急に獣医さんに診察をして頂きましょう。子猫の場合は衰弱する危険があるため、下痢が続くようでしたら同様の対処をとりましょう。
その際、ウンチの色や状態に異常があるものを見つけたらそのウンチを持って行くと獣医さんに状態が伝わりやすくなるでしょう。
飲んでるミルクが下痢の原因かも!
与えているミルクの作り方によって、下痢になる子猫もいます。例えば、与えているミルクが冷たいと下痢をしてしまう場合や、ミルクの濃度が濃い場合に下痢をする場合などがあります。
ミルクの温度は、母乳の温度である38℃くらいにし、濃度などに注意してミルクの作り方を変えてみましょう。
下痢をする回数が数回で、かつ、子猫に元気がある場合はそんなに問題はないようですので、半日くらいミルクを与えないで子猫の様子を見ても良いようです。下痢をする回数が多いようであれば、獣医さんに相談する方が安心でしょう。
– 子猫のミルクについての記事はこちら –
授乳期の子猫を迎えたときのミルクの与え方や回数と量について
病気等が原因で下痢をしている時は注意
お腹の中にコクシジウムや回虫などの腸内に寄生する寄生虫がいたり、猫汎白血球減少症やコロナウイルス感染症などのウイルス性感染症にかかっていたり、あるいは腸内細菌の乱れなどが原因で下痢になっている可能性があります。
また、食べてはいけないものを口にしたことが原因になっている場合もあります。
◆寄生虫が原因
コクシジウム症という、寄生虫が原因の病気に子猫がかかることで下痢になる場合があります。
コクシジウム症は、生後数ヶ月までの子猫に多くみられるもので、寄生虫が子猫の小腸に寄生し、主な症状として下痢を引き起こします。重症になると、粘液や血液の混ざった下痢になることもあるそうです。下痢の症状の他には、痩せたり、発育不良になったりして、死亡してしまうことも珍しくないようです。
◆ウイルス性感染症が原因
猫汎白血球減少症やコロナウイルス感染症などのウイルス性感染症の場合も下痢になることがあります。
下痢の他の症状として、感染した初期の頃は、元気がなくなる、熱が出る、食欲がなくなる、体重が減少する、嘔吐するなどの症状から始まるそうです。猫汎白血球減少症ではその後、トマトジュースのような血便がでたりするそうです。
子猫の場合、ワクチンを接種していないと、死亡率が90%以上という病気もあるそうですので、ワクチン接種は、猫のためにも受けさせておいた方が良いようですね。
◆異物が原因
私たちからすれば食べてはいけない当たり前のものでも、子猫にはそれがわかりません。そうした異物を食べてしまう事で下痢になる事があります。特にヒモやビニール、人の髪の毛、一部の植物等は食べてしまうと命にかかわる状況になってしまうこともあるので、食べたらいけないものは手が届かない場所に置くなり、しまうなりしてください。
子猫を拾って来た場合、寄生虫やウイルス性感染症などにかかっている場合がありますので、お家に連れて帰る前に獣医さんに診断して頂いて、病気になっていないことを確認してからにしましょう。
子猫がストレスを感じて下痢をする場合も
子猫がストレスを感じることで下痢をしてしまう場合もあるようです。
◆環境の変化によるストレス
猫はとても神経質な動物ですので、環境が変化することでもストレスを感じてしまいます。子猫が飼い主さんのところへやって来た時点で環境が変化していますので、子猫の場合は、成猫よりも早く環境に馴染みやすいとはいえストレスを感じています。また、こちらが遊んでいるつもりでも、猫にとって予想ができないことをして脅かしたりすることは、猫にとっては非常にストレスになり、中にはパニックになってしまう子もいるようです。
他には、トイレが気に入らない場合にもストレスを感じるそうですから、できればトイレは静かな個室にして猫ちゃんが落ち着ける環境を作ってあげるなど、できるだけ猫にストレスがかからないようにしてあげましょう。
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◆遊び不足によるストレス
子猫はいっぱい遊んであげないとストレスになることもあるようです。もともと猫は遊びの天才ですので、子猫が遊びたがっている時には一緒に遊んであげましょう。とはいえ、遊ばせすぎも問題がでることがあるので遊ぶ時間にもきをつけてあげましょう。
子猫にとって、飼い主さんは母猫さんの代わりですから、その飼い主さんと離れていることでストレスを感じることもあるようです。
◆構いすぎによるストレス
子猫は成猫よりも眠っている時間が長いですが、気持ち良く眠っているところを起こしたり、可愛いからと追いかけてしまったりしても、子猫の邪魔をしている事になってしまい、これもまたストレスの原因になるようです。
特に小さな子どもさんがいらっしゃるご家庭などでは、気を付けたいのが、猫の抱っこの仕方です。小さな子どもさんは、子猫を抱っこする力加減が分らず、ギュッ!と強く抱いたりしてしまうなども、子猫にとってはストレスになることもありますので注意しましょう。できるだけ、子猫の自由にさせてあげましょう。
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