ベンガルってどんな猫?
「ベンガルってどんな猫?」と誰かに聞かれたら、「ヒョウ柄の毛で野生的な猫だよ」と伝える方も多いのではないでしょうか。ベンガルは見た目がクールでワイルド系なのが魅力の猫ちゃんです。
◆がっしりとした体型
ベンガルは、筋肉が引き締まっていてがっしり体型です。成猫に成長すると一般的な猫より体重も重めの体重です。野生的な被毛の柄にマッチするような体型に仕上がり、ますます野生っぽさを強く感じさせてくれます。
◆野生的でありながらも可愛さもある
ベンガルは大きな瞳で可愛らしい顔立ちをしています。大きな目のおかげで、野生的ななかにもキュートさが表現されています。
また、三角形の大きな耳もチャームポイント。家のなかで動いていると小さな可愛らしいヒョウがいるような不思議な感覚になるかもしれませんよ。こんな気持ちが味わえるのは、猫界のなかでもベンガルだけでしょう。
◆運動能力が高めのベンガル
野生的な外見は、運動能力にも比例しているようです。運動が得意そうな外見をしていますが、ベンガルは期待通り運動能力はかなり高め。高いところからのジャンプもお手のものです。身軽に移動できる瞬発力もある軽やかな猫なのです。
ベンガルと一緒に暮らすときには、キャットタワーを準備してあげると喜びます。ジャングルを散策するように、ひょいひょいと身軽に登ったり降りたりと自由自在に楽しんでくれます。遊んでいるベンガルの姿を見ているのも癒されますよ。
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ベンガルの被毛の柄はどんなものがある?
ベンガルというと「ヒョウ柄」。ベンガルの外見の大きな印象にも繋がる柄(模様)ですが、実はよく見るといくつかのパターンがあります。
それでは、柄について見てみましょう。
◆スポテッド
スポテッドは、単色の斑点が体に模様として散りばめられている柄です。ひとつひとつのヒョウ柄の斑点は一色で同じ色です。
ベンガルのなかでも、この柄のタイプは多くの人が見たことがあるのではないでしょうか。ペットショップで販売されているベンガルもこの柄のパターンが多いかもしれません。
◆ロゼット
ロゼットの柄のパターンは、単色のスポテッドとは違い、2色以上から成り立つヒョウ柄です。
ドーナツのように丸い形の周りが濃い色で中になるほど薄い色になっているもの、はっきり繋がっていない輪の中が薄くなっているもの、斑点よりも大きいものなど、形や色のパターンが違うロゼットがいくつかあります。よく観察していくと面白いですよ。
模様のひとつひとつが2つのカラーから構成されているので、より美しいヒョウ柄が形成されています。
◆マーブル
マーブルのベンガルは、被毛の模様が全体的に混ざっている柄です。斑点や円形という形ではなく、渦巻き状の波のような模様に見えます。縞状のヒョウ柄という表現が合っているかもしれません。
ベンガルの毛色はどんなものがある?人気の色は?
ベンガルの美しい柄を引き立たせてくれる毛の色は、大きく分けて3つのカラーがあります。
◆ブラウン
ブラウン色がベースになっているヒョウ柄のベンガルは、目にする機会も多い一般的なカラーです。ペットショップやブリーダーさんのHPでもおなじみ。鮮やかなブラウンベースのヒョウ柄はとても美しいですよね。
ブラウンの色は、フォーンと言われる小麦色のような少し明るいものから、オレンジが混じったような深みのあるものまで、濃淡のパターンが多くあります。色の濃淡によって違った外見に見えるので、それぞれの魅力が感じられるでしょう。
◆シルバー
銀色のような涼しげな色合いのベンガルがシルバー色のタイプです。銀色に輝く被毛にヒョウ柄の模様がとても映えて美しいです。
◆スノー
ホワイト色をベースとしたヒョウ柄の模様のベンガルです。ユキヒョウに似ていることもありスノーベンガルとも言われ、珍しい色です。
人気急上昇!シルバー色のベンガル
かつては、ベンガルというとブラウンの色をベースにしたものが主流でした。実際のヒョウにもよく似ていて、小さなヒョウが家にいるかの錯覚に陥りそうですね。
ベンガルは品種改良が進められていて、より美しいベンガルを生み出そうと工夫され続けています。そんな中、品種改良により新しいカラーも出回ってきています。
◆シルバー色のベンガルは近年公認されたばかり!
シルバーの色をしたベンガルは、近年公認されたばかりという新しいカラーです。アメリカンショートヘアー、通称アメショーを品種改良に用いたことで生まれたカラーです。
新しいカラーなので、希少価値があるとのこと。ペットショップなどでは、まだまだブラウン色が多いですが、そのなかにも少しずつシルバーのベンガルが見られるようになってきました。多くのシルバーベンガルちゃんが、新しい飼い主さんと幸せに暮らしています。
◆輝くように見えるシルバーベンガルの魅力
シルバーというと光輝く雰囲気を想像しますよね。灰色に輝きをプラスしたシルバーは、ベンガルの最大の魅力でもあるヒョウ柄をさらに引き立たせてくれると注目されています。
ブラウンのベンガルも素敵ですが、淡い色をベースとしているシルバーはワイルドさのなかにも優雅さも感じられます。
白いスノータイプのベンガルとはまた違った魅力があり、人気急上昇です。
◆シルクタッチの癒しの被毛
人々を魅了するワイルドさ満載のヒョウ柄のベンガルを見ると触ってみたくなりますよね。
ベンガルの被毛は、とても触り心地がいいと人気があります。短毛ではありますが、その密度が高く1本1本が密集しています。撫でるとシルクを思わせる触り心地が実感できるのが特徴的です。
どのベンガルもなめらかな被毛で触り心地がいいですが、シルバー色のベンガルは外見の雰囲気が明るく柔らかいため、撫でていると優しい気持ちになりそうです。ベンガルと暮らしたらワイルドな見た目を目で楽しむこともできますが、シルクタッチのなめらかな被毛を肌で感じて心の癒しをもらえることでしょう。
◆短毛ならではの手入れのしやすさ
ベンガルはシングルコートの短毛種です。そのため、それほど頻繁に被毛のお手入れをしなくてもいいでしょう。抜け毛もあまりないので、お手入れがしやすい魅力があります。
ブラッシングをしてあげるのは週に1回あるいは2回でも十分です。ブラシで撫でてあげるくらいでいいですが、愛猫とのコミュニケーションにもなるので積極的に行ってあげましょうね。
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ベンガルの性格ってどんな感じ?
ヒョウ柄がカッコいいので、性格はクールそうなイメージを持つ方が多いでしょう。見ている分にはいいけれど、飼うのが難しいのでは?と思う方もいるかもしれません。
実は、見た目のイメージとは違った性格がベンガルにはあります。性格を知っていくと、ますます飼ってみたくなると思います。
◆ベンガルは愛嬌がある
ベンガルはとても愛嬌がありフレンドリーな性格です。家族として暮らせば、ベンガルの明るい性格に癒されることでしょう。また、飼い主さんのことが大好きで甘えん坊な面を見せてくることも多いです。
◆ベンガルはコミュニケーション大好き
ベンガルは動くことが大好きです。家のなかでは、運動できるスペースがあるといいですね。それに、人間と遊ぶのも大好きです。遊び好きなベンガルを囲みながら、家族のコミュニケーションが増えるかもしれませんよ。
◆ベンガルは社交的
野生的な柄をしているベンガルは、とてもクールに見えます。高貴な雰囲気もありますが、実はとても社交的。飼い主さん以外の人間にも興味津々なこともあり、自分から歩み寄るなんてフレンドリーな性格でもあります。人見知りの心配はあまりないでしょう。
それに、他の猫との交流も難なくこなしてくれる大らかさもあります。頭が良い猫なので、しつけの段階で一緒に他の猫を飼えばルール的なものをしっかり覚えてくれることもあります。
周囲と仲良く生活してくれるベンガルには、良い意味で見た目とのギャップを感じることでしょう。
◆ベンガルは「かまってちゃん」!?
ベンガルは、家族に注目されるのが大好きです。飼い主さんのことが大好きなので、自分を見て欲しいとアピールしてくることも多いです。
用事があるときには「ニャーニャー」と声を出して伝えてくるなんてチャーミングな一面もあります。おしゃべり好きなところもさらに可愛らしいですね。ベンガルに話しかけられたら、構ってあげてくださいね。
ベンガルはいつも飼い主さんのそばにいたがるなど甘えん坊さんです。そのため、仕事で忙しい、外出が多いなどなかなか構ってあげられない飼い主さんだと、ベンガルのストレスを作りだしてしまうかもしれません。
せっかく家族となったベンガルには寂しい思いをさせたくないですよね。できるだけ時間を作ってベンガルの甘えに応えてあげましょう。
◆ベンガルは運動が好き
運動好きな性格なのは、野生っぽい外見と一致しているかもしれませんね。家のなかでも「遊びたい」という欲求が強いようです。
ベンガルがたっぷり遊べるスペースが必要になります。上下の運動もしたいのでキャットタワーも準備してあげてくださいね。他の猫と比較すると運動量は多いかもしれません。
常に活発に動き回ったりするので、穏やかに猫と触れ合いたい人にはあまり向いていないでしょう。逆に、「猫と楽しくコミュニケーションを取るのはいつでもOK」と猫と近い距離感で毎日を過ごしたい人にはおすすめの猫です。家族みんなでベンガルの活発さを受け入れてあげてくださいね。
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◆ベンガルは水遊びもOK
猫というと一般的には水が苦手な子が多いですよね。シャンプーをするときに逃げてしまって大変という悩みを持つ飼い主さんも多いはず。
でもベンガルは、水遊びもOK。水に濡れることは苦にならないので、シャンプーも難なくやらせてくれそうです。シャンプーのたびにあれやこれやと考えなくても済むので、飼い主さんとしては嬉しいポイントではないでしょうか。
まとめ
野生的なベンガルの被毛の柄は、さまざまなパターンがあると分かりました。それに色合いも微妙に違ってきます。
なかでもロゼットと言われる柄は人気があります。また、カラーも希少なシルバーが注目されつつあります。単色の猫と違って、柄のパターンがあると、特別感が増して魅力が深まりますね。
クールでカッコいい外見と違って、ベンガルは愛嬌もあって育てやすいとも言われています。パワフルに家のなかを動く猫なので、飼い主さんも猫とのコミュニケーションを楽しんでみてください。愛猫と一緒に過ごす時間を大切にして、愛情をたくさん注いであげましょう。
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