チートーってどんな猫?性格・特徴・購入ルートは?

2018.02.10

チートーってどんな猫?性格・特徴・購入ルートは?

チートーをパッと見ると、多くの人が「ヤマネコ?」と勘違いするかもしれない「野生っぽさ」が外見に感じられる猫です。野生に紛れ込んでいても違和感がない被毛柄がチートーの大きな特徴です。チーターやヒョウのような柄でワイルドなのですが、その外見からは想像がつかないくらい「甘えん坊」。そんなギャップも魅力のひとつではないでしょうか。今回はチートーという猫について詳しく紹介していきます。

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オシキャット&ベンガルのかけあわせの「チートー」

チートーはオシキャットとベンガルを交配させることで誕生しました。そのため、外見もよく似ていています。

それでは、チートーの血統である2種の猫種について軽くお話ししていきたいと思います。

◆オシキャットってどんな猫?特徴や性格

シャム猫とアビシニアン、アメリカンショートヘアーを交配させて誕生したのが「オシキャット」。大きな特徴が野生っぽい被毛の柄です。

3.5~6キロほどと中型くらいの猫種で野生的な外見ですが、とても可愛らしく甘える様子を見せます。
社交的な性格なので家庭でペットとして飼いやすく、家族と仲良く暮らすことができる家庭向きの猫です。また、頭もよいので、しつけによっては犬のようにボール遊びもすることができるのだとか…。

ただ、甘え気質が強い特徴があるので孤独が苦手。一人暮らしの家庭や共働きの家庭など、留守番が多い家にはあまり向いていないようです。

◆ベンガルってどんな猫?特徴や性格

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ベンガルもヒョウ柄が特徴的です。オシキャットとの違いは、ベンガルはヤマネコを交配に用いたということ。
性別によって大きさが若干異なりますが、小さい子だと3キロくらい、大きく育つと8キロ前後まで成長します。やはりヤマネコをかけ合せているだけあって、筋肉質な外見は健在です。ガッシリして大型猫の雰囲気も醸し出しています。

ただ、ヤマネコの血筋も持っているとはいえ、人間に対して気性が荒くなることはありません。ペットとしても大人気で穏やかで優しい性格です。
人間の子どもとの関係もスムーズで、小さな年齢の子供がしつこく構ってもグッと堪えるなど我慢強い特徴があるのだそうです。

また、飼い主さんに甘えることも大好きです。寄り添ってくるなど「構ってください」とねだることもしばしば。甘えん坊の性格で一緒に暮らすと癒されること間違いないでしょう。


チートーってどんな猫?特徴とは?

チートーは外見にいくつかの特徴があります。いったいどんなものがあるでしょうか。

◆筋肉質でワイルド系

チートーの野生っぽいヒョウ柄に合せたかのように、筋肉質で頼りがいのある雰囲気が印象的です。小さく華奢な猫種と比べると「ワイルド系」と言えるでしょう。

チートーは筋肉質ですが、太っている感じはあまりしなくどちらかというとスマート。足が長いので、野生動物っぽい身のこなしで、軽やかに動きます。

また、チートーは野生動物のように、体を地面に近づけてソロリソロリと忍び足で歩くこともできます。動く姿はチーターのようにカッコいいですよ。

◆大型の猫

チートーを実際に見ると「大きいな」と感じるかと思います。チートーの体重は、6.5~10キロ程度なので、他の一般的な猫と比べると「大きい」という特徴になります。
チートーは、オシキャット&ベンガルが元になって誕生していますが、この2種の猫たちと比べても大きい体です。

ただ、一般的には、チートーのメスの方が小さめの体型になる傾向です。
また、飼われていく環境によっても成長したときの体の大きさが違います。食事量が豊富で運動が少ないと、体重も増えて10キロを超すケースもあるかもしれません。

逆に食が細いとおそらく細身の子となるでしょう。

◆アーモンド型の瞳がキュート

チートーの瞳には、いくつかのカラーがあります。黄色に輝く「ゴールド」「ブロンド」、いわゆる茶色の「ブラウン」、緑と茶色がミックスされたような「ヘーゼル」、赤や茶色に近い銅のような「カッパー」、緑色の「グリーン」と6色が公認されています。

◆ワイルド系の被毛柄

チートーの外見で印象的なのがワイルドな柄の被毛。毛の色のパターンはブラック、シルバー、ブラウン、シナモン、ホワイトなど種類が多いです。
また、斑点やラインなど、まるでチーターやヒョウみたいな野生的な模様が魅力な猫ちゃんですよ。


歴史の浅い「チートー」という猫種

チートーは自然に発生した猫ではなく、人工的な交配から生まれた猫です。その歴史はまだまだ浅く、これから人気も高まっていくかと思います。

◆繁殖スタートは2001年ころ

品種の違う猫のかけ合せを研究する組織に属する人物により、チートーの繁殖が試みられたのが2001年ころです。「野生的な外見」と「穏やかな性格」の猫を生み出す目的から始まり、チートーの交配がスタートしました。

現在のチートーの始まりとも言える子猫が生まれ、猫種として公認されたのが2004年なので、かなり新しい猫種ということになりますね。


チートーの性格って?

かなりワイルド系の見た目のチートーなので「冷たい?」「ぶっきらぼう?」「荒々しい?」などと考える人も多いのではないでしょうか。見た目が野生的過ぎるのでそんな印象を抱くのも普通のことかもしれませんね。

でも、実はそんなビジュアルとは真逆…なのがチートーの性格です。

◆家族のことを愛する「甘えん坊」

チートーは「構って欲しいアピール」をしてきます。一般的には、猫というと「近寄らないで欲しいという”ツン”」、「構って欲しいという”デレ”」をミックスさせたツンデレが可愛いと言われることが多いですよね。

チートーには、おそらく「ツン」の方がないと感じるかと思います。基本的に飼い主さんのことが大好きで、デレデレした態度を見せることが多いです。
「抱っこして欲しい」とアピールをすることもあり、チートーの温もりを感じた穏やかな時間を過ごせることでしょう。

「思いっきり甘えて欲しい」という願いを猫に求める飼い主さんには、ぴったりマッチする猫種かもしれませんね。

◆人間との暮らしもスムーズな社交性はバッチリ

野生的な外見のため、「飼いにくいのではないか?」と誤解されやすいチートー。でも、実際のところは社交性がある人懐こい性格です。
人間の子供に対してもイライラすることも少なく、仲間のように一緒に遊ぶこともできます。子供がいる家庭では、チートーを含めて明るく和やかな暮らしができるかと思います。

また、チートーは面倒見がよい性格です。自分よりも小さい猫を見ると可愛がるなど愛情を注ぐ様子も見られるでしょう。一緒に他の猫を飼っても相性が良ければ、お互いに良きパートナーとなるようです。

生活パターンは各家庭で違うかと思いますが、比較的どんなライフスタイルにも順応できる社交性のバッチリな猫ちゃんですね。

◆活発で「やんちゃ」

チートーは筋肉質で見た目のワイルドなところを裏切らず、運動するのが大好きです。家のなかでもひょいっと軽快に動き、駆け回ったり、ジャンプをしたりすることもあるでしょう。

◆しつけやすい「お利口さん」

個体差はありますが、チートーという猫種には賢いという性格を持つ子が多いようです。飼い主さんのことが好きだという気持ちの表れからか、しつけに関してもスムーズにできます。

家族と認めた人間には攻撃する意識もないので、チートーはしつけを覚える力を発揮するお利口さんの性格です。


チートーを飼いたい!購入ルートはどこ?

飼いやすいワイルドな猫が好きな人は、チートーを飼いたくなるでしょう。
ただ、先にもお伝えしたのですが、歴史が浅い猫ちゃんです。そのため、チートーは簡単に購入できる猫種ではありません。

チートーを迎えることになったら、日本のペットショップやブリーダーからの購入は難しいので、海外からの購入ルートが一般的かと思います。
自分で輸入するとなると手間や費用が多くなることを予想しておくべきでしょう。チートーの個体費用だけでなく、輸入にかかる手続きの費用も上乗せされるので事前にどのくらいかかるのか情報を確認しておくことがおすすめです。


チートーはどのくらい生きる?寿命やかかりやすい病気

チートーは、猫種としての歴史がまだ浅く、珍しい猫の部類です。そのため、特定の病気にかかりやすい等の情報量が不足しています。

ただ、チートーには膝の関節が弱い個体もいて脱臼が起こりやすいかもしれないと言われています。特に、よく動いてパワフルなので関節の動きは日ごろからチェックしておきましょう。

歩き方の違和感があれば、関節に異常を起こしているかもしれません。少しでも気になる点があれば、動物病院へ受診するのがチートーの健康管理に繋がります。病気やケガの発見が遅くなるとそれだけ治療も長引きます。

また、平均的な寿命についても一概には言えませんが15歳未満と言われています。飼い主さんの健康管理や食事管理によって変わってくるものなので、愛情を持ってお世話をしてくださいね。


チートーを飼うときに気をつけるポイント

チートーは社交性があって家族が多くても飼いやすいでしょう。ただ、あまり手間がかからないと言っても、しっかりお世話をしなければチートーを幸せにしてあげられません。

どんな点に気をつけたらいいのでしょうか。

◆遊び好きなチートー!運動不足にならないような生活空間づくりをする

チートーは大型という体をキープするために運動が必要。しかももともと元気で遊び好きな性格です。運動量も考えて大型猫のチートーが軽やかに動けるスペースを確保すると良いでしょう。
体の大きさから考えると、広いお宅の方がチートーの飼育には適しているかと思います。

また、ジャンプして遊ぶのも好きなのでキャットタワーも購入してあげましょう。
ただし、注意したいのが「しっかりと設置する」ということです。設置方法が適当だと、遊んでいるときにチートーのケガに繋がる可能性も…。

大型猫ということを念頭において準備をすることが大事です。

◆短毛種だけど被毛ケアを大切に考える

チートーは短毛種なので被毛のケアはあまりいらない…、そんな風に考えるかもしれませんが、ベルベッドのように滑らかなのがチートーの被毛の魅力です。触った感触が心地よいと感じるようにお手入れはしっかりとしてくださいね。

それに、短毛種でも「抜け毛ゼロ」ではないので、適度にブラッシングをしなければ被毛の魅力が半減してしまいます。場合によっては、ゴワゴワ感が強い毛になるかもしれません。
被毛をソフトに保つためのお手入れが重要です。毛を清潔に保つための保湿効果のあるシャンプーをしましょう。

ただ、汚れる環境でなければこまめなシャンプーはあまりいりませんので、部屋を清潔にすることもチートーの被毛ケアのコツになりますよ。
日常的なケアは短毛種用のブラシを使って、マッサージもかねてブラッシング。あまり頻繁でなくてもOKです。週に1回くらいはやるようにしましょう。

◆太らないように食事管理をする

特別な食事をさせる必要はありません。

ただし、気をつけたいのが食べさせ過ぎること。年齢や体重に合わせて食事の分量をきちんと測るようにしましょう。
量が多ければ肥満の原因にもなりますし、逆に少量だと栄養失調になるかもしれません。

体重をチェックしながら、チートーの年齢に応じた栄養が含まれた良質なフードを考えてあげてくださいね。


まとめ

チートーはワイルドな見た目を良い意味で裏切ってくれます。野生っぽくどっしりした体で頼れる雰囲気満載ですが、実は甘えん坊で明るい存在。そのギャップがたまらなく可愛らしいですね。

周囲に攻撃するような性格ではなく穏やかな特徴があるので、どんな家庭にも溶け込みやすい魅力的な猫なのです。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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