意外と深い?猫ちゃんの祖先とは??
猫ちゃんはどんな進化をたどってきたのでしょうか?
実はかなり深い歴史があるんです。
それは今から6,500万年前(始新世中期)までさかのぼります。
この時代に生息していた「ミアキス」これが猫ちゃんの祖先と呼ばれています。
不思議なのは、このミアキス、実は犬の祖先でもあったりするんです。
体調は30cm前後。胴が長く、猫ちゃんというよりは、イタチに近い形状であったと推測されています。
そして、驚きなのが、木の上で生活していたということ!!
猫科であるヒョウも木に登ったりするので、そういう血が流れているのでしょうか??
猫ちゃんを語る上で外せないのがエジプト!!
エジプトをイメージしてください。
ピラミッド?スフィンクス?砂漠?
そんな神聖なイメージが浮かび上がりませんか?
実は古代エジプトでは猫ちゃんは神聖な生き物としてあがめられていました。
今から5,000年前の話です。
この頃から私たち人間と密接な関係性を持っていた模様。
エジプト人は猫ちゃんが亡くなると、喪に服し、
高貴な身分の方と同じようにミイラにして丁重に棺おけに入れて葬っていました。
猫ちゃんはやがて神格化され、
オス猫は太陽神ラーの化身。
メス猫は女神バステトの象徴として扱われるようになりました。
迫害された時代もあります。
神格化し、神の化身とも呼ばれた地域もあれば、全く正反対の扱いをした地域もあります。
それは15世紀のヨーロッパ。中世と呼ばれる時代です。
この時代キリスト教が普及し、ヨーロッパ中で異教徒たちが迫害されました。
いわゆる「魔女狩り」ですが、これが猫ちゃんにも大きく影響することになります。
魔女の使い魔として、特に黒猫は悪魔の化身と呼ばれ、非難されることになります。
その結果、猫は悪魔の象徴となり、猫ちゃんにとっては不遇の時代に…。
生きたまま焼かれたり、放り投げられたりと散々な目にあってしまいました。
猫ちゃんと人間。一緒になったのはいつ?
神格化、悪魔化。両方を経験した猫ちゃん。
現代のような暮らしになったのは17世紀に入ってからと言います。
この頃になると、「魔女狩り」は衰退し、逆に知識階級の人たちがペットとして猫ちゃんと暮らすようになり、やがて貴族階級の中でも、猫ちゃんと一緒に暮らす人間がでるなどの変化が起きるようになったのです。
日本に来たのはいつのなの?
話が前後しますが、猫ちゃんが日本にやってきたのは飛鳥・奈良時代(592年~794年)
とされています。もともとは経典などをネズミの害から守るために猫が中国大陸から日本にやってきたようです。
平安時代になると、さまざまな文献にも猫ちゃんが登場します。
「枕草子」
「源氏物語」
「今昔物語」
どれも有名な古典ですね。猫ちゃんが日本人の生活に根付きだした証しと言えるでしょう。
このころは貴族階級のペットとして飼われていたことが多かったようです。
歴史が進み江戸時代となると、だいぶ現代の姿に近くなります。ねずみを捕るために重宝され、猫ちゃんを売り歩く業者も出てきたようです。
特に浮世絵師、「歌川国芳(うたがわくによし)」が無類の猫好きで数多くの猫を描いています。
まとめ
今回は猫ちゃんの歴史について徹底リサーチ。
神格化されたり、悪の化身とされたり、色んな目にあった猫ちゃんですが、
現代では私たちの生活と密接につながっています。
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