小学校で授業を受け始めた猫!?
トルコのイズミル市にある公立小学校にやってきた1匹の猫ちゃん。
とてもフレンドリーで社交的な彼は、堂々と子供達に近づいては遊んでとおねだりをします。子供達も学校の外にいる時は、その猫を可愛がってあげました。
そんな毎日が数週間続いた頃、猫ちゃんの頭の中であるアイデアが浮かびます。
そして、そのアイデアに従うように、彼は堂々と学校の中へ侵入。
そのまま小学3年生の教室の中へ入り込むと、クラスの一員として授業を受け始めたのでした。
「彼は突然私のクラスにやってきて、授業を受けるようになったわ。生徒達もとても彼のことを可愛がっていました。」そう語るのは、3年生の担任であるオズレム先生。
皆に「トンビ」と名付けられた猫は、その日から33人の同級生を持つようになったのでした。
子供達にも驚きの変化が!
ところで、授業中に猫が教室内をウロウロしていたら、生徒達の気は散らないのでしょうか?
いいえ、トンビがその教室に来てからは、生徒達は毎日遅刻せず学校に来るようになり、授業を楽しむようになったんです。
それまでは授業の合間に走り回ったり、落ち着きの無かった生徒達。ところが、トンビが来てくれたおかげで逆に授業に集中するようになったとの事でした。
トンビにとっても、毎日同級生に囲まれて生活ができ、食べ物や飲み物も与えられ幸せな毎日。
オズレム先生はトンビを受け入れると、念のため動物病院で体調をチェックしてもらい、ワクチン注射も打ってもらいました。
同級生たちと別れることに…
そんな幸せな毎日が続く中、突然残念な話が降りかかります。
ある生徒の保護者が「猫を教室外に出して欲しい」と学校に申し立てたのです。子供達に健康の被害が出るかもしれないという理由でした。
そしてトンビは学校から追い出される事に…。
トンビはその後、オズレム先生宅や他の場所で住み始めましたが、どの場所でも落ち着かず元気のない様子。
トンビの同級生達はそんなトンビを励まそうと、沢山の手紙を書いて彼に送りました。悲しんだのはトンビだけではありません、彼の同級生全員がショックで悲しい思いをしていたのです。
その様子に心を痛めたオズレム先生は、インターネット上にその状況をシェア。すると瞬く間に彼女をサポートする声があがり、トンビのストーリーはテレビでも放送されるようになったのです。
再び子供たちのいる教室へ!
その後、イズミル市の教育委員や学校の保護者達からもサポートを受けるようになり、ついにはトンビの件で申し立てをした親もトンビを教室へ戻すことを賛成するように!
そうして皆からの強い要望の中、トンビは無事また3年生の教室に戻ってくることができたのでした。
「子供達もトンビもとっても大喜び。この毎日がずっと続くといいなと願います。」
<参考サイト>
thedodo.com
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