日本人の作品としては初めて『ナショナルジオグラフィック』誌の表紙を2度飾った世界的に有名な動物写真家であり、NHK-BSプレミアムで放送中の『岩合光昭の世界ネコ歩き』も大人気の岩合光昭が初めて映画監督に挑戦!
主演はこれまた映画初主演となる落語家の立川志の輔と、64歳&67歳の初チャレンジとしても話題の映画「ねことじいちゃん」。その気になるヒロインはなんと柴咲コウ。NHK大河以来の映像作品であり、3年ぶりの映画出演となります。
とある小さな島で暮らす大吉(じいちゃん)と、タマ(猫)のつつましくも豊かな時間が流れる暮らしを描く本作で柴咲が演じるのは、都会から島へ移住しカフェを開く美智子というちょっと謎めいた女性。よそからきた若者に島のお年寄りたちは戸惑い、最初は少々警戒するが、美智子の美しい笑顔と優しい人柄に惹かれ、あっという間にカフェは人と猫、皆のたまり場に。
人間も猫も皆夢中になるヒロイン・美智子は、まさに柴咲コウしか考えられない役だったと岩合監督。「初監督の私を、素晴らしい演技力で助けてくれましたし、本当に心から猫を愛している方なので、猫との撮影でも助けられました。タマはもちろん他の猫たちも、本番でちゃんと柴咲さんの方へ近寄っていくんですから。猫にも柴咲さんの気持ちが伝わっている。まさにこの映画の光となってくれている存在でした。」
主演の立川志の輔も「現場に凛と立っていらして、一言一言、言葉がすっと心に入ってくる芝居をされる。やっぱり役者さんはすごいなと改めて思いました。そして主役のタマだけじゃなく、出演している全ての猫たちを本当に可愛がっていらして。その気持ちは猫も分かるんですね。休憩中に私の膝の上に座っていたタマが、柴咲さんが来た途端に、彼女の方へ行こうとするんです。オスですし、やっぱりきれいな女性が好きなんでしょうね。タマを少し憎く思った瞬間でした。」と嫉妬まじりの?絶賛の言葉を贈っている。
そんな柴咲コウのコメントも到着した。
「岩合さんが初監督、志の輔さんが初主演。“初めて”に出会えるのは一度きりしかないので、二つもある“初めて“を、現場を共にして体感したいと思い、ご一緒させていただきました。あとはなにせ猫が大好きなので、猫と楽しく毎日を過ごすように撮影ができたら最高だなと思って。実際その願いの通りになり、とても楽しい撮影でした。もちろんたくさん猫が出てくる映画ですが、猫と島の人たちの暮らしを通して、どうしたら朗らかな気持ちで生きていくことができるか、本当に豊かなこととは何か、これからの年の取り方を前向きに考えさせてくれるメッセージが随所散りばめられている作品になるのではないかと思います。」
原作:「ねことじいちゃん」 ねこまき(ミューズワーク)著/KADOKAWA刊
Webサイト『コミックエッセイ劇場』にて連載中。2015年8月、KADOKAWAにて単行本化。2018年2月、待望の第4巻が刊行されたばかり。累計発行部数28万部を超える人気コミック
ねこまき氏は名古屋を拠点としながらイラストレーター【ミューズワーク】として活動中。コミックエッセイをはじめ、犬猫のゆるキャラ漫画、広告イラスト、アニメなども手掛けている。著書に『まめねこ』シリーズ(さくら舎)、『ちびネコ どんぐり』(ホーム社)、『しばおっちゃん』(実業之日本社)など。
監督:岩合光昭 出演:立川志の輔、柴咲コウ
製作:「ねことじいちゃん」製作委員会 (C)2018「ねことじいちゃん」製作委員会
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