- 1.朝方や夜中に猫のうるさい鳴き声が聞こえる理由
- 2.飼い猫の鳴き声がうるさい!その原因は?
- 3.猫の鳴き声がうるさい時の対策は?
- 4.猫の鳴き声がうるさい時のまとめ
1-1.猫の習性によるもの(朝方)
1-2.猫の習性によるもの(夜)
1-3.野良猫は夜中に活動的になる
2-1.遊んで欲しい
2-2.飼い主さんを起こしたい
2-3.寂しい
2-4.お腹が空いている
2-5.ご飯の間そばにいてほしい
2-6.トイレを綺麗にして欲しい
2-7.具合が悪い
2-8.ストレスを感じている
2-9.過ごしている環境に不満がある
2-10.発情期である
3-1.餌の時間を決める
3-2.日中に遊んであげる
3-3.トイレを綺麗にする
3-4.病院に連れて行く
3-5.発情期の場合は、避妊か去勢を
朝方や夜中に猫のうるさい鳴き声が聞こえる理由
外で鳴いている野良猫に限らず、猫たちが朝や夜中に鳴く理由には、猫の本能が大きく関係しています。
◆猫の習性によるもの(朝方)
特に朝方に猫が鳴く理由については、猫が実際には夜行性ではなく、夕暮れや明け方などに活発に行動する生き物であるということも関係しています。
夕暮れや明け方には、獲物の小鳥やトカゲなどを捕まえやすいという理由があります。そのため朝に活動的になり、遊びたがったり餌をねだったりして鳴きます。
◆猫の習性によるもの(夜)
猫にとって夜中は、夜行性の小動物が捕まえられる時間帯なので、夜に起きて活動するということになります。さらに、都会で暮らす野良猫は、ゴミ箱の餌を漁ったり、移動したりするのに安全なため夜に行動するものが多いというパターンもあります。
人間の生活パターンと、猫の生活パターンが違っていると、飼い主さんにとっては寝ている時間でも、猫にとっては遊んで欲しかったり、餌が欲しくなったりするということになります。
つまり、猫が鳴き声で飼い主さんにアピールする時間もずれてくるということになります。
◆野良猫は夜中に活動的になる
野良猫は夜中に活動することが多いため、野良猫の気配や鳴き声に反応して、飼い猫が夜中に鳴き声を出すことも増える場合があります。
また、鳴き声が大きいだけでなく、連続して鳴くことが多いため、猫の鳴き声の中でも特にうるさいと感じるのが「発情期の鳴き声」であると言えます。
猫の発情期には、朝方も夜も関係なく、オスはメスを求め、メスもオスを求めて、うるさい鳴き声を発します。室内にいる猫でも、外で活動する野良猫の声や気配、匂いに反応して、外に出たがったり、大きな鳴き声を出したりします。
飼い猫の鳴き声がうるさい!その原因は?
飼い猫の鳴き声がうるさい時の原因としては、次が考えられます。
◆遊んで欲しい
飼い主さんや他の猫に遊んで欲しいため、うるさい鳴き声でアピールしている、ということが考えられます。
遊び好きの猫は、きょうだい猫と遊んだり、一人遊びをしたりしますが、一匹で飼われていて遊び相手がいなかったり、飼い主さんが普段おもちゃで遊んであげている場合には、遊び相手を求めて鳴くことがあります。
猫によっては、ねこじゃらしなどのおもちゃを飼い主さんのところまで持って来て、遊んでとうるさいほど鳴いてねだることもあります。
特に、成猫になるまでの1年は、遊びに対する欲求も強いため、遊びたくて鳴くことも多いでしょう。
◆飼い主さんを起こしたい
飼い主さんが寝てしまっても、猫が眠くない場合、遊びたかったり一緒にいて欲しかったりして、夜中にうるさく鳴くことがあります。
朝も、飼い主さんよりも先に目が覚めると、飼い主さんを起こそうとして鳴き声を発します。
飼い主さんが寝ている時には必然的にかまってもらえないので、猫は目が覚めた時に飼い主さんに鳴き声でアピールします。
◆寂しい
飼い主さんや親猫、きょうだい猫を探して鳴いている場合があります。特にまだ子猫の場合、一匹でいるのを寂しがって、うるさい程の鳴き声を出すことがあります。
親猫と離れてまだあまり時間が経っていない場合もありますが、飼い主さんが大好きで、成長しても飼い主さんの姿が見えないと、鳴いて探すということもあります。
◆お腹が空いている
お腹が空いているため、飼い主さんに催促している鳴き声だということが考えられます。実際にフードの量が足りない場合もありますが、猫の食事の仕方に問題がある場合もあります。
猫は、ご飯を与えても、食べきらないで残しておいて、遊んだり眠ったりした後にまた食べるといったムラのある食べ方をします。そのため、もうご飯を食べないと思って飼い主さんが片付けた後にまた食べに来て、フードがないと言って泣き声で伝えているのですね。
また、決まった時間に食事を与えられていない猫であれば、お腹が空いた時にねだりにくるので、朝でも夜中でも鳴くことになります。
◆ご飯の間そばにいてほしい
餌を食べている時に見守っていて欲しいという猫もいます。
飼い主さんが起きていてそばにいたり、気配が感じられたりすると、安心してご飯を食べますが、飼い主さんがいないと、落ち着かないために鳴いて呼ぶのですね。
◆トイレを綺麗にして欲しい
猫は汚れたトイレでは排泄をしたがらないため、入ろうとしたトイレが汚れていたら、鳴き声で飼い主さんに知らせている場合があります。朝でも夜中でも、トイレが汚れていて入りたくない、と意思表示してくることはあります。
トイレが汚れていると、別の場所に排泄をしてしまうこともあります。
◆具合が悪い
気をつけなければならないのは、猫のつらそうな鳴き声です。病気でつらかったり、怪我をして痛みがあったりするために鳴いているとしたら、一刻も早く気づいてあげなくてはなりません。
つらいときや、痛みがある時、必ずしも大きな鳴き声でない場合もあります。
◆ストレスを感じている
猫が何らかのストレスを感じている時も鳴き声をだすことがあります。
普段生活している場所が気に入らないとか、家に連れてこられたばかりで不安であるとか、汚れていて不快だとか、猫によって感じているストレスは違います。
外に出ていた猫を保護した場合には、また外に出たがって鳴いていることもあります。
また、室温が適切でなくて暑すぎたり寒すぎたり、湿気が多いなどといったことでも、猫は不快に感じます。
自分ではどうしようもないことに対して、不満やストレスを感じ、伝えようとして鳴き声を出していると言えるでしょう。特に子猫や老猫の場合、環境によってストレスを感じることが多いと言えます。
◆過ごしている環境に不満がある
夜中に猫が眠ってくれずに鳴く場合には、環境が不快なのかも知れません。老猫や子猫の場合、眠る場所が落ち着かないために、鳴き声でアピールしていることもあります。
猫をケージに入れっぱなしであったり、狭い部屋や日の当たらない部屋、逆に日陰のない部屋で過ごさせたりして、不安を感じる状態であれば、猫はその場から出たくて鳴き声を発するでしょう。
◆発情期である
猫が発情期に入った場合、オスでもメスでも、うるさい程の大きな声で鳴くようになります。
鳴き声は違いますが、オスの場合はメスを求めて太く長い鳴き声で、メスの場合には高めで大きな鳴き声のことが多いです。
オスの場合は鳴きながら動き回って外に出たがり、メス猫も大きな声で鳴き、外に出たがりころころとお腹を見せてころがる仕草を見せるようになります。
猫の鳴き声がうるさい時の対策は?
◆餌の時間を決める
餌をあげると鳴きやむ場合は、餌が欲しくてねだりに来ているということがわかりますね。この時、猫の要求に応じて餌をあげていると、欲しい時にいつでも鳴き声で飼い主さんにアピールしてきてうるさい、ということになります。
朝と夕方の2回だけ餌をあげて、あとはあげない、などということを飼い始めに徹底しておくことをおすすめします。
猫がうるさい鳴き声で餌をねだってきても、適切な量を与えている場合は、我慢して無視するようにしましょう。猫じゃらしで遊んだり、おもちゃを与えたりして、猫の気をまぎらわせるようにしてください。
◆日中に遊んであげる
飼い主さんにかまってほしいために、猫がうるさい鳴き声でアピールしてくる場合には、1日5分からでも良いので相手をしてあげましょう。
かまって欲しいのを無視し続けると、飼い主さんと猫との関係が悪くなります。子猫やまだ若い猫の場合には、一緒に遊んでコミュニケーションをとることも大切です。
猫は長時間の運動には向いていないので、数分遊んであげるだけでも満足する場合が多いと言えます。少しでも時間をつくり、猫と遊んであげてください。日中に遊ぶことで、夜に寝てもらえる可能性も増えます。
◆トイレを綺麗にする
猫トイレが不満で鳴き声でアピールする場合には、トイレ周りでうろうろしたり、トイレから出たり入ったりしています。トイレは必ず排泄物を取り除いて、定期的に掃除をして綺麗にしてあげましょう。
トイレの場所が気に入らない可能性もあるので、トイレを複数個置いてみることも良いでしょう。
◆病院に連れていく
猫が鳴いていて、理由がわからず猫に元気がなかったり、食欲不振であったりなどいつもと違う状態が見られたら、動物病院に連れて行きましょう。
飼い主さんではわからない病気や怪我を負っている可能性もあります。
◆発情期の場合は、避妊か去勢を
発情期で猫がうるさい鳴き声を出す場合には、発情期が終わらない限りには鳴き声を止めることはできません。
子猫を望まない場合には、猫の避妊や去勢手術も考えましょう。発情による鳴き声は、手術をすることでなくなります。
猫の鳴き声がうるさい時のまとめ
猫が野生の時には、発情期以外や親子である以外には、猫同士はあまり鳴き声で意思疎通をはかることはありません。猫が人間と暮らすようになって、人間が鳴き声に反応してくれることを覚えたために、鳴いてアピールするようになったと考えられます。
つまり猫が鳴いている時には、何か訴えたいことがあると思って良いでしょう。
うるさいくらいに猫がなく時には、鳴き声を発している時の状態をよく観察して、猫が何を訴えたいのか、わかってあげられるよう努力してみてくださいね。
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