脱走した子猫が高い木の上に!
ジェシカさんの愛猫である「アリス」が家の中から消えたのは、ある寒い冬の日の出来事でした。
ジェシカさんが犬を家の中に入れようとしていたのが気に入らなかったのか、アリスは家を飛び出ると近隣の木の上に登ってしまったのです。
あまりにも勢いよく登ってしまったのでしょう。ふと気づくと、その子猫はどんなハシゴでも届かないであろう高い木の枝の上にいました。
なかなか救出できないまま時間だけが過ぎる…
アリスが木の上で立ち往生しているのに気づいたジェシカさん。彼女はボーイフレンドであるダニエルさんや家族と協力して、何とかしてその子猫を木から降ろそうと試行錯誤します。
「私たちの家のスグそばに消防署があるので、まずそこへ助けを求めに行きました。しかし、誰も相手にしてくれません。2度ほど試しましたがダメでした。その後、SPCAや地元のアニマルコントロール等、思い当たるところ全てに連絡を入れましたが、誰もアリスを助けてくれることはありませんでした。」
周囲から助けを得ることができなかったジェシカさん達。こうなれば自力でと、お店で売っている一番高いハシゴを使っての救出劇を試みましたが、うまくいきません。アリスが居る場所は高すぎたのです。
その他名前を呼んだり食べ物を木の下に置いたりしましたが、アリスが自ら降りてくることはありませんでした。
そうしてそのまま、なんと9日もの時間が経ってしまったのです。
SNSに助けを求めると一人のヒーローが!
子猫の体力にも限界が近づき、皆が最悪の結末を想像するようになった頃、ダニエルさんの母であるタミーさんがFacebookにて助けを求めることを決意。アリスが置かれている状況と共に、誰か一刻もこの子猫を助けてくれと訴えかけました。
すると一人、その投稿を見た男性がタミーさんに連絡をしてきました。彼は、タミーさんの友人である訓練中のアーボリスト、トリスタンさんでした。
アーボリストとは、傷ついた樹木の治療をする専門家のこと。木に詳しく木登りにも自信があるという彼の手による、子猫の救出劇が始まったのです。
「かわいそうに、アリスは高い木の上で雨や雪にさらされていました。私はハーネスとハシゴ、リュックサックに猫のおやつを持つと救出劇にいどんだんです。」
トリスタンさんがアリスを木から降ろしてあげるのに、10分もかかりませんでした。まるでヒーローのようにアリスを抱きかかえると、ジェシカさんの元へ向かいます。
アリスは自分がやっと救助されたことに気づくと喉をゴロゴロ。9日間で体重が落ちていましたが、特に体に異常はありませんでした。
消防署でさえ助けてくれなかった可哀想な子猫。今では暖かいブランケットに身を包み心地よく昼寝をしていることでしょう。
<参考サイト>
lovemeow.com
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