- 1.ラグドールを購入する費用
- 2.ラグドールを受け取る際にかかる費用
- 3.基本的な生活用品
- 4.ラグドールのごはん
- 5.健康・病気に関係するお金
- 6.ペット保険
- 7.まとめ
1-1.ペットショップで買う場合・ブリーダーから買う場合
1-2.里親になる場合
3-1.ベッド
3-2.ブラシ
3-3.ドライシャンプー
3-4.ロールクリーナー
3-5.首輪
3-6.おもちゃ
4-1.グレインフリー
4-2.尿路結石ケア
4-3.食物繊維豊富
4-4.成猫になるまでは「高たんぱくで高カロリー」なもの
4-5.成猫になってからは「高カロリー」は控える
5-1.健康診断
5-2.ワクチン接種
5-3.病気①猫ウイルス性鼻気管炎
5-4.病気②猫カリシウイルス感染症
ラグドールを購入する費用
まずは、ラグドールを購入するお金から確認してみましょう。
子猫、成猫で変わってきますが、ラグドールの入手経路としては大きく分けて、ペットショップから買う方法、ブリーダーから買う方法、また保護センターなどから譲り受けて里親になる方法があります。
◆ペットショップで買う場合・ブリーダーから買う場合
子猫で18万円程度です。どのペットショップにもいる猫種という訳ではありませんので、あらかじめネットで調べて店舗やブリーダーの所在地を特定しておくと良いでしょう。
ショータイプや良血の子猫を購入する場合は20万円を超えることもあり、オスは25万円程度、メスは繁殖も視野に入れられるためオスより3~5万円程度高い値段で販売されることも多いです。
◆里親になる場合
購入ではなく引き渡しになるので購入費用はかからないことが多いです。命を救うことにも繋がりますので、ぜひ里親も検討してみてくださいね!
ラグドールを受け取る際にかかる費用
ラグドールを受け取る際に行うことは、ワクチン接種と不妊手術です。ワクチンは病気予防のため、不妊手術は子供が増えすぎて手に負えなくなるケースを防ぐために行います。
ペットショップや施設によっては既に行っている場合もありますが、まだ受けていない場合の費用をご紹介します。
◆ワクチン接種
健康診断を含めて1万円程度です。家の中だけで飼うのか、外にも出すのかによって打つワクチンが若干異なって来ますので、かかりつけとなる獣医さんに相談しながら選ぶと良いでしょう。
◆不妊手術
オスだと去勢手術、メスだと避妊手術になります。一般的には動物病院で手術し、費用は去勢手術で15,000~25,000円程度、避妊手術で20,000~35,000円が相場となります。
◆駆虫
保護センターからラグドールを譲り受ける場合は、駆虫費用が必要な場合があります。これは野良猫だった時の野外生活や、保護センター内での生活で寄生虫がついてしまうことがあるためです。
4,000円程度ですので、駆虫した方が良いかワクチン接種時に一緒に診断してもらいましょう。
基本的な生活用品
次に、ラグドールと暮らすために必要な生活用品の費用をご紹介します。
・ベッド:3000円
・ケージ:8000円
・トイレ:2000円
・トイレ砂:1000円
・ペットシート:1500円
・爪とぎ:1000円
・ブラシ:3000円
・シャンプー:500円
・消臭グッズ:2000円
・ロールクリーナー:2000円
・首輪(鈴つきがGOOD):3000円
・おもちゃ:3000円
合計32,000円
最低限、こちらの一覧にあるものは揃えてあげましょう。生活用品は子猫と成猫でほぼ共通です。
また、一部ラグドールならではの特徴を考慮したポイントもまとめていますので、参考にしてみてください。
◆ベッド
ラグドールは毛が長いので、猫の中でも暑がりです。そのため、綿が入ったクッションのようなベッドより、プラスチックでできたベッドの方が好まれる場合が多いです。
また、ラグドールは高いところよりも冷たい床を好んだり、安定感のある風通しのよい場所を好む傾向があります。
家にお迎えしてからお気に入りの場所ができた場合は、そこに冷感マットを敷いて体を冷やすことできる場所を作ってあげると良いでしょう。
逆に、寒い日が続く冬の時期は、ラグドールであっても自然と暖かい場所を探して移動することがあります。特に子猫は体温調整がまだ上手くできないので要注意です。
いつも過ごしているベッドやソファーなどにペット用カーペットをつけるなど、体を暖めることができる環境を整えてあげましょう。
◆ブラシ
ラグドールの毛は、長い割に絡まりづらいフワフワとした感触をしています。
ただし、だからと言って放置すると毛玉になったり、毛づくろいによって胃の中で毛がフェルトのように固まってしまう「毛球症」を起こしたりしてしまいます。
長い毛でも使いやすいブラシを用意して、毎日1回はブラッシングしてあげましょう。
◆ドライシャンプー
ラグドールは毛が長いです。ということはもちろんお尻周りの毛も長いので、トイレをするとお尻周りに排泄物が付いてしまうことがあります。
毛をカットするときにお尻周りを短くしてもらうと良いですが、伸びてくるとどうしても付いて汚くなってしまいます。
そんな時に役立つのがドライシャンプーです。トイレ後にお尻チェックをして、排泄物が付いていないか確認します。もし何か付いてしまっていたら、ドライシャンプーでキレイにしてあげると匂いも取れて清潔に保つことができます。
液体タイプや泡タイプなど種類が豊富なので、毛の長さや相性で使い分けしてみてくださいね。
◆ロールクリーナー
ロールクリーナーは粘着タイプと、内部に毛をためるタイプがあります。ラグドールは毛が長いので、内部に毛をためるタイプがオススメです。
カーペットなど場所を選ばずに面白いほど毛が取れるので、たくさん使いたくなります。
◆首輪
ラグドールはあまり鳴かない上、鳴いてもとても声が小さいです。そこが可愛いポイントではあるのですが、間違って閉じ込められた場合でもすぐ見つけられるように、鈴つきの首輪を着けておくと安心です。
◆おもちゃ
ラグドールは高い場所を好まないので、キャットタワーは低めでも満足します。高さより安定感重視のキャットタワーを選ぶと良いでしょう。
また、キャットタワーだけではなく家具やインテリアを組み合わせて部屋全体で移動ができるよう工夫すると、ラグドールの運動を促し肥満を予防に繋げることができます。ぜひ、部屋の家具の配置も見直してみてくださいね!
ラグドールのごはん
ラグドールは他の猫と比べると大きいので、1日の食事量も多めです。1日あたりのごはんの費用は1ヶ月でおよそ5,200円、年間では62,000円程度です。
しつけのご褒美におやつをあげる場合は、年間で5,000~10,000円ほどのおやつ代が加わります。
また、ラグドールのごはんでは、次の4つのポイントを押さえたものがベストです。
・尿路結石ケア
・食物繊維豊富
・成猫になるまでは「高たんぱくで高カロリー」
◆グレインフリー
ラグドールは皮膚病になりやすい猫種であると言われています。皮膚病の原因はさまざまですが、アレルギーが現認になることもあります。
そのため、アレルギーになりやすい穀物(グレイン)は避けてあげてください。
穀物以外でもアレルギーになることがありますので、ラグドールが痒がるような仕草をするようであれば、かかりつけの獣医さんに見てもらいましょう。
◆尿路結石ケア
尿路結石は猫全体にかかりやすい病気です。ラグドールも例外でありませんので、気を付けましょう。
水をたくさん飲ませてあげたり、トイレを我慢しなくていいように複数トイレを用意してあげることが基礎になります。
ごはんで予防するには、クランベリー、クエン酸/ビタミンC、オメガ3脂肪酸やメチオニンが入ったものを日頃から食べるようにします。
万が一、尿路結石ができてしまった場合は療養食フードで解決できる場合もあります。
ただし、素人が判断するとラグドールに返って負担を増やしてしまう可能性があります。必ず病院に行って、獣医さんの指示のもと使うようにしてください。
◆食物繊維豊富
ラグドールは毛が長く、毛づくろいによって胃の中で毛がフェルトのように固まってしまう「毛球症」を起こすことがあります。毛づくろいで飲み込んだ毛は、普通であれば便と一緒に排出したり、吐き出したりします。
便と一緒に排出する際に食物繊維が役に立ってくれますので、ラグドールの場合は食物繊維がたっぷり入ったご飯を選んであげると良いでしょう。
◆成猫になるまでは「高たんぱくで高カロリー」なもの
ラグドールは、他の猫に比べて身体が大きく筋肉もガッチリついています。大きく見えるのは毛のためだけではないのです。そのため、良質な筋肉をつけていくためにも、子猫から成猫になるまでは動物性たんぱく質が多く含まれているごはんが最適です。
栄養が偏ったり不足したりすると、自慢の毛並みが維持できなかったり、きちんとした身体づくりができなかったりと後々影響が出てきます。
もしどの商品が良いのかわからず不安を感じるようであれば、ペットショップや病院でオススメのキャットフードを紹介してもらうと安心です。
◆成猫になってからは「高カロリー」は控える
子猫から成猫、高齢になるにつれ消化不良の心配も出てきますので、ライフステージにあったフードに変えていくようにしてください。
健康・病気に関係するお金
愛猫に健康でいてもらうためにも、定期的に病院で診てもらうようにしましょう。
◆健康診断
健康診断は少なくとも1年に1回は行いましょう。普段のチェックではわからない部分も診てもらえます。
基本的には身体検査(体重測定、問診、聴診・触診)と血液検査、尿・便検査を行います。この3つで15,000円が相場です。
これに加えて、次の検査も行っておくと安心です。
・超音波検査 :5000~10000円程度
・心電図 :2,500円程度
・ホルモン検査 :3,000円程度
・眼科検査 :~15,000円 程度
◆ワクチン接種
ワクチン接種も日本では1年に1回打つと病気にかかりづらくなります。外に出ない家猫でも、人間が外から持って帰るウイルスで病気になってしまうこともありますので、獣医と相談しながら健康を保ちましょう。
ワクチン接種の費用は下記が目安です。
・7種混合:5,000~7,500円程度
◆病気①猫ウイルス性鼻気管炎
猫インフルエンザ、猫コリーザと呼ばれることもあります。くしゃみ、発熱、下痢、食欲不振など、いわゆる風邪のような症状が現れます。
治療にかかる費用は、2回の通院(診察・注射)で6,000円程度です。
◆病気②猫カリシウイルス感染症
複数の型があり、型によって症状は異なります。風邪のような症状や、口の中に潰瘍ができるもの、肺炎にかかるもの、腸で感染して特に症状が出ないものなど様々です。
治療にかかる費用は、1回の通院(診察・注射・内服薬など)で7,500円程度です。
この他にも胃腸炎になる等、病気も症状も異なります。普段からおかしなところはないかチェックをしてあげましょう。
ペット保険
医療負担軽減のために、ペット保険に加入しておくと良いでしょう。大病になると数十万円の費用がかかってしまうこともあります。費用の70%を負担してもらえるプランで月々3,000円程度です。
愛猫を守るためにも、自分の家計を守るためにも、ペット保険の加入をオススメします。
まとめ
ラグドールをお迎えする費用を項目別にご紹介しました。
ラグドールの特徴を抑えて生活用品や食事を用意してあげることで、買い直しがなくなって経済的にもなりますし、ラグドール自身が健康で快適な生活を送れるようになります。ぜひ、事前チェックをして揃えてみてくださいね!
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