猫用おもちゃで愛猫と遊ぼう!おもちゃのタイプ別遊び方もご紹介します

2020.12.09

猫用おもちゃで愛猫と遊ぼう!おもちゃのタイプ別遊び方もご紹介します

愛猫とたくさん遊んであげていますか?仕事や勉強、家事と忙しい飼い主さんは、なかなか愛猫と遊ぶ時間が取れないかもしれません。しかし、猫にとって遊びは、運動不足やストレスを解消したり、飼い主さんとのコミュニケーションを取ったり、とても大切なものです。何より、猫は遊ぶのが大好きです。おすすめの猫用おもちゃと遊び方についてご紹介しますので、愛猫のお気に入りを見つけて、ぜひ、たくさん遊んであげてくださいね。

【目次】
1.猫用おもちゃで愛猫と遊ぼう!
 1-1.狩猟本能を満たして充実
 1-2.運動不足の解消
 1-3.コミュニケーション
 1-4.夜の運動会を防止
 1-5.認知症の予防にも
 1-6.噛み癖をつけないために
2.猫用おもちゃ①猫じゃらし
 2-1.基本の動かし方
3.猫用おもちゃ②ボール
4.猫用おもちゃ③けりぐるみ
5.猫用おもちゃ④自動おもちゃ
6.猫用おもちゃ⑤トンネル
7.猫用おもちゃ⑥LEDライト
8.猫用おもちゃ⑦知育玩具
9.おもちゃで猫と遊ぶときに気を付けたい事
 9-1.部屋の中は片付ける
 9-2.誤飲に注意
 9-3.遊ばせすぎない
10.猫用おもちゃの選び方
 10-1.年齢に合わせた猫用おもちゃを
 10-2.安全性や耐久性が高い商品を
11.まとめ

猫用おもちゃで愛猫と遊ぼう!

猫は本来ハンターなので、狩りのような動きをすることが大好きです。
また、たくさん遊んであげることには、いろいろなメリットがあります。
特に、猫用おもちゃで遊ぶことには大切な意味があるので、順に見ていきましょう。

◆狩猟本能を満たして充実

猫が本来持っている狩猟本能を満たすことで、猫が充実感を得ることができます。
猫用おもちゃを獲物のように動かして、狩りをした気分にさせてあげましょう。
遊びの最後には、獲物(おもちゃ)を捕まえさせてあげると、満足感もひとしおです。

◆運動不足の解消

思い切り体を動かすことは、運動不足の解消になり、肥満を防ぐ意味でも大切です。
肥満は様々な病気に繋がるので、ぜひ、たくさん遊んで運動させてあげましょう。
また、運動不足はストレスの原因にもなります。
ストレス解消のためにも、猫用おもちゃで遊んであげるとよいでしょう。

◆コミュニケーション

猫用おもちゃを使って一緒に遊ぶと、飼い主さんと愛猫の間に豊かなコミュニケーションが生まれます。
コミュニケーションを取ることで、猫との信頼関係を築くこともできるでしょう。
多頭飼育をしていると、猫同士で遊ぶから飼い主さんが遊ばなくてもいいと考えがちです。
しかし、猫同士のコミュニケーションとは別に、飼い主さんとのコミュニケーションを取ることも飼い猫には非常に大切です。

◆夜の運動会を防止

猫は薄暮薄明性で、早朝や夕方の薄暗い時間に狩りをしていました。
飼い猫となっても、その習性は基本的に変わりません。
そのため、人間が寝るころ、電気を消すと活発に活動を始めます。
猫にとっては体内時計が正確に働いている証拠ですが、飼い主さんが寝不足になったり、ご近所迷惑になったりすることも。
寝る前にしっかり遊んであげると、猫も疲れて寝てしまうので、夜の運動会を防止できます。

◆認知症の予防にも

猫も、刺激の少ない生活を続けていると、シニアになった時に認知症を発症することがあります。
シニアになっても、しっかりと遊んで刺激を与えることで、認知症発症のリスクを低減できます。

◆噛み癖をつけないために

猫の前で手をひらひらさせるなどして遊ばせると、人の手や足が獲物やおもちゃとして認識されてしまいます。
後々の噛み癖に繋がるので、必ず、猫用おもちゃで遊んであげましょう。


猫用おもちゃ①猫じゃらし

カシャカシャ じゃれる お花

猫用おもちゃの定番と言えば、やはり猫じゃらしでしょう。
運動不足解消にピッタリの猫用おもちゃです。
もともとは、植物のエノコログサを猫の目の前で振ると猫がじゃれつくことから、猫じゃらしと呼ぶようになったもの。
現在の猫じゃらしは、エノコログサの形を模したものばかりではありません。
鳥の羽根を使っているものや音が出るものなど、バリエーションが豊富です。
おすすめのタイプは、鳥の羽根やネズミ、昆虫など、猫の獲物になる生き物を模したものです。
猫じゃらしで遊ぶ時には、これらの生き物をイメージした動きで動かしてあげると、猫ちゃんの食いつきがよくなります。

◆基本の動かし方

1.這わせる

地面を這うネズミや昆虫のように、床を這わせます。
ツッツッツと、メリハリをつけると生き物らしくなります。

2.緩急をつける

ササっと素早く動かしたり、ゆっくり動かしたり、不規則な動きをしてみましょう。

3.ジグザグ動かす

獲物が逃げる時は、ジグザグに走ります。
その動きを真似て、ジグザグとあちこちに動かし、スピードも変化させましょう。

4.ピタッと止める

動きをいきなり、ピタッと止めてみましょう。
その後素早く動かすことで、猫ちゃんは見逃すまいと必死になります。


猫用おもちゃ②ボール

じゃれ猫 ねこ玉遊び からふる

猫が軽くパンチをしたりキックをしたりするとコロコロと転がっていくボールは、走り回って遊ぶのが好きな猫ちゃんにおすすめのおもちゃです。
一人遊びができるので、忙しくてなかなか遊んであげられない飼い主さんにもおすすめ。
猫用おもちゃのボールには、中に鈴が入っていて音が鳴るものやマタタビが入っているものがあり、猫の興奮を誘います。
猫用のボールのほかにも、アルミホイルやレシートを丸めたものも、大好きなカシャカシャ音が鳴るので猫ちゃんが喜ぶおもちゃになります。
ピンポン玉も軽いので、猫用おもちゃにピッタリです。
猫が誤飲しないような大きさのボールを選びましょう。


猫用おもちゃ③けりぐるみ

ブサネコキック

猫は、捕まえた獲物を後ろ足のキックで仕留めていました。
けりぐるみは、その狩りの動きを再現できる格好の猫用おもちゃで、ストレス発散にピッタリです。
愛猫の体格に合わせて、前足で掴みやすい太さ、抱え込んで蹴りやすい長さのものを選びましょう。
また、猫にとってはけりぐるみは捕まえた獲物ですから、噛んで遊ぶのも普通です。
噛んで口に入っても大丈夫な材質でできているもの、咬みちぎれる小さなパーツのないもの、夢中で遊んでも目などを傷つけないものなどを基準に選ぶとよいでしょう。


猫用おもちゃ④自動おもちゃ

キャッチミーイフユーキャン2

仕事や家事で飼い主さんが手を離せない時に便利なのが、自動おもちゃです。
電池やゼンマイで、自動で走ったり、猫じゃらしが動いたりして、猫を遊びに誘ってくれます。
走り回ったり追いかけたりするのが好きな子には、ラジコンで操作したり自走したりするネズミや昆虫の形のおもちゃがおすすめです。
猫じゃらしが好きな猫ちゃんには、電動で猫じゃらしが動くおもちゃを選んであげましょう。
タイマー付きの猫用おもちゃもあります。
留守番中に遊ばせたいなら、遊びすぎないようにタイマーで切れるものがよいでしょう。


猫用おもちゃ⑤トンネル

キャットトンネル 木目柄

猫ちゃんが、カーペットなどをめくりあげて下に潜り込んでいるのを見たことがある飼い主さんも多いでしょう。
猫は、身を隠して獲物を狙っていたことや、狭いところに隠れて安心感を得ていたことから、今でも狭い場所に身を隠すのが大好きです。
猫用おもちゃのトンネルは、中に隠れられるだけではなく、途中の穴から顔を出したり抜け出したりできるようになっていて、猫の好奇心を刺激します。
また、多くのトンネルは、猫が好むカシャカシャ音がする素材でできているので、猫ちゃんが楽しく走り抜けます。
トンネルの出口や中におもちゃが取りつけられているものも多く、猫ちゃんの狩猟本能も満たされるでしょう。
飼い主さんがトンネルの外で猫じゃらしを振ってあげると、猫ちゃんはさらに楽しく狩猟気分を味わえます。


猫用おもちゃ⑥LEDライト

じゃれ猫 LEDニャンだろ~?!光線

猫は、小さくてチラチラと動くものに興味を惹かれます。
LEDライトは、光で猫をじゃらす猫用おもちゃで、日頃、光の動きに興味を持っている猫ちゃんにおすすめです。
壁や床など光を反射する場所に向けて、小さな虫のように動かしてあげましょう。
レーザーポインターは、猫の目に直接光が入ると目を傷め、最悪失明の危険があります。
その点、LEDライトは猫ちゃんの目にも安心です。
通常の猫じゃらしと異なり、省スペースで遊べる点、飼い主さんは腕を激しく振る必要がない点でも使いやすい猫用おもちゃです。
光の形が、単純な点のものだけではなく、蝶や魚などの形のものもあり、猫ちゃんはもちろん飼い主さんも楽しんで遊べます。
ただし、光は捕まえられないので、最後には捕まえられる猫用おもちゃで、達成感も満たしてあげてくださいね。


猫用おもちゃ⑦知育玩具

プチトリートボール

知育玩具は、激しい動きをしなくなったシニア猫や好奇心旺盛な子猫におすすめの猫用おもちゃです。
中におやつやフードを入れて、猫ちゃんが自分で考えて取り出して遊びます。
脳が刺激されるので、認知症予防にもおすすめです。
穴からおやつが出るように転がして遊ぶものや、隠したフードをニオイで探り当てて取り出すものなどがあります。
中に入っているオヤツが見えるおもちゃから始めて、フードを隠すタイプに難易度を上げていくと飽きずに遊べるでしょう。


おもちゃで猫と遊ぶときに気を付けたい事

猫じゃらしで遊ぶ子猫

◆部屋の中は片付ける

興奮すると、猫は走り回ったり、高くジャンプをしたりします。
せっかく遊ぶのですから、思い切り遊ばせてあげるためにも、十分なスペースを確保したいものです。
ぶつかったら危険なものや、乗ると滑ったりするようなものなどは、別室に移すか部屋の隅に寄せるなどして、片づけておきましょう。

◆誤飲に注意

猫じゃらしなどの先端や、ネズミ型のおもちゃの目など、小さなパーツを噛みちぎってしまうことも少なくありません。
そのまま飲み込んでしまう危険性があるので、猫用おもちゃを選ぶ時には、小さなパーツが取れにくいものを選ぶようにしましょう。
また、遊ぶ前におもちゃが壊れていないこと、パーツが取れそうになっていないことなどを必ずチェックします。
遊んでいる最中はもちろん、遊んだ後に小さなパーツが落ちていると誤飲する恐れがあるので、後片付けも忘れずに。
おもちゃの出しっ放しも誤飲に繋がるので、猫の届かない場所にしまっておきましょう。

◆遊ばせすぎない

猫は瞬発力に優れた動物ですが、その分、持久力はありません。
1回15分程度を目安にして、1日数回遊んであげるようにするとよいでしょう。
猫ちゃんが口でハアハアと息をしているようなら疲れすぎなので、遊びをやめましょう。
また、遊んでいるうちに興奮しすぎて、人の手や足を噛んでしまうこともあります。
噛み癖や人のケガに繋がるので、遊びをやめてクールダウンさせましょう。


猫用おもちゃの選び方

◆年齢に合わせた猫用おもちゃを

活動量の多い成猫には、猫じゃらしやボールなど、狩猟本能を刺激し、体を使って遊ぶ猫用おもちゃを選びましょう。
社会化や心身の発達のためにしっかりと遊ぶことが必要な子猫には、様々なタイプのおもちゃを与えてたくさんの経験をさせるといいでしょう。
身体能力が衰え始めたシニア猫には、けりぐるみや知育玩具がおすすめです。

◆安全性や耐久性が高い商品を

遊んでいる時に誤飲する危険性があるので、小さなパーツや取れやすいパーツがついていないものや、安全な素材でできているものを選びましょう。
また、すぐに壊れてしまうと誤飲のリスクが上がりますし、頻繁に買い替える必要があるので、耐久性が高いものを選ぶのもポイントです。


まとめ

猫は、遊びが大好きです。
猫の狩猟本能を満たし、運動不足やストレスの解消になる遊びには、猫用おもちゃは必須のアイテムです。
様々なタイプのおもちゃがあるので、愛猫の年齢や性格に合わせて選んであげましょう。
飼い主さんが猫用おもちゃで遊んであげると、愛猫との絆もぐっと深まります。
ぜひ、愛猫にピッタリの猫用おもちゃを見つけて、たくさん遊んであげてくださいね。



– おすすめ記事 –

・猫が喜ぶまたたび入りのおもちゃとは?おすすめ6商品はこれだ!
・猫の一人遊びにおすすめのおもちゃ12選!一人遊びする理由と注意点もご紹介
・【猫との遊び方】おもちゃだけじゃない!かくれんぼやおにごっこなどで愛猫と遊ぶ方法
・猫の知育玩具おすすめ4選!人気のおもちゃで楽しく遊んでみよう


focebookシャア
ツイート

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
SHINO

SHINO

保護犬1頭と保護猫3匹が「同居人」。一番の関心事は、犬猫のことという「わんにゃんバカ」。健康に長生きしてもらって、一緒に楽しく暮らしたいと思っています。


記事に関するお問い合わせはこちら