猫をバスに乗せる方法。気をつけるべきルールと注意点とは?

2024.01.07

猫をバスに乗せる方法。気をつけるべきルールと注意点とは?

猫を連れて外出する必要があるとき、バスを利用したい場合もありますよね。そんなとき、「猫を連れてバスを利用できる?」「乗せるときの決まりは?料金はかかる?」「猫にストレスがかからないか心配」など、さまざまな疑問や不安が出てきますよね。今回は、バスに猫を乗せることはできるのか、バスに乗せるための注意点、バス以外の交通機関の利用などについてご紹介します。

猫をバスに乗せることはできる?

道路を走る川崎市バス

猫もバスや電車に乗せることが可能です。
会社によって条件や決まりが異なりますので、注意が必要です。
ここではバスに乗せる場合の決まりや、乗せる方法などについてご紹介します。

◆バス会社による

路線バスでは猫などのペットは「手荷物扱い」になり乗せることができます。また、追加料金はかからないことがほとんどです。

バス会社によって条件などは異なるものの、他の乗客の迷惑にならないようキャリーバッグに入れて持ち込む必要があります。
その他注意点は後ほど詳しくご紹介します。

高速バスについては、ほとんどの場合猫を含むペットの持ち込みは不可の場合が多くなっています。
これは路線バスとは異なり、移動距離が長いため、他の乗客や猫自身に負担がかかるリスクが高いからだと考えられます。

◆乗り方はあらかじめHPでチェック

路線バスでは、猫を乗せることは可能な場合がほとんどですが、条件や規定はバス会社によって異なります。

重量や長さなどが規定で決まっている場合もあり、また一部のバス会社では料金が発生することもあります。

そのため、事前にホームページなどでペットを持ち込むときの決まりを確認しておきましょう。

ちなみに、盲導犬や介助犬などはそのまま乗車が可能です。

◆猫が車酔いする場合もある

猫も人間同様、車酔いをすることがあります。
可能であれば、まず短い距離でバスに乗せて様子をみてみましょう。

もし車酔いが心配な場合や、車酔いしやすい猫ちゃんであることがわかっている場合は、ペット用の酔い止めがあるので、動物病院に相談してみてもいいかもしれません。

乗り物酔いを防ぐために、食事は乗車する2~3時間前に済ませておくことをおすすめします。

猫が車酔いしたときの症状には

・よだれが多い
・落ち着きがない
・口を開け、しきりにあくびをする
・嘔吐
・下痢

などがあります。

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猫をバスに乗せるための準備

猫をバスに乗せることができるとわかったところで、次はバスに乗せるための準備についてご紹介します。

バスに乗せるときに必要なものや、猫のためにあったほうがいいものなど、準備しておくと安心なものをご紹介しますね。

◆キャリーやカート

キャリーバッグ

猫を持ち込むためには、原則キャリーやカートなどが必要です。
猫が脱走するとこのないよう、しっかり閉められるキャリーを選びましょう。

バス会社によってサイズの規定がある場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

◆ペットシーツ

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猫に「出かける前にトイレ済ませておいてね」というのは難しいですよね。
そのため、猫がいつトイレをしたくなるかはわかりません。
もしキャリーバッグの中でおしっこをして、こぼれてしまったら大変です。

また、車酔いで吐いてしまう可能性なども考えられますので、いつしても大丈夫なように、キャリーバッグの底にペットシーツを敷いておきましょう。

汚れたときの交換用や、座席にキャリーを置くときに敷くためなどに何枚か予備を持っておくと安心です。

◆水

水

移動先でも水分補給ができるよう、猫の飲み物を準備しましょう。
特に夏場や長時間の移動では、水分補給が欠かせません。

ですが、バス車内であげるのはこぼしたり猫が逃げてしまったりする可能性もあるのでできるだけ避けたほうが安心です。

◆ブランケット

ブランケットは温度調節にも便利ですが、キャリーにかぶせて外が見えないようにしてあげるのにも役立ちます。

見慣れない景色やまわりの乗客を見て不安になってしまう猫ちゃんもいます。そんなとき外が見えないようブランケットなどをかぶせてあげると、落ち着くことがあります。

また普段から使っているものであれば、その匂いでも安心できます。


猫をバスに乗せる際の注意点

キャリーバッグでくつろぐ猫

猫をバスに乗せるため、いくつか注意点をご紹介します。
他の乗客の迷惑にならないよう、そして猫ができるだけ不安にならないよう注意することで、快適にバスを利用しましょう。

◆他の利用者に配慮を忘れずに

乗客の中には、猫が苦手な人や、猫アレルギーを持った人がいるかもしれません。
そうでなくても猫をバスに乗せるときは、他の乗客に迷惑をかけないよう配慮をしましょう。

ペットを連れてバスに乗車するときは、猫の体がすべて入り逃げ出さないようしっかり閉められるキャリーやケージに入れる必要があります。
そのため、顔だけ出せるタイプなどは使用できません。
これは、ルールとして定められている場合が多いですが、バスに乗せるマナーとしても猫の体がすべて入るキャリーを選ぶ必要があるでしょう。

キャリーバッグは、ひざの上か足元の邪魔にならない場所へ置き、中が見えないようブランケットなどでおおうことがマナーとされています。

利用する際は、できればラッシュ時などの混む時間帯を避けましょう。
混雑していると、他の乗客との間にスペースをとるのは難しいため、他の乗客の迷惑になってしまうこともあるかもしれません。
また、あまりに近いと猫にとってもストレスになる可能性がありますし、飼い主さんにとっても猫やまわりの乗客が気になって大変です。
可能であれば空いている時間帯を選ぶことをおすすめします。

また十分に配慮していても、混雑時や、鳴き声や匂いなどが迷惑だと判断された場合は運転手さんの判断で乗車を断られることがあります。

◆猫の体調を見ながら

猫はストレスを感じやすい動物です。バスの揺れや騒音に敏感に反応することがあるので、乗車中は注意して様子を見てあげたいですね。

座席に座るときはひざの上にキャリーバッグを置いて抱えるか、足元にできるだけ邪魔にならないように置きます。
足元に置くときは、猫がヤケドしてしまわないよう暖房が近すぎないかなど確認しましょう。

できるだけストレスの少ない環境をつくってあげるため、ブランケットなどでキャリーバッグをおおうのはおすすめです。
乗車マナーとしてもおおったほうがいいのですが、猫は外が見えないほうが落ち着く場合があるので、猫のためにもおすすめです。

いつも使っているおもちゃや、自分の匂いがついているタオルを一緒に入れておくと、その匂いで安心できますし、おもちゃは気を引くのにも役立ってくれるアイテムです。


他の公共交通機関は利用できる?

バスの利用についてご紹介しましたが、バス以外の他の交通機関についても、利用できるのかをご紹介します。

◆電車

電車もバス同様、手荷物として猫を持ち込んで利用することができます。

JR鉄道では、手回り品として持ち込むことが可能です。
キャリーケース1つにつき290円で、猛獣やヘビなどを除く、子犬や猫、ハトなどの小動物が対象です。
サイズは、タテ・ヨコ・高さの合計が120cm以内、重さはペットとキャリーケースの合計が10kg以内と定められています。

駅の改札口などでキャリーバッグを見せて、普通手回り品きっぷを購入し乗車します。

私鉄やその他鉄道の場合は、バスやJR鉄道と同じように手荷物扱いになる場合が多いようです。
サイズや料金の有無については、鉄道会社によって異なるので各会社の規定を確認しましょう。

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◆新幹線

新幹線も、猫を持ち込むことが可能です。
条件はJR鉄道と同じです。

ただし、猫用の座席を購入することはできません。
これは指定席だけでなく、自由席も同様です。
キャリーケースはひざの上や足元などに置きましょう。

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◆飛行機

飛行機でも、猫を持ち込むサービスがあります。
航空会社によって異なりますが、料金は国内線で数千円程度です。

航空会社によってはペットの持ち込みサービスがないところもあるので、各会社のホームページなどを確認してみましょう。

ただし飛行機の場合も、荷物として扱われることになります。
機内には持ち込めず、スーツケースなどと同じ貨物室に入ります。
そのため、ペットの健康状態の確認など細かい注意事項がありますので、事前の確認は必須です。

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◆タクシー

タクシーもキャリーバッグに入れていれば基本的に乗車することができます。
一部条件や規定があるタクシー会社もあるので、事前に確認しましょう。

基本的には乗車可能ですが、運転手さんが猫アレルギーだったり猫が苦手だったりする場合は、乗車をお断りされることもあるかもしれません。

またタクシーでも、バスや電車に乗るとき同様、マナーを守って乗車しましょう。

乗る前にキャリーバッグに入れた猫を乗せてもいいか、確認することをおすすめします。

また、座席にキャリーバッグを置くときは、ひと言確認したほうが丁寧ですね。
タクシーは個室になりますが、事情がない限りはキャリーバッグから猫を出すのは控えましょう。

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まとめ

バスに乗せる際の注意点や準備するもの、他の交通機関の利用についてご紹介しました。

乗車するときに注意するポイントとしては、他の乗客への配慮と猫のケアの両面から考えることが必要になります。

おそらくほとんどの猫にとって、バスなどの移動はストレスに感じます。
乗車マナーを守り、猫にとって安全かつ快適に交通機関を利用しましょう。



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