猫の恋愛事情はどうなっているの?

2017.06.29

猫の恋愛事情はどうなっているの?

可愛らしい表情で私たちの心を癒してくれる猫たち。猫同士でたわむれている姿もとてもキュートで思わずパチリと写真をうつしてしまいたくなりますよね。猫同士で何やら話している様子を見かけることがありますが、いったい何を話しているのでしょう…。もしかして、人間のように恋愛をしているのでしょうか。そこで、猫たちの恋愛事情にせまってみたいと思います。人間の恋愛とはまた違った「恋」の事情があるようです。

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猫には「恋する」季節があった!

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冬から春、春から夏と暖かい気候になってくると家に閉じこもっているのはもったいない…!と活動的になる方も多いですよね。外に出かけてたくさんの人と話しているうちに、恋が始まることもあるかもしれません。

それは猫達も一緒で、暖かい季節には外に出かけて活動的になります。外で暮らしている猫、外にお出掛けをする習慣がある猫は異性との出会いのなかで恋愛を考える季節なのです。

◆猫の「恋の季節」は春から夏!

猫は一年のなかで「恋愛したい」という気分が強まる時期があります。それがいわゆる繁殖期です。猫はそもそも子どもをたくさん作る繁殖力の強い動物で、本能的にそんな体質が備わっています。

一般的に、猫界での恋の季節は春先から夏にかけての暖かい時期。この時期には、猫たちが恋を求めて鳴いている声も聞こえてきます。猫の「恋の季節」とはいわゆる繁殖期のことです。

繁殖期には、メス猫は本能的に子孫を残したくなるので恋愛気分が高まり、成熟した大人のメス猫たちが「私と恋愛しましょう」とオス猫たちにたくさんアピールしだします。それに応えて「僕を選んでください」とオス猫たちもアピールをします。こうして、あちこちで異性への恋愛アピール合戦が始まります。


猫の恋愛アピール方法は?

猫は生まれてから早ければ半年ほど過ぎると恋愛体質になります。猫の世界では、恋を求めてどんなアピールをして異性の心を掴むのでしょうか。

◆オス猫の場合のアピール方法

オスの場合、メスにアピールしたいため「恋愛しよう」というサインをいくつか行動で表します。

・マーキングとスプレー行動をする
皆さん、ご存知の「スプレー行動」もその恋愛アピール行動のうちのひとつですが、よく知られるマーキングとは何が違うのでしょうか。

猫は自分の縄張りをみんなに知らせるために「マーキング」をします。「ここは俺の縄張りだからな」と自分のニオイをいたるところに付着させます。
家のなかでは、タンスや机、ソファー、じゅうたんなどに頭や顔をスリスリとこすりつけニオイをつけていくのです。自分のニオイがつくことで「自分の場所なんだな~」と安心するのですね。また、爪でガリガリ傷をつけてしまうマーキング方法もあります。爪とぎをするときに、肉球のあたりから「自分のニオイ」を出しています。

マーキングでこすりつけるニオイは、ちょっとしたフェロモンが分泌されているようで、人間の鼻では分からないのです。

一方、「スプレー行動」ですが、マーキング行動がさらに強くなったもの。柱や壁などにオシッコをスプレーみたいにかけていきます。なんと自分のオシッコを直接かけてアピールするなんて大胆行動ですね。これは、縄張り行動であると同時にメス猫へのアピールと言われています。

スプレー行動は男らしさアピールなので、去勢をしていないオス猫に多く見られる行動です。オシッコそのものをかけているので、人間でも分かるニオイがついてしまいます。

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・高い鳴き声を出す
メス猫と違って、オス猫には特に発情期というものがありません。発情期に突入したメス猫が、オス猫を誘惑(!?)するので、それが引き金となり発情します。それに応えるかのように高い鳴き声でアピールします。恋愛アピールの場合、いつもの鳴き声よりも高いのが特徴です。

・攻撃的な性格になる
恋の季節には、メス猫は「誰か私と恋愛をして」と言うように誘ってきます。外では誘惑するメス猫の周りには誘われるようにオス猫が近づきます。「僕を選んでください」というように、オス猫は男らしい強いところを見せようとします。他のライバルのオス猫がいれば「僕の方が強いですよ!」とメス猫にアピールします。

そのため、猫たちの恋愛時期には強さアピールで凶暴になるオス猫も多くなってしまうのです。ライバルが多ければ、「彼女の相手は僕だぞ!」とケンカで決着をつけたりもするのです。

ただ、恋愛の相手を選ぶのはあくまでもメスの猫です。猫界では、ケンカに勝つ強い猫がモテモテになるとは限らないようです。いくら強いと言ってもメス猫のタイプでなければ選ばれることはなく恋愛には発展しないのですね…。

・外出したがる
オスは特別な発情期がなく、年中恋愛OKの体質です。ただ、メス猫には「恋愛したい!」と思う時期があります。そのため、恋の季節の春先から夏にかけては、オス猫たちも「恋のチャンス」がやってきます。メス猫たちの誘いを受けることができる恋の季節には、オスたちも出会いを求めて外出したがります。

◆メス猫の場合のアピール方法

年に2~3回の繁殖期には、ホルモンが増えて「恋愛したいわ」とオスを求めるようになります。とても積極的になり、自分と恋愛してくれるオス猫を探すためにアピールを始めます。

・鳴き声で誘ってみる
春になるといつもとは違った猫の鳴き声を聞くことがありますよね。「ニャーニャー」というよりも、「アオーン、アオーン」という感じで、高く響く声を何度も出します。メス猫が恋愛モードにはいったときに出す鳴き声です。このメス猫の「恋愛OK」のサインである鳴き声に反応し、鳴き声を聞いたオス猫も恋愛モードに突入します。あちこちで猫の恋愛が始まるのですね。

・スプレー行動をする
オス猫と同じように、メス猫もスプレー行動をします。いつもはしない場所にオシッコをかけたりして、オス猫を誘惑するフェロモンを出しています。

・体を床にこすりつける
家具やじゅうたんなどに、体をこすりつけたりします。自分のニオイをつけてオス猫へのアピールをします。

・お尻を持ち上げるポーズをする
恋愛対象として気になったオス猫がいれば、メス猫は「あなたに決めた」という行動で示します。それがロードシスと言われるもので、お尻を高い位置に持ち上げ「いつでもOK」と態度で表わします。これが決め手となりオスはメスと恋愛することができますが、メスがOKしなければ恋愛には発展しないのですね。

・積極的なメス猫
メスの猫は発情期には、とても恋多き女に変身します。一度の交尾で恋愛できるのは1匹のオスだけですが、発情期の間、数日にわたり他のオス猫とも交尾すれば、父親の違う子猫を生むこともできます。

猫界では、1匹のメス猫に数匹のオス猫が候補を名乗り出たりします。モテモテになる時期なんですね。そのため、アプローチされれば何匹かの相手と日にちをずらして恋愛したりなど、恋の季節には、恋多き女に変身するメス猫がたくさん増えるようです。


猫は違う動物を好きになる?

猫 犬

猫と一緒に違う動物を飼っているという方も多いでしょう。よくある組み合わせが、猫と犬。猫種や犬種、大きさや性格にもよりますが、一緒に仲良く暮らしているように見えるものですよね。
そこで気になるのが猫にとって「犬」は恋愛対象になるのかということ。

猫は基本的に「子孫を残そう」という気持ちから恋愛感情が起こります。そのため、違う種類の動物には恋愛気分はおきないようです。人間が犬や猫を見て「可愛いな~」と思うように、猫や犬との間には恋愛以外の感情「仲間意識」のようなものが芽生えているのかもしれません。

特に、一緒の家族にペットとして育てられているなら、なおさら「仲良くしよう」という気持ちがあるのは当然なのかもしれませんね。


同性のことも好きになる?猫の同性愛について

一般的に動物たちの間では、同性愛と見られる行動が多く確認されています。

人間界でも、最近では同性愛について公言している人も増えてきていますね。心と体が一致しないことへの理解は、世界的にも昔よりは寛容になってきたと言えます。特に、人間は感情や言葉、行動が他の動物よりも表現が豊かなので、いろいろなケースがあるのは当然ですよね。固定観念に縛られることなく、いろいろなことを受け入れていくように社会が進んできた証拠かもしれませんね。

では、猫界では同性のことを好きになるケースがあるのでしょうか。

◆猫界では同性愛がない

人間を含め、多くの動物たちのなかで同性同士の恋愛がありますが、猫には同性愛がほぼ見られないと言われています。

発情期になったメス猫は、オス猫だけを誘います。野生猫や外飼いをしている猫なら、その時期には出会いがあるので自分の気持ちを満たすオス猫と出会える確率が高いです。
でも、家のなかだけで生活しているメス猫の場合、発情期にオス猫と会えないことが結構なストレスになり、苦しくなってくるようです。自分を受け入れてくれる「オス」だけが恋愛対象なので、同性愛はないでしょう。

オス猫の場合、恋愛モードになるとクッションなどにマウンティングすることもあります。上に覆いかぶさって腰振りポーズをします。また、飼い主さんの腕が気になってマウンティングしてくることもあります。これらは、「恋愛したいのにメス猫が近くにいない!」ということから起こる行動です。

まれに、オス猫が同性の相手に向かってマウンティングをすることがあるようですが、これは恋愛行動ではないと言われています。
オス同士では、強いものがマウンティング行動を取ることがあります。上に乗っている行動が見られても、これは単なる強さアピールで下の猫が服従しているだけのことが多いです。メス猫に対しての恋愛アピールとは違うもののようですね。


去勢手術や避妊手術をすれば恋愛モードがややおさまる

猫 発情期

人間の場合、一日いっぱい恋愛のことだけを考えるということはありませんよね。それぞれ、仕事や学校、趣味、家のことなどで忙しく動き回るので、上手くバランスを取りながら生活することができます。

しかし、猫たちはそうはいきません。本能のまま生きているので、人間のように切り替えもできずに、恋愛できないことでちょっとイライラすることがあります。

鳴き声が近所迷惑になってしまうこともあります。それに、オシッコを家具にひっかけるなど、飼い主さんとしては気になることも多くなるでしょう。また、外出したがるようになるなど、いつもと違った行動がかなり多くなります。猫たちにとっては、自分ではどうもできない問題なので見ているとかわいそうになってくるかもしれません。

そこで、少しでもそういった行動を減らそうと去勢手術や避妊手術をすることも考えられます。メス猫は、恋愛すれば赤ちゃんができてしまうことに繋がるので、「子どもを産ませないつもり」という飼い主さんなら検討してもいいかもしれません。
ただ、去勢手術や避妊手術は、全身麻酔をしなければなりません。メリットやデメリットを考えつつ、慎重に考えていきましょう。


まとめ

いかがでしたか。
猫たちの恋愛事情。可愛らしい猫も恋の季節になると、かなり情熱的な気分になるんですね。

恋多きメス猫、1匹のメスを奪い合うオス同士のケンカ、恋愛したいのに相手に出会えなくイライラしちゃっている猫…。恋の季節にはあちこちでこういった恋愛模様が繰り広げられるのです。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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