夏の猫の留守番が心配…。猫と一緒に暑い夏を乗り切ろう!

2017.07.04

夏の猫の留守番が心配…。猫と一緒に暑い夏を乗り切ろう!

猫と一緒に暮らしているときに、猫に留守番をさせて外出するシーンは多々ありますよね。寂しそうな猫を置いていくのは心残りですが、頭の良い猫はしっかりと「お留守番」をつとめてくれることでしょう。でも、季節が夏になると家の中も暑くなるので猫だけで留守番させるのが不安になりませんか?「大丈夫かな」と外出中も猫のことばかり考えてしまいますよね。そこで、暑い夏に向けて猫の留守番について、注意したいことや対策についてまとめてみました。大好きな猫と暑い夏を乗り切るときの参考になれば幸いです。

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夏の留守番は猫の熱中症に注意しよう!

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熱中症という言葉、夏が近づくとよく耳にするキーワードですよね。気温が高くなる夏に向けて、熱中症対策はとても大事なことです。

夏の照りつける太陽が原因で熱中症になると思っている方も多いですが、実は家のなかでも熱中症の危険があります。「家のなかだから陽射しの心配もないし、安心だろう」なんて猫の留守番を軽く見ていると気づかないうちに熱中症になって、突然具合を悪くしてしまうケースもあるので要注意。

それに、「○○℃になったら必ず熱中症になる」ということではなく、その時の体調や年齢、環境など、いろいろな要因が重なって起こることが多いです。

もちろん、熱中症は人間だけのものではありません。ペットである猫も熱中症になります。猫は言葉を話せないので、飼い主さんが「猫の熱中症の症状ってどうなるの?」「熱中症にならないためにどうしたらいい?」という知識を持っておくことが大事です。

◆猫の熱中症はなぜ起こる?

私たち人間は、夏に気温が高く「体が熱い」と思うと、体のあちこちにある汗腺から「汗」を出します。汗を出すことで、体温をさげることができますよね。自分で体温調整がしやすい体を持っています。

でも猫の体には汗を出す汗腺がほとんどありません。全身を毛で覆われている猫は、肉球だけが汗を出せる部分。猫好きの飼い主さん達が愛して止まない「肉球」は、実はとても大事な部分だったのです。

猫は汗を出すのが肉球だけ。そして口を開けて舌を出して熱を放出する…という犬のような行動もしないので「体温調節」が難しい体と言えます。猫は夏の熱中症のリスクのある体質なのです。

飼い主さんが注意してあげることが必要ですが、猫が熱中症になったときに見られる症状についてご紹介します。

◆猫の熱中症ってどんな症状が起こるの?

夏の熱中症の症状はじわじわと進みます。重症度のレベルに分けて症状を見てみましょう。レベルが高くなるにつれて重症化してきます。

◎レベル1
・いつもより元気がなくなる
・グッタリしている
・食欲がなくなる

熱中症のなかでも軽めと言える症状が見られます。

飼い主さんが気づきやすい症状としては、食欲低下でしょう。猫が熱中症になると、いつも食べる食事でも「フードは受け付けない」という様子が見られます。
また、猫が横になって寝ている様子も見られますが、「眠くて横になっている」というよりも「グッタリしている」という表現がぴったりかもしれません。

◎レベル2
・歩くときにふらふらしている
・寝てばかりいる
・体の力が抜けている感じ
・呼吸が早くなる
・心拍数が増えてくる
・口元から大量のよだれが出ている

レベル2くらいになると、明らかに体にいつもと違った様子が見らます。早い呼吸や大量のよだれで熱中症に気づくこともできます。

◎レベル3
・明らかに体に熱がこもっている
・吐いてばかりいる
・目が充血している
・口の中が赤くなる
・下痢をする

体を触ると熱いのが分かります。また、嘔吐や下痢も見られ、体の機能に異変が見られます。すぐに病院に連れていきたいレベルです。

◎レベル4
・痙攣する
・意識がなくなる
・血圧が低下する
・血尿が出る

痙攣を起こす、意識レベルが低下するなど、一刻も早く獣医に処置してもらう必要があるレベルです。

◆どんな猫が熱中症になりやすいの?

熱中症は成長しきれていない子猫、体調が衰えがちなシニア世代の老猫、スムーズな呼吸がしにくい短頭種の猫などが熱中症になりやすいと言われています。肥満傾向にある猫は脂肪が原因で体温が高くなりやすいため、熱中症にかかりやすくなります。ふだんから健康体の猫も、体調が弱っているときには、夏の熱中症のリスクが高まります。

また、猫はデリケートな動物です。急激な環境の変化でストレスから体調が悪くなることもあります。あまり留守番に慣れていない猫の場合、急に孤独になった不安が熱中症の引き金になってしまう可能性もゼロではありません。

留守番も短い時間ならあまり問題はないかもしれません。でも、夏の留守番の時間が長いときには日ごろの健康状態をチェックしておくことも大切です。

◆夏の留守番のときには熱中症になりやすい

夏の暑い日に熱中症になったとしても、飼い主さんが一緒にいれば猫の異変に気付けるので軽い症状でストップすることができます。
でも、夏の留守番のときには飼い主さんが気づかないまま、重症化してしまう可能性もあります。

飼い主さんが「1~2時間で帰宅するから」と安易に考えて留守番させたとしても、急に帰り時間が遅くなることもありますよね。それに一人暮らしの方が仕事で留守番させているときには、残業で遅くなってしまうこともあるかもしれません。夏には天気予報の予想気温よりも温度が上昇してしまうことだってあります。
「短い時間だからいいよね」と何の対策もせずに夏の留守番させたことで、愛猫が熱中症になってしまったら悲しいことです。

留守番中にはいろいろな原因が重なって熱中症のリスクを高めます。夏に留守番させるときには愛猫を守るため「熱中症対策」をするようにしましょう。


夏には家の中の熱中症を未然に防ごう!猫の留守番でやっておきたい対策

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暑い夏の時期の猫の留守番で、熱中症を防ぐ対策についてご紹介していきます。

◆対策1:窓のカーテンを閉めておく

カーテンを開けておくと、外からの明かりが部屋に入ってくるメリットがありますが、夏には窓を通じて室内に日光が入ると、当然ですが部屋の温度は上昇し「暑い部屋」になります。

夏には、窓のカーテンは閉めてから留守番するといいでしょう。
窓の方向にもよりますが、長い時間、光が射し込むような位置にあるなら、遮光・遮熱カーテンがおすすめです。遮熱効果を謳っているカーテンは、熱を反射させ室内に入る熱気をかなりカットしてくれます。夏場の室温が上がるのを抑えてくれますよ。

◆対策2:部屋のドアを開けておく

同じ家のなかでも「暑くなる部屋」や「涼しい部屋」があります。これは窓の大きさや数、方向、部屋の広さが関係しています。

東側に窓があると午前中は陽が入り、西側に窓がある部屋は夕方の西日で部屋の温度が上がります。また、狭い部屋は温度が上昇しやすいですし、広い部屋は温度が上がりにくいです。壁紙や床材の違いによっても温度が変わるものですよね。夏にはじゅうたんの部屋よりもフローリングの部屋の方が涼しいです。

そこで、留守番中には部屋の扉を開けておき、猫が自由に動けるようにしておくといいでしょう。
猫は「暑いな~」と思ったら、自ら涼しげな場所を探しつつ移動できるという訳です。ひんやりしたフローリングや玄関のタイル、浴室などは猫の避暑地にもなりますよ。ただ、猫が誤って水のなかに落ちると大変なので、お風呂に水を張ったまま留守番させないよう注意しましょうね。

家のなかのドアを開けておくことで通気が良くなり、温度が一ヵ所に溜まりにくくなるというメリットもあります。

◆対策3:ひんやりグッズをおいておく

猫のための夏の暑さ対策グッズを利用しましょう。凍らせた保冷剤をなかに入れるタイプのペットベッド、素材そのものがひんやりとしているクールベッド、ジェルマット、アルミプレート、タイルマットなどさまざま市販されています。
慣れないうちは「せっかく買ったのに使ってくれない」ということもありますが、おやつなどで上手く誘導すれば次第に慣れてくれることでしょう。

また、水を入れて凍らせたペットボトルを猫のふだんいる場所の近くに置くのもいいですね。何本か並べておくと、その周辺がひんやりした空気感になって涼しげですよ。
ただ、保冷剤や凍らせたペットボトルは、中身が溶け始めてくるとペットボトルの周囲に水分が溜まります。タオルで巻いたりして濡れないようにしておくのもいいですし、プラスチックなどのプレートの上に乗せておくのもいいですね。

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◆対策4:水分補給ができるようにしておく

基本的に猫はふだんからあまり水を飲まない傾向にあります。水分不足から脱水症状が起きると、熱中症の症状が加速します。夏には留守番時の水分補給のことはしっかりと考えておきましょう。

留守番のときには、家のなかの数か所に水を飲めるスポットを作ってあげたり、水に興味を持ってもらえるようにウォーターファウンテンなどの機械を利用してみるのもいいかもしれません。

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水道水中の有害物質のうち5物質を除去。信頼の浄水ブランド「三菱レイヨン・クリンスイ(株)」製の浄水カートリッジを採用。

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◆対策5:エアコンをつけておく

夏と言っても地域によって温度が違います。それに天気予報で同じくらいの気温が発表されても、家の状況や湿度によっては、室温がかなり高くなります。
外がそれほど暑くなくても、日当たりの良い家だとアッという間に高温状態となりますし、狭い家だと湿度から熱気がこもったりもします。真夏日と言われる30度超えの日には、室内の温度が40度近くになってしまう可能性だってあります。

そんなときには、猫の留守番にはやはり「エアコン」が大活躍。部屋の温度を快適に保ってくれる「夏」には欠かせないものです。
「電気代が気になる…」という本音を持っている飼い主さんもいるかもしれませんが、愛猫のためです。特に暑くなりそうな条件の日には、エアコンをつけて留守番させるのも効果的です。

ただ、エアコンをつけたまま留守番させるときに注意点があります。それが「温度設定は高めにする」ということ。
人間が涼しくて快適と思える温度は、猫は寒いこともあるそうです。猫が「快適だな」と感じる温度設定をしてあげることが大切です。人間の感覚で温度設定を低めにすると、熱中症は防げても風邪をひいてしまうこともあります。

一般的には28℃くらいの温度設定が良いと言われています。ただ、部屋の状況は各家庭で異なるので、普段からエアコンをつけているときに愛猫の様子を観察しておくといいですね。寒そうにしていたら1℃くらい設定をあげてみるといいでしょう。

また、湿度があがっても熱中症になりやすいので、ドライ運転にするのも対策のうちのひとつです。

エアコンをつけて留守番させるときには、次のような点にも注意してみてくださいね。

・タイマーで一定の時間がきたら止まるようにしておく
・風が出るルーバーの位置を確認しておく(猫に直接あたらないように)
・風量を微風や弱風にしておく

急激に温度が下がり過ぎない工夫をしてみてくださいね。


熱中症になったらどうする?

熱中症の症状が見られたら、どうしたらいいのでしょうか。留守番をさせる機会があるかどうかに係わらず、対処法を知っておくようにしましょう。

◆体温を下げよう

暑い場所にいるなら涼しい場所に連れていってあげましょう。

タオルを水で濡らして体にかけてあげるようにします。脇の下などは太い血管が流れているので、そこを冷やしてあげると体温がだんだん落ち着いてきます。
急激に体温が冷えると低体温症など別の症状を引き起こす可能性もあるので、氷などの使用は止めましょう。

また、扇風機などで穏やかな風をあてて体温を下げてくださいね。

◆水分補給をしよう

脱水症状になっていると思うのでお水を少しずつ飲ませましょう。

◆動物病院に早急につれていく

重症レベルの熱中症の症状が出ている場合は、早めに動物病院に連れていってあげてくださいね。

特に、意識がなくなっている場合、命の危険レベルに達している可能性もあります。病院に連れていく間も症状を抑えるために、濡れタオルや保冷剤を持っていってくださいね。


まとめ

夏の猫の留守番は心配がいっぱい。家のなかだからと油断せず、熱中症のリスクがあることを知っておきましょう。ドアを閉め切った部屋は、外の気温がそれほど高くなくても猛暑レベルの室温になってしまうこともあるのです。

留守番のときには、暑さ対策をしっかりと愛猫の健康管理をしっかりしてあげてくださいね。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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