野良猫を捕獲する前に知っておきたいこと。子猫を保護する時の注意点は?

2018.03.25

野良猫を捕獲する前に知っておきたいこと。子猫を保護する時の注意点は?

野良猫を見つけた時、保護したいと思う猫好きさんも多いことでしょう。ただ、野生の世界で生きてきた警戒心の強い野良猫を捕獲することは、大変な場合も多いものです。また、野良猫の子猫であれば一刻も早く保護してあげたい、という気持ちがより強くなりますよね。 今回は、野良猫を保護する時の安全な捕獲方法や注意点、さらに子猫を保護する時の注意点についてご紹介します。

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野良猫を捕獲する前に確認することは?

草むらの子猫

野良猫を保護するためには、まず、捕獲しなければいけません。その際に注意すること、考えるべき大切なことがあります。

◆保護が必要な猫かどうかを見極めよう

とても大切なことですが、人間の保護が必要な猫かどうかを確認することが第一です。

<保護が必要な場合>
・怪我や病気をしている
・明らかに餌が取れていない状態である
・親猫がいない子猫など、命の危険がある
・近隣の住民から苦情などがあり、保健所に捕獲されるような状況である など

<保護が必要でない場合>
・外飼いの猫である
・地域猫など、すでに面倒を見られている猫である
・野生で生きていける状態である
・母猫が側で面倒を見ている子猫 など

他には、とても交通量が多い地域であるとか、大きな工事が始まる場所だとかいった時にも、そこに住んでいる野良猫を保護してあげるべき場合があります。

◆怪我した状態は一刻を争う

野良猫は、病気や怪我をしてしまえば、なかなか自力で回復することは難しいものです。
また、とても痩せて弱っているような状態であれば、さらに餌を取ることが大変だと考えられますので、助けてあげなければ衰弱してしまうでしょう。

野良猫の命にかかわるような状態であれば、出来る限り早く保護してあげることが、猫を救うことになります。

◆捨て猫は野生で生きていけない可能性も…

人間に飼われて生きていた猫が捨てられて野良猫になった場合には、人間の手助けがなければ生きられないこともあります。
捨てられたばかりで、鳴いて助けを求めていて自力で生きていけそうにない、という猫もいるかも知れませんね。

また、元気な野良猫でも、近くに住んでいる人たちの猫を駆除しようという働きがあれば、それも猫の命にかかわります。

出来る限り早く保護することで、その後に飼い猫となって生きていく未来が開けることになります。

◆保護が必要でない場合【地域猫など】

必ずしも保護しなければならない、というわけではない野良猫もいます。

野良猫が暮らしている場所に自然が多く、また近隣の住民の方々が、野良猫を地域猫として受け入れてくれている場合には、急に保護する必要はないと考えられます。
もともと野生の野良猫でも、適切な環境があれば猫は生きていけます。そして人間が野良猫に過剰に介入せず、餌をあげてくれて好意的に見ている場合なども、あえて保護する必要がない時もあります。

町ぐるみで野良猫を管理し、地域猫として面倒を見てくれているところなどは、野良猫と人間が共存出来ているところです。

◆保護が必要でない場合【母猫が面倒を見ている場合】

生まれたばかりの子猫や、まだ幼い子猫の場合には、母猫と離してまで保護する必要はありません。
子猫のうちは、母猫からお乳をもらい、きょうだいと暮らしていたほうが命の危険が少ない場合が多いものです。

時間が許す状況であれば、子猫が自分で餌を食べられるほどに育つまで見守る、または母猫と一緒に保護する、といった方法があります。


野良猫の捕獲方法は?

ケージの中の白黒猫

◆捕獲方法①少しずつ懐かせる

一番良いのは、野良猫の方から人間に懐いてもらうことです。
そのためには、餌をあげるということが最も効果的です。猫が現れる場所に餌を置いて、食べるのを待ちます。

この時、出来るだけ同じ時間にあげるようにして、人間の姿も認識してもらいます。食べている間にも側で見ているようにして、人間に慣れてもらうようにしていきましょう。
野良猫の方が懐いてくれれば、触ることも出来るようになり、捕獲がより簡単になりますので、焦らないことが肝心です。

◆捕獲方法②捕獲器を使用する

出来るだけ早く野良猫を保護しなければならない時には、捕獲器を使うといった方法も止むを得ない場合もあります。

捕獲器は、野良猫が中に入ると、扉が閉まるといった構造になっているものです。猫が傷つかないような安全なもので、猫を捕獲するということは絶対です。
動物病院や保健所、動物愛護センターなどで貸し出してくれる場合もあります。

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野良猫を捕獲する時の注意点

診察を受ける猫

◆捕獲を焦らない

野良猫を捕獲する場合の注意点として、急に追いかけたり、怖がらせたりしないようにしましょう。
生まれつきの野良猫は、なかなか人に懐くことはありません。さらに怖がらせるような行動を取ると、人間は怖いものと認識してしまい、保護することがますます難しくなってしまいます。

保護した後に猫を飼いたいという場合には、信頼関係を築くためにも、猫を怖がらせないことや傷つけないことはとても大切です。

◆野良猫からの感染症に要注意

野良猫は、寄生虫に感染していたり、病気を持っていたりする可能性もあるので、出来るだけ素手では触らないようにしましょう。
野良猫に引っかかれたり噛まれたりした場合、傷口から感染症になる場合もあります。

軍手などの手袋をし、引っかかれないように長袖と長ズボンという格好で、野良猫を捕獲しましょう。

◆捕獲後はすぐに動物病院へ

保護できたら、出来ればそのまま捕獲器か、丈夫なキャリーケースに入れて、動物病院に連れて行きましょう。野良猫の健康状態をチェックしてもらうためです。

多頭飼いの場合、他の猫に感染症などがうつる場合もありますので、ノミやダニを駆除し、病気にかかっていないかを確認してから家に連れて帰るようにしましょう。


子猫を保護した場合は?

集まっている子猫

子猫は成猫よりも免疫力が低く、小さな変化や病気が命取りとなる場合も少なくありません。

子猫を保護した場合は、以下のような対処をとりましょう。

◆まずはすぐに保温する

子猫を保護した場合、まず一番にしなければならないことは、保温です。子猫は、体温が下がるとすぐに健康状態を崩してしまう可能性があります。

子猫の体をタオルなどでそっと包み、段ボールなどの箱に入れます。
可能であればペットボトルにお湯を入れて湯たんぽをつくったり、冬であればカイロをタオルで包んだりして、子猫のそばに置きましょう。

この時、やけどしないように必ずペットボトルをタオルで包んで、長時間、子猫の肌に触れることのないように気をつけてください。
カイロを下に敷く場合には、その上に必ずタオルも敷いて、熱すぎないよう調整しましょう。

◆動物病院へ連れて行く

保温ができたら、様子を見ながら動物病院に連れて行きます。そこで、健康状態を見てもらって、治療が必要かどうか、今後家に連れて帰っても良いかなどを確認しましょう。

子猫を保護した場合には、成猫を保護した時よりもずっと注意して、体調管理をしてあげる必要があります。
ノミやダニがいるかも知れませんし、外からは見えないお腹にも寄生虫がいるかも知れません。また、何か病気にかかっているかも知れません。

さらに、子猫が小さいと、まだミルクが必要なのか、離乳食をあげても良いのかを判断することが難しいのです。
自分で排泄が出来ない子猫の場合には、濡れティッシュなどで刺激して排尿させるなどのお世話も数時間おきに必要になります。

獣医さんで子猫が生後どのくらいかを判断してもらって、どのような餌をあげたら良いか、どのような世話をしたら良いかもアドバイスして貰ってください。

子猫は、体調も不安定で、少しのことで病気になることもあります。保護した後にはしばらく気を抜かないで、環境や食事に慣れるまでしっかりお世話をしてあげてください。

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野良猫を保護したら・・・

撫でられる野良猫

◆保護したら最後まで責任を持つ

野良猫を保護する人間の側にも、条件があります。それは、野良猫を保護したあと、猫の命に対して最後まで責任を持てる状況かどうかということです。

保護した後に家で一生飼っていける、もし自分が飼えなくても、他にちゃんとした里親さんを見つけてあげられる、といったことが出来る必要があります。

もし野良猫の命が危険な状態で、どうしてもその場は保護しなければならない時もあるでしょう。
その場合は、保護した後には責任を持ち、自分で飼うか、しっかりした他の飼い主さんを見つけてあげることが出来てこそ、猫の命を救ったと言えます。

野良猫の保護という意味だけではなく、猫を飼うということそのものにも言えることですね。

◆慣れなくても根気よく付き合う

野良猫を保護して一緒に暮らし始めた場合、慣れるまでに時間がかかることが多いものです。その場合でも、諦めないで根気よく野良猫と接して、信頼関係を築いて行く覚悟も必要です。

最初は威嚇して、逃げようとすることが考えられますので、脱走しないようにケージに入れて、戸締りもしっかりしておきます。
危害を加えないということをわかってもらうために、毎日話しかけ、少しずつ手から餌をあげたりしましょう。

野良猫から飼い猫になれるように、数ヶ月以上はかかると思って、焦らずに接していくことが大切です。


野良猫を保護した時のまとめ

野良猫を保護しようと思う場合には、猫が好きで、猫の命を大切に思う心からの行動でしょう。

ただ、野良猫を保護するということは、一生の面倒をみるということと同じです。
たとえ飼えなくても、その後の命に責任を持つということになります。特に子猫の場合には、命が続くかどうかは、助けた人の行動次第となります。

野良猫が人に慣れるまでには、ペットショップやブリーダーさんから譲り受ける猫とは違い、大変な時も多い可能性があります。動物病院に通ったり、必要なワクチンを打ったり、お金が多くかかることもあるでしょう。
その時にやっぱり飼えないとなって、猫を手放したり、処分したりすることになれば、保護した意味がありません。

猫が快適に生きていける環境をつくる行動力と、ずっと飼い続けられるといった覚悟を持って、野良猫を保護してください。



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ねこちん

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ひろった猫たち、トータル5匹と暮らしています。猫の写真を撮り、猫のイラストを描くのが好きです。

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