1.猫の自動給水器とは
2.猫の自動給水器の使い方
2-1.置き場所
2-2.入れる水は水道水でOK
3.猫の自動給水器のお手入れ方法
3-1.自動給水器の洗い方
3-2.フィルター交換の目安
4.猫の自動給水器の種類
4-1.置き型
4-2.ケージ取り付けタイプ
4-3.持ち歩きができるタイプ
5.まとめ
猫の自動給水器とは
猫や犬などのペットと一緒に暮らしている方であれば、一度は聞いたことのある「自動給水器」。
この言葉はよく耳にはするものの、自動給水器はどのようにして使用するのか、どのようなメリットがあるのかなどを、ご存知でない方も多いのではないでしょうか。
ペットが使う自動給水器とはその名の通り、自動で新鮮な水が飲める機械となります。
猫は水をたくさん飲まないと言われてはいますが、それでも水を飲まなくては生きていくことができません。
とくに飼い主さんが不在の時間帯である、お留守番の時間は、飲水が準備されていたとしても、一度口をつければそこから雑菌が繁殖しますし、誤って溢してしまうことも否めませんよね。
その点コップなどの容器に入った飲水と違い、自動給水器は重心が低く、簡単に転倒する危険性が少ないと言われています。
そして給水器の中にはフィルターがあり、それを通して常に新鮮な水が循環し続ける仕組みとなっていますので、汚れや雑菌の繁殖も抑えてくれます。
夏の暑い時期の熱中症や脱水、尿路結石や腎不全などの病気を患わないためにも、新鮮な飲水を常に準備しておくことが大切と言えますよね。
自動給水器を使用していないご家庭では、最低でも1日に1回は飲水の交換をしてあげるべきですので、忙しくてついつい交換を忘れてしまう飼い主さんには、便利なアイテムと言えるのではないでしょうか。
また、愛猫のお留守番の時間が長い、家を空ける機会が多いなどのご家庭では、自動給餌器と一緒に使用することもおすすめです。
猫の自動給水器の使い方
猫が使用する自動給水器は、大きく分けて2種類に分類できます。
1つはフィルターでろ過して水を循環させるタイプと、もう1つは猫が水を飲んだ分だけ継ぎ足されるタイプの2種類とります。
製品によって使い方は若干異なりますが、基本的には以下のポイントを押さえて使用するようにしましょう。
◆置き場所
ろ過して水を循環させるタイプの自動給水器は、電気を使用しますので、コンセントの近くに設置するようにしてください。
コンセントから離れた場所に設置してしまうと、猫がコードに引っ掛かって、給水器を倒してしまうかもしれません。
そしてコードをかじって感電する危険性もなくなりますので、安全に使用することができますよね。
また、窓辺に設置してしまうと、陽の光を浴びて水が温まってしまうことがあるので、陽の当たらない場所に必ず設置するようにしましょう。
◆入れる水は水道水でOK
自動給水器に入れる水は、特別なものを使う決まりはなく、水道水を入れるだけでOKなのでとても便利です。
日本は、水道の蛇口から出る水の水質が非常に高く、衛生管理も行き届いています。
自動給水器を使用しない場合でも、そのまま猫に飲ませてあげることができますので、給水器にも使用していただいて問題ありません。
逆にミネラルウォーターは硬度によって、猫の健康に害を及ぼすことがあるので、どうしても使用しなくてはいけない場合には、硬度の低い軟水か、ペット用のミネラルウォーターを使用するようにしましょう。
また、常に新鮮な水を与えられているのか不安な場合には、日本製の自動給水器を選んでみるのもおすすめです。
海外製の商品に抵抗があるようでしたら、迷わず日本製の商品を選ぶようにしましょう。
猫の自動給水器のお手入れ方法
購入してからすぐに使用が可能な自動給水器ですが、使用方法が分かったあとは、お手入れの方法も気になるところですよね。
常に新鮮な飲水を愛猫に提供するためには、どのようなお手入れを心掛ければ良いのでしょうか?
◆自動給水器の洗い方
ほとんどの商品はパーツごとに分解が可能となっているので、洗浄可能なパーツは中性洗剤などで洗い、しっかりと洗剤を洗い流しましょう。
洗えないパーツの汚れが気になる場合は、硬く絞った清潔な布巾などで汚れを取り除き、常に清潔を心掛けてあげてください。
ポンプなどの部品がある部分は汚れもつきやすいので、綿棒などで念入りにお掃除すると安心ですよね。
汚れを付き難くするためにも、1週間に1回程度(夏場は3日に1回程度)の洗浄を心掛けて清潔を保つようにしましょう。
◆フィルター交換の目安
フィルターの交換は商品によって、推奨交換時期が異なりますが、大体は1ヶ月に1回の交換が標準となっています。
このフィルターの交換を怠ってしまうと、水の中にカビなどの雑菌や汚れがフィルターの目に詰まり、汚れが取り切れていない水を循環させ続けてしまうことに。
新鮮で綺麗な水を愛猫に提供しているはずなのに、結果的に汚れた水を飲ませてしまうことになりかねませんよね。
汚れた水を猫に飲ませてしまえば、お腹を壊すなどの健康被害が出てしまうこともあるので、フィルターの替えを用意しておき、定期的な交換を心掛けてあげましょう。
猫の自動給水器の種類
自動給水器は、メーカーによって種類が異なります。
猫用の商品として販売されている自動給水器は、以下のような商品が人気です。
◆置き型
もっともポピュラーな猫用の自動給水器は、置き型の商品と言えるでしょう。
ですがメーカーによっては、飲み口の広さや水の流れ方の違いに工夫が見られ、猫の好みに合わせて商品を選ぶことができます。
置き型の自動給水器には、以下のようなタイプが多く販売されています。
・水が流れ落ちるタイプ
・セラミック製
・多頭飼い用
水が給水器から湧き出るタイプや、蛇口のように上から流れ落ちてくるタイプは、普段から水道の水を飲みたがる猫ちゃんに好まれる傾向が高いです。
水に動きがあることによって興味を持ち、そこから水を飲んでくれるのなら、飼い主さんにとっても嬉しい限りですよね。
また、置き型の自動給水器はパーツごとに分解しやすいように、セラミック製の商品が多く販売されています。
セラミックはプラスチックよりも劣化が起こりにくいので、お手入れさえすれば長く使用できるのも人気の秘訣ではないでしょうか。
飲み口が大きい商品も多いので、多頭飼いのご家庭でも安心して使用できますよ。
◆ケージ取り付けタイプ
ケージで自動給水器を使用したい場合は、ケージ専用の商品がおすすめです。
家を空けるときに必ずケージに愛猫を入れるのであれば、転倒しないような給水器が理想となりますよね。
ケージの編み目に取り付けるタイプの自動給水器は、電気を使用していない商品が多く、コンセントが抜けて水が飲めなくなるなどの事故も防ぐことができます。
ボトルに水を入れて、給水器の先端を舐めると水が出る仕組みになっているので、水の中にゴミなどが混入しないのも利点と言えるでしょう。
自宅にあるケージには、自動給水器が何cm以内であれば取り付け可能か確認し、丁度良いサイズの商品を選んであげてくださいね。
◆持ち歩きができるタイプ
普段から自動給水器を使っている方であれば、ボウルなどのお皿に入れて飲水を用意する与え方には、戻れない方も多くいらっしゃることでしょう。
ですが愛猫と一緒に長時間外出する用事などがある場合、どのようにして水を与えれば良いのか不安になってしまいますよね。
猫ちゃん自身も自動給水器に慣れてしまっていたら、水の流れを感じないと口にしてくれない可能性も否めません。
そんなときはモバイルバッテリーで使用できる、自動給水器がおすすめです。
下記の「どこでもファウンテン」は、USB電源を採用しているので、コンセントを使用する必要がなく、外でもそのまま使用することが可能となります。
使用方法は手持ちのお皿(直径10cm、深さ2.5cm以上)に設置するだけで、通常の水に流れを生み出します。
イオン交換樹脂でマグネシウムやカルシウムを除去してくれますので、理想の軟水をどこでも飲むことができるのが嬉しいですよね。
コンパクトでシンプルなデザインは、普段使いにもピッタリです。
まとめ
愛猫のために自動給水器を使ってみたいと思っても、各メーカーからたくさんの商品が販売されているので、なかなか購入に踏み切れない飼い主さんも多いことかと思います。
だからこそ愛猫の性格や好みを熟知し、どんな商品を使用してくれるだろうといった、リサーチも大切ですよね。
普段はどのような容器で飲水を与え、どのようなタイミングで飲み、どのような飲み方をしているのかを確認したのちに、理想に近い自動給水器を選ぶようにしましょう。
もちろん長期間部屋に設置するものなので、デザインや機能性も重視したいところですよね。
愛猫と飼い主さんの好みに合わせて商品を選ぶことによって、自動給水器自体に愛着が湧くことでしょう。
猫の健康を維持するためにも新鮮な水は必要になりますので、購入を迷っているのならこの機会に是非、商品の購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
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