冬に向けて可愛くおしゃれに!抜け毛で作る猫用帽子♪

2020.11.24

冬に向けて可愛くおしゃれに!抜け毛で作る猫用帽子♪

最近は猫ちゃんに服を着せたり、コスプレをさせたりする飼い主様が増えていますよね! 猫ちゃん好きの方はSNSから影響を受けて、着せたい服や作ってみたいものが日々どんどん増えていっているのではないでしょうか。 皆さんは猫ちゃんにおしゃれで可愛い帽子をプレゼントしたことがありますか? これから本格的に寒い冬の季節に突入しますので、猫ちゃんに暖かい帽子をプレゼントしてあげるときっと喜んでくれますよ♪ 今回は猫ちゃんの抜け毛で作る「抜け毛帽子」をご紹介します!海外を中心に人気が出ているので、皆さんも一度チャレンジしてみてください♪


抜け毛帽子とは

作り方の前に、簡単に抜け毛帽子について説明しておきます。

皆さんも普段から猫ちゃんたちのブラッシングをしてあげていると思いますが、その際にブラシにつく抜け毛って何かもったいないなと感じたことないですか?
たくさん貯めたら何か作れそう…!そこで誕生したものの1つが「抜け毛帽子」なんです。

販売されている猫ちゃん用の帽子は布やニットなどいろいろな素材で作られていますが、自分で解体して形を成形しなおすということがなかなか難しいです。今回ご紹介するのは、抜け毛の帽子なので、ほぐして解体してあげたら何度も再利用して形を変えることができます!

抜け毛から作成するので、猫ちゃんの毛色との相性は抜群◎
もはや体の一部なのではないかと思うほど馴染みます!自分の毛で作られた帽子なので、被る際に嫌がる猫ちゃんは少ないそうです!
自分のニオイがするものには安心感を覚えるので、猫ちゃんも受け入れやすいのだと思います。
また、見た目からも暖かさが感じられ、見ているだけでも楽しいですよ♪

作ってみたい!と思っても、なかなかすぐには抜け毛が集まらないと思いますが、猫ちゃんには年に2回の換毛期があるので、そこで普段よりも多くの抜け毛を集められます。時間はかかりますが、根気よく集めましょう。最初から大きな抜け毛帽子が作れなくても、小さい帽子を作ってちょこんと乗せてあげるのも可愛いと思います!バラして再利用できることを活かして、抜け毛がさらに貯まったら大きな帽子にチャレンジするという流れで進めていきましょう。

手作りなのでどのような帽子にするかは自由です。SNSに抜け毛帽子を被った猫ちゃんを載せている方は、他の動物を真似たり、アニメのキャラクターや有名人の髪型を真似たりと自由にアレンジを楽しんでいます。中には東京スカイツリーやガンダムのような、一見「どうやって作るの!?」と声をあげてしまいそうな大作を作り上げる方まで。思考を凝らして自分だけのオリジナル抜け毛帽子を作ってみてくださいね!


抜け毛帽子の作り方

それでは抜け毛帽子を作成していきましょう。抜け毛帽子作成の基本的な動きは、抜け毛同士をこすり合わせる形で毛をまとめます。
まずは多くのアレンジの基本となるお団子状の帽子を目指します。

◆作り方のステップ(基本形)

    ①集めた抜け毛を洗う
    ②抜け毛を丸めてお団子状にする。
    ③猫ちゃんの頭に合わせた窪みを作る

これらを順に解説していきます。

①集めた抜け毛を洗う

まずは抜け毛を洗いましょう。抜け毛には猫ちゃんのフケや空気中のほこりなどが混ざっています。帽子を清潔にしていないと、これらのゴミが舞い散り、飼い主様や猫ちゃんに汚れがついてしまいます。

水ですすぎ、洗剤または普段使用している猫ちゃん用のシャンプーを使用して汚れをきれいに落としましょう。洗い終わったら水気を切って影干しします。

②抜け毛を丸めてお団子状にする

乾かしたら、次は抜け毛をほぐして丸めていきましょう。一気に丸めはじめるのではなく、一度ほぐしてから少しずつ「丸めて、継ぎ足す」という工程を繰り返します。そうすることできれいな丸になりやすく、かつ修正が利きやすくなります。ほぐす作業を丁寧に行うほどふわふわな綿毛のような見た目に代わっていくので、テレビを観ながらゆっくりとほぐすと良いですよ!

丸める際にしっかりとまとめてしまうと、後々、窪みを作りにくくなってしまうため、ふんわりと仕上げることを意識しましょう。固めるのではなく、毛束を集めながら撫でるイメージです。窪みができた箇所には毛を足して形を整えます。目標の大きさになるまでこの作業を繰り返したら抜け毛団子ができあがります。

③猫ちゃんの頭に合わせた窪みを作る

でき上がった団子の裏側に窪みを入れていき、帽子の形になるように成形していきましょう。窪みは、猫ちゃんが被れるくらいの大まかなサイズのものを作ります。

窪みを作る際は、猫ちゃんの耳のことも考慮し、深めに作ることがコツです。深めに作らないと猫ちゃんにとっても被りにくく、帽子を被っても落ちてきやすくなってしまいます。親指の腹部分やペンなどを上手く使って少しずつ窪みを広げていきましょう。

形を整えたら、基本となるお団子型の帽子は完成です!

以上が基本の型の作成手順です。ここからは、アレンジの作り方を解説していきます。

◆アレンジの作り方

とんがり帽子

基本の型から先端を尖らせるだけの簡単アレンジです。高さを出したい場合には、厚みはあまり変えすぎずに抜け毛を付け足すようにしましょう。薄くしてしまうとせっかく作った帽子がへたってしまい、形が崩れてしまうので注意しましょう。

少しだけ指先に水を足して整えると、毛先がまとまりやすくなるので、てっぺんをツンと尖らせたい場合は少し湿らせてからギュッとつまんで整えると良いでしょう。

ウサギ

ウサギの特徴といえば長い耳。抜け毛帽子でもウサギの耳を作れちゃいます!
基本の型に毛を付け足していきます。または、耳の部分を別で作成し、完成した耳を基本の型に合わせます。

前者の方法は形が整いにくく、少しいびつな耳になる可能性があります。後者の方法は耳部分と基本の型をくっつけるのが少々難しく、接合部分の厚みを意識する必要があります。どちらの方法がやりやすいか皆さんも試してみてください!

また、アクセントにリボンをつけてもとても可愛いです!りぼんも抜け毛で作れるのでぜひ挑戦してみてくださいね♪

他にもハット帽子やパンダ、富士山などたくさんのアレンジがあります。
アイデア次第でどんな形でも作ることができるので、皆さんも様々なアレンジに挑戦してみてください!


作る際の注意点

抜け毛帽子の作成時に注意することは以下の通りです。

抜け毛を洗ってから作成する

先ほども説明しましたが、猫の毛にはゴミや猫ちゃんのフケなどが付着しているため、一度洗って乾かしてから帽子の作成に移りましょう!また、抜け毛を集める際はフタのない箱に入れるのではなく、密閉容器を利用すると衛生的です。

マスクとメガネを付けて作業する

猫ちゃんの毛は猫毛という言葉があるように、細くて柔らかいです。そのため、軽くて飛びやすい性質があります。この性質から、作業中も猫ちゃんの毛が舞い上がり、目や鼻に入ってくる可能性があります。飼い主様の安全のためにマスクとメガネを着用してから作業しましょう!

ノリやボンドは使用しない

たくさん盛り付けて帽子を可愛くしたい!そう思う気持ちは分かります。しかし、飾り付けたいがためにノリやボンドを使用するのはNG。猫ちゃんたちにとっては悪影響です。ニオイに敏感な猫ちゃんは、ノリやボンドのニオイに反応して帽子を舐めたりかじったり、もしくはおもちゃだと勘違いする可能性があります。

猫ちゃんの安全のために、ノリやボンドは使用せずに制作しましょう。


撮影のコツ

おまけですが、可愛く抜け毛を作れたら写真を撮りたくなると思うので、写真を上手く撮るコツについてご紹介しておきます!

撮影の際は、2人で協力することをおすすめします。
抜け毛帽子は頭から落ちればすぐに変形してしまうほど繊細な作りになっています。そのため、撮影する人と帽子を被せる人の2人体制で撮影します。

撮影のコツは、「猫ちゃんの様子に合わせること」です。飼い主様が写真を撮りたいから帽子を無理矢理被せようとするのは、猫ちゃんとの仲を壊す原因になってしまいますので絶対にやめましょう。
猫ちゃんには猫ちゃんの感情があります。そのため、リラックスしているときにすぐ撮影できるように、ある程度の画角を決めておくことをオススメします。もしなかなか落ち着かない場合は、時間を改めてリラックスするタイミングを狙いましょう。

一緒に住んでいると猫ちゃんが何時にどこで寝るかなど、行動パターンが見えてくるはずです。猫ちゃんの行動に合わせてあらかじめ時間を決めておくことで、猫ちゃんがのんびりしている様子を思う存分撮影できると思います。

リラックスしてきたな~という状態になったときに、猫ちゃんのどこに帽子を乗せるかを決めます。位置を決めたらそっと乗せてあげましょう。

この時、猫ちゃんに帽子を被ってもらえるように、頭を優しく撫でてあげることや帽子のニオイを嗅がせて自分のものだと認識させておきましょう。いきなり帽子を乗せようとしても警戒されてしまいます。一度警戒を解いてから帽子を乗せることで、猫ちゃんもリラックス状態を保ってじっと動かずに撮影に協力してくれますよ。

乗せたらいざ、撮影!といきたいところですが、油断は禁物です。帽子は壊れやすいので、
猫ちゃんが急に動いたりしたときも落ちた帽子をキャッチできるように、常に猫ちゃんの動きを見ておくようにしましょう。

帽子を乗せる担当の人は、猫ちゃんから目線をもらえるようにおもちゃやジェスチャーなどでカメラの方向へ目線を誘導してあげます。光の加減や角度を調整しながら撮影を進めましょう。

なかなか撮影がうまくいかない・・・という方は、猫ちゃんが乗れそうなものを用意してみるのもいいかもしれません。猫ちゃんは何かに乗りたがる習性があり、自分が座れそうなものがあると、のこのことやってきます。そこで、ソファやクッションなど、猫ちゃんが乗れそうなものを撮影したいスポットに移動させておきます。あとは猫ちゃんがやってきたタイミングを狙って撮影するだけ!

帽子を被って撮影を上手くいったら思い切り褒めてあげてくださいね!
次に撮影するときも上手くできたら褒めてもらえると思って、じっと撮影に協力してくれるでしょう。

撮影時には、以下のことにも気を付けましょう。

猫ちゃんは音にとても敏感です。ちょっとした雑音やシャッター音にさえ反応してしまいます。撮影するごとに音が気になってしまい、なかなか落ち着かなくなってしまう猫ちゃんも少なくないので、まずは音が立たないように工夫してシャッター音をオフにするなど、猫ちゃんが少しでも安心できる撮影環境にしましょう。


まとめ

いかがだったでしょうか?

抜け毛帽子はほぐして解体することでまた新しい帽子に作り替えることができるので、いろいろな形を作って楽しむことができます。猫ちゃんを何匹か飼っている方は、複数色の抜け毛を組み合わせて抜け毛帽子を作ってみるのも面白いと思います!

猫ちゃんに帽子を被せなくとも、コレクションとして飾っても可愛いですよ♪

見た目も温かくて見ているだけで癒される、寒い冬にぴったりな抜け毛帽子。皆さんも是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
無料で簡単に作れる抜け毛帽子で冬を可愛く彩りましょう!



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。


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