猫はやきもちを焼く動物なの?嫉妬したときの4つの行動とは!?

2021.09.12

猫はやきもちを焼く動物なの?嫉妬したときの4つの行動とは!?

飼い主さんが構いたいときには触らせてくれないくせに、構ってあげなければ不満げな態度をとってくる…。 猫はそんなツンデレ気質を持った可愛い生き物ではありますが、自由奔放なイメージが世間に定着しているのに、猫と暮らしたことのある方は、口々にこのようなことを言うことがあります。 「猫がやきもちを焼いてくる」 人間に干渉しないはずの猫なのに、一体どんな理由に嫉妬をし、そのような素振りを見せると言うのでしょうか。 猫は本当に、やきもちを焼くことがあるのかを考えてみました。

猫はやきもちを焼くの?

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猫は自由気ままで、人間と絶妙な距離感を保ちながら共存できる動物ですので、もしやきもちを焼くとしたら、にわかには信じられないといった方も多いのではないでしょうか。

しかし、猫好きさんの中で「猫がやきもちを焼く」といった行動をとることは、周知の事実であり、基本的にはそっけない態度をとってくるくせに、何かしらの理由に対して嫉妬心がダダ洩れになったとき、そのギャップにやられてしまう猫好きさんはとても多いようです。

犬ほど猫は人間に懐かないと思っている方もいらっしゃるとは思いますが、猫は常に全力投球で飼い主に気持ちを伝え、自分の感情に素直に生きています。

やきもちを焼くということは、相手のことを「大好き」な証拠ですし、愛情表現としてその気持ちを示しているので、愛猫から嫉妬してもらえたときには、飼い主冥利に尽きるとも言えるでしょう。

なぜこんなにも猫が自分の感情に素直なのかというと、猫の脳と人間の脳の構造はよく似ていて、どちらも脳の表面部分となる「大脳皮質」が発達しているからです。

この部分は思考の司令塔となり、記憶や感情などを決定するといった中枢であるとも言われています。

また、猫の知能は人間の2~3歳程度の子どもと同等程度と言われていますが、猫がひとり遊びやごっこ遊びをすることから、それよりも高い知能を持っていると考えられることがあるようです。

確かに猫を見ていると、頭が良いなと感心させられることが多々あるので、私たちの基準で考えること自体が間違っているのかもしれませんよね。

そして、猫と人間の脳には大きく異なっている部分があり、それは私たちの脳の多くを占めている「大脳新皮質」が、猫は非常に小さくそこまで発達していないということです。

大脳新皮質は理性を司る役割を担い、物事に対して筋道を立てて考えることに無くてはならない存在となります。

この部分がそこまで発達していない猫は必然的に、意識的な感情よりも本能的な感情(情動)が優先されてしまうと言えるでしょう。

したがって猫の喜怒哀楽といった感情の中で、もっとも重要視されるのは「愛」であり、その気持ちは抑えることができずに溢れ出てしまうのかもしれません。

ですので、猫がやきもちを焼くという情動は、とても自然な猫の感情表現として捉えるようにし、その気持ちをどのように汲んであげられるかが大切なのではないでしょうか。


猫がやきもちを焼くとどんな行動をするの?

自分の気持ちに素直な猫ではありますが、実際にやきもちを焼いているときに、どんな行動をするのか気になりませんか?

やきもちを焼いているときの猫は、以下のような行動をとることがあります。

◆飼い主を噛む

やきもちを焼く相手が飼い主さんの場合、生後間もない子猫のときから生活を共にしているのであれば、飼い主さんのことを母猫のように慕っているに違いありません。

一緒に居る時間が長ければ長いほど、猫と飼い主さんの絆は深まりますし、信頼関係も強く築かれているはずです。

そんな親子のような関係性である飼い主さんに対して、愛猫がやきもちを焼いてきた際には、その溢れ出てくる嫉妬心が、時には強いイライラに変わってしまうこともあるのかもしれません。

自分の感情をどこにぶつけて良いのか分からないとき、怒りの矛先が向かうのは飼い主さんとなります。

猫はそのようなとき「転位行動」の一環として飼い主さんを噛むことがあるようです。

もし、突然猫に噛まれたときは、嫉妬心を煽るようなことをしていなかったのかを考えてみましょう。

◆遠くからじっと見つめてくる

嫉妬といった感情を、うまく表に出して発散させられれば良いのですが、人間に対して自分の気持ちを言葉に変換できない猫は、態度で示すしかありません。

そのようなとき「気付いてほしいけど、この気持ち、知られるわけにはいくまい」とでも言うかのように、飼い主さんより少し離れた場所からじっと見つめて、圧をかけてくることがよくあります。

視線を感じてその方向に目を向けると、愛猫がじっと見つめていたという経験をしたことのある、飼い主さんはきっと多いことでしょう。

それぐらい猫のやきもちは粘着質で執念深いとも言えるので、無言の圧力より怖いものはないと思っておいた方が良いのかもしれません。

◆鳴いてアピール

とにかく自分の感情が溢れ出て、その気持ちを抑えきれない子はとてもよく鳴きます。

鳴くことによって飼い主さんの意識は自分へと向きますし、声に出して吐き出すことはストレス発散にも繋がりますよね。

やきもちを焼いて鳴くという行動をとるときは、ほとんどの猫ちゃんの場合、「もっと私だけを見て!」「もっと構ってよ!」といった気持ちの表れとなります。

飼い主さんが自分の存在を無下にしていると感じたときは、すかさず鳴いてアピールをしてくる子は多いので、鳴かれた場合はその気持ちに応えてあげるようにしましょう。

◆粗相をする

猫は飼い主さんが嫌がることをよく理解しており、自分が負の感情でいっぱいになってしまったときは、後で怒られることさえ厭わずに粗相をすることがよくあります。

きっと悪いことだと分かっているはずなのに、そのような悪いことをしてしまうのは、目立つことをすれば飼い主さんからの注目を自分のものにできることを知っているからです。

飼い主さんが普段使用しているもの(布団や洋服)や、棚に置いてあるものをわざと落とすといった行為は、そのときの感情で行動する猫ならではとも言えるでしょう。

基本的に猫は悪いことをしても、時間が経過していればそのことを忘れてしまっているので、のちに叱ったとしても意味がありません。

また、やきもちがきっかけで粗相をするのであれば可愛いで済みますが、粗相の裏には何か別の問題が隠されていることもあるので注意が必要です。


猫は何に対してやきもちを焼くのか?

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やきもちといった感情を表に出す猫ではありますが、何が原因でやきもちを焼くことが多いのかも知っておきたいところですよね。

猫は一体、何に対してやきもちを焼くことが多いのでしょうか。

◆赤ちゃん

猫がもっともやきもちを焼く対象として挙げられるのが、人間の赤ちゃんとなります。

飼い主さんが女性で出産をしたのであれば、眠っている時間以外は赤ちゃんに付きっきりとなりますので、猫からしてみれば可愛がってもらえる時間が減ってしまい、面白くないですよね。

もちろん飼い主さんが男性の場合でもそれは一緒で、結婚などで家族が増えたときにも、猫よりもあとに増えた家族は「新参者」扱いとなります。

時間をかけて新しい家族と、信頼関係を築いていくことはもちろん可能ですが、最初のうちは面白くない気持ちでやきもちを焼かれても、ある意味仕方がないと言えるのではないでしょうか。

◆多頭飼い

猫が新参者扱いをするのは、人間だけが対象になるのではなく、ほかの動物に対してもやきもちを焼くことがあります。

新しく猫や動物を迎えた際には、ひとり占めしていた飼い主さんの愛情が分散してしまうことに、納得いかない気持ちが強くなってしまっても不思議ではありません。

そして、猫を複数匹飼うといった多頭飼育のご家庭の場合、飼い主さんが特定の猫ちゃんを可愛がってしまうと、飼い主さんを取られたと思い込み、拗ねたりやきもちを焼いたりしてしまう子が多く居るようです。

猫にとって飼い主さんは自分の所有物となるので、たくさんの愛情を向けてくれることは微笑ましいことですが、多頭飼いのご家庭ではどの猫にも平等を心掛けることが大切です。

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◆スマホなど夢中になっているもの

猫のやきもちは人や猫だけでなく、物に対して向くことがあります。

最近ではスマホ依存症の方も多く、少しでも時間があればスマホをいじってしまう方はとても多くいらっしゃいますよね。

飼い主さんの意識が別のところにあると分かったとき、猫はよくやきもちを焼きます。

スマホ以外にも、パソコンや新聞、テレビなどは嫉妬の対象になりやすいです。

飼い主さんの気持ちを取り戻そうと、わざと夢中になっている物の前に割り込み、「私はここだよ!」といったアピールをしてきますので、その行動に困りつつも可愛さを再確認してしまう猫バカな飼い主さんは多いのではないでしょうか。


猫が嫉妬する時の対処法

猫が飼い主さんにやきもちを焼き、嫉妬心がヒシヒシと伝わってくるときは、とにかく構ってあげることしか対処法はありません。

たくさん撫でてあげたり抱っこしたりすることはもちろん、猫の目を見て、たくさん話しかけてあげてください。

大切なのは飼い主さんの関心が、ちゃんと愛猫に向いていることを愛猫に理解してもらうことです。

猫からもらう強烈すぎる無償の愛情は、ときに厄介に感じることがあるかもしれませんが、心の底から好いてもらえている証拠ですので、飼い主さんもできる限りその気持ちに応えてあげるようにしましょう。


まとめ

ツンデレの代表格である猫ですが、「デレ」の部分の自己主張がとても強く、本能の赴くままに生きているので、ときに強い感情を表してくることがあります。

やきもちはその一つではありますが、猫自身やきもちが焼きたくて焼いているのではないということを、飼い主さんはしっかりと理解しておく必要があるのではないでしょうか。

一見、猫の嫉妬は微笑ましく可愛らしい愛情表現のようにも感じますが、猫からしてみればこのようなモヤモヤとした気持ちは、ストレス以外の何ものでもありません。

猫にストレスを蓄積させないためにも、飼い主さんは日頃から愛猫とのスキンシップを図り、気持ちを汲み取りながら構ってあげる時間を増やしてみてはいかがでしょうか。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。

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