エキノコックス症はご存知ですか?

2015.09.09

エキノコックス症はご存知ですか?

皆さんはエキノコックス症をご存知ですか? 人間にも感染するエキノコックス症。 人や愛犬が安全に暮らすためにも、エキノコックス症について学びましょう。

人間にも感染するエキノコックス(多包虫症)と言われる寄生虫がキツネや犬の糞便から虫卵を排出し、経口感染で感染します。
地域では北海道での報告が多いですが、最近ではペットとどこにでも移動出来る事もあり、このような感染が蔓延しつつあります。
厚生労働省においても犬のエキノコックス症対策ガイドラインが作成されていますが、人間での潜伏期間は5−20年と言われ、肝臓などに重篤な障害を起こす事が知られています。
エキコノックス.感染表jpg

犬での症状はどうでしょうか。
犬ではほとんどが無症状、臨床症状から推測する事が難しいと言われています。ただ、重度感染においては下痢を引き起こす事があります。
糞便に虫体(片節)が発見される場合もあります。

下痢犬

簡単ではありますが、人への寄生が見られた場合の症状と犬での寄生では症状が全く違う事がわかります。人が安全に暮らす、そして愛犬が安全に暮らすことは大前提なだけに飼い主さん自信がこのような知識を身につけておく事はとても大切です。
気づかないうちに愛犬が感染し、飼い主さんまでも危険にさらしている可能性もありますので、定期的に糞便検査を行うことや駆除薬などを定期的に飲む事をお勧めします。

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Dr.佐藤 貴紀

Dr.佐藤 貴紀

幼い頃から大の動物好きで、獣医を志す。 麻布大学獣医学部卒業後、西荻動物病院、dogdaysミッドタウンクリニックにて副院長をつとめる。 また、獣医生命科学大学内科学教室において循環器を主に学ぶ。 2008年7月に「白金高輪動物病院」開業。 2011年4月に「中央アニマルクリニック」開院。 専門は「循環器」。全国に約60人しかいない(2013年5月現在)「日本獣医循環器学会認定医」の一人。 専門外来を特徴とし、確定診断にもこだわり、かかりつけ医を推進している。 誠実でやさしい人柄と確かな技術に惹かれて、全国の飼い主さんから相談が絶えず寄せられている。

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