ドライフードだけではなく、ウェットフードも与えていて、それを十分食べているのなら問題はありません。ウェットフードでも水分はしっかり取れます。ドライフードのみなら、水分は必須。たっぷりのお水を与えてあげてください。食欲がなく、水も飲んでいない場合はドライフードにウェットフードを混ぜて与えてあげるのも効果的です。
夏バテの場合、少しでも食べることと全く食べないことは大違いです。少しでも食べるのならば元気があれば大丈夫ですが、問題は全く食べないこと。そんな時は猫の様子を気をつけてみてあげてください。
食欲はなくても、水分だけは必ず取るようにしなければなりません。人のように自分で積極的に水を飲むことは少ない猫。水分補給で一番いい方法は、やはりウェットフードです。食べやすいゼリータイプだけではなく、固形物が少ないスープタイプもあります。猫の好みに合わせて用意してあげましょう。
総合栄養食ではないウェットフードは、それだけを与えていてもいけません。ドライフードに混ぜてあげるというやり方が一番いいと思います。いろいろ試して、猫がお気に入りのものを見つけてあげるのもいい方法ですよ。
高カロリーのフードを用意してあげるのもいい方法。ウェットフードの方がドライフードよりもカロリーが高いと言われています。そこに水を足して水分摂取量を増やしてあげましょう。味が薄くなるので嫌がる猫もいるかもしれませんが…。まず何より大切なのは水分を取ることですからね。
お部屋の環境も大切に!
猫のいるお部屋の環境に注意することも大事です。
水はきちんと用意されていて、常に満杯になっているようにしましょう。
また、日陰を作ってあげたり、エアコンなどで室内自体の温度を下げたりして、猫に快適な場所を作ってあげてください。扇風機を直接猫に当てている方もいると思いますが、私が調べた限りではあまり効果はないようです。扇風機の風では、猫の体温は下がらないと言われています。それよりは、エアコンで部屋全体の温度を下げることがいいようです。猫は汗をかかないため、扇風機の風を当てても熱が放出されることがないため、体温はあまり変わりません。全く意味がないことでもないようですが、やはりエアコンが一番いいようです。
夏バテだけではなく、お腹を壊すことも多い夏。それが食欲不振にも繋がります。猫は餌を残してしまう習性を持っています。食べ残した餌はすぐに片付けてください。夏場は特に傷みやすいので、食べ残しをそのままにしているとまた口をつけてお腹を壊してしまうことがあります。夏はそういったことも注意しなければなりません。
やっぱり大事なのは水分。食欲がなくてもこれだけはしっかり取らせたいものです。今は、猫用の栄養ドリンクなども販売されています。水を飲める場所をたくさん作ってあげるのもひとつの方法だと思います。いつもと同じ場所だけではなく、ありとあらゆるところに置いてあげるなど、多頭飼いの場合でも有効な方法です。
食欲の出るツボをマッサージしてあげるのもスキンシップも兼ねていいと思います。その猫の食欲が出るツボとは、背骨の両側です。正確な位置がわからない場合は、背骨の周りを丁寧に押してあげてください。リラックス効果もありますし、飼い主さんにとっても良いと思いますよ。
●おすすめ商品
12V低電圧の安全設計。ミネラルウォーターやウォーターサーバーと比べても経済的。
よく猫を観察して夏を乗り切ろう!
いろいろ工夫している飼い主さんも多いと思いますが、それでも食欲不振が続くようなら他の病気も考えられるのでかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。
夏バテ防止は、部屋の温度を下げる、水分を十分取らせるなどいくつかあります。夏バテが解消すれば、食欲不振もなくなると思いますので、まず環境を整えてあげるのが一番だと思いますよ。猫の適温は人よりも高めです。外出などでエアコンを点けっぱなしにする時は、少し高めの温度に設定すると良いと思います。点けっぱなしに出来ない場合は、少しでも涼しい場所を用意してあげてください。日陰を作ったり、猫用の冷感マットを用意してあげたり。
我が家では、冷んやりしたジェルが入っている枕のような猫用マットを用意しています。凍らせたペットボトルを置いておくのもひとつの方法ですね。様々な方法があるので、飼い主さんの一番いい方法で猫たちにも効果のあるものを選んてくださいね。
猫は言葉を話せません。飼い主さんが変化に気づいてあげなければならないので、しっかり猫の様子を観察して取り返しのつかないことにならないように暑い夏を乗り切りましょう!
– おすすめ記事 –
猫はどうして水を飲まないの?水の飲ませ方と飲まないことでかかる病気。
好き嫌いは飼い主のせい!?好きなごはんしか食べない猫の偏食をなおす方法