猫のかわいい寝姿「ごめん寝」って?
猫の「ごめん寝」は、猫と暮らしていれば一度は見たことがある、という飼い主さんも多いのではないでしょうか。このごめん寝の寝姿をしていると、普段からかわいい猫が、よりかわいく見えてしまいますね。
もちろん、実際に猫があやまっているわけではありません。それでは猫がごめん寝をする本当の理由について見てみましょう。
猫がごめん寝をする理由
猫がごめん寝をする理由は、大きく分けて2つです。
・香箱座りなど、座ったり伏せをしたりという状態のまま眠ると、ごめん寝になる
・どうしても眠い時に、光(蛍光灯など)が眩しいために、目や顔を隠して、ごめん寝になる
◆ごめん寝の理由①そのまま寝てしまった
まず1つ目の理由です。
猫が座ったり伏せの状態でいたりして、眠気を催し、そのまま寝てしまった場合です。その際に横に倒れたりせず、頭が前につく状態で寝てしまうと、ごめん寝になります。
座り方は、体が真っ直ぐで手足が体の下になっており、香箱座りやスフィンクス座りをしている時です。猫は体が柔らかいので、私たち人間だとつらそうに思える体勢でも、眠ることが出来ます。
この時は、熟睡はしておらず、物音がしたり何かの気配がしたりすると、ハッと気づいて起きる場合が多いです。猫は平均、一日に14時間前後も寝ていると言われ、浅い眠りと深い眠りを交互に繰り返して寝ています。浅い眠りの時に、座ったままでごめん寝をしてしまうというわけです。
◆ごめん寝の理由②光が眩しくて顔を隠している
それでは2つ目の理由です。
猫がどうしても眠いのに、眠すぎて別の場所に行けない場合。その場で寝てしまうことになりますが、蛍光灯などの光が眩しいので、目に光が入らないように、前足や床に顔をつけたためにごめん寝になった、ということです。
猫は、人間よりも目が良いので、蛍光灯のちらつきが気になることが多いようです。猫にとっては落ち着いていられないかもしれません。
それでも室内飼いをされていれば、その場所でしか眠れなかったり、または飼い主さんが好きで飼い主さんと一緒にいたがったり、という理由があるのかもしれません。好きな寝場所が蛍光灯のある部屋だったり、あたたかい部屋の証明が蛍光灯だったりして、蛍光灯の下で寝るしかないことがあります。
そんな時に、光のちらつき、眩しさを避けるために、顔を前足にうずめたり、目を隠したりしてごめん寝しているのですね。
猫のごめん寝には注意も必要!?
◆眩しさがストレスになっていることも…
ごめん寝はかわいいものですが、その理由が「光が眩しくてしている」だと、ただ見て喜んでいるわけにはいきません。
夜おそくても明かりをつけている飼い主だと、一日14時間ほども寝ている猫にとっては、その場での睡眠の質が良くないということになります。人間だと、明るいままで寝るとなかなか疲れがとれなかったり、眠った気がしなかったり、ということがあるでしょう。猫も熟睡できていない可能性があります。
◆快適な睡眠環境を整えてあげましょう
飼い猫がごめん寝をしていたら、眩しくて光を避けているのかもしれないということですから、ブランケットやタオルなどをかけてあげたり、普段から夜更かしをしないように気をつけてあげたりしましょう。猫が寝る場所は、夜になったら真っ暗になるようなスペースを作ってあげましょう。
また、蛍光灯を、LEDや白熱灯に変える、という方法もあります。これで、光のちらつきや、ブーンという振動音がなくなりますので、気にしていた猫にとっては過ごしやすくなるでしょう。
猫のごめん寝についてのまとめ
ごめん寝をよくする猫と、ほとんどしない猫とがいるようです。猫にも個性がありますので、どちらのタイプでも良いのですが、睡眠が十分にできていないという場合は注意が必要です。
ごめん寝はかわいい姿でも、見かけた時には、飼い猫の状態をしっかりチェックするきっかけのひとつになると良いですね。
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