つら~い花粉症、猫もなるの?
花粉の量が増える時期になると、私たち人間でも鼻がモゾモゾ、鼻水グシュグシュ、ハッハッハッはっくしゅ~ん、お目々カイカイ!等の症状、辛いですよね。
そんな花粉症ですが、実は猫ちゃんにも花粉症の症状が現れるって知っていましたか?昨年まではなんともなくても、もしかしたら今年はなるかも知れないというのが花粉症。普段、アレルギー症状のない猫ちゃんでも、花粉症の症状が出ることがあるそうですから、要注意です。
猫の花粉症の症状って?
猫ちゃんの花粉症の症状ですが、私たち人間と同じように、くしゃみ・鼻水・目のかゆみ、目やになどで、中には、下痢症状を起こす子もいるようです。他に、アトピー性皮膚炎の症状で、猫ちゃんが自分の被毛をなめて毛を抜いてしまったり、好酸球性肉芽腫症候群や粟粒性皮膚炎であったり、顔や耳に強いかゆみがでたりという症状がでることもあるようです。
人の花粉症の症状は、風邪とよく似ている症状もありますが、猫ちゃんは「かゆい」「痛い」など言ってくれませんよね。では、猫ちゃんの花粉症はどうやって見分けるのでしょうか。
猫ちゃんが風邪をひいた場合には、熱が出て食欲もなくなりますが、花粉症の場合には、熱がなく、食欲もあるようです。
ただ、素人判断で、花粉症だろうと思っていたら、他に病気にかかっている場合もありますから、花粉症かどうかは獣医さんに判断して頂きましょう。
花粉症対策には、花粉追出し作戦!!
猫ちゃんの花粉症対策は、どうすれば良いのでしょうか?
やってみるとかわいいかも知れないですが、まさか私たち人間と同じように、猫ちゃんにマスクを付けたり、花粉症対策用のめがねを付けさせるなんてできないですよね。
◆猫の花粉症対策①花粉を体に寄せ付けない!
一番の花粉症対策は、「体に花粉を寄せ付けないこと」ですよね。その為には、どうすれば良いのでしょうか。
お外に遊びに行く猫ちゃんには、できるだけお外に遊びに行かせないようにするのも花粉症対策の1つです。
しかし、猫ちゃんのことですから、隙を狙って遊びに行ってしまうこともあるかもしれないですよね。猫ちゃんの体には被毛があり私たち人間の衣服よりも花粉が付着しやすいので、遊びに行ったとしても、帰ってきたらササッ!と花粉をはらって、ブラッシングをしたり、時にはお風呂に入れるなどして、花粉を体から払い落としてあげましょう。
◆猫の花粉症対策②花粉を家に入れない!
お家の中に花粉を入れない「花粉追出し作戦」も大事ですよね。といっても、花粉は外出した時に衣類に付いてきたり、洗濯物に付いていたり、窓からも入って来てしまいます。その花粉が、カーペットや畳の目の中に入ったり、ソファーやカーテンにもくっついたりして離れなくなってしまいます。おまけに、この時期は静電気が貯まりやすいですから、花粉が布から離れにくくなります。
この場合は、猫ちゃんに影響を及ぼさないもので、布などに静電気を寄せ付けない柔軟剤やスプレーのような静電気防止グッズを使用することも、花粉をお家の中に滞在させないための対策の1つになるのではないでしょうか。
また、猫ちゃんや小さな子ども達のお鼻は、床に非常に近いですよね。床に花粉が貯まっていると、花粉を吸い込んでしまったり、体に付着したりしてしまいますので、こまめにお掃除をして、花粉をお家の中に滞在させないようにしましょう。空気清浄機を使用することも花粉追出し作戦の強い味方になると思いますよ。
掃除機を怖がらない猫ちゃんの場合は、皮膚を強く吸ってしまわないように注意が必要ですが、掃除機で被毛に付いた花粉を吸い取ってしまうということも花粉を付着させない対策になるのではないでしょうか。
上手に静電気対策グッズなどを使ったり、こまめにお掃除をしたりして、できるだけ花粉をお家の中に入れないことで、猫ちゃんも飼い主さんも一緒に、花粉症にならないように対策をしましょう。
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