メインクーンの寿命はどれくらい?かかりやすい病気や長生きのコツ

2023.11.27

メインクーンの寿命はどれくらい?かかりやすい病気や長生きのコツ

立派な体格に豪華な飾り毛を持ち、長くふさふさとしたしっぽと大きな体で別名「穏やかな巨人」とも呼ばれて親しまれているメインクーン。性格や体の大きさは?そして寿命はどのくらい?メイクイーンに長生きしてもらう秘訣をまとめてみました。

メインクーンの特徴

階段でくつろぐメインクーン

◆体格

メインクーンの最大の特徴は体の大きさです。

体重はメスで3kg~6kg、オスで3.5kg~6.5kg程度の大きさになりますが、個体により10kgを超える大型になる場合もあるようです。

体つきはがっしりとしていて、太い骨格を持ちます。被毛の量も多くふさふさとしているため、体格も相まってとても大きく見える猫です。

一般的な猫が子猫から1年で成猫になる所、メインクーンは2年から4年ほどかけてゆっくり成猫になります。

◆顔つき

頭部はくさび型をしていて、顎がしっかりとしています。

根元が広く大きな耳には先端に飾り毛(リンクスティップ)があります。

同じ大型猫で有名な「ノルウェージャンフォレストキャット」との大きな違いは、横から見た時の鼻にあります。

ノルウェージャンフォレストキャットがスッとまっすぐな鼻を持つのに対して、メインクーンはカーブして盛り上がっています。

この特徴的なカーブは「ジェントルカーブ」と呼ばれています。

◆毛色

毛のカラーはレッドやホワイト、クリームなど様々で、縞模様の入ったタビーや2色以上のパーティーカラー、単色のソリッドなどパターンも多くあります。

シルクのような手触りの長毛種で、毛は背中から後ろに行くほど長くなります。

◆性格

性格は穏やかで優しく、人間の子どもと遊ぶなど「犬のような猫」と呼ばれいています。

飼い主のいうこともよく聞き、しつけがしやすい猫とも言われているようです。

また、猫ですが水を怖がらず水遊びをする場合もあるようです。


メインクーンの寿命

メインクーン

◆メインクーンの寿命は短い?

メインクーンの平均寿命は一般的に11~14歳くらいのようです。

もちろん個体差があるため、15年以上生きた子もいます。

メインクーンは遺伝的要因で起きる病気を発症することもあるので、定期的な動物病院の受診をおすすめします。

メインクーンの寿命はとりわけ短いというわけではありませんが、遺伝的になりやすい病気があるため短いイメージが付いているのかもしれません。

◆メインクーンがなりやすい病気

・肥大型心筋症
心臓の壁が内側に向かって厚くなり、心臓から血液を送り出す力が弱まってしまう心筋症です。

血液の循環が悪くなった結果血栓ができてしまい、血管内で詰まる「血栓症」によって突然死してしまう場合もあります。

​初期にはあまり症状が出ることがなく、気付いたころには進行している場合が多いようです。

5~7歳のオス猫で発症することが多いといわれていますが、それ以外の猫でも見られる病気です。

心臓病の中でも最も罹患数が多い病気で、遺伝するといわれています。

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・脊髄性筋萎縮症
胴や四肢の筋肉を動かす脊髄の神経が消失することにより発生する病気です。

生後3~4ヶ月で発症することが多く、筋肉の萎縮、筋力の低下、短命などにつながります。

・異形成症
メインクーンなどの大型猫種に起こりがちな病気です。腰の関節が奇形を起こし、痛みが出るので歩行困難となります。

・多発性のう胞腎
高齢になるにつれて、両方の腎臓にできた小さなのう胞(液体を入れたふくろ)が、数を増やしながら大きくなっていき、腎臓が劇的に大きくなります。

のう胞は正常な腎臓の組織にとって変わり、腎機能は絶えず低下していきます。進行は遅いですが不治の病です。


メインクーンと長く一緒にいるために

メインクーン

◆適切なフードを与える

年齢に合ったキャットフードを適切な量与えましょう。

肥満や痩せすぎは健康に影響を及ぼします。

カロリー計算をしっかりと行い、食事管理をしてあげてください。

最近はメインクーン専用のキャットフードも登場していますので、それを与えるのも選択肢の一つです。

◆適度に運動をする

大型でゆったりとした印象ですが、活発な猫でもあるので毎日の運動は必須です。

コミュニケーションも兼ねて、おもちゃを使って一日10分程度は遊ぶ時間を作りましょう。

キャットタワーやキャットステップなども取り入れて、日常の中で体を使う環境づくりをすることも大切です。

◆日々の触れ合いを欠かさずに

メインクーンは長毛種で被毛の量も多いため、毛玉ができないよう毎日のブラッシングは必須です。

ブラッシングをしながら体を触り、普段と変わらないかチェックしましょう。

◆動物病院で定期的な健康チェックを

7歳までの成猫は1年に1度、7歳以上のシニア猫では半年に一度の健康診断をおすすめします。

血液検査や尿検査など、普段よりも詳しく検査を行うことで病気の早期発見につながります。

メインクーンがなりやすい病気をピンポイントで調べることも可能ですので、ぜひ受診してくださいね。


まとめ

メインクーン

メインクーンは猫の中でもかなり大きい体を持ち、その体型や遺伝的要因でいくつかの病気になりやすいです。

メインクーンと暮らす際には、毎日の健康チェックや定期的な健康診断を欠かさないようにしましょう。

そして、少しでも異変を感じたらすぐに動物病院で獣医師に相談し、適切な治療を受けることがメインクーンの寿命を延ばしてあげる秘訣となります。



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