またたびを使って水分補給!またたび純末を使って猫の夏バテを乗り越えよう

2017.07.07

またたびを使って水分補給!またたび純末を使って猫の夏バテを乗り越えよう

 『猫にまたたび』という言葉があります。猫にまたたびを与えると、またたびを舐めたり、体にこすりつけたり、床でゴロゴロと横になったり、目を見るとうっとりしています。人で例えると酔っ払っている状態になります。  またたびの効果は使い方によっては猫にいろいろなことができそうです。暑さで元気がない夏バテの猫に元気を出してもらうため、またたびの効果を使って猫の夏バテの解消をしましょう。

またたびとは?

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マタタビの花  無料写真素材「花ざかりの森」

またたびは樹木で、極東地域の山地の林緑に自生するつる性の落葉木です。国内では北海道~九州でみられます。特徴は、つる状で葉っぱは互い違いに生えています。葉っぱには柄があり、楕円形で細かい鋸歯をもちます。花が咲く頃には葉っぱの半分が白色に変化します。白化という現象で実がなる頃には白から緑色に戻ります。花は6月~7月に咲きます。花の特徴は、大きさ2cmぐらいで白色の花です。
またたびの実、茎、葉っぱを乾燥させた物を『木天蓼(もくてんりょう)』と呼び漢方薬にもなります。薬効は疲労回復、滋養強壮、冷え性、胃腸薬、精神安定などです。
またたびの成分はマタタビラクトン、アクチニジン、β-フェニルエチルアルコールの3つの成分に猫が反応すると言われています。β-フェニルエチルアルコールはバラのような香りがします。

またたびの名前の由来は諸説あります。1つ目はアイヌ語の『マタタムブ』からきたというのが現在最も有力な説です。アイヌ語で『マタ』は『冬』、『タムブ』は『亀の甲』という意味で、おそらくまたたびの果実を表した呼び名であるといわれています。2つ目は昔に旅に疲れたある1人の青年がキレイな草を発見し、それを粉末にして食べてみたところ、瞬く間に旅の疲れがとれて、再び度を続けられるようになったそうです。『また、旅に出る』から『またたび』といわれるようになったそうです。
またたびは、人の食用としても利用されていて縄文時代には実際にまたたびを普段のおかずの1品として使っていたそうです。


またたびの猫への効果・効能

猫にまたたびを与えるとすごく喜びます。これはまたたびが猫の中枢神経に強く働きかけるからです。猫はヤコブソン器官と呼ばれる特殊な器官をもっており、フェロモンと呼ばれる極めて微量な分子成分を感知する働きをもっています。
またたびには、マタタビラクトン、アクチニジン、β-フェニルエチルアルコールなどの成分が猫の嗅覚から大脳を強く刺激します。
個体差はありますが猫にまたたびを与えると、体をスリスリする、転げまわる、気持ちよさそうにする、じゃれる、興奮するなど猫によって様々な変化がみられます。中には、走り回り大暴れをしてケンカをする猫もいます。またたびは、一過性の興奮作用はありますが持続性はありません。平均20分~30分ぐらいの効き目があるといわれています。
また子猫や妊娠中の猫はまたたびにあまり興味を示さない場合があります。個体差はありますが、去勢・避妊手術をした猫もあまり興味を示さないようです。


厳選した国産素材!スマックの『またたび純末』がおすすめ

またたび純末

(株)スマックのまたたびシリーズは、またたびの実の中でも猫が喜ぶ有効成分が多く含まれている『虫癭果(ちゅうえいか)』のみを厳選し、混じり気がない100%そのものを純末にしています。スマックのまたたびシリーズはすべて国産です。
『またたび虫癭果』とは、またたびの蕾の頃か、花の開く直前に花の中心の子房に「マタタビノアブラムシ」という小さな昆虫が産卵します。卵を産み付けられた子房は、正常な果実にはなれずに異常な発育をしていき、虫こぶ状のものになります。これを虫癭果と呼び、古くから人の漢方薬としても使用されてきました。また、この虫癭果には通常の実よりも猫科の動物に作用する有効成分のマタタビラクトン、アクチニジンが多く含まれています。

またたびの有効成分はまたたびの葉っぱや枝にも含まれていますが、またたびの効果の強さは粉末>液状>実>枝>葉の順といわれています。
(株)スマックのまたたびシリーズは、小袋になっており、飼い主さんにはとても使いやすいです。1箱に5袋入っています。1袋の容量は2.5gです。1日1回、1袋の半分をそのまま食器で与えるか、手の上にのせて舐めさせてください。
またたびの保管方法は、密閉性の高い容器や袋などでの保管をおすすめします。有効成分のマタタビラクトンは揮発性があるためです。香りがなくなると効果が弱まってしまいます。また、猫が勝手にまたたびを食べたりしないように猫の届かないところに保管してください。

●おすすめ商品

スマック またたび 2.5g(0.5g×5袋)

猫が喜ぶ有効成分が通常の実よりも多く含まれている実、虫えい果の純末を100%使用したまたたびの粉末です。

購入


●こんな使い方がオススメ

・食欲が落ちてきたとき・爪とぎ場所のしつけに
・愛猫と一緒に遊ぶとき・ゴロゴロしてストレス解消


またたびを使って夏を乗り切ろう

●いつものフードにまたたびをかけて食欲増進作戦!

暑くなると、人も猫も同じで夏バテになります。夏バテの主な原因は、気温の変化です。暑い部屋の中にいることで体力をいつも以上に消耗したり、胃腸の働きが悪くなったりします。症状は、睡眠不足や体のだるさ、食欲の低下になります。また、睡眠不足や食欲の低下で免疫力も落ちてしまい、病気になってしまう可能性もあります。夏バテになると、これらを始めとしたいろいろな症状が出て日常生活を過ごすのに支障をきたします。夏バテにならないためにも、対策をしましょう。

猫の夏バテの特徴は、食欲の低下など消化器系の症状が多いです。夏バテで食欲が落ちている場合は、いつものご飯に香りのいいものをトッピングするなど工夫をしてください。
こんな時にも使えるのがまたたび。
いつものご飯にまたたびを少量ふりかけてあげましょう。またたびふりかけで香りもよく、いつもとは違うご飯に猫も喜んで食べてくれるでしょう。猫の健康維持のためにもまたたびを使って食欲増進させましょう。

●積極的な水分補給のためにまたたびを活用しよう!

猫はあまり水を飲まない動物です。猫の先祖は砂漠の出身であるため、水がない厳しい環境に適応するために体内の水分を効率よく使うようになった結果、おしっこを濃縮して出すようになりました。水分を効率よく使えるようになった反面、尿中には結晶ができやすい形質をもつようになりました。そのために猫は泌尿器系の病気が多くみられます。また水を飲まないことで血液が濃くなり血管が詰まりやすくなってしまい、いろいろな病気の原因にもなります。
脱水症状などが心配な時は、水分の多いウェットフードに切り替えるのもいいことです。また、こまめに水分補給ができるように普段よりも飲み水の場所を多く用意してあげましょう。

猫があまり水分を取らない場合におすすめなのが、飲み水にまたたびを少量水に溶かす方法。猫はまたたびの香りを楽しみながら水を飲むことができます。夏バテで普段よりあまり水を飲まないと心配な時は、またたび水をおすすめします。
この水分補給法は夏バテ対策だけではなく、一年中使えるので試してみてください。


家の猫にまたたび水をあげてみた

家の猫が以前より、水を飲まないようになり気になりました。そこでまたたび水を家の猫に与えてみました。
家の猫は3歳でオス猫です。白猫が「ハル」、白黒猫が「チョコ」です。2匹とも去勢手術済みです。どんな反応をするか試してみました。
まず、コップに『またたび純末』を少量、水に混ぜてみました。

①少量の『またたび純末』を混ぜる

またたび純末

②コップの水に『またたび純末』をかき混ぜる

またたび純末

するとハルとチョコが自ら寄ってきて水を飲み始めました。

③早速、チョコが水を飲みだす

またたび純末 水

④チョコが飲んでいるのにハルが割り込む

またたび純末 水

⑤取り合いになり残念なことになる

またたび純末 水

最終的には、2匹がコップの水を取り合いになり、コップを倒してしまうというアクシデントが起こってしまいました。

家の猫は『またたび純末』をかき混ぜて飲ませました。他にも『またたび純末』をかき混ぜずに水の上にまたたびを浮かばせることで、またたびの香りをより楽しんで水を飲むことができるでしょう。猫の好みに合わせて飼い主さんも工夫してみましょう。


猫のおもちゃにまたたびをかけてみた

以前に猫のために買ったデンタルケアおもちゃです。噛むとデンタルケアができる歯ブラシ代わりの猫用のおもちゃです。メッシュ生地になっていて歯の汚れが絡まり、歯磨きの効果があります。猫に歯をキレイにしてほしいため、購入しましたが全く興味を示さなく、とても残念でした。
この猫用の歯ブラシのおもちゃに『またたび純末』を少量かけてみました。かけるというより、擦りこむようにしてみました。

①猫用の歯ブラシのおもちゃに『またたび純末』を擦りこむ

またたび純末

②ハルとチョコに渡してみたところとても興味を示してくれた

またたび純末
またたび純末

チョコはおもちゃをすごく噛んでくれたので歯磨きができたと思います。ハルは少し噛む程度であとは舐めて床でゴロゴロとしていました。とにかく、『またたび純末』のおかげでおもちゃは無駄にはなりませんでした。また、おもちゃで遊んでくれたので運動不足の解消にもなると思います。これからも猫の歯のためにも定期的に『またたび純末』を使って歯磨きをしていきたいと思います。


最後に…

『猫にまたたび』とはよく言ったもので、とても喜んでくれる姿は飼い主さんにとってはとてもうれしいです。しかし、喜ぶからといって与えすぎるのはよくありません。特に老猫や体の弱い猫にまたたびを与える時は、注意書きを読み用量を守って与えましょう。
またたびは毎日続くと慣れて、効果が薄れる場合もあります。週に2回~3回を目安に猫に与えましょう。またたびを与えるタイミングは猫の食欲がない時、猫と一緒に遊ぶ時などがいいでしょう。また、新しく買ってきたご飯が猫の口に合わなかった場合にもまたたびふりかけをしてあげればきっと食べてくれるでしょう。
またたびは猫のストレス解消にもなるといわれています。飼い主さんは日頃から猫の体調などを観察し、またたびを上手に使って猫と楽しい時間を過ごしてみてください。

●おすすめ商品

スマック またたび 2.5g(0.5g×5袋)

猫が喜ぶ有効成分が通常の実よりも多く含まれている実、虫えい果の純末を100%使用したまたたびの粉末です。

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munoco

猫を飼いはじめて20年。完全な猫派です。 今まで4匹の猫と過ごしてきました。現在は2匹の猫と楽しく過ごす毎日です。 ツンデレされて20年。猫の行動1つ1つが大好きで、ずっとツンデレにやられてしまっている人間です。


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