1.黒猫はどんな性格?
1-1.人懐っこい性格
1-2.甘えん坊な性格
1-3.活発な性格
1-4.黒猫のオス猫とメス猫の性格の違い
2.黒猫にはどんな種類がいる?
2-1.黒猫の被毛はなぜ黒い?
2-2.ミックス
2-3.ボンベイ
2-4.スコティッシュフォールド
2-5.アメリカンショートヘア
2-6.マンチカン
3.黒猫は不吉な存在?
3-1.ハロウィンには黒猫が狙われることも…
3-1.日本では昔から馴染みのある黒猫
4.黒猫にはどこで会える?
5.まとめ
黒猫はどんな性格?
黒猫はその見た目から、クールな印象を持つ人が多いかもしれません。
実際の性格はどうでしょうか?
猫の性格は被毛の色によって、ある程度の傾向がみられることがあるようです。
例えば、野生では目立つ白猫は敵に襲われやすくなるため警戒心が強い子が多いといわれています。
ただし、現代の飼い猫は子猫の頃から育ってきた環境で決まる場合も多いです。
こちらで挙げる性格は一例となりますので、参考にしてみてくださいね。
◆人懐っこい性格
他の猫より人に対して警戒心が低いという特徴があります。
人懐っこい性格なので黒猫のほうから人に寄ってきます。大人しく見える黒猫ですがとてもフレンドリーな性格です。
◆甘えん坊な性格
黒猫はとても甘えん坊な性格をしています。飼い主さんにかまってもらうことが大好きです。
かまってもらえない時間が増えるとストレスがたまってしまいますので、飼い主さんは少しでも時間を作って猫に思いっきり甘えさせましょう。
◆活発な性格
黒猫は活発的に動き回ります。猫は今でも狩りをする名残があり、動くものが大好きです。いろいろなおもちゃを使ってたくさん遊んであげましょう。
猫とのコミュニケーションをとることができ、飼い主さんと猫との関係がよくなります。
◆黒猫のオス猫とメス猫の性格の違い
黒猫に個体差はありますが、オス猫とメス猫で多少性格の違いがあるといわれています。
マイペースなオス猫:他の猫と同じようにマイペースな性格です。とても社交的で、人見知りをすることがないので飼い主さん以外の人とも仲良くなれます。
警戒心が強いメス猫:飼い主さんにはとても懐く傾向があります。飼い主さん以外の人に対しては警戒心が強いです。あまり、人の出入りが激しくない環境を作ってあげましょう。
黒猫にはどんな種類がいる?
◆黒猫の被毛はなぜ黒い?
猫の毛柄は両親から受け継ぐ遺伝子によって決まります。
白猫のW遺伝子は一番優性で、ひとつでも受け継ぐと被毛は真っ白くなります。
全身が黒くなる遺伝子は一番劣性で、ひとつでも他の遺伝子が入ってきた場合はカラーが変わります。
一見全身が黒い黒猫に見えても、部分的に白い毛が入っていたり縞模様が入っていたりするのはこのためです。
また、色素が濃いため目の色もヘーゼルやカッパーなどの濃い色のことが多いです。
肉球の色も同様の理由で、あずき色のような暗めの色の子が多いでしょう。
黒の毛色をもって産まれてくる猫の品種は珍しいといわれていますが、どんな種類がいるのでしょうか。
◆ミックス
純血種でない、ミックスの黒猫が割合としては多いのではないでしょうか。雑種ともいわれています。
黒い野良猫を見たことがある方は多いと思います。
雑種は色々な種類の猫の血が混じっているため、毛質や毛の長さも様々。
顔つきも異なるため、同じ黒猫でも唯一無二のかわいさを楽しめます。
◆ボンベイ
「ボンベイ」という黒色の被毛しかもたない猫種がいます。
ボンベイはバーミーズのオス猫とバーミーズのメス猫の交配で産まれました。バーミーズの艶やかな被毛とアメリカンショートヘアの金銅色の目が特徴です。
この特徴から「小さな黒豹」と呼ばれています。
ボンベイは短毛でブラックに限りますが、育種の過程でバーミーズを交配しているので、ごく稀にブラウン(セーブル)の毛色が産まれることがあるようです。
◆スコティッシュフォールド
スコティッシュフォールドは折れ耳が特徴の猫種で、性格はとても優しく甘えん坊です。
スコティッシュフォールドは短毛種と長毛種がいます。非常に多くの毛色とパターンがあり、どのカラーも猫の品種として認められていますが、黒はとても珍しいといわれています。
◆アメリカンショートヘア
アメリカンショートヘアの特徴といえば、渦巻きのような柄で知られています。特に人気があるのがシルバータビーです。他の毛色もいろいろとあり、タビーではないブラックも猫の品種として認められています。根気よく探せば、アメリカンショートヘアの黒猫に出会えるかもしれません。
◆マンチカン
マンチカンは短い足が特徴の猫種で、短い足が産まれてくる確率は2割といわれています。マンチカンには、短足と足長がいます。また、短毛種と長毛種もいます。マンチカンはいろいろな猫の種類と交配されているので被毛の色も豊富にありますが、黒猫のマンチカンはとても珍しいでしょう。
他にもアメリカンカールやペルシャなど黒色が認められている猫の種類はたくさんあります。
黒猫は劣勢遺伝で両親ともその遺伝をもっていないと産まれてきませんので、とても珍しいカラーといえるでしょう。
黒猫は不吉な存在?
黒猫といえば、ハロウィンのシンボルのひとつとなっていますよね。
これはヨーロッパで黒猫が魔女の使いだと信じられていたためです。
黒猫は被毛が真っ黒な色で暗闇では人の目に見えず、隠れることが出来ることから魔女のパートナーにふさわしいと考えられていました。他にはクモやコウモリもハロウィンの象徴とされています。
昔は魔女がいると信じられていて、たくさんの黒猫が魔女狩りや生贄ということで殺されていたといわれています。
こうした背景で魔女といえば黒猫というイメージがつき、ハロウィンのシンボルには魔女と黒猫が一緒に使われるようになりました。
◆ハロウィンには黒猫が狙われることも…
現代では偏見はほぼなくなっているといえますが、アメリカでは黒猫を飼っている飼い主さんは、ハロウィンの日の1週間前後は絶対に外に出しません。それはハロウィンの日は黒猫が虐待に合う可能性が高いからです。
中には10月になると黒猫の譲渡を控えるシェルターもあるようです。これは黒猫がハロウィンのアクセサリー替わりに使われ、ハロウィンが終わると面倒を見ることなく、そのまま捨てられることが多いのが理由だそうです。
何の根拠もないのに黒猫が魔女の使いとして信じられていたことは、何もしていない黒猫にとっては大変迷惑なことです。
◆日本では昔から馴染みのある黒猫
一方で、日本ではどうでしょうか。
黒猫は夜間でも目が利くことから、「福猫」として昔から日本で愛されてきました。
黒い招き猫は魔よけの効果があるとされています。
現代でも、大手の宅配業者のキャラクターや、アニメにも登場している黒猫は日本人にとってなじみのある存在といえますよね。
黒猫にはどこで会える?
黒猫の魅力に惹かれ、一緒に暮らしたいと思った場合にどこに行けば黒猫に会えるのでしょうか。
前述したように、純血種の黒猫はなかなか珍しく、出会うのが難しいです。
この種類の黒猫をお迎えしたい!と決まっている場合は、ブリーダーさんやペットショップに問い合わせて見に行くのが確実です。
また、保護活動を行っている団体や個人で里親募集されているケースもあります。
雑種の黒猫は前述したように、様々な遺伝子によって唯一無二の個性を持っています。
性格がわかった上でお迎えしたい場合は成猫という選択肢もありますので、たくさんの黒猫を見て検討したい方にもおすすめです。
最後に…
猫の両親ともが黒毛の劣勢遺伝を持っていないと黒猫は産まれてこないということがわかりました。どんな猫の品種にも必ず黒い被毛をもつ猫が産まれるわけではありません。黒猫はとても珍しい猫といえるでしょう。
今でこそ、ハロウィンの仮装で魔女や黒猫を見るとかわいいと思えますが、ハロウィンの歴史をみると黒猫は決していいイメージではありません。ハロウィンでの黒猫の扱いに対しては、黒猫には何の関係もなく全く迷惑な話です。
黒猫にあまりいいイメージをもっていない人には、黒猫はとても人懐っこく性格で甘えん坊だということを教えてあげてくださいね。
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