1.オリエンタルショートヘアの特徴は?
1-1.オリエンタルショートヘアの特徴は?
1-2.オリエンタルショートヘアの見た目と体型
3.オリエンタルショートヘアの飼い方は?
3-1.運動出来る環境を作ってあげる
3-2.オリエンタルショートヘアのしつけ
3-3.オリエンタルショートヘアのケア方法
3-4.オリエンタルショートヘアがなりやすい病気
オリエンタルショートヘアの特徴は?
◆オリエンタルショートヘアの歴史
オリエンタルショートヘアという猫種が誕生したのは1950年代です。
当時、第二次世界大戦による食糧難などの影響から、沢山の血統種の猫が絶滅したそうです。その後絶滅した品種を復活させるために、シャムも様々な異種交配をしていきました。
その時に、シャム猫の特徴である「耳や顔のポイントカラー」の無い猫種を作り出すために交配を重ねた結果生まれたのが、オリエンタルショートヘアであると言われています。
●シャムミックスについての記事はコチラ
シャム猫は歴史のある奥深い猫です。そしてシャム猫と他の純血種とを交配させたシャムミックスと呼ばれる猫もとても魅力的なことをご存知ですか? 今回はそんなシャムミックスについてまとめてみます。
◆オリエンタルショートヘアの見た目と体型
オリエンタルショートヘアの特徴は、何と言っても大きな耳ではないでしょうか。胴体や四肢が細長くスリムで、顔の小ささを引き立てる様に大きな三角の耳が生えています。
瞳はアーモンド型でブルーやグリーン、ゴールドにシルバーと豊富です。頭部はV字形をしていて額から鼻先まで真っ直ぐとしています。
体重はオスであれば3.0kg~6.5kg、メスが2.5kg~5.0kgほど。スラッとした体型は「オリエンタルタイプ」と呼ばれ、他の猫の体型の指標ともなっています。
毛色や毛柄は真っ白な体の子も入れば、縞模様の子、ブチ模様の子もおり非常にバラエティ豊富です。シャムから作られたポイント模様の無いシャムがオリエンタルショートヘアであるため、280を超えると言われる毛柄の種類が存在します。
被毛は短く滑らかで、シルクやサテンの様な光沢のある毛並みをしています。
オリエンタルショートヘアの性格は?
オリエンタルショートヘアは気高そうな見た目に反して人懐っこく甘えん坊な性格の子が多い様です。おしゃべりも好きで構ってちゃんな一面もあり、あまり相手をしてあげないと拗ねてしまう事も…。
もともとシャムも感受性が強く構って欲しがる性格の猫ですが、オリエンタルショートヘアの性格は更に甘えん坊と言われています。座っていれば膝に乗ってきて、飼い主さんに話しかけ、肩の上に乗ってくる子もいるとか。
人間が好きな甘えん坊の性格の猫なので、留守がちな方には向かない猫とも言えます。いつも家に誰かが居て、猫が大好きで一緒に沢山遊びたい方にはたまらない猫ちゃんです。
また、運動能力もとても高く、子供や他のペットも仲良くする事が出来ます。
オリエンタルショートヘアの飼い方は?
オリエンタルショートヘアの平均体重は日本猫と同じぐらい、あるいは少し小柄な体型です。ほっそりとしたスレンダーな体ですが、運動不足になると肥満になってしまいます。日頃から運動を沢山させて体重管理をしてあげる必要があります。
◆運動出来る環境を作ってあげる
オリエンタルショートヘアは上述の通り活発で運動が大好きな猫です。そのため家は遊び回れる環境を整えてあげると良いでしょう。
高めのキャットタワーを用意したり、飼い主さんが一緒に遊べる猫じゃらしなどのおもちゃで沢山運動させてあげましょう。
天井まであるタイプのキャットタワーなら、身体能力の高いオリエンタルショートヘアはピョンとジャンプして上り下りするので、お部屋にあまりスペースが無い方でも運動させる事が出来ます。
ジョイントしてネジでとめるだけで、簡単組み立て。高さ調節は228~273cmまで調節可能。フレームタイプなので奥行きが少なくスペースを取りません。付属の棚板、ハンモックはお好みの位置に取り付け可能。猫専用室内遊具です。
猫には定番の猫じゃらしも色々な種類の物があります。こちらはプロペラの羽音とシャカシャカ鳴るフィルムがついています。棒をジョイントする事も出来るのでロングスティックにして、飼い主さんはあまり動かず猫ちゃんを走り回らせる事も出来ちゃいます。
猫じゃらしは消耗品で沢山遊ぶと壊れてしまうので、我が家は常に3本ぐらいストックしています。
カシャカシャ音にこだわった日本製!大きく振ると「ブンブン」と猫ちゃんが大好きな音を立てて狩猟本能を刺激します。
◆オリエンタルショートヘアのしつけ
猫は犬と違ってしつけるのに時間がかかりますが、オリエンタルショートヘアは比較的賢いのでしつけやすいと言われています。人間が好き故に、飼い主さんをよく観察していて、賢く振舞ってくれます。
しかし、好奇心が旺盛なためイタズラをしてしまう事があります。入って欲しくない場所に入ってしまったり、物をひっくり返してしまったりするかもしれません。オリエンタルショートヘアにとっては悪い事と思ってやっているわけではないので、興味を示しそうな物は見えない様に収納したり、猫の苦手な臭いのスプレーでしつけると良いでしょう。
イタズラは現行犯であれば、その場で大きな声や音を出してしつける事が出来るのですが、帰宅後に発見した場合などは叱っても猫には何の事か理解できません。また、しつけのためと言って猫を叩いたりするのは良くありません。
猫の体に問題のない匂いのスプレーや、声などで「これはダメなんだ」と分かってもらいましょう。我が家は現行犯の時のみ、ただの水が入った霧吹きをコラっと言いながら猫にシュッとします。水なので猫には全く害はないですがとても嫌な様で、イタズラを怒るのには効果抜群です。
◆オリエンタルショートヘアのケア方法
ブラッシングは短毛種のため1日1回程度で良い様です。オリエンタルショートヘア自身もセルフグルーミングをしますので、シャンプーはよほど汚れや臭いが気になる時にだけ行いましょう。
ブラッシングに使用するブラシは、短毛種なのでラバーブラシの様な短く柔らかいブラシでも効果があります。
ブラッシングの際は頭から始めて、毛の流れに沿ってブラッシングしてあげましょう。オリエンタルショートヘアは構ってもらうのが大好きな猫ですから、飼い主さんとのブラッシングの時間はとても嬉しいコミニュケーションの時間になると思います。
◆オリエンタルショートヘアがなりやすい病気
甘えん坊な性格で寂しがりやなので、一匹での留守番が多いとかなりストレスを感じるタイプの猫です。ストレスが溜まってしまうと、食欲不振になってしまったり、脱毛してしまう事もあります。膀胱炎などストレスが原因で起こる病気もあります。
また、運動不足になると肥満となり糖尿病や内臓に負担がかかる原因となります。オリエンタルショートヘアは細身なので肥満にならない様注意が必要です。
オリエンタルショートヘアは知覚過敏症になりやすい猫種とも言われています。原因は詳しくは判明していませんが、ストレスによるものではないかと言われています。
知覚過敏症の症状には、背中に痙攣が起こったり、グルーミングを過剰にしていたり、自分の尻尾を追いかけたりなどの異常行動が起こります。
この病気になってしまうと根気強い治療が必要となるため、日頃からたっぷりと構ってあげて、トイレや部屋を清潔に保って予防しましょう。
猫のリンパ腫は、リンパ球が癌化してしまう病気です。猫白血病ウイルスの感染などの影響で発症する事があります。抗がん剤やステロイドを使っての治療がありますが、治す事は非常に難しい病気です。
ストレスから来る病気は原因も判明しづらく、心因的なものだと慢性的に発症してしまう事もあります。
飼い始めてから飼い主さんの生活環境が変わり、どうしても留守番が多くなってしまったり、構ってあげられる時間が少なくなる場合は、寂しくない様に多頭飼いを考慮してあげた方がいいでしょう。
オリエンタルショートヘアの値段は?
オリエンタルショートヘアは日本国内にも数人のブリーダーがいる様ですが、ペットショップでの販売は珍しいです。
子猫の場合の値段相場は、ペットショップでは15万〜25万円、ブリーダーから買う場合の値段相場は10万〜25万円程度です。ペットショップからの入手が難しいため、ブリーダーから買うのが一般的となっています。
ペットショップなどで販売されている他の猫と比べても、値段は平均的な猫の値段かと思います。人気の毛色や毛柄などもありますし、生後何ヶ月かによっても値段が変動していきます。
インターネットなどで気軽に販売を検索する事も出来ますが、やはり生き物ですので信頼のある方から購入したいですよね。ペットショップでの店頭販売はタイミングもあるので、ペットショップや知り合いにブリーダーの方を紹介してもらったり、動物病院や保護猫などで、里親を探されている方がいないか聞いてみるのもオススメです。
まとめ
とても甘えん坊なオリエンタルショートヘアについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
私も甘えん坊な猫を飼っているのですが、自宅を職場にしていても、構って攻撃は結構大変です。オリエンタルショートヘアの購入を検討されている方は、ご自分のライフスタイルとオリエンタルショートヘアの性格がマッチしているか、ストレスがない様に毎日たっぷりと遊んであげる事が出来るかを考慮して検討してみてください。
甘えん坊は手がかかりますが、べったりと懐いてくれる姿は本当にたまりません。お互いがいいパートナーとなれる猫ライフが送れるといいですね。
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