犬と猫の性格のイメージは?

犬も猫もそれぞれに沢山の魅力を持っていますが、犬が好きな人も猫が好きな人もそれぞれに好きな理由があったりしますよね!勿論、犬種や猫種によってその性格は違ってきますし、うまく説明出来ないけど本能的に好き!という方もおられるかもしれません。
犬と猫は習性的な部分も違いがありますし、犬派も猫派もそれぞれに対するイメージがあったりするものです。
では、一般的に犬や猫はどんな性格のイメージなのでしょうか?
犬の性格のイメージ

一般的に「犬みたい」「犬っぽい」と呼ばれる犬の性格のイメージは、このようなものがあります。
◆犬の性格①飼い主に忠実
昔から犬は飼い主に忠実で、従順な動物と言われています。「お手」や「お座り」「待て」などの指示に従ったり、警察犬や盲導犬などの使役犬は、人間の為に働いたり言うことを聞いてくれます。
犬は元々群れをなす動物なので、その集団生活において上下関係もハッキリとしており、ボスやリーダーを認識する能力があるそうです。それが飼い主をボスと認めた際の忠誠心に繋がっているのかもしれませんね。
◆犬の性格②トリックを覚える賢さ
犬は賢い動物だというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?物を取ってきたり、芸をする犬はそう珍しくありません。
犬は、動物の中でも賢いと言われているチンパンジーやイルカにも引けを取らないほどの知能を持っており、人間でいうところの2~3歳レベルの知能だとも言われています。日常的な会話の中でもある程度の単語を記憶し、きちんとそれを理解しているそうです。
◆犬の性格③他の動物とも友好的
メディアでは、犬が子供や猫などの他の動物達に寄り添って寝ているような光景を見かけますね。
犬は元々群れの中で外敵から身を守るために仲間と寄り添って眠っていたので、一緒に眠るということは信頼の証でもあります。
また、他の動物とも友好関係が築けるのは、犬の持つ遺伝子も関係しています。狼が先祖である犬は、家畜として人間に飼われるようになる過程で、遺伝子が変化を遂げ、社会性や他の動物に対する友好性が芽生えたそうです。
◆犬の性格④愛情表現がわかり易い
犬は飼い主が呼ぶと嬉しそうに尻尾を振って駆け寄ってきたり、外出から帰ると出迎えてくれるなんてイメージがありませんか?
寄り添って寝てくれるなどもそうですが、犬は愛情を注げばその分飼い主を信頼し、わかり易い愛情表現をして返してくれます。
猫の性格のイメージ

一般的に「猫みたい」「猫っぽい」と呼ばれる猫の性格のイメージは、このようなものがあります。
◆猫の性格①自由奔放
猫ってとっても自由な動物だなと感じませんか?
人間でも自由人だなと感じる人はいますが、猫は群れる習性のない動物なので、自分がやりたい事をやりたい時に単独でやりますし、眠い時や気分じゃない時は飼い主さんの呼びかけに振り向きもせず、面倒な事はやりません。THE・自由です!
◆猫の性格②警戒心が強い
初めて会う猫がこちらの様子をジッと観察し、少しでも近づこうもんならものすごい速さで逃げられてしまった…という経験はありませんか?
これは猫種や性格によっても差がありますが、猫は野生の頃の名残りで、警戒心が強いという子が少なくありません。
一度懐いてくれれば擦り寄ってゴロゴロしてくれますが、それでも常に身の危険に備えてが浅い睡眠状態ですし、身の危険をいち早く察知する能力を持っています。
◆猫の性格③気まぐれ
膝の上で寝ているかと思いきや、突然ガブリ!なんて事もある猫。甘えん坊の時もあれば、気分が乗らないととってもクールですよね。
そこが猫好きにとっては可愛いところでもありますが、猫は神経質な一面も持っているので、「私が座りたいから膝に座ったけど、ナデナデがしつこいのは嫌なのよね!」とストレスを感じている事もあります。
◆猫の性格④人に媚びない
犬は群れる習性がある動物なので、ボスと認めた飼い主に媚びるものですが、猫は元々単独行動派です。ですから常に対等であって、ボスや上司は存在しません。
縄張りが守られているのなら、それ以外は人間に対しても挨拶程度のコミュニケーションで充分と考えている猫も多く、その媚びない気高さも魅力の一つでもありますね。
犬みたいな性格の猫がいる!?
上記の猫の性格のイメージで挙げたように、時に気まぐれで素っ気なかったり、人に媚びないとされる猫ですが、最近では犬みたいに賢く、犬みたいに愛嬌たっぷりで飼い主に従順な猫種が増えてきているようです。
飼い主の言うことを聞き、人間大好きで甘えん坊。そして「犬は人につき、猫は場所につく」なんて言葉を覆すかの如く、飼い主さんの後をついて回ったり、犬みたいに芸をする猫ちゃんも話題になっています。
実は犬みたいな性格を持つ猫種は意外と存在します。そんな猫種の一部をご紹介したいと思います。
◆犬みたいな性格の猫①メインクーン
知能がとても高く、「穏やかな巨人」という愛称を持つ猫種のメインクーンは、その愛称どおり、家猫では世界最大と言われる巨体の持ち主です。
優しく穏やかな性格で平均以上の知能を持ち、とても躾がしやすい猫種なので、犬みたいな猫の代表と言っても過言ではありません。
◆犬みたいな性格の猫②シャム猫
すらりとした体格と美しい見た目からクールなイメージを持たれるシャム猫ですが、実は甘えん坊で独占欲が強く、飼い主さんに対する愛情表現がとても強い性格の猫です。
ただし、独占欲からあまり多頭飼いには向かない一面があり、その点は犬みたいな社交的な性格とはいえないかもしれませんね。
◆犬みたいな性格の猫③オリエンタルショートヘア
オリエンタルショートヘアは甘えん坊の代表とも言われており、「人の上に棲む」なんて言われ方をする程人懐っこい猫種です。
愛情深くて賢く、激しく甘えん坊な性格の持ち主ですので、犬みたいと言われるのも納得ですね。
◆犬みたいな性格の猫④ラグドール
ぬいぐるみの意味を持つ「ラグドール(Ragdoll)」から名付けられた猫種だけあって、飼い主さんに抱っこされるのが大好きな猫です。
飼い主さんに従順で、小さな子供にちょっかいをかけられても根気強く落ち着いて接することのできる性格でもあります。
◆犬みたいな性格の猫⑤バーミーズ
とても献身的な性格の持ち主であるバーミーズは、他のどの猫種よりも飼い主さんに遊んでもらう時間が大好きです。犬みたいに社交的な一面も持ち合わせているので、飼い主以外の人にも懐き、子供や他の動物にもなじんで暮らすことができます。
鳴き声が穏やかで静かであることから「慈悲深い猫」と呼ばれる事もあるそうです。
◆犬みたいな性格の猫⑥アビシニアン
アビシニアンは好奇心が旺盛で、とても活発な性格をしています。人間と遊ぶことも大好きで、投げたおもちゃを持って来たりと、まさに犬みたいな一面を持つ猫種です。
小さな子供や初対面の人間にも人見知りせず、他のペットとも比較的仲良くできる性格でもあります。
◆犬みたいな性格の猫⑦スフィンクス
希少な猫種であるスフィンクスは、毛の無い姿が独特の魅力の持ち主で、一度飼うと病みつきになるとも言われています。
シワシワのおじいちゃんのような見た目をしていますが、性格は人見知りもなく犬みたいに甘えん坊です。
◆犬みたいな性格の猫⑧オシキャット
野生的なヒョウ柄のような模様が魅力のオシキャットは、ワイルドな見た目とは裏腹にとっても甘えん坊で寂しがりやさん。人間が大好きで、「犬の魂を持つ猫」という異名を持つ猫種です。
また、犬みたいに社交的で友好的な性格とも言われています。
◆犬みたいな性格の猫⑨サイベリアン
犬のような性格をしていると言われる猫種のサイベリアンは、飼い主に従順で人懐っこく、とても賢いのも特徴です。
素直で躾がしやすい性格で、芸を覚えたりするほど知性が高いため、キャットショーでその芸を披露するなんて子もいます。
◆犬みたいな性格の猫⑩マンクス
しっぽが殆ど無いことが特徴的な猫種のマンクスですが、犬のようにご主人と決めた1人の飼い主に懐くという忠誠心を持っていることも特徴です。
学習能力と運動能力が高く、遊びも大好きなマンクスは、遊びの一環として犬みたいに芸を覚えてくれることもあるようです。
まとめ
今回は犬や猫の性格のイメージや、犬みたいな性格を持つ猫種について紹介させて頂きました。
猫種やその猫によって性格も様々ですし、上記で挙げさせて頂いたように、犬みたいに献身的な性格を持つ猫種も多数存在します。
筆者宅の猫様も犬みたいと思うことがかよくあり、ネズミの玩具や丸めたティッシュを投げろとせがんで来て、ズルズルと引きずりながら取ってきてくれます。
犬みたいな性格も魅力的ですが、猫らしい猫の性格も猫好きにとってはとても魅力的ですし、あの「ツレなさ」もたまりませんよね!
ご家庭の中では、パートナーや家族が犬派であったり猫派であったり分かれることもあるかと思いますが、そんな時には犬みたいな一面を持つ猫種も選択肢の一つになるかもしれません。また、芸を覚えてくれる猫ちゃんが欲しい!と思っている方なども、参考にされてみて下さいね。
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