【掲載:2019.12.06 更新:2025.12.17】
ニャンモナイトとは?

ニャンモナイトとは、猫が頭をおなか側に向けて、カラダを丸くして渦巻き状に眠る寝相のことです。
渦巻き状に丸くなって、まるでアンモナイトのように見えることから、「ニャンモナイト」もしくは「アンモニャイト」と呼ばれています。呼び方は異なりますが、どちらも同じ姿勢のことを指します。

ちなみにアンモナイトとは、古生代から中生代の頃に海で繁栄していた頭足類で、渦巻きの殻をもった生き物です。
◆寒い時期によく見られるニャンモナイト
ニャンモナイトの体勢をしている猫は、手足も体の内側に入れて隠していますので、上から見た形はほとんど円になっています。前足で、自分の後ろ足を抱え込んでいるニャンモナイト姿もよく見られます。
猫の顔や手足がうまく内側に隠れてしまうと、一見猫かどうかわからないほど丸くなり、ふわふわの毛が生えた渦巻きのあるアンモナイト、まさにニャンモナイトとなります。
SNSなどでは、寒い時期になるとこのニャンモナイトの状態になって寝ている猫の画像がたくさんアップされます。ニャンモナイトの姿で眠っている猫のおなか部分に手を入れて、暖かさを楽しむといった飼い主さんもいるようですよ。
◆毛色や模様で様々な個性がでる
さらに、猫の被毛の色によって、様々なニャンモナイトが出来上がります。

by:ミルヒ❄️Milchちゃん【ペット好き専用SNSペットスマイル】
黒猫や白猫など、単色の猫であれば、まるいクッションのようなニャンモナイトが出来ます。

by:ティアラちゃん【ペット好き専用SNSペットスマイル】
キジトラやサバトラなどのトラ柄の猫がニャンモナイト姿で丸くなると、中心から外に向かって柄が放射状に伸びて、縞模様のニャンモナイトになります。

by:マロンちゃん【ペット好き専用SNSペットスマイル】
長毛の猫がニャンモナイトになると、毛がふさふさとした毛玉のようなニャンモナイトとなります。

by:しぃじちゃん【ペット好き専用SNSペットスマイル】
また、猫が複数でニャンモナイト体勢をして眠っていたり、2匹の猫がくっついて丸くなることで、一つのアンモナイトのようになっている「合体ニャンモナイト」を作ったりするなど、様々なニャンモナイトが見られます。
猫がニャンモナイトになる3つの理由

猫がニャンモナイトになるのには、どんな理由があるのでしょうか。
◆寒さから身を守るため
ニャンモナイトは、多くの場合「寒さを感じているサイン」といわれています。
寒くなってくると、猫は丸くなることで、体の熱を逃さないようにして眠ります。一般的には、気温が15℃以下になると、猫は丸くなって眠るようになります。
丸くなることで、冷やしたくないおなか部分を守り、鼻先や手足なども寒さから体を守るために、体の内側に入れます。鼻先や手足を隠してしまうことで、よりアンモナイトに近づき、ニャンモナイトの状態になるのです。
◆身を守るため
警戒心が強い性格の猫は、急所でもあるおなか部分を、丸くなることで隠して眠ります。安心していたり、警戒心がなかったりする場合の猫は、おなかをさらけ出して眠りますが、臆病だったり、安心できない場合には、おなかを隠して眠ります。
猫が一番警戒している時には、おなかを下にして、頭は起こし、足の裏は地面に付いた状態で眠ります。敵に襲われた時などに、すぐに動いて逃げたり攻撃したりできるようにするためです。
ニャンモナイトの状態の時には、丸くなることでおなかを隠していますが、体は横向きで、手足の裏も地面には付いていません。そのため、おなかを守りながらも、強く警戒はしていない状態だといえます。
◆丸くなる体勢が好きだから
猫によっては、寝心地が良いために丸くなるという場合もあります。
猫はカラダが柔らかい動物のため、顔や手足を体の内側に入れて丸くなることで安心して眠れる、気持ちよい、と感じているのかも知れません。結果として、ニャンモナイトの状態になって寝ているということもあるでしょう。
また、猫用のベッドや猫鍋など狭い場所に入って眠る時に、必然的に丸くなるということもあります。その際に寒ければ、猫はより体を丸くして小さくなりますし、暑ければ手足を伸ばして、体だけ丸くなったニャンモナイトの状態になることもあります。
猫の寝相から分かる気持ち
猫の寝相には、丸くなるニャンモナイト以外にもたくさんの姿があります。猫の寝相から、その気持ちについて想像することができます。
◆おなかを上に向けて寝ている(へそ天)
猫がおなかを上にして手足を広げて寝ている姿を、「へそ天」と呼ぶことがありますが、これはとてもリラックスして安心している状態です。
おなかは急所といわれる部分ですから、それを見せて無防備でいるということは、とても安心しているということになります。
生まれて間もない子猫は、母猫や兄弟と一緒にいて、よくおなかを出して眠っています。
一方、成猫になってもおなかを上に向けて眠っている時は、環境が安全だと認識し、一緒にいる飼い主さんや他のペットからも危害が加えられないと判断しているということになります。
また、体の熱を逃す体勢なので、暑い時にもおなかを上にして、手足を広げて眠ることがあります。猫は、気温が22℃を超えてくると、おなかを出して眠ることが増えるとされています。
おなかが風に当たるようにして熱を逃すために、上を向いたり、横を向いたりしているのですね。
◆横になって寝ている
おなかは横向きで、手足を伸ばして眠っている状態は、へそ天ほどではありませんが、こちらもリラックスして安心している状態だといえます。
おなかを上にして眠っていて、寝返りをうって横向きになることもあります。リラックスしているため、おなかを見せていると考えられます。
また、体を長く伸ばして寝ていることになるので、やはり気温が高い時にもこのような寝相になることが多いでしょう。その場合も、もちろん安心できる環境で、すぐに危険はないと猫が判断しているという寝相です。
◆ニャンモナイト
体は横たえていますが、丸くなることで体の熱を逃さないようにして眠っているので、寒いと感じているといえます。
鼻先や手足は体の内側に隠しているため、すぐに動ける体勢とはいえません。この状態の猫は、警戒心は低めで、落ち着いて眠れると判断していると考えられます。熟睡していることも多い寝相です。
◆丸くなって顔を足の上に置いて寝ている
丸くなっているために、一見ニャンモナイトと似ていますが、重なった前足や後ろ足の上に顔を起こして置いたまま寝ています。
ニャンモナイトよりもやや警戒して、何か異常があればすぐ顔をあげて周りを見ることができる、といった体勢です。
野良猫などは、よくこのような体勢で寝ています。おなかを守りながら、周りも警戒しつつ眠っているといえるでしょう。
◆香箱座り

体を立ててスフィンクスのように座り、手足を体の下に丸めて入れている、といった体勢の寝相です。
寝ているといっても、熟睡ではなく、うとうとしている場合によく見られる体勢です。おなかを下にし、体も起こしていることから、何かあればすぐ立ち上がれる状態のため、警戒しながら眠っているといえます。
香箱座りは、すぐに立ち上がりにくいために、安心している体勢だといわれることもありますが、横になったりおなかを上に向けたりしているよりは、周りに気を配った体勢であるといえるでしょう。
体勢は似ていますが、手足を体の下に折り曲げずに、体を起こし、足の裏をしっかり地面につけて丸くなる場合もあります。
これは、香箱座りよりもさらにすぐ動ける状態のため、とても警戒している、臆病であるといった気持ちだといえるでしょう。目を閉じていても、うとうとする程度で、熟睡は出来ない体勢です。
◆飼い主さんにおしりを向ける
背中やおしりを飼い主さんに向けて眠っている時には、相手から危害を加えられることがないと安心している気持ちの表れです。
母猫といる子猫も、母猫の方に背中やおしりを向けてよく眠っています。猫が背中やお尻を向けて寝ていたら、決して嫌われているのではなく、信頼されていると思ってよいでしょう。
◆猫の寝相から分かる気持ちはさまざま
以上のように、眠っているといっても、熟睡できる体勢から、警戒しながらうとうととしている体勢まで、猫の寝相はさまざまです。
また、飼い猫にとっては、家の中はほぼ安心できる場所であるため、自分の好きな寝相で寝ているということもあります。おなかを下にしているからといって、必ずしも警戒しているわけではないということですね。
ただ、気温が低いと丸くなる、気温が高いと体を伸ばしておなかを見せることが多い、ということは変わりません。
ニャンモナイトなど猫の寝相のまとめ
ニャンモナイトは、猫が寒いと感じている時、おなかを守り、熱が逃げないようにしながら眠っている状態です。古代のアンモナイトは絶滅してしまいましたが、現代のニャンモナイトは、寒くなると見られる猫のかわいい寝姿ですね。
猫がニャンモナイト姿で寝ている時には、おなかを上に向けて見せるほどのリラックスはしていませんが、熟睡できるほどの安心感はあるということです。
また、ニャンモナイトの体勢で顔を前足で隠していることもあり、眩しいために顔を隠しているのではないかともいわれます。
猫がニャンモナイトの状態で眠っているのを見つけたら、その神秘的ともいえる姿を眺めながら、そっと見守ってあげましょう。
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