ラグドールの値段はどれくらい?特徴まとめ

2019.07.20

ラグドールの値段はどれくらい?特徴まとめ

体格はちょっと大きいけれど可愛いぬいぐるみのようなラグドール。温和な性格で「癒し系の猫ちゃん」として大人気です。 そんなラグドールの値段からごはんのことまで、知っておきたい特徴をまとめていきます。

【目次】

気になるラグドールの値段は高め?

ラグドール

ラグドール最大の特徴はなんといっても「毛」。ふわふわで触り心地が良さそうなラグドールは、世界各国の猫好きさん達のハートを掴んで大人気です。見た目も可愛いので「飼ってみたい」と思う人も多いかと思います。

でも、まずは気になるのが値段ですよね。

◆どんな方法でラグドールを購入するかで値段が違う

「種として人気がある=高い」というイメージですが、実際にはイコールではないようです。迎え入れるときの状況はさまざまなパターンがあり、それによって値段は違ってくるでしょう。

ラグドールの入手方法として考えられるのは、主に「里親募集から迎える」「ペットショップから迎える」「ブリーダーから迎える」の3パターン。

・里親募集から迎える
「できるだけ安い値段で」と考えているなら、里親制度からラグドールを迎える方法がいいでしょう。

ただ、猫ちゃんの値段はゼロでも受け入れ前の健康診断やワクチン接種、飼育環境の準備費用がかかります。それに、すでに成猫となったラグドールなので、「子猫のうちから飼いたい」という人にはあまり向いていなさそうですね。

・ペットショップから迎える
ペットショップからラグドールの子猫を迎える場合は、20~30万円が中心価格帯となるケースが多いでしょう。「オスかメスのどちら?」「生まれてどのくらい経過している?」によって値段の傾向が異なります。

ペットショップそれぞれによって価格の設定方法も違うため、各店舗のHPをチェックするか、店頭でスタッフさんに聞いてみるといいですね。

・ブリーダーから迎える
もう一つの方法として、専門のブリーダーさんから入手する方法もあります。「血統にこだわりたい」「健康的な個体が欲しい」というときに選ばれる方法かもしれません。

全国各地にラグドールのブリーダーさんは多いですが、その時期の流通量によって価格の変動はあります。販売されているラグドールが少ない時期だと少し高価になるかもしれませんね。

ブリーダーからの購入の場合、10万円前後ということもありますが、ペットショップと同じくらいの20~30万円がだいたいの相場となっているようです。

◆毛色によっても値段が異なる

ラグドールの値段の変動の特徴としては毛の色の付き方があります、ラグドールの被毛のパターンはバラエティー豊か。色のつき方で印象がガラリと変わることから、人気の毛色は高めの値段となるケースが多いでしょう。

珍しい被毛パターンが生まれると、30万円近くと高額になったりもします。


ラグドールの見た目的な特徴

2匹のラグドール

ラグドールはふわふわでシルクタッチの毛が人気です。色の入り方で模様が異なり、「バイカラー」「カラーポイント」「ミテッド」と分けることができます。それぞれの特徴を紹介します。

◆パターン1:バイカラー

バイカラーとは、二つの色にはっきりと分かれている見た目です。白系の淡い被毛色をベースに、耳やシッポ、顔などに濃い色が出ています。

目の間から鼻のあたりを中心として、その上側が濃い色、その下側が白い色。まるで「八」という字のように色が分かれているのが特徴的で、人気がある毛色です。

以下に記載する毛色のパターンよりも、明るめの雰囲気が印象的です。

◆パターン2:カラーポイント

4本足や顔の中心部、シッポなどのポイント以外のよりもボディカラーが薄めな毛色です。

ポイントとなる足やシッポの部分が、濃い茶色なら「シールポイント」、深いグレーなら「ブルーポイント」、赤に近い茶色なら「レッドポイント」と言います。
色の濃淡によって同じカラーポイントでも見た目のイメージがかなり変わるのが特徴です。

ポイントが濃い目のシールポイントは凛々しい雰囲気に見えます。逆に、ポイント部分が柔らかい色合いのレッドポイントなら優しい印象になります。

◆パターン3:ミテッド

ミテッドのラグドールの特徴は、「靴下を履いている?!」と見間違いそうになるところでしょう。4本の足もとは、白い靴下を履いていると錯覚しそうな「白色」で、とても可愛らしい色の入り方ですね。

◆子猫と成猫の時期で色が変わる

いくつかの被毛パターンを紹介しましたが、実は生まれて間もない時期には「全身が白」。育つにつれてさまざまな色が入っていき、2年くらいたってアクセントカラーが落ち着いてくる感じです。

「白い猫ちゃんだな」と思っていたら、だんだんと色が変わってくるのも面白い特徴ですね。


ラグドールは結構重い…?!平均的な体重はどのくらい?

ラグドールという名前には、「ぬいぐるみ」という意味があります。ふわふわ被毛を見ると、そんなネーミングになったのは納得できますよね。ラグドールを飼う人の多くは「抱っこして癒されたい」と思っているかもしれません。

ラグドールは、実際にはちょっと大きめな猫です。個体によって成長したときの体重は変わりますが、5~9キロくらいの体重が平均的。特に、オスの方が重めに育つようで「10キロ以上に成長した!」という子もいるのだそうです。

見た目以上に重くなるのは、筋肉の重さがあるからで、どっしりと重量感が特徴の猫ちゃんなのです。一般的な猫と比べると、「やや重い~重い」と言えるでしょう。

個体差があるので5キロ前後のラグドールなら、時々は抱っこも楽しめそうです。ただ、10キロ近くまで重くなると長時間抱き続けるのは腕が痛くなるかもしれません。

でも、腕のなかでラグドールの温もりを感じると、「重い」という気持ちも吹っ飛ぶくらい癒してくれることでしょう。

また、毛色の落ち着きと同様、体重も時間をかけてゆるやかに増えていきます。体重が軽めの子猫の頃はたくさん抱っこができそうですね。


どんなごはんを食べさせたらいいの?

キャットフード

ラグドールと暮らすなら、「健康でいてほしい」と願うのは飼い主さんとして当然のこと。毎日与えるごはんは、どんなものを与えたらいいかが気になりますね。

「ラグドールにとって必要な栄養を飼い主さんがしっかり管理することが大事です。

◆骨の健康を育む栄養バランス

一般の猫ちゃんよりも少し大きく育つラグドール。体重が重くなるので、それだけ足に負担を強いることになります。

ラグドールのような大型の猫は、「骨の強化」を意識すると、健やかな成長に繋がります。

また、骨をスムーズに動かすには、丈夫な関節が必要。重い体重を支える強固な関節にするには、グルコサミンを代表する「関節の維持」に配慮したフードに注目するのがいいでしょう。

そして高品質なたんぱく質が含まれているのもポイント。骨や筋肉を強くするのと同時に、基礎代謝をあげる目的もあります。

ラグドールは、もともと運動をあまりしない猫のため、体重が増えすぎないような注意もしなければなりません。高たんぱくで筋肉量を維持し、肥満予防に努めることが大事です。

◆被毛のツヤを守るキャットフードを!

ラグドールの特徴であり最大の魅力は、サラサラの被毛です。でも、栄養バランスが悪ければ “ゴワゴワ”やシ“キシキシ”といったツヤのない被毛になるでしょう。

美毛を作り出すためにもたんぱく質をしっかり摂取するのが大事です。

また、毛並み作りに一役買うのが脂肪酸。しなやかでツヤのある見た目をキープするには、たんぱく質や脂肪酸、ビタミンやミネラルなどバランスよく配合されているかもチェックしましょう。

◆年齢別でもフードを変えたい

子猫から成猫へと移行する時期は、フード選びがとても大事です。栄養不足だと小型になるばかりか、不健康に成長してしまうリスクもあります。

また、カロリーが多すぎると体重だけが増えすぎて、関節や内臓への負担も大きくなるでしょう。
それぞれのライフステージに合った適切なカロリー量や栄養成分をサポートしてくれるキャットフードを食べさせたいところ。

基本的に「総合栄養食」と記載されていれば安心ですが、「パピー用」「成猫用」「シニア用」とそれぞれ栄養分やカロリーが変わっています。

子猫の時期には「パピーに必要な栄養素が詰まっているパピー用を与えるなど、年齢に合わせた食事をさせましょう。

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人間の食べ物には注意しよう

猫の市域は、「愛猫」というよりも「大事な家族」という感覚になる飼い主さんも多いかと思います。病気知らずで活き活きと過ごしてもらいたい親心から、ラグドールにたくさん食事をさせたいと考えるのではないでしょうか。

しかも、一般的に猫は狩猟本能を持ち合わせている動物。人間が食事をしている横に来ては「食べてみたい」と言うかのような表情を見せることもあるでしょう。人間の食事に興味を持つのは、猫の本能だから仕方ありませんよね。

そこで注意したいのが「猫に人間の食べ物はNG」という点です。

◆食べると死の危険が迫る可能性

体の構造が人間とは違うため、「人間にとって栄養満点」という食べ物が猫の体を脅かすものとなるケースも少なくありません。特に、ネギ類やチョコレートなどは、食べた後に痙攣などを引き起こしてしまう猫にとっては「危険な食べ物」です。なかには、それらが原因で亡くなってしまうケースもあります。

食べたがっている愛猫の様子を見ると「ダメだよ」と言うのは心苦しい気持ちになりますが、与えることで猫の寿命を縮めることにもなります。

猫のためを思うなら人間の食べ物は与えないようにした方がいいでしょう。

◆病気を発症する調味料

食卓にのぼる日々の食事は、塩や醤油などで「美味しい」と感じるように味付けをしてあります。そんな調味料も猫にとってはよくありません。

私たち人間にとっては、体のなかで適度な塩分をキープするのは生きていくうえで重要なことです。汗をかいて塩分を排出すれば足りない分を補うようにしなければなりません。しかし、人間と体の構造が違う猫は、それほどの塩分は必要としないもの。

そんな体に塩分が大量に入った人間の食べ物を与えると腎臓にかなりの負担がかかってしまうでしょう。たった少量でも猫の体にとっては塩分過多となることも。

人間同様に猫にとっても塩分は大切な成分です。ただし、体の小さな猫に人間と同じ感覚で与えるのはよくありません。調味料で味付けされた食事を避けることはもちろんですが、キャットフードのナトリウム含有量にも注目するといいでしょう。

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ラグドールの特徴的な性格 それは「癒し系」

ラグドールの基本的な性格は、おっとりとして穏やかです。人間に抱っこされるのも苦手としないのは、猫としてはレアなタイプかもしれません。

従順なところがあって、人間と一緒に暮らすと自分から距離を縮めようとする様子も見られます。

根本的に激しい動きや賑やかさを好まないので、家族の近くで寄り添って存在することが多いでしょう。その優しい姿はまさに癒し系です。

ただし、子猫のときはちょっとパワフルなところも特徴の一つ。数年かけて成猫になり体重も増えていきますが、それとともに性格も温和に変化していきます。

人懐っこい性格で、他の猫ちゃんとも上手くやっていける素質があります。


まとめ

ラグドールを購入するとき、値段を気にする人も多いかと思いますが、「どこから迎えるか」「どのくらいの月齢で迎えるか」などでも値段が結構変わることを前提にしておいた方がいいでしょう。

また、迎え入れてから重要なのは、ごはんのことです。総合栄養食であれば猫に必要な栄養がサポートされますが、市販されているキャットフードは種類がたくさんあり、低品質のものもあるので気をつけましょう。ラグドールのために栄養管理をしっかりと考えたうえで選ぶようにしましょう。

おとなしいラグドールは手がかからず、「癒しの存在」となってくれそうです。



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中岡 早苗

中岡 早苗

可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。


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