猫におすすめあったか用品は湯たんぽ!使用時のメリットや注意点をご紹介

2020.12.30

猫におすすめあったか用品は湯たんぽ!使用時のメリットや注意点をご紹介

猫はモフモフの毛皮を身に着けていながら、実は寒がりな動物です。そんな寒がりな猫にとって辛い時期でもある、冬。どうにかして愛猫を安全に、あたためられないか考えたことはありませんか?猫をあたためる暖房器具として、最近注目を集めているのがペット用の「湯たんぽ」です!どこか懐かしさを感じるアイテムですが、おすすめの商品と言われる所以は、果たしてどんなところにあるのでしょうか?猫に湯たんぽを使うメリットや注意点についてご紹介します。

【目次】

猫が寒がりと言われる理由とは?

温まる猫

猫は冬の寒い季節になると、体を丸め、じっとしている時間が多くなります。

猫が自らの言葉で「寒いの嫌い!」と言ったわけではないので、根拠はありませんがいくつかの仮説が存在していることをご存知でしょうか?

猫が寒がりと言われている仮説を、ご紹介していきたいと思います!

◆猫の先祖が砂漠で生活していたから

猫の祖先は砂漠地帯で暮らしていた、リビアヤマネコであると言われており、暑さへの態勢は強いですが、寒さへの態勢は整っていないようです。

この根本的な性質は、今を生きている猫たちにも受け継がれているので、寒い時期にはじっとしてやり過ごしている猫が多いのかもしれません。

ですが猫の種類の中には、メインクーンやノルウェージャンフォレストキャットといった、寒さに強い大型の長毛種の猫も存在しています。

極寒の地位で育った血統のロシアンブルーなどは、短毛種であっても寒さに強いと言われています。

これらの猫種に共通するのは、被毛が二重の構造となっているダブルコートに分類される猫たちなので、このような特別な毛並を持ち合わせている猫に比べると、シングルコート(被毛が一重)の猫は寒さに弱いと言えるのかもしれません。

◆筋肉量が少ない

猫と比べると犬は散歩をする習慣があるので、足腰の筋肉が発達しています。

反対に猫は運動量も少なく、一日の大半を眠って過ごすので、筋肉が自然と発達することは無いと言えるでしょう。

筋肉や脂肪は体内の熱を産生させる働きをしてくれるので、寒いと感じれば体の内側から熱を発生させ、一定の体温に保とうとしてくれます。

筋力の少ない猫はこの働きが最小限にしか働かないので、体を丸めて体内の熱が逃げないように工夫し、寒さに耐えているのかもしれません。

◆あたたかい場所を見つけるのが得意

猫は寒いと感じたときに、あたたかい場所を求めて移動をします。

家猫であれば飼い主さんの膝の上や、こたつの中、ストーブの目の前など、気付くと一番あたたかい場所に居ることが多いです。

あたたかい場所に居る=寒がりと考えることも出来ますよね。

ですが猫は身体で寒さを感じる訳ではなく、鼻に入ってくる空気で温度を計測しています。

なのでストーブなどのいきなり熱をあげる暖房器具は、猫にとって危険な商品でもあるのです。

このような点からも、湯たんぽへの需要が上がってきたとも言えますよね。


湯たんぽ好きな猫の画像5選

寒い季節に愛猫の安全を第一に考えて、湯たんぽを利用している飼い主さんはとても多いようです。

そしてそのほっこりしたあたたかさに、ハマってしまう猫ちゃんも続出しているのだとか…。

どんな風に猫ちゃんたちが湯たんぽを愛用しているのか、見てみましょう!

◆湯たんぽを枕代わりに…


まさに至福の時間とも言えるような、素敵な寝顔をしているこちらの猫ちゃん。

枕の代わりにしているのは、あたたかい湯たんぽのようです!

しっかり肩にまで毛布をかけて、まるで人間のようですよね!

◆2つとも譲らにゃいにゃ!

寒い時期のこの2つの湯たんぽは、こちらの猫ちゃんだけの物なのでしょうか。

「これは私のだから譲らにゃいから!」と主張しているようで、なんとも可愛らしいですよね。

器用に体を乗せて暖をとっている姿は、さすがの一言です。

◆大事な肉球は念入りに

肉球はとても敏感な場所なので、念入りにあたためているのでしょうか?

猫ちゃんによっては湯たんぽの利用の仕方もさまざまなので、見ているだけでほのぼのした気持ちになってきてしまいますよね。

肉球を念入りにあたためたあとは、どこをあっためたのかな?

◆湯たんぽが待ちきれない!

飼い主さんがゆたんぽのお湯を沸かし直しているところに、ちょっかいを出しにくるこちらの猫ちゃんは、湯たんぽが待ちきれないようです。

こんなに湯たんぽを溺愛してくれるなんて、飼い主さんも嬉しいですよね。

やけどに注意すれば湯たんぽは安全ですし、飼い主さんが全て手作業で用意してくれるので危険は少ないと言えるのではないでしょうか。

◆絵になる湯たんぽ

なんとも趣のあるこちらの猫ちゃんですが、湯たんぽとストーブの光が、とてもいい味を出していますね!

飼い主さんが傍で見てくれているのなら、ストーブを使用していても安心出来ることでしょう。

こんな表情を見てしまうと、湯たんぽへの期待値が更に上がってしまいますよね!


猫に湯たんぽを使うメリット

湯たんぽ

ポテンシャルの高い湯たんぽですが、冬に湯たんぽを利用している猫の飼い主さんは、湯たんぽのどんな部分にメリットを感じているのでしょうか?

猫が湯たんぽを使用するメリットを挙げてみたいと思います。

◆安全に使用出来るから

何よりも湯たんぽは、安全面でとても優れていると言えるのではないでしょうか。

沢山の種類がある暖房器具の中で、唯一湯たんぽは電気やガスなどを使用することがありません。

電気やガスを使用する商品は、どうしても家を留守にする際に不安に感じてしまうことがありますよね。

もし故障して火事になってしまったら、猫の体に熱が伝わってやけどをしてしまったら…など、確実に安心出来る要素がすくなすぎるのが難点です。

その点お湯を入れるだけの湯たんぽは、お湯のあたたかさだけでじんわりと猫の体をあたためてくれるので、外出中も心配が不要となりますよね。

◆猫の体温と近い温度を感じられるから

猫の体温は平均38度と高めですが、湯たんぽはじんわりと体をあたためてくれるので、まるで母親の胸の中で眠っているような、心地よさを感じさせてくれるのかもしれません。

なので湯たんぽを溺愛してしまう子はとても多く、ぴったりと寄り添って使用している子が目立ちますよね。

そしてシニア期に差し掛かった猫は、筋肉も脂肪も落ちていることが多いので、寒さに弱い上に、急激にあたたかくしてしまうと、具合を悪くしてしまうことがあります。

なのでじんわりと熱を体に伝えてくれる湯たんぽは、高齢の猫も喜んで使ってくれることが多いのですよね。

猫が使う湯たんぽに入れるお湯は、50~60℃程度がおすすめの温度であるとされています。

もちろんそのまま猫の皮膚に触れさせてしまうと低温やけどを起こしてしまいますので、カバーやタオル、そしてお気に入りの毛布などにくるんで使用させてあげるようにしましょう。

◆コスパが良いから

飼い主さんにとっては、毎日かかる電気代も気になってしまうところですよね。

その点湯たんぽはお湯を沸かして容器に入れるだけなので、電気代が全くかかりません!

また、電子レンジであたためて使用出来る商品も沢山販売されていますので、朝などの時間が無いときに、お湯を沸かす暇がない飼い主さんにピッタリです。

時短も出来て電気代もかからない湯たんぽは、コスパ面でも満足させてくれる商品であると言えるでしょう。

また飲み終わったペットボトルを再利用して、湯たんぽとして使用しているご家庭も多いそうです。

ペットボトルであれば置き型の湯たんぽとしても使用出来ますので、ケージ内やこたつに立てて使用することも出来ますので、湯たんぽの可能性はひたすら広がるばかりですよね。


猫に湯たんぽを使う時の注意点

注意する指

とても利便性の高い湯たんぽですが、安全に使用するために、いくつか注意しなくてはいけない点があります。

その注意点さえ守ってしまえば、愛猫が溺愛する暖房器具として長く利用出来ると思いますので、是非参考にしてみてくださいね。

◆熱湯を入れない

湯たんぽは時間が経過すると、どんどん中に入れたお湯が冷めていってしまいますが、だからといって熱湯を入れて猫に使用するのは止めましょう。

猫は熱いと感じても、触れる場所をずらすなどの知識を持ち合わせていないので、気付いたときには低温やけどを起こしていることがあります。

その後も猫の皮膚は被毛で隠れているので、飼い主さんが気付くことが出来るのは、もっと別の重い症状が見られたときになってしまうと言えるでしょう。

カバーやタオルなどを駆使して、猫の肌を傷めない工夫が必要となってきます。

◆お湯がこぼれないか確認する

お湯を入れるタイプの湯たんぽは、しっかりとフタをしないと中のお湯がこぼれて、猫がやけどをしてしまいます。

なので湯たんぽにお湯を入れた際には必ず、フタがゆるんでいないか、逆さにしてもお湯がこぼれてこないかの確認はするようにしましょう。

使用途中に中のお湯が外にこぼれてしまえば、せっかく愛猫が寒さを感じないように用意した湯たんぽが、全く機能してくれないので、愛猫に寒い思いをさせてしまうことになってしまいます。

忙しい時間帯でも、最低限お湯がこぼれないかの確認は、怠らないようにしてくださいね。

◆ペット用の商品を使用する

猫が使用する湯たんぽは、人間が使用している商品でも問題なく使用出来ますが、より安全を求めるのでしたら、ペット用の商品を購入して使用すると良いでしょう。

猫や犬向けに開発された湯たんぽは、ペットにとって何が重要であるかの注意書きが、必ず書いてあるからです。

人間のルールではなく、ちゃんと猫のルールでの使用方法が記載されているので、安心して使用することが出来るのでおすすめです。

猫が使用出来る湯たんぽの中には、お湯を入れて使用する商品や、レンジであたためて使用する商品、置き型の商品など、沢山の種類が販売されているので、愛猫の好みに合わせて選んであげることが出来ますよ。

もちろんペットボトルなどを再利用して、湯たんぽとして使用するのも良いですが、その際はタオルや毛布などでカバーをして、愛猫が低音やけどを起こさないような配慮をするようにしましょう。

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猫の湯たんぽまとめ

電気を使用しない湯たんぽは、普段使いだけでなく災害時にも活躍してくれますので、一家に一つあると、安心出来るアイテムとも言えますよね。

寒い季節の暖房器具は何を選ぶべきか悩んでいるのであれば、是非湯たんぽの購入を検討されてみてはいかがでしょうか。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。

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