1.猫のケージは手作りできる?
2.猫のケージ手作り方法
2-1.すのこ
2-2.ワイヤーネット
2-3.木材
2-4.イレクターパイプ
3.猫の手作りケージの作り方
3-1.材料
3-2.手順
3-2.仕上げ
4.猫の手作りケージのメリット
4-1.費用が安い
4-2.成長に合わせて組み替えられる
4-3.処分が簡単
5.猫の手作りケージのデメリット
5-1.手間がかかる
5-2.耐久性が低い
6.まとめ
猫のケージは手作りできる?
ケージとは中に動物を入れるための、檻やカゴなどの総称です。
猫のいるご家庭では、お留守番のときや猫を隔離しておく理由があるときなどに出番が多くなるアイテムですよね。
基本的に既製品を購入しないと設置出来ないイメージが強いケージですが、なかなか理想的なデザインやサイズの商品を見つけるのは、結構大変に思ってしまう飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなときふと頭を過ることといえば、ケージは手作り出来ないものなのだろうかということですよね。
格子状のネット素材が一般的ですが、このネット素材をワイヤーなどで手作りするとしたら、多分職人さんでなければ器用に形を作ることは難しいと思います。
「じゃあ、やっぱり手作りなんて夢のまた夢なんじゃ…」と思ってしまうところですが、ある材料を使えば、意外と簡単にケージを手作りすることって出来ちゃうんですよね!
DIY初心者の飼い主さんでも、簡単にケージを作れる方法がありますので、まずは実際にケージを手作りしたことのある、飼い主さんたちの力作を参考にしてみましょう。
猫のケージ手作り方法
猫の手作りケージには、どんな素材を使えるのでしょうか。
ネットにはたくさんの猫オーナーさんが作った手作りケージが紹介されています。
その中でも多く疲れているものをご紹介します。
◆すのこ
100均やホームセンターなどで購入できるすのこを組み合わせて作る手作りケージです。
すのこは様々なサイズが販売されているので、自由に設計して希望の大きさのケージを作れるでしょう。
木でできているため、インテリアにも馴染み取り扱いも簡単なため、DIYをする方に人気です。
◆ワイヤーネット
こちらも100均などで手軽に手に入る素材です。
特別な機器がなくても切ったり曲げたり加工することができるため、DIY初心者の方にも人気なようですよ。
さまざまなサイズが販売されている他、近年はおしゃれなブラウンやアイボリーなどのカラーも販売されています。
また、ワイヤーネット同士を連結する部品やフックなど、専用の部品も充実しています。
◆木材
DIY上級者では、木材を購入してケージを作成する方もいるようです。
ホームセンターでは木材のカットを受けている所もありますので、設計した上でキレイにカットしてもらって作成できます。
木材で手作りしたケージは耐久性があり、キャットタワーやキャットウォークが中に備え付けられている大作を作っている人もいるようですよ!
◆イレクターパイプ
矢崎化工株式会社から販売されていえる、イレクターパイプもDIY界で人気があります。
イレクターパイプとは、プラスチック被膜されているスチールパイプです。軽くて取り扱いやすく、DIYによってさまざまな作品が作られています。
専用のジョイント部品で接続し、ドアや棚受けも作ることができる自由度の高さがあるため、ケージを置きたいスペースに合わせて設計ができますよ。
公式HPでは、イレクターを使用した作品をユーザーさんが投稿しています。猫用の手作りケージを投稿している方もいるようです。
Diy-Lite:矢崎化工株式会社
猫の手作りケージの作り方
初めて猫のケージを手作りするのなら低価格でDIYが出来る、100均で購入可能な材料での手作り方法です。
コスパもよく、万が一猫ちゃんが使用してくれなかったとしても、ダメージが少なくすみますよね。
簡単に出来る手作りケージの作り方は、以下の通りです。
◆材料
材料は全て100均で揃えられるので、難しいことは考える必要がありません。
・結束バンド
・連結ジョイント
・突っ張り棒
100均にはワイヤーが元となったネットが売られているので、作りたいケージのサイズ分、購入が必要となってきます。
お店によって展開しているサイズが異なり、そこだけ注意が必要と言えるでしょう。
ですのでワイヤーネットを購入する際は、同じ100均でサイズを揃えて購入するのがおすすめです。
あとは欠かせないのが結束バンドですね。
連結ジョイントも売られていますが、結束バンドでも事足ります。
突っ張り棒はステップを作ったり、強度を強めたりするために使用するので、用意できなくてもOKです。
◆手順
今回は一番簡単で小さめの作り方となりますが、例として「①17×11マス(約62×40cm)」と「②11×11マス(約40×40cm)」の、2種類のワイヤーネットを利用した手作り方法です。
①のワイヤーネットが2枚、②のワイヤーネットが4枚、計6枚が必要となります。
まず①のワイヤーネットを、何箇所か結束バンド(連結ジョイント)で連結します。
この①のワイヤーラックは天井面と背面になりますので、その両サイドに②のワイヤーネットを一枚ずつジョイントして、壁を作ります。
そして前は開閉可能なドアにしたいので、2枚余っているうちの②のワイヤーラック1枚をどちらかの壁の手前部分と天井面に固定して連結。
もう1枚の②のワイヤーラックは開閉出来るように、壁の手前部分のみ連結します。
そうすることによって、前方部に扉が出来ますので、猫ちゃんが出入り出来るドアが完成します!
ドア部は洗濯ばさみなどで留めれば、ドアノブ代わりになるので便利ですよ!
◆仕上げ
ケージの形が出来たのなら、結束バンドを使用した場合は、猫ちゃんがケガをしないように後処理をしましょう。
長く余った部分は切り落とすのですが、切り口が鋭利になっていることがあるので、切り口をやすりなどで削ると良いでしょう。
その際爪切り(人間用)が活躍しますので、爪きりで結束バンドを切り、その後に爪きりのやすり部分で削るだけなので、とっても簡単に後処理が出来ますよ!
そして強度が足りないと思うようでしたら、突っ張り棒を連結部分に結束バンドで更に連結させて強度を足しましょう。
床に面する部分にワイヤーラックは使用していないので、タオルや毛布などを敷いてあげてから使用してくださいね。
猫の手作りケージのメリット
とても簡単に手作りが出来るケージですが、やはり簡単に出来るということはメリットも多いはずですよね。
やはり以下のようなメリットが、魅力的に感じる所以なのではないでしょうか。
◆費用が安い
何よりも費用が安く済むのが嬉しいですよね!
既製品であれば1万円超えが当たり前のケージですが、手作りであれば数千円で済むこともあります。
猫が使ってくれなかったとしても、損をした気分にならなくて済みますよね。
◆成長に合わせて組み替えられる
小さいサイズのケージであれば、子猫から使用することが出来ますし、成長して体がおおきくなれば、ワイヤーネットを買い足して組み替えれば、長く使用することが出来ます。
既製品のケージは子猫には大きすぎることがありますので、成長によって組み替えられるのは有難いですよね。
◆処分が簡単
ケージが不要になったときには、結束バンドをニッパーなどで切ってしまえば、ワイヤーラックを外すことが出来るので、処理もとても簡単です。
ゴミとして処分するにも、粗大ゴミ扱いになりませんし、別の目的でワイヤーラックを再利用することが出来るので、最後まで無駄になりません。
猫の手作りケージのデメリット
メリットがある分、デメリットも存在します。
手作りのケージには、どんなデメリットがあるのでしょうか?
◆手間がかかる
DIYにあまり慣れていない方からすると、設計を考えて材料を買いに行き、一から組み立てる行為は手間になってしまうかもしれません。
時間に余裕がないと手作りは難しいので、手間を少しでも省きたい方であれば、既製品の購入の方が望ましいのかもしれません。
◆耐久性が低い
100均で売られているワイヤーラックはとても柔らかく、耐久性が低いのも事実です。
ケージは猫を中に入れて使用する物ですが、猫ちゃんによってはケージの上に乗って遊んでしまう子も居ることでしょう。
そうなると猫の体重によっては壊れてしまうこともありますので、事故に繋げないためにも注意が必要です。
耐久性は、やはり計算して作られている既製品の方が安心でしょう。
まとめ
難しいと思われがちな手作りのケージですが、一時的な使用が目的であれば、コスパの良い100均の材料を使った手作りが便利です。
100均のワイヤーネットを使えば作り方も簡単なので、シンプルで機能性の高いケージを作ることが出来るでしょう。
小さいケージに仕上げれば収納もラクですし、大きいケージに仕上げれば中にキャットフードや飲み水も設置してあげられますよね。
アイデア次第で手作りケージの幅は広がっていきますので、DIYで楽しく愛猫が喜ぶケージを作ってみてはいかがでしょうか。
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