- 1.どうして柄や色にたくさん種類があるの?
- 2.ブリティッシュショートヘアの毛色
- 3.ブリティッシュショートヘアの毛柄
- 4.こんな可愛らしい柄も!
- 5.ブリティッシュショートヘアの基礎情報をおさらい!
- 6.まとめ
2-1.ブルー(グレー)
2-2.クリーム
2-3.ブラック
2-4.チョコレート
2-5.ライラック
2-6.シナモン
2-7.ホワイト
2-8.ブリティッシュショートヘアーの子猫と出会うには…
3-1.クラシックタビー
3-2.マッカレルタビー
3-3.スポッテッドタビー
3-4.ティップド
3-5.バイカラー
3-6.ダイリュートキャリコ
5-1.ずんぐりとした見た目
5-2.穏やかで自立心の高い性格
5-3.飼い方
5-4.実はあのアニメのモデル
ブリティッシュショートヘアのパターンとカラーが豊富な理由は?
模様(パターン)と毛の色(カラー)は両親の猫から受け継いだ遺伝子によって決まります。
きょうだいでもまったく同じ遺伝子を受け継ぐわけではないので、柄どころか色もまったく違うということが多々あります。
また、純血種は「毛色はこの色だけ」と指定されていることが多いですが、ブリティッシュショートヘアはカラーの決まりがありません。
そのため、同じブリティッシュショートヘアでもパターンやカラーが様々となります。
ブリティッシュショートヘアの毛色
まずは、ブリティッシュショートヘアの毛色についてご紹介します。
◆ブルー(グレー)
青みがかったグレーの毛色を、猫の被皮の色に使う時は「ブルー」と表します。黒色に色素を薄める遺伝子が入ってブルーになります。
ブリティッシュショートヘアの中では一番有名な色で、ブルーのブリティッシュショートヘアは「ブリティッシュブルー」との呼び名が付くほどです。
色味はグレーですが、太陽の光に当たると毛先が輝く銀色にも見えます。ブリティッシュショートのブルーは「永遠の傑作」と呼ばれ、世界的にも評価されている、とても綺麗な毛色です。
◆クリーム
クリームは黄色みがかった薄茶色です。明度が白に近いため、柔らかな印象の毛色です。
クリームは黄色みがかった毛色ですが、実はレッド系の色です。そもそも猫の毛色でいう「レッド」は色相環でいう赤ではなく、茶色とオレンジの中間色のような色をしています。そのレッドを薄めるとクリーム色となるわけです。
購入は、数は比較的少ないもののペットショップでクリーム色のブリティッシュショートヘアを見つけることはできるでしょう。手間を少なくするには、ネットであらかじめ調べておくと無駄足が減ります。
◆ブラック
一般的に思い浮かべる黒猫と同じ色です。ブリティッシュショートの密度濃い黒い被毛に銅色や金色の目がキラっと光ります。鼻や耳も黒色なので、特に目が目立って綺麗に見えます。
ペットショップではあまり出回らないため、ブリーダーから購入する場合が多いようです。初めて猫を飼う方は、心配であれば近隣のペットショップに問い合わせてからでも良いかとおもいます。
もしペットショップで出会えたら、それは運命かもしれませんね!
◆チョコレート
黒よりの茶色(ダークブラン)をチョコレートと呼びます。黒やブルーに比べて柔らかい印象になります。
チョコレートは比較的新しい色で、1990年代では珍しい毛色とされていました。
現在では、日本でもチョコレート色のブリティッシュショートヘアのブリーダーさんが国内にいらっしゃるようです。どうしてもチョコレート色が良い!という方は連絡を取ってみてはいかがでしょうか。
◆ライラック
ライラックはチョコレートを薄めた、ピンクがかったブルーグレーです。ライラックは元々花の名前で、藤はラベンダーのような紫色です。
猫の毛色としてのライラックは紫色ではありませんが、ピンクが気持ち程度入った薄いグレーを指します。
また、鼻と肉球がピンク色でないとライラックとして認められません。
◆シナモン
シナモン・スティックに似た、赤みがかった薄茶色です。よくパンケーキやフレンチトーストの上にかかっている、シナモンパウダーの色を想像していただくとわかりやすいでしょう。
シナモンは赤みがかっていますが、実は黒が突然変異してあらわれた毛色です。ユーメラニンという黒を基調とした色素が関係しています。
チョコレートも黒系の毛色で、シナモンはチョコレートがもっと薄まった毛色です。
◆ホワイト
ホワイトは毛色に白以外が一切混ざっていない毛色です。ホワイトは白い遺伝子から現れる場合と、アルビノとして現れる場合があります。アルビノ由来であれば目の虹彩にも色が出ないため、血液の色が透けて赤色となります。
また、白い遺伝子由来のブリティッシュショートヘアのホワイトは「オレンジ・アンド・ホワイト」と「ブルー・アンド・ホワイト」の2種類に、目の色によって分けられています。名前の通り、前者は目の色がオレンジ、ゴールド、カッパーなどのオレンジ系、後者はブルーです。
ただし、子猫であればみんなブルーの目をしています。これはキトンブルーと呼ばれます。ブリティッシュショートヘアがブルーの目を持っているかどうかは、生後12週間ほどしないとわからないでしょう。
◆ブリティッシュショートヘアーの子猫と出会うには…
ブリティッシュショートヘアーをペットショップで探すなら、ペットの専門店コジマの公式サイトをチェック!
ペットの専門店コジマでは、専属の獣医師さんによる健康診断や遺伝子病検査(特定の犬種・猫種)を実施している他、トリミングサロンや動物病院、マナー教室の運営など、子犬・子猫をお迎えした後のサポートも充実しています♪
▶ペットの専門店コジマで出会える ブリティッシュショートヘアー一覧はこちら |
ブリティッシュショートヘアの模様
次に、ブリティッシュショートヘアの模様についてご紹介します。
◆クラシックタビー
よくあるトラ柄が、シマシマではなく渦巻模様になっている模様をクラシックタビーと呼びます。しっぽにはリング状の模様があります。
色の組み合わせはいくつかあり、レッド・クラシック・タビーは、薄いレッドと濃いレッドで構成されます。目尻にクレオパトラのようなアイラインが入っていると、とても魅力的な見た目になります。
◆マッカレルタビー
トラ柄のシマシマが体の側面を縦方向に走っている模様をマッカレルタビーと呼びます。背骨には、一本のストライプが入っています。
模様が魚の背骨のように見えるため、「サバ(マッカレル)」が名前に入っています。しっぽは、クラシックタビーと同じくリング状の模様があります。
◆スポッテッドタビー
トラ柄のしましまが分割されていて、スポット(斑点)のように見える模様をスポッテッドタビーと呼びます。全身にスポットが入っていないと認定されません。
スポッテッドタビーは、白に近い銀色の地に黒いスポットのあるシルバー・スポッテッドや、スポットがブルーになるブルー・スポッテッド、濃淡の異なるレッドで構成されるレッド・スポッテッドなど組み合わせは様々です。
今はシルバー・スポッテッドの人気が高いです。まるで気高い白ヒョウのようですよね。
◆ティップド
1本1本の毛が根元から毛先にかけて2色のグラデーションになっている被毛のことを、ティップドと呼びます。
色づく長さによって3つに分けられており、短いものからチンチラ、シェーデッド、スモークと分けられます。
◆バイカラー
白の地に他の色がハッキリと混ざっている模様をバイカラーと呼びます。
クリーム・アンド・ホワイトやブルー・アンド・ホワイト、ブラック・アンド・ホワイトなど発現する色は様々です。組み合わせによってとても愛らしく見えたり、気高く見えたりする奥の深い模様です。
◆ダイリュートキャリコ
ダイリュートは「希釈された」「薄めた」、キャリコは「三色のまだら」を意味します。名前のとおり、薄い色が三色入った柄をしています。
もともとキャリコは黒・白・レッドですが、薄まってダイリュートキャリコはブルー(グレー)・白・クリームの三色になります。
こんな可愛らしい柄も!
◆ハチワレ
顔の毛色が、鼻筋を境にして八の字に2色に分かれている模様をハチワレと呼びます。
実は日本で2番目に多い柄と言われていますが、ブリティッシュショートヘアにもハチワレ模様があらわれる場合があります。黒、ブルー、ライラックなど色によって印象も変わります。
◆靴下
足先だけが白くなっている模様を靴下と呼びます。海外でもSocksと呼ばれるので、全世界共通ですね。
みなさんご存知の「長靴をはいた猫」の童話に出てくる猫は、靴下模様のブリティッシュショートヘアがモデルと言われています。
白い部分の長さによって、実際の靴下に合わせて短いものから「足袋」「ソックス」「ニーハイ」と表現されます。呼び方だけで可愛らしさが伝わるのではないでしょうか。
それぞれ片足だけ履いていたり、長さ違いの靴下をはいていたりと、違いも楽しめます。
ブリティッシュショートヘアの基礎情報をおさらい!
ブリティッシュショートヘアの毛色と毛柄についてご紹介したところで、ブリティッシュショートヘアの基礎情報をおさらいしてみましょう。
◆ずんぐりとした見た目
【体格】
セミコビーという筋肉質で足が短いタイプです。成長は遅く、5歳程度でやっと大人の体付きになります。体重はオスで4~8kg、メスで3~5kgほどです。
がっしりとした体に短い毛がびっしりと生えています。その触り心地はまるでベルベットのようです。被毛はダブルコートなので、春と秋に換毛期がやってきます。
猫は自分で体を舐めて余分な抜け毛を取りますが、この季節は飼い主がブラシでグルーミングを手伝ってあげましょう。
【顔立ち】
丸顔でふっくらした頬をしています。目の色も様々ですが、だいたいはオレンジ、胴色、金色のいずれかです。ただ、毛色が白の場合は、目が澄んだブルーをしていることが多いです。
また、毛色がシルバーの場合、目の色が珍しい緑色になることがあります。
【寿命】
14~20歳ほどです。猫にしては長寿な種類ですので、お子さんの成長と一緒にブリティッシュショートヘアの成長も楽しめるでしょう。
◆穏やかで自立心の高い性格
性格は物静かでとても穏やかです。また、賢く自立心が高いので抱っこはあまり好みません。その反面、ムダ鳴きがほとんどないのが嬉しい点ですね。
見た目だけではなく性格にも貫禄があるのが、ブリティッシュショートヘアです。
◆飼い方
【静かな環境を用意する】
ブリティッシュショートヘアは、騒がしい場所は苦手とします。一人暮らしや夫婦暮らしなど、ある程度落ち着いた生活をしている方にオススメです。
【食事に気をつけて病気を防ぐ】
ブリティッシュショートヘアは、心臓の筋肉が厚くなってしまう「肥大型心筋症」にかかりやすいとされています。
5歳前後で発症しやすいので、食欲がない、元気がないなど、いつもとの違いを感じた際は動物病院で診てもらいましょう。
また、筋肉が多い故に、運動を怠ると脂肪が増えて肥満体形になってしまいます。
筋肉量を保つために高たんぱく・高カロリーな食事は保ちつつ、おもちゃで遊んだりキャットタワーを用意することで運動を促進しましょう。
【血液型をチェックしておく】
猫のスタンダードはA型ですが、ブリティッシュショートヘアは珍しくB型が4割もいます。他の猫種から輸血してもらえない可能性もありますので、あらかじめ血液型チェックをしておきましょう。
◆実はあのアニメのモデル
ブリティッシュショートヘアは「不思議の国アリス」に登場するチェシャ猫のモデルとしても知られています。有名な童話のモデルになっているところが、イギリスの猫としての歴史を感じさせますね。
まとめ
ブリティッシュショートヘアの毛色・毛柄をご紹介しました。
色にも柄にもたくさん種類があるのがブリティッシュショートヘアの良いところですよね。ぜひお気に入りの子を見つけていただければと思います。
– おすすめ記事 –
・ブリティッシュショートヘアーはどんな猫?性格や値段は? |
・シャルトリューとブリティッシュショートヘアの違いは? |
・ムチムチの体型が魅力!ブリティッシュショートヘアの体型維持に必要なこととは? |
・肥満に注意!ムチムチ体型が魅力のブリティッシュショートヘアの気になる病気 |