- 1.子猫がリラックスして安全に過ごせる環境づくりをして迎えよう
- 2.迎える当日…たくさん遊んでもOK?
- 3.準備しておきたい猫ちゃんグッズについて
- 4.子猫を迎えるための注意ポイント
- 5.まとめ
3-1.トイレ関係グッズ
3-2.食事関係グッズ
3-3.寝具関係グッズ
3-4.遊び関係グッズ
3-5.お手入れ関係グッズ
4-1.ポイント①子猫の生活範囲を考えよう
4-2.ポイント②脱走しないように対策しよう
4-3.ポイント③怪我&誤食&誤飲には気をつけよう
4-4.ポイント④多頭飼いについて考えよう
4-5.ポイント⑤遊ぶ時間を確保しよう
4-6.ポイント⑥留守番のことを考えよう
4-7.ポイント⑦家族でしつけに関して話し合おう
子猫がリラックスして安全に過ごせる環境づくりをして迎えよう
成猫になると4~7キロが平均的なアメリカンショートヘアも、「生後3~4か月の頃は1.5~2キロ」「生後半年の頃は2~3キロ」と子猫のうちはとても小さい体。家のなかには、人間目線で考えると大丈夫でも、子猫にとっては危険なものもあります。
猫ちゃん目線で、家のなかの環境を整えてあげましょう。
ヤンチャ傾向にあるアメリカンショートヘアの子猫は、あちこちと動き回ります。猫の生活範囲を決めたら、部屋の片付けをしましょう。
棚やテーブルにあがっているものは、猫が動いて落とすことがあります。子猫がスムーズに、そして安全に動けるように、危ない障害になるものは、事前に片付けておきましょう。
迎える当日…たくさん遊んでもOK?
これまでの生活からガラッと違う環境に置かれた子猫は、慣れるまではドキドキの連続かと思います。母猫や兄弟猫がいない代わりに、同じ空間にいるのは知らない人間ばかり。「借りてきた猫」という言葉がありますが、まさにそんな感じでおとなしいでしょう。
静かだからと「執拗に声をかける」「顔を近づける」「無理に撫でようと触る」などは、子猫にとっては不安です。
まずは、「この家は安全だよ・私達は味方だよ」ということを理解してもらうことが大事。リラックスしてもらうため、ケージでゆっくり過ごしてもらいましょう。数日間は、子猫のペースに合わせて過ごしていきます。そっと見守ってくださいね。
いずれ、環境に慣れてくると、本来のヤンチャな動きさから、あちこちを駆け回るかもしれませんよ。
準備しておきたい猫ちゃんグッズについて
子猫が迎えた当日から快適に暮らせるように、どんなものを準備しておけばいいでしょうか。
◆トイレ関係グッズ
・トイレ
トイレの種類は、猫砂を入れるだけでOKなシンプルなものから、周りに飛び散らないようにカバーがついているドームタイプ、砂とシーツを入れる場所が分かれているシステムタイプなど、さまざまなタイプがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、特徴をよく理解しながら選ぶようにしましょう。
・猫砂
用を足した部分に砂をかけて隠すのが、猫ちゃん流の排泄スタイルです。
猫砂の種類は多彩で、消臭力や交換頻度、固まりやすさ、処理のしやすさ、値段とそれぞれに特徴があります。トイレの種類との相性もあるので、総合的に考えて選ぶようにしましょう。
また、トイレの形態によってはペットシーツを使うものもあります。
◆食事関係グッズ
・キャットフード
アメリカンショートヘアの子猫が健やかに育つように、栄養面を考えて「子猫用」を選びましょう。
ただ、これまで食べていたものと違うと、不安で食べなくなることがあります。迎えるたばかりの時は、入手先で食べていたフードを準備しておきましょう。
・食器
「キャットフードを入れるため」「水を入れるため」と、食器は2種類準備しましょう。子猫の頃は活発ですぐにこぼしやすいため、安定したタイプを選ぶことがおすすめです。
また、こぼしたときに水が飲めなくなると大変なので、水用食器は複数個準備し、離した場所に設置してあげるのもいいでしょう。
◆寝具関係グッズ
・ベッド
子猫の頃は、睡眠時間が長めです。スクスク育つために、リラックスして眠れる猫専用のベッドを準備してあげましょう。
子猫が安心できるように、毛布やタオルも準備しておくといいですね。
・ケージ
初めての環境に慣れていない子猫の時期は、「自分だけで過ごせる」という縄張り的な環境が必要です。
ケージを子猫の個室として、「眠るとき」「留守番するとき」に使うといいでしょう。
・キャリー(クレート)
これから動物病院に連れていくときの移動用に欠かせないのが、キャリー(クレート)です。子猫の体のサイズに合わせて買うと小さいので、成猫になったサイズを見越して大きめのものを準備するといいかもしれませんね。
また、毛布やタオルを敷いて、ケージのように寝室として使ってもいいでしょう。
◆遊び関係グッズ
・猫用おもちゃ
アメリカンショートヘアの子猫は、好奇心旺盛なのでさまざまなものに興味を示します。「追いかけたい!」「捕獲したい!」というハンター精神があるので、おもちゃを見るとかなり喜ぶでしょう。
猫用おもちゃを用意しておくと、一緒に遊んで楽しい時間を過ごすことができます。
ただ、注意したいのは、おもちゃの素材や部品です。すぐに取れるボタンやヒモ状のものが付いていると、遊びに夢中になっているときに誤飲する危険性も…。
選ぶときには、安全に遊べるかどうかも判断基準にしましょう。
・キャットタワー
アメリカンショートヘアの子猫は元気いっぱいで、高いところへの移動も大好きです。キャットタワーは狩猟みたいに遊べるので、子猫の運動量も満たしてあげられます。
ただ、子猫が怪我をしないように、素材や大きさ、設置方法など、安全性には配慮してくださいね。
◆お手入れ関係グッズ
・爪とぎ
猫の爪とぎには、「獲物をとらえよう!」「気分転換に」「気持ちを落ちつけよう」「マーキング」というさまざまな意味があります。爪とぎ場所がないと、家の壁や家具、床でガリガリしてしまいます。
「ここなら爪とぎOKだよ」と存分にやってもらえるように、爪とぎを準備してあげましょう。
・ブラシ
アメリカンショートヘアは短毛ですが、抜け毛が結構あります。スキンシップも兼ねて、日常的に被毛のブラッシングができるように、短毛用のブラシやコームなど準備しておきましょう。
・消臭アイテム
猫が粗相をしたときに、シュッシュと除菌や消臭できるスプレーがあると便利です。
子猫を迎えるための注意ポイント
アメリカンショートヘアの子猫と一緒に暮らす前に、覚えておきたい注意ポイントです。
◆ポイント①子猫の生活範囲を考えよう
アメリカンショートヘアは、かつてのハンター時代の名残で、家のなかを活発に冒険したがります。どこでも行けるように自由に過ごさせると、飼い主さんの目の届かないところに行ってしまうことも。
子猫が動ける生活範囲を決め、他の部屋には行けないようにするといいかもしれませんね。
◆ポイント②脱走しないように対策しよう
さまざまなことに関心を持つ積極性のある性格のため、外の世界にも目を向けてしまいがちです。部屋のドアや窓、ちょっとした隙を狙って、外に飛び出してしまうかもしれません。
子猫の頃は特に環境に慣れていないため、我が家なのに自分の場所ではないと勘違いし「ここから逃げたい」なんていう気持ちから、脱走を試みることもあるようです。抜き足差し足で後ろから飼い主さんの後を付いてきて、ドアを開けた瞬間にサッと出るなんてこともあるでしょう。
また、学習能力も高いので、自分でドアノブに手をかけてドアを開ける器用さが見られるケースもあると思います。
ワイヤーネットやペットフェンスなど、それぞれの家の状況に合わせて脱走対策を考えておきましょう。
◆ポイント③怪我&誤食&誤飲には気をつけよう
アメリカンショートヘアは運動神経がよいので、食器棚や本棚をキャットタワー代わりにするかもしれません。子猫の頃は、バランスを崩して高所から落下して怪我することもあるので注意しましょう。
また、家のなかが散らかっていると誤食や誤飲のリスクがあります。タバコ、薬、人間の食べ物、ゴミ…など、食べると危険な物を知り、安全な空間を準備してあげましょう。
◆ポイント④多頭飼いについて考えよう
社交性があるアメリカンショートヘアは、多頭飼いしやすいと言われています。アメリカンショートヘアの子猫を迎える前に、先輩猫がいるなら、早く仲良くなってほしいですよね。
しかし、フレンドリーなアメリカンショートヘアの子猫でも、すぐに打ち解けるのは難しいかと思います。いきなり接触させて、ケンカに発展すると大変。
まずは、迎え入れた子猫を布で囲ったクレートやケージ内で過ごさせてあげましょう。隠した状態でニオイや気配でお互いの存在が分かるようになったら、柵越しに対面。数分程度の対面を何日か繰り返して慣らしていきましょう。
◆ポイント⑤遊ぶ時間を確保しよう
アメリカンショートヘアは、過度なスキンシップが苦手な傾向にあります。「飼い主さんに抱っこしたままスヤスヤ」というようなベッタリした関係は苦手で、適度な距離感が保てる猫種。1人暮らしでも飼いやすい猫種と言われています。
ただ、人懐こいので、人間と一緒に遊ぶことは好みます。十数分ずつでもいいので、小まめに遊びの時間を作ってあげましょう。
一緒に遊ぶと楽しいことが分かると、早く仲良くなれるかもしれませんね。
◆ポイント⑥留守番のことを考えよう
アメリカンショートヘアは、自立心が高いため、留守番は得意な方でしょう。ただ、子猫の頃は一人ぼっちにするのは気がかりですよね。
留守番時間の長短にかかわらず、猫が安全にお留守番できるような対策を考えておかなくてはなりません。
子猫のうちは、誤飲や誤食、怪我防止には、ケージに入ってもらうという対策もいいでしょう。ケージというと自由に動けないイメージですが、2段、3段と、縦方向に活動範囲が広がる広いケージもあります。
また、長い留守番ができるようになると、食事も用意しなくてはなりません。自動給餌器や給水器が便利です。
慣れないうちは、留守番自体に戸惑うかと思うので、いきなり長時間ではなく、少しずつ慣らすといいかもしれませんね。心配な時は、留守中の子猫の様子をチェックできるペットカメラの活用も検討してみるといいでしょう。
◆ポイント⑦家族でしつけに関して話し合おう
人懐こいアメリカンショートヘアは、人間の子どもとの暮らしも受け入れてくれる順応性があります。お互いに「良き遊び相手」になってくれるでしょう。
ただ、子猫に対しての子どもの接し方には注意が必要。「子猫を怖がらせてはいけない」「嫌がることを無理強いしない」「叩いてはいけない」など、子どもに教えておきましょう。言葉の意味がよく分からない幼児の場合、大人がいるときだけ一緒に遊ばせるのもいいですね。
また、好奇心旺盛な子猫のときから「しつけ」はしていかなくてはなりません。
しかし、人によって対応がバラバラだと子猫も戸惑います。家族みんなで飼う場合には、しつけの基準を話し合っておきましょう。
基本的には、上手にできたときは褒めるようにし、間違ったときには「ダメと叱る」「音を鳴らす」などが効果的でしょう。
猫のしつけは根気がいるものですが、なかなか上手くいかないからと暴力的に叩いたりするのはよくありません。信頼関係を崩し、今後の生活に影響が出ます。
まとめ
アメリカンショートヘアの子猫との暮らしを思うと、心が躍って楽しい気持ちになりますよね。
しかし、これから長く一つの命に寄り沿っていくという責任感も、同時に考えなくてはいけないことです。「子猫が快適に過ごせる環境に整える」「毎日の生活のため猫ちゃんグッズを揃える」と、万全の態勢で迎えてあげたいものですね。
初めは、慣れずに懐いてくれませんが、持ち前の人懐こさですぐに活発になるかと思います。子猫が健やかに育つため、飼い主さんとしての注意ポイントも押さえておきましょう。
可愛らしいアメリカンショートヘアの子猫の幸せを守ってくださいね!
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