1.シンガプーラの歴史
2.シンガプーラが可愛すぎる!
2-1.ちっちゃくて可愛い!
2-2.短毛だけどふわふわな毛が可愛い!
2-3.目が大きくて可愛い!
2-4.耳の形が可愛い!
2-5.鼻と口がちっちゃくてかわいい!
2-6.意外と筋肉質な身体が可愛い!
2-7.鳴き声が小さくて可愛い!
2-8.子猫の時が可愛すぎる!
3.シンガプーラは甘えん坊
3-1.抱っこが大好き
3-2.肩・膝に乗ってくる
3-3.目が合うと鳴いてくる
3-4.遊ぶことが大好き
3-5.飼い主にしかなつかない
4.シンガプーラは嫉妬深い!
4-1.他の猫に嫉妬する
4-2.スマホやテレビにもやきもち?
4-3.やきもちやきにならないために
5.さらに可愛くなってもらいたい!
5-1.シンガプーラにお洋服を買ってあげよう!
5-2.お洋服を着せる時に注意すること
シンガプーラの歴史
最初に、シンガプーラの歴史をご紹介します。
シンガプーラは自然発生の猫であり、ルーツは定かではありません。
野生猫の時代は、下水溝でネズミを捕っていたとされています。
もともとはシンガポールに古くから住み着いており、時々見かけるものの特に気に留められない猫種でした。
1972年、「大きな瞳を持つセピア色の猫がいる」と聞いたアメリカ人の愛猫家メドゥ夫妻は、仕事で東南アジアに赴任中にシンガポールを訪れました。
その容姿に一目ぼれしたメドゥ夫妻は、滞在先に連れて帰り一緒に暮らし始めます。1975年、赴任を終えた夫婦は、シンガポールで見つけた5匹の猫を連れてアメリカに帰国しました。
夫婦がアメリカに持ち帰った小さな猫こそ、現在のシンガプーラです。
シンガプーラが可愛すぎる!
そんなシンガプーラですが、「とにかく可愛すぎる!」と猫好きの中では人気の猫種です。
芸能人でシンガプーラを飼っている人も多いです。
では、シンガプーラは何故可愛いと言われているのでしょうか?
まずは、シンガプーラの可愛いポイントを紹介していきます。
◆ちっちゃくて可愛い!
シンガプーラの最大の特徴といえば、なんといっても体の小ささでしょう。
血統登録機関であるTICA(The International Cat Association)とCFA(The Cat Fanciers’ Association)が、世界中の純血統種の中で最も小さい猫種だと登録しています。
猫の平均的な体重はメスで4~6kg、オスで6~8kgですが、シンガプーラは大人になってもオスでもメスでも2~3kgほどしかありません。
一般的な子猫でいうと、生後4か月程度の体重です。
成猫のシンガプーラの体高(四つ足がついた状態で立った時の地面から背中までの高さ)は25cmほど。ティッシュケースを立てたくらいの大きさしかないのです。
成猫になると、子猫の頃の面影がなくなってしまった…ということもよくありますが、シンガプーラは成猫になっても小さいままです。
その小ささから、「猫界の妖精」とも呼ばれています。
成猫になっても子猫のように小さいなんて、とっても可愛いですよね。
◆短毛だけどふわふわな毛が可愛い!
シンガプーラは短毛種(被毛が短い猫種)ですが、肌触りはとても滑らかでふわふわです。
その触り心地の良さに、頬ずりしてしまいたくなること間違いなしです!
毛色は、「セピアアグーティタビー(アグーチセピア)」という淡いセピア色をしています。
1本1本の毛が光を反射してキラキラ光っているのでとても綺麗です。
◆目が大きくて可愛い!
シンガプーラの目はアーモンド型をしており、とても大きいのが特徴的です。
顔の面積に対して目が大きいのは、人間の赤ちゃんの顔を彷彿とさせ、とても可愛いです。
アイラインと目頭から鼻の両側にかけてはっきりとしたチーターラインが入っており、非常にぱっちり目の印象を受けます。
こんなぱっちりとした目で見つめられたら…と考えると、可愛すぎますね!
・シンガプーラの瞳の色は様々
通常の子猫の瞳は生後2カ月くらいまで「キトンブルー」と呼ばれる青い色をしているのですが、シンガプーラの子猫の瞳は生後9週間まで様々な色に変化していきます。
成猫になるとグリーン、イエロー、ヘーゼルのうちのどれかに定着します。
成猫になるまで瞳の色がわからないというのも魅力の一つです。
◆耳の形が可愛い!
目と同様、シンガプーラの耳もとても大きいのが特徴的です。
ピンと立った三角形の耳は、顔に対し離れ気味についています。
顔とのバランスが絶妙で、とっても可愛いですね!
◆鼻と口がちっちゃくてかわいい!
シンガプーラの鼻は低く、マズル(口のまわりから鼻先にかけての部分)が広いのが特徴です。
目と耳に比べると鼻と口がとても小さく、ちょこんと顔に乗っているように見えて可愛いですよね!
◆意外と筋肉質な身体が可愛い!
シンガプーラの身体はとても小さいですが、小さいながらも筋肉質なので引き締まった身体をしています。
可愛い顔立ちとは裏腹に身体は意外とがっしりとしているのです。そのギャップがたまらないですよね。
シンガプーラは猫のボディタイプの中だと「セミコビー」というタイプに分類されます。
◆鳴き声が小さくて可愛い!
シンガプーラの鳴き声はとても小さく、鳴くこと自体あまりありません。
とても大人しい猫種なので、マンションやアパートで飼うのにも非常に向いています。
普段鳴くことがほとんどないので、鳴き声を聞くことができたらとてもラッキーです!
シンガプーラに鳴きながら甘えられたら、可愛すぎてついつい構ってしまいそうですよね。
◆子猫の時が可愛すぎる!
成猫になっても小さいままのシンガプーラですが、子猫の時はさらに小さくて可愛いです。
シンガプーラは、産まれて2~3か月くらいの時期は体重が800gほどしかありません。
子猫の2~3か月の平均体重は950g~1.5kgほどといわれているので、かなり小さいということがわかりますね。
子猫の時のシンガプーラは、その小ささと整った顔立ちゆえにまるでフェルトで作られた置物のようにも見えます。
そんなお人形さんのようなシンガプーラが甘えてきたら…と考えると、たまらないですよね!
・子猫の時は片手に収まってしまうくらいの大きさ
子猫のシンガプーラは、お尻が片手に収まってしまうくらい小さいです。
手のひらにお尻をすっぽりと収めているシンガプーラ、想像するだけで可愛いですよね!
ここまでは、シンガプーラの可愛いポイントを紹介しました。
しかし、シンガプーラが可愛いと言われる所以はこれだけではありません。
シンガプーラは性格もとっても可愛いのです!
次に、シンガプーラの性格を、エピソードを交えて紹介していきます。
シンガプーラは甘えん坊
猫といえば、飼い主が遊びたい時も気分が乗らないと遊んでくれない…といったような、気ままな印象を持っている方も多いと思います。
ですが、シンガプーラはとにかく甘えん坊で、飼い主さんのことが大好きです。
シンガプーラは、どのようにして飼い主さんに甘えるのでしょうか?
◆抱っこが大好き
シンガプーラは抱っこしてもらうのが大好きです。
ことあるごとに「抱っこして!」とねだってきます。
抱っこしてもらうのが好きだなんて、人間の赤ちゃんみたいですよね。
甘えん坊でとっても可愛いですね。
◆肩・膝に乗ってくる
甘えん坊のシンガプーラは、肩や膝に乗るのも大好きです。
シンガプーラは、もともと下水溝でネズミを捕っていたとされていたうえに、意外と筋肉質です。
そのため、運動神経が抜群で、簡単に肩に飛び乗ってきます。
肩に飛び乗ってくるのはとても可愛いですが、高い棚の上などに飛び乗って棚の上の物を落としたりしないように、注意が必要ですね。
◆目が合うと鳴いてくる
シンガプーラがじっと見つめてくる…。そう思って見つめ返したら、シンガプーラが鳴いてくれた!なんてエピソードもあります。
シンガプーラの鳴き声は貴重なので、目が合った時に鳴いてくれるというのは信頼されている気がしてたまらなく嬉しいですよね。
◆遊ぶことが大好き
甘えん坊のシンガプーラは、飼い主さんと遊ぶことが大好きです。
ワンちゃんはよくボールを投げたらとってくるというイメージがありますが、猫で飼い主さんと遊ぶことが好き、というのはなかなかないのではと思います。
積極的に遊ぼうと誘ってくるシンガプーラは可愛いですよね。
運動能力が高いので、猫じゃらしや釣り竿型のおもちゃなど、運動しながら飼い主さんと楽しく遊べるおもちゃを使って遊んであげるのがおすすめです。
◆飼い主にしかなつきにくい
シンガプーラは飼い主さんにしかなつきにくいです。
とにかくいつでも一緒の空間にいようとしてきますし、よくくっついてきます。
ですが、シンガプーラは人見知りな一面があります。
よって、なつくのは「飼い主さん限定」です。
「人」になつくというわけではなく、飼い主さんだから好き!といった感じです。
自分だけになついてくれる甘えん坊な姿は、とっても可愛いですよね。
シンガプーラは嫉妬深い!
シンガプーラは甘えん坊すぎるがゆえに、嫉妬深い一面も持っています。
とにかく飼い主さんのことが大好きなために、飼い主さんが自分以外に興味があるものに嫉妬してしまうのです。
◆他の猫に嫉妬する
シンガプーラは飼い主以外の人にはなつかない、という話は先ほどしましたが、それは猫でも同様です。
他の猫をお迎えしたら、シンガプーラが嫉妬して部屋から出てこなくなってしまった、というエピソードもあります。
また、嫉妬深いうえに、神経質な性格でもあるので、多頭飼いには向いていません。
◆スマホやテレビにもやきもち?
シンガプーラが嫉妬してしまうのは、人や他の猫だけではありません。
例えば、飼い主さんがスマホに夢中になっている時。
シンガプーラはスマホじゃなくてこっち見て!と、邪魔をしてくることがあります。
それは、テレビやパソコンなどでも同じです。
とにかく飼い主さんのことが大好きで甘えん坊なシンガプーラは、飼い主さんに構ってほしすぎて、スマホなどにもやきもちをやいてしまうのです…。
◆やきもちやきにならないために
構って欲しいと甘えてくるシンガプーラは可愛くてたまらないものがあるでしょう。
しかし家族に小さな子どもがいたり、仕事が忙しかったりと、シンガプーラのやきもちにあまり付き合えないという方もいるかもしれません。
シンガプーラとうまく暮らしていくために、できることがあります。
それは、シンガプーラが安全で快適に暮らせる部屋を一つ決め、その部屋で一緒に過ごすようにすることです。
飼い主さんが忙しいときは、シンガプーラだけをその部屋に残して姿を見せなければ、シンガプーラはその部屋で眠ってくれます。
そうすることで、やきもちをやかせずシンガプーラとうまく付き合えるようになります。
もし家がワンルームだという方は、ケージを用意して忙しいときは中に入っていてもらいましょう。
さらに可愛くなってもらいたい!
シンガプーラは、見た目も性格もとっても可愛い猫種です。
ですが可愛いからこそ、もっと可愛くなってもらいたい!と思いませんか?
シンガプーラにお洋服を買ってあげよう!
もともと可愛いシンガプーラですが、お洋服を着せてあげることでさらに可愛くなります。
最近は、ハロウィンやクリスマスなど、特別な時に写真を撮るために猫に服を着せる人が多いです。
もちろん、日常用のお洋服もありますよ。
シンガプーラの身体は小さいので、通常の成猫用のサイズのお洋服だと大きすぎる場合があります。
猫の服屋さんなどに直接行って、サイズ感を見てお洋服を選んであげるのがおすすめです。
お洋服を着せる時に注意すること
シンガプーラにお洋服を着てもらうにあたって、注意しなければならないことがいくつかあります。
・猫にとって毛づくろいは大事
猫は毛づくろいをすることで、自らの体調管理をしています。
お洋服を着ると毛づくろいができなくなってしまうので、ずっと着続けていると体調を崩してしまう可能性があります。
そのため、長時間の着用は避けるようにしてください。
・嫌がったら着せるのはやめよう
お洋服を着せようとして、猫が嫌がるようならすぐに着せるのをやめてください。
・お洋服を着ている間は側を離れない
何かあったらすぐ脱がせることができるよう、必ず飼い主さんが側にいるようにしましょう。
お洋服を着せたまま留守番をさせるなんてもっての外です。絶対にしないでください。
・飾りのついたものは避ける
ボタンやリボンなどがついたお洋服はとても可愛いですよね。
可愛いのでつい着せたくなってしまうかもしれませんが、誤飲の危険性があるので、飾りつきのお洋服は極力避けましょう。
・体調のチェックはしっかりと
お洋服を着る前、脱いだ後のシンガプーラの体のチェックはしっかりと行ってください。
もし何らかの異変を発見したら、お洋服を着せることはやめましょう。
シンガプーラにお洋服を着せてあげる時は、十分に気を付けて着せてあげてくださいね。
まとめ
シンガプーラはまだマイナーな猫種ではありますが、可愛いという理由から猫好きの中では人気の猫種です。
身体が小さく目が大きい、甘えん坊で飼い主によくなつく、など容姿も性格もとっても可愛い猫です。
やきもちをやいてくれるのは可愛いですが、あまり振り回されないように育て方に注意しましょう!
また、お洋服を着させてあげることで、シンガプーラをさらに可愛くしてあげられます。
その時は、シンガプーラが安全に着ることのできるお洋服を選んであげるようにしてくださいね!
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