1.キャットタワーの掃除をしてみよう
2.キャットタワーの掃除に必要なものは?
2-1.コロコロ
2-2.抜け毛取りワイパー
2-3.ゴム手袋
2-4.毛取りスポンジ
2-5.スリッカーブラシ
2-6.マイクロファイバータオル
2-7.重曹
2-8.パーツごとに取り換えられる商品もある
3.キャットタワーの掃除手順
3-1.掃除は上から下へ
3-2.抜け毛を取る
3-3.嘔吐の汚れ
キャットタワーの掃除をしてみよう
高いところが大好きな愛猫のために、キャットタワーを置いている飼い主さんがほとんどではないでしょうか?
ハンモックやハウスで寝ていたり、窓の外を眺めていたりする愛猫を見ると、幸せな気分になるものです。
そんなキャットタワーですが、きちんと掃除をしているでしょうか?
高い上部に掃除機をかけるのは大変ですし、ファブリック類の部分に絡まった抜け毛はなかなか取れません。
しかし、抜け毛にはノミやダニ、細菌やウイルスがたくさんついています。
また、抜け落ちた爪の先も、ダニの餌になります。
これらを放置すると、猫が皮膚炎などになることもありますし、ノミやダニは人間にも被害が及ぶことがあります。
キャットタワーは設置して終わりではなく、きちんと掃除をしなくてはなりません。
一度に「大掃除」をするのは大変なので、日々、こまめにお掃除するようにしましょう。
キャットタワーの掃除に必要なものは?
キャットタワーのお掃除におすすめのグッズを、ご紹介します。
◆コロコロ
カーペットなどの掃除に使うロール式の粘着クリーナーは、キャットタワーのファブリック部分の掃除にもピッタリです。
ニトムズの「コロコロ」が有名で、一般名詞のようになっています。
粘着力も、通常のものから強いものまでいろいろです。
細いアンダーコートもしっかり取れるので、毎日“コロコロ”するようにすれば、キャットタワーを清潔に保てます。
◆抜け毛取りワイパー
猫のことを考えたアイテムで人気の高い猫壱のお掃除アイテムです。
エチケットブラシと同じ仕組みですが、ブラシには約30万本のミクロ繊維が織り込まれていて、抜け毛やホコリをしっかり絡めとります。
絡めとった抜け毛やホコリは、背面のレバーをスライドさせると本体内部のダストボックスに入ります。
溜まったごみは、蓋を開けてそのままゴミ箱へ。
猫の肉球のイラストも、猫好きさんにはたまらないポイントです。
部屋に出しっ放しにしても気になりにくいので、汚れに気づいた時にサッと使える場所に置くとよいでしょう。
ファブリック部だけではなく、爪とぎ部分の抜け毛も、撫でるだけでよく取れるという口コミもあります。
細かい部分や隅っこには使いづらいようですが、広い面や爪とぎ部分をササっと毎日掃除するのにピッタリのグッズです。
シートを使い捨てにしない点で、経済的でもあります。
◆ゴム手袋
スーパーや100均ショップなどで購入できる台所仕事用や掃除用のゴム手袋も、おすすめです。
手にはめてキャットタワーを撫でるだけで、抜け毛がごっそり取れます。
集めた抜け毛は、ゴム手袋をはめたまま摘まめば、簡単に捨てられます。
取り切れない分は、掃除機で吸ったり、ガムテープなどで取り除いたりするといいでしょう。
ハンモックのような不定形のパーツや、掃除機などが入りにくいハウスの中も、手を入れて撫でるだけで掃除ができるので、非常に便利です。
ゴム張りの軍手を使っても、同じ要領でお掃除できます。
◆毛取りスポンジ
ラグやカーペットについた毛を取るための毛取りスポンジも、あるとよいでしょう。
毛取りスポンジは、100均ショップなどで購入できます。
広い面を掃除するには向きませんが、細かい部分や隅っこの抜け毛を取るのに重宝します。
「めちゃめちゃ毛が取れる」という口コミもありました。
◆スリッカーブラシ
ブラッシングに使うスリッカーブラシも、キャットタワーのお掃除に活躍します。
たくさん抜け毛が積もっていると、ゴム手袋では上手く集められません。
スリッカーブラシなら、積もった抜け毛もしっかりと集めることができます。
◆マイクロファイバータオル
マイクロファイバータオルは、極細の化学繊維でできたタオルで、吸水力が非常に優れています。
また、汚れをしっかり取り、素材を傷つけないのも特長です。
雑巾の代わりに、掃除に使う方も多いですね。
水で濡らして固く絞ったマイクロファイバータオルで強めにこすると、抜け毛をしっかりと取ることができます。
猫が吐いてしまった後の拭き取りにも使えるので、何枚か用意しておくといいかもしれません。
◆重曹
重曹大さじ1を、ぬるま湯250mLに溶かして、スプレーボトルに入れたものを用意しておきます。
重曹には消臭効果もあり、猫が舐めても大丈夫なので、猫用品のお手入れにおすすめです。
重曹は、ドラッグストアやスーパーで購入できます。
◆パーツごとに取り換えられる商品もある
キャットタワーの中には、爪とぎ部分やステップ、ハンモックなどの取り替えパーツが別売りされている商品もあります。
汚れが多すぎて掃除しただけではきれいになりにくい場合や、部分的に傷んでしまった場合には、パーツを取り替えてしまうのも一つの手段です。
キャットタワーを選ぶ時に、パーツが取り替えられる商品を選ぶと、設置後のメンテナンスがしやすくなります。
キャットタワーの掃除手順
◆掃除は上から下へ
キャットタワーに限らず、お掃除は「上から下へ」が鉄則です。
下から始めると、上の方を掃除した時にホコリなどが落ちてしまい、下をやり直さなくてはならなくなります。
キャットタワーも、上段から順に掃除をしていきましょう。
また、掃除機を下から上げていくのは大変ですが、上からかければ、下へ降ろしていく形になるので、比較的楽にお掃除できます。
◆抜け毛を取る
キャットタワーの汚れのメインは、抜け毛です。
まず、ゴム手袋(または、ゴム張り軍手)をはめて、ステップやハウス、ポールを撫でます。
毛が積り過ぎていて取れにくい場合には、スリッカーブラシで集めましょう。
隙間や細かい部分には、ガムテープや毛取りスポンジを使うとよいでしょう。
仕上げに、掃除機をサッとかけます。
◆嘔吐の汚れ
猫は、よく吐きますが、もちろん場所を選んでくれません。
キャットタワーで吐いてしまうことも、よくあることです。
猫がキャットタワーで吐いてしまったら、まず、固形物をペーパータオルなどで取り除きます。
その後、重曹スプレーを吹きかけて、固く絞った雑巾で拭き取りましょう。
嘔吐物には胃酸が含まれていますが、重曹はアルカリ性なので、中和して消臭することができます。
カーペットやラグで吐いてしまった時にも、同じ要領で掃除するとよいでしょう。
掃除機の選び方
掃除機選びの際に重視したいポイントとしては、「吸込仕事率」があります。
吸込仕事率とは、ゴミを吸い取るための力を表す数値です。
猫の毛を吸い取るための掃除機であれば、吸込仕事率が400w以上のものがよいでしょう。
吸引力の面では、ヘッドブラシにモーターが内蔵されているパワーブラシの掃除機がおすすめです。
キャットタワーの掃除はこまめにしておきたいので、メンテナンスのしやすさやゴミの捨てやすさなども考えるとよいでしょう。
抜け毛はすぐに溜まってしまうので、ゴミがワンタッチで捨てられるようなタイプがおすすめです。
キャットタワーは背が高く、形状も複雑なので、大きな掃除機は使いづらいことも。
ハンディタイプの掃除機もあると便利です。
キャットタワーの処分の仕方
汚れたり傷んでしまったりしたキャットタワーを処分して、新しい商品と買い替えたい場合もあります。
そこで、キャットタワーの処分方法についても、ご紹介します。
◆自治体のゴミ出し方法に従う
あらかじめ、お住まいの自治体のゴミ出しのルールを調べておきます。
自治体の公式サイトで、環境課や清掃局など、ゴミに関する部局のページに、分別のルールや収集日が掲載されているので確認しましょう。
◆必ず分別をする
自治体によりますが、キャットタワーはそのままでは、家具などと同様に粗大ごみになる場合が多いです。
粗大ごみの引き取りが有料になっている自治体もあるので、分解してゴミに出すとよいでしょう。
パーツごとに分解すれば、ファブリック製や木製の部分は可燃ごみ、金属などを使った部分は不燃ごみや資源ごみとして出すことができます。
キャットタワーの組み立てには、ネジなど金具が使われていることが多いです。
金具は、布や木材のパーツとは、きちんと分けて捨てる必要があります。
小さなパーツなので紛れてしまいやすいため、分解する時には小さな入れ物や袋を用意して、集めておくとよいでしょう。
金具を放置すると、猫が誤飲する恐れもあるので注意してください。
まとめ
猫が喜ぶキャットタワーですが、愛用してくれればくれるほど、抜け毛や抜け落ちた爪の先、ホコリが溜まって汚れてしまいます。
抜け毛にはノミやダニ、ウイルスや細菌がついていて、愛猫が皮膚炎などになってしまうことがあるので、きちんと掃除をして清潔に保たなければなりません。
しかし、背が高いキャットタワーの上部に掃除機をかけるのは大変ですし、ファブリック類に絡まった抜け毛は掃除機だけではなかなか取れません。
家事用のゴム手袋やスリッカーブラシ、粘着クリーナーなどで抜け毛を集めて、仕上げに掃除機をかけると掃除が簡単になります。
また、ペットの抜け毛を集めるのに適した専用の商品もあるので、ぜひ活用してみてください。
掃除を怠り、抜け毛が厚く積もるとなかなか取れなくなり、掃除がより大変になります。
日頃から、こまめに掃除をしておくことをおすすめします。
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